
「職場の休みが少ない」「休みの多い職場で働きたい」と悩んでいる看護師は少なくありません。
ここでは、看護師の休みが多い職場の特徴や転職方法のほか、今の職場で働き続けながら休みを増やせるシフト調整のポイントなどについて詳しく紹介します。
この記事を最後まで読み終えてもらえれば、休みの多い職場で働くにはどうすればいいのか分かるでしょう。
休みを重視して働きたい方はぜひ参考にしてください。
職場の休みが少なくて悩んでいる看護師にとって、一般的な看護師の休日数は気になるところです。
看護師の休みはどのくらいなのか、下記のように解説します。
一般的な看護師の休みについてお伝えするので、現在勤めている職場の休日と比較してみましょう。
日本看護協会の「2024年病院看護実態調査報告書(P29)」によると、看護師の所定年間休日総数は下記のとおりです。
| 所定年間休日総数 | 件数(件) | 割合(%) |
| 100日未満 | 87件 | 2.5% |
| 100~110日未満 | 471件 | 13.8% |
| 110~120日未満 | 1,047件 | 30.6% |
| 120~130日未満 | 1,618件 | 47.4% |
| 130日以上 | 87件 | 2.5% |
週休や祝日、年末年始休暇、夏季休暇、病院創立記念日などを合計した所定の年間休日総数は、「120~130日未満」が47.4%で最も多くなります。
次いで「110~120日未満」が30.6%、「100~110日未満」が13.8%です。
また、平均年間休日数を算出すると117.2日であり、年間休日に加えてさまざまな休暇が付与されていることが分かるでしょう。
労働基準法では、原則的に週1日以上の休日付与が義務付けられており、一般的に下記のいずれかの休日制度が導入されています。
| 休日制度 | 詳細 | 年間休日数 |
| 週休2日制 | 1カ月の間に2日間休みの週が最低でも1回ある | 104~105日 |
| 完全週休2日制 | 毎週必ず2日間の休みがある | 104~105日 |
| 4週8休制 | 4週間で8日間の休みがある | 104~105日 |
| 隔週休2日制 | 2日間休みの週と1日間休みの週が交互にある | 80日前後 |
| 週休1日制 | 毎週1日間だけ休みがある | 52日 |
| シフト勤務制 | 勤務シフトに基づいて休みが決まる | シフトによって異なる |
看護師が働く医療・介護系の職場では、週休2日制もしくは4週8休制が多いです。
週休2日制では、週1日以上の休みが確保されているのに対し、4週8休制では4週間で8日の休みが付与されるため、休日が1日もない週が生じる可能性があります。
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日本看護協会の「2024年病院看護実態調査報告書(P31)」では、2023年度の正規雇用看護職員の年次週休休暇の取得率について、下記のように報告しています。
| 年次週休休暇の取得率* | 件数(件) | 割合(%) |
| 10%未満 | 19件 | 0.6% |
| 10~20%未満 | 68件 | 2.0% |
| 20~30%未満 | 53件 | 1.6% |
| 30~40%未満 | 135件 | 4.0% |
| 40~50%未満 | 255件 | 7.5% |
| 50~60%未満 | 440件 | 12.9% |
| 60~70%未満 | 545件 | 15.9% |
| 70~80%未満 | 622件 | 18.2% |
| 80~90%未満 | 636件 | 18.6% |
| 90%以上 | 548件 | 16.0% |
※年次有給休暇取得率=総取得日数÷各人の付与日数の総計(前年度からの繰越分を含まない)×100
「80~90%未満」が18.6%で最も多く、次いで「70~80%未満」が18.2%、「 90%以上」が16.0%です。
年次有給休暇の平均取得率は69.7%であり、有給休暇を取得しやすい職場が多いことがうかがえます。
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「休みが多い」と感じられるかどうかは、単純な休日数だけで決まるものではありません。
ここでは、実際に看護師が「しっかり休めている」と感じやすい職場に共通する特徴を下記のとおりに紹介します。
