
「看護師を辞めて事務職に転職したい」と考えている方もいるでしょう。事務職は、未経験可の求人も多い傾向にあるため、看護師から転職も可能な仕事です。
この記事では、事務職の種類や看護師から転職する場合のメリット・デメリット、事務に向いている人の特徴を解説します。看護経験のブランクを作らずに、働き方を変えたい人におすすめの仕事も紹介していますので、参考にしてみてください。
看護師の中には、「事務職になってオフィス勤務してみたい!」と考えている方もいるかもしれません。事務職は未経験可で求人が出ている場合も少なくないため、看護師からの転職も可能だといえます。
事務職は、パソコンを使う業務がメインとなるため、基本的なパソコンスキルは最低限あった方が良いでしょう。事務職にも種類があるため、スキルや希望の働き方に応じて選ぶことが必要です。
事務職には、一般事務や経理事務などいくつかの種類があります。ここでは事務職の種類のうち6つを紹介し、それぞれの特徴にもふれていきますので参考にしてみてください。
一般事務は、規模が小さめの職場で、事務作業全般を担当する職員として置かれます。担う業務が事務作業全般であることから、仕事の幅は広いといえるでしょう。以下は、おもな仕事内容です。
パソコン業務を主に担う事務職員として、「OA事務」という名称で求人が出されるケースもあるようです。その場合も、業務内容は一般事務と基本的には変わらないでしょう。
医療事務は、病院やクリニックといった医療機関で、受付業務や事務作業に従事する事務職です。調剤薬局や歯科医院では、「調剤薬局事務」「歯科事務」と呼ばれます。おもな業務内容は以下のとおりです。
医療スタッフにも馴染み深い事務職のため、看護師から医療事務に転職したいと考える人もいるかもしれません。医療事務は、レセプト業務を行うのが最大の特徴です。専門知識が必要なため、医療事務の資格を取得しておくと転職で有利になるでしょう。
受付事務は、おもに企業の受付で働き、来客対応や電話対応を行う仕事です。業務内容には以下のようなものがあります。
受付スタッフは、訪れた人が最初に接する社員です。会社の顔として、特にビジネスマナーや接客スキルが求められます。
経理事務は、企業等の経理部に所属し、経理や会計に関する事務を行います。お金の計算と管理がメインのため、数字に強い人は向いているでしょう。おもな仕事内容は以下のとおりです。
仕訳処理や帳簿の作成を担うため、簿記の知識や資格があると転職時に有利でしょう。決算期や年末調整の時期には、仕事が増えて一時的に忙しくなる傾向にあります。
営業事務は、企業の営業部に所属し、事務的な面から営業職のサポートを行う仕事です。おもな業務内容には以下のようなものがあります。
社外で営業を行う担当者や取引先から入る依頼に、臨機応変な対応が必要です。スケジュールを管理する能力や、社内外の人とのコミュニケーションスキルも求められます。
総務事務の仕事は、総務部に所属し、人事労務関係の業務から事務作業全般までを担うことです。おもな仕事内容は以下のとおりです。
職場の規模によって、総務事務が担う業務は異なるようです。大規模な職場では人事部や法務部に分かれており、それぞれ独立した部署になっている場合も。業務の幅は広いですが、緊急の対応はほとんどないといいます。
事務職の種類によってそれぞれ必要なスキルは異なりますが、基本的なパソコンスキルは最低限あった方が良いでしょう。また、電話応対や来客対応を行い、社内外の人ともやり取りするため、基本的なビジネスマナー・コミュニケーションスキルも求められます。
従業員が少人数の事業所では、事務職が幅広い仕事を担う場合も。段取り良く、柔軟に仕事をこなせるスキルも必要です。
この項では、看護師から事務職へ転職するメリットを解説していきます。事務職に興味がある看護師さんは参考にしてみてください。
看護師から事務職へ転職する大きなメリットは、夜勤がなく生活リズムを整えやすいことです。看護師だと、病棟勤務であればシフト制で夜勤もあります。一方、事務職は基本的に夜勤がなく、土日や祝日で休みが固定という職場も多い傾向です。
生活リズムが取りやすくなったり、家族や友人などと時間が合わせやすくなるのはメリットといえますね。
看護師は立ち仕事が多いですが、事務職は基本的に座り仕事です。そのため、看護師から事務職に転職すると、体力的な負担が軽減されると考えられます。膝などを痛めてしまった方には、座って仕事ができる事務職へ転職するメリットがあるでしょう。
ただし、長時間同じ姿勢で座って事務仕事をすることで、腰痛や肩こりに悩まされる可能性もあります。
新卒で入職してから、看護師として医療機関でしか働いたことがないという人も少なくないでしょう。看護師から一般企業の事務職に転職する場合、今までとは異なる業界で新しい経験ができるかもしれません。事務職として、新たなスキルを身に付けることもできます。
看護師から事務職に転職する場合、メリットがある一方でデメリットもあります。メリットとデメリットの両面をふまえて、転職を検討しましょう。
看護師から事務職へ転職することで発生するデメリットは、収入面が大きいかもしれません。看護師は夜勤手当がつくことで給与が上がるので、同年代の人と比べて平均年収が高い傾向にあります。そのため、看護師から事務職に転職すると給与が下がる可能性も。
ただし、夜勤を行う心身の負担は少なくないため、希望条件と収入の両面をふまえて、自分に合う働き方を選びましょう。