「休みが多いのはどんな職場なの?」と気になっている方は読み進めてみましょう。
慢性的に看護師が不足している職場では、一人一人の業務負担が大きく、休みが取りにくいです。
特に欠員が生じると、他のスタッフが穴埋めのために残業や休日出勤に対応しなければなりません。
その一方で、人員配置に余裕のある職場では、柔軟なシフト調整に対応でき、急な休みや有給休暇の取得がしやすいです。
休みが多い職場では、年次有給休暇に加えて夏季休暇やリフレッシュ休暇など、複数の休暇制度が整っています。
制度が明文化されていることで、看護師自身も休暇を申請しやすいです。
制度があるだけでなく、実際に取得できているかもしっかり確認しておきましょう。
土日祝日に休業している職場は、カレンダー通りに休めるため、休みが多いと感じやすいです。
クリニックや訪問看護ステーション、健診センター、企業看護師などが該当します。
病棟のような365日稼働の職場と違い、週末や祝日に確実な休みがあることで、家族や友人と予定を合わせやすくなり、プライベートの時間を確保できるでしょう。
病棟で働く常勤看護師は、研修や委員会活動が休日に行われることもありますが、実質的な休みが減ってしまう原因です。
その一方で、休みが多い職場では、休日出勤が常態化していません。
勤務時間内に研修やカンファレンスを組み込む職場なら、休日もしっかり休むことができます。
本来、夜勤明けは出勤日としてみなされ、夜勤明けの翌日が休日としてスケジューリングされている職場がほとんどです。
しかし、中には夜勤明けが休みにみなされてしまい、しっかり休みを取れない職場もあります。
夜勤による疲労をしっかり回復できないだけでなく、プライベートの予定も入れにくく、「休みが少ない」と感じやすいでしょう。
制度や休日数が整っていても、職場の雰囲気によっては連休が取りづらいものです。
休みが多い職場では、連休取得が特別なことではなく、自然な文化として受け入れられています。
特に、上司や先輩が率先して休暇を取っている職場は、後輩も遠慮せずに休みやすいです。
看護師が「休みが多い」と感じやすい職場は、勤務体制が安定していることから業務負担も少ない傾向にあります。
休みが多い傾向のある看護師の職場は下記のとおりです。
それぞれの職場の特徴を詳しくお伝えするので、自分に合った職場を探している方は参考にしてみましょう。
大学病院や国立病院は、看護師の人員が十分が確保されてることが多く、急性期であってもシフト調整がしやすいです。
また、休暇制度を始めとした様々な福利厚生が充実しており、有給休暇や特別休暇の取得を推奨している職場も少なくありません。
ただし部署によって忙しさに差があるため、配属先によって体感する「休みの多さ」は異なります。
訪問看護ステーションは、土日祝休みや日勤のみの勤務形態を採用しているところが多く、休みが多いと感じやすい職場です。
スケジュールが予測しやすく、自分の時間を確保しやすい働き方と言えるでしょう。
オンコール対応がある場合もありますが、交代制で負担を分散している事業所も増えています。
オンコールの頻度や出土回数は職場によって異なるため、あらかじめ確認しておくと安心です。
特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの介護施設は、医療処置が比較的少なく、業務がルーティン化しやすいのが特徴です。
日勤のみの職場や、夜勤回数の少ない職場など、体力的な負担を抑えながら働ける職場も少なくありません。
また、急な残業が発生しにくいため、休日をしっかり確保したい看護師に向いているでしょう。
クリニックは診療時間が決まっており、土日祝休みや半日勤務を取り入れている職場が多いです。
夜勤がなく、残業も少ない傾向があるため、生活リズムを整えやすいのが魅力でしょう。
休診日が固定されている分、平日の休みは少なくなりますが、レンダー通りの休みを重視する人におすすめです。
訪問入浴は、日勤のみ・土日休みを基本とする事業所が多く、休日が安定しています。
1日の訪問件数がおおよそ決まっているため、業務時間が延びにくいです。
医療処置は限定的ですが、看護師としての観察力や判断力が活かせる場面も多く、ワークライフバランスを重視したい人に適した働き方と言えます。
保育園看護師は、基本的に土日祝休みで、夜勤やオンコールがありません。
子どもの健康管理やケガ対応が主な業務で、勤務時間も安定しています。