看護師として経験がある人でも、事務職に転職すると一からのスタートです。新人として、新たな環境で未経験の業務に挑戦することに、辛さを感じる人もいるかもしれません。厳しい新人看護師の時代を乗り越えてきた人は、他職種に転職するのがもったいないと感じてしまうこともあるでしょう。
事務職に就いている期間は、看護師としてはブランクになります。もう一度看護師に戻りたいと思っても、看護業務の感覚を忘れてしまっていることも。事務職から看護師に転職するとき、採用者側から「ブランクあり」と取られるリスクがあることも注意しておきましょう。
事務職に向いている人の特徴は、「長時間のデスクワークが苦ではない」「スケジュール管理がきちんとできる」「電話や来客対応が得意」などが挙げられます。
事務職といってもさまざまなものがありますが、オフィス内でパソコンを使用したデスクワークをすることがメインです。長時間デスクに向かい、個人で仕事を進めることの多い事務職は、看護師の仕事とギャップが大きいかもしれません。
静かなオフィスであまりしゃべらずに長時間、パソコンに向かうことに苦痛を感じるという人もいます。働くイメージを十分に持ってから、事務職を検討するのがおすすめです。
事務職は、期日が決まっている仕事を任されることも少なくありません。特に、他社との取引に関わる仕事は、期日に間に合わせなくてはいけないプレッシャーを感じるでしょう。
日々のルーティンワークも多い傾向にあるため、仕事の優先順位を決めて、スケジュール管理がきちんとできる人は向いているといえます。
事務職の仕事では、電話や来客の対応を行うこともあります。電話応対に苦手意識を感じている人は、注意が必要です。
スタッフ間での連絡がおもな看護師とは異なり、事務職が電話で対応するのは、他社の人やお客さまになります。電話の相手を待たせずに早く電話をつなぐことや、不在だった場合の適切な対応が必要です。
レバウェル看護【公式】Instagram (@levwell_kango) では、看護師が辛さを感じる理由についてアンケートを行いました。以下は、アンケートに対する看護師さんの回答から、一部抜粋したものです。
「看護師つらい……と感じる瞬間ってどんな時?」
「レバウェル看護公式Instagram」
・夜勤をしないと給料が安い。命削って仕事してる割に安月給
・残業代の出ない残業続き
・多重課題になったとき
・ミス(インシデント)が続いた時
・急変を目の当たりにした時、助けられず亡くなった時は本当に辛かった。今でも忘れない
看護師さんからは、「仕事の大変さと給料が見合わない」「業務量が多過ぎる」「夜勤や残業が辛い」「患者さんの命に関わるプレッシャーが重い」といった回答が寄せられました。看護師の業務ならではの辛さを感じて、事務職へ転職を考える人がいるのかもしれません。
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看護師がしんどいと感じる7つの理由とは?対処法や悩み別の転職方法を解説
ここで、働き方に悩んだ看護師さんの転職体験談を紹介しています。働き方を変えるために転職をするかどうか迷っている方は、参考にしてみてください。
看護師2年目のEさんは、忙しさや体への負担を理由に転職を考え、「レバウェル看護」に相談しました。日勤のクリニックを希望しており、条件は夜勤がないこと以外にあまりこだわりはないといいます。Eさんには転職を急ぐ様子があり、異変を感じたアドバイザーが詳しく話を聞いてみると、本当の悩みが別のところにあると分かります。それは、常に忙しい職場では新人教育が十分に受けられず、業務を教える余裕がないからと夜勤にも入れてもらえないということでした。キャリアアドバイザーが親身になって相談に乗る中で、Eさんは「看護業務をしっかり学んで、夜勤もできるようになりたい」という、希望を見つけることができます。そこでアドバイザーが紹介したのは、クリニカルラダーシステムがある病院の求人です。
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看護師の業務がこなせない…2年目の看護師が転職で選んだ職場とは
心身の疲労を理由に看護職を離れてから、飲食業と事務職を経験したYさん。しかし、他業種に転職した先でも、人間関係や業務の大変さに悩まされたといいます。ほかの仕事を経験してみたことで、看護師として働きたいという思いが強くなり、「レバウェル看護」に相談しました。看護師への思いを再確認したものの、看護師として再び働くことに不安な様子のYさん。そこでアドバイザーは、Yさんが安心して看護の仕事へ戻れるよう、看護師の職場の雰囲気を思い出せるような提案をします。それは、「お試し勤務」の看護師を探しているクリニックで、まずは短い期間働いてみるということです。
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看護師に戻りたいけど仕事に馴染めるか不安…試しに働いてみるという選択肢
看護師から事務職というような、完全未経験の他職種に就く以外にも転職の選択肢はあります。以下は、看護師を辞めたくなったときの選択肢の例です。転職を考える際は、希望条件に加えて、ライフプランや看護師としてのキャリアプランもふまえて検討することが大切になります。
看護師から事務職への転職も、この選択肢に該当します。看護とは無関係の他職種に転職し働いている間は、看護師としてはブランクとなるので、注意が必要です。ほかの業界について知りたい、まったく別の仕事をしてみたいと思う人に向いている選択肢でしょう。
看護師として病院以外で働いたり、看護経験を活かせる仕事に転職したりする道もあります。苦労して得た看護師資格や積み重ねた経験を、発揮しながら無理せず働ける職場を探してみましょう。看護師を求めているのは、医療施設以外にもさまざまな職場があります。
同じ看護職でも、職場が違えば負担感も変わります。仕事が辛いという人の中にも、比較的穏やかな職場環境の職場や、患者さんの命に関わらない業務に就けるなら、看護師を続けたいと思う人がいるはずです。忙しく心身の負担が大きい職場以外で、看護師を続ける選択肢も模索してみましょう。
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【体験談】看護師を辞めたい理由とは?辞めるべきかの判断基準と対処法
この項では、看護師を辞めたいと思っている人にも、働きやすい職場を紹介していきます。他職種へ転職を決める前に、看護師として働き続けられる選択肢も考えてみてください。
看護師が比較的穏やかに働ける職場の特徴には、「急変対応が少ない」「残業が少ない」「落ち着いて患者さんと関われる」といったものが挙げられます。以下は、そういった特徴がある看護師の職場の一例です。
慢性期や回復期医療の現場や、耳鼻科・眼科・皮膚科といった看護師が難しい処置を行う場面が少ない職場は、落ち着いたペースで働ける傾向にあるようです。
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のんびり働きたい看護師向け!おすすめの職場や病院以外の仕事を紹介
次に、看護師が医療的な処置を行うことがほとんどない、病院以外の職場を紹介します。以下は、その一例です。
看護師の勤務先は、デイサービスや保育園、企業という選択肢もあります。入居者や園児、従業員の健康管理が看護師のおもな業務です。また、検診センターは献血ルームは、看護師資格を活かしつつ事務職に近い業務も行うため、おすすめの職場になります。
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看護師が命に関わらない仕事に就いても大丈夫!病院以外を含む転職先10選
事務職以外に、看護師の経験や知識を活かせる他職種もあります。以下にその一例をまとめました。
治験コーディネーターは病院側で、臨床開発モニターは製薬会社等で治験に関わる仕事です。MRは製薬会社、フィールドナースは医療機器メーカーで、自社製品の営業的な業務を行います。
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看護師から他職種への転職におすすめ!資格・経験を活かせる仕事を紹介
看護師以外の仕事がしたい!資格・経験を活かせる職種や転職のコツを紹介
ここで、事務職への転職を考えている看護師によくある疑問について、Q&A形式でお答えします。
看護師から一般企業に転職した志望動機は、面接で聞かれる可能性が高いといえます。「幅広い経験をしたい」「新しいチャレンジをしたい」「経営や管理に関わる仕事にも興味を持った」といった、自分自身の成長や関心の広がりを志望動機として伝えられると、積極性をアピールできるでしょう。応募先の企業の理念や携わっている業務も事前に調べておくのがおすすめです。
一般企業に転職した場合、看護師に戻る際はその期間がブランクになるため、自分のキャリアプランもふまえてしっかりと検討が必要です。比較的穏やかに働ける職場や、病院以外の職場で看護師を続けるという選択肢も視野に入れてみましょう。一方で、看護師は人手不足で求人も多いため、一度他職種にトライしてみるのも良いかもしれません。詳しくは「看護師から転職したくなったときの3つの選択肢」も参考にしてみてください。
経験した職業が看護職のみの人は、職務経歴書には看護師としての経歴を書くことになります。そのため、看護とは関係のない職業に就く場合、提出不要の可能性が高いです。ただし、産業看護師等で企業に看護職として採用される場合や、看護の経験・スキルが求められるCRA、MR、フィールドナースに転職する際は提出が必要なケースもあります。
看護師という仕事のハードさから、心身の負担が少なめな事務職に転職したいと考える人もいるでしょう。事務職の中にも一般事務・経理事務や医療事務など、さまざまな種類がありますので、自分に合ったものを選ぶのが大切です。看護師から事務職に転職する際は、年収が下がる可能性もありますので注意してください。また、事務職として働いている間は看護経験のブランクになります。そのため、比較的穏やかに働ける職場や病院以外の勤務先で看護師を続ける選択肢も検討してみましょう。
「自分に合う働き方分からない」「転職するか迷っている」と悩んでいる方は、「レバウェル看護」に相談してみませんか?「レバウェル看護」は看護師に特化した転職支援サービスです。
キャリアアドバイザーが、希望の働き方や条件をふまえてキャリアプランをアドバイス、求職者に合う求人を提案いたします。転職を決めていない場合も、相談のみの利用が可能です。「転職して希望の働き方を叶えたい」方は、「レバウェル看護」をぜひご活用ください。
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