医療行為は少ないものの、心身の負担が軽く、休みの多さを実感しやすい職場です。
職場の休みが少ない場合、休みの多い職場に転職することによって、現在抱えている悩みを解消できる可能性があります。
ここでは、休みを重視した転職を成功させるための具体的な方法を紹介するので確認してみましょう。
転職活動では、まず求人情報に記載されている年間休日数や休暇制度を確認しましょう。
年間休日120日以上を一つの目安にすると、比較的休みが多い職場を見つけやすくなります。
また、有給休暇の日数や特別休暇の有無のほか、実際の取得率も重要です。
ただし、「年間休日が多い=必ず休める」とは限らないため、夜勤明けを休日に含めていないかなど、記載内容の内訳までチェックしましょう。
求人情報だけでは分からない実情を知るために、口コミ情報も参考にしましょう。
実際に働いていた看護師の声から、「有給が取りやすいか」「休日出勤があるか」「連休を取りやすい雰囲気か」といったリアルな情報が見えてきます。
年間休日数や休暇制度に不安がある場合、面接時に直接質問するのがおすすめです。
「御社で長く働くために確認させていただきたいのですが」といった聞き方であれば、印象を悪くせずに確認できます。
休みについて明確に答えてくれる職場なら、休みを取りやすい雰囲気であることが分かるでしょう。
転職希望先のリアルな口コミを知りたい場合、レバウェル看護の利用がおすすめです。
レバウェル看護では専任のキャリアアドバイザーが各職場の内部情報を把握しているため、条件に合った転職先を見つけやすいでしょう。
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平均的な休日数を確保できていても、休日出勤や夜勤などによって「休みが少ない」と感じる看護師は少なくありません。
しかし、シフトの入れ方を工夫することで、体感的な「休みの多さ」を変えることができます。
そこで、今の職場を続けながら休みを増やす方法として、シフト調整のポイントをお伝えするのでチェックしてみましょう。
休みを確保するためには、シフト希望をできるだけ早めに提出することが大切です。
シフト希望の提出が遅れると、すでに決まった夜勤や業務都合が優先され、希望が通りにくくなります。
連休を取りたい場合や予定が決まっているときは、理由も簡潔に添えて早めに伝えると調整してもらいやすいでしょう。
夜勤明けとその翌日をうまく組み合わせると。実質的な休みを増やすことが可能です。
身体をしっかり回復できるだけでなく、プライベートの予定も入れやすくなります。
ただし、夜勤明けを休みとみなす職場もあるため、明けの翌日が休日として確保されているか確認してきましょう。
同僚と事前にスケジュールを共有しておくことで、休みの調整がしやすくなります。
お互いの予定を把握していれば、「この日は私が夜勤に入るから、代わりにここを休んでいいよ」といった協力体制が生まれるでしょう。
また、いざという時にシフト交換ができるので、急に予定が入ってしまった際も安心です。
連休を作りたい場合は、月末と翌月初に年次有給休暇を取得する方法がおすすめです。
月をまたいで有休を取得すれば、1カ月あたりの希望休が少なくても連休を確保できます。
職場への負担も比較的少なく、現実的に取り入れやすいです。
ここでは、休みの多い看護師についてよくある質問を紹介します。
シフト調整が柔軟な職場や、長期休暇制度の整っている職場なら、新人看護師でも連休を取得しやすいです。
ただし、「まだ経験が浅いのに連休を取得したら迷惑がかかるかもしれない」「意欲がないと思われたらどうしよう」とためらう新人看護師は少なくありません。
また、職場の雰囲気によっては新人看護師が連休や希望休を取得しにくいと感じることもあります。
どうしても希望で連休を取得したい場合、あらかじめプリセプターや師長に相談しておきましょう。
体調面に不安がある看護師は、日勤のみの勤務で、業務内容が安定している職場がおすすめです。
具体的にはクリニックや介護施設、保育園などが挙げられます。
緊急対応や身体介助の多い職場だと負担が係りやすいため、無理なく働ける職場を選ぶと良いでしょう。
看護師の平均年間休日数は117.2日とされていますが、中には夜勤明けを休みとみなされたり、休日出勤を求められたりして、しっかり休みを取れない看護師は少なくありません。
看護師の休みが多い職場に共通する特徴として、人員配置の余裕や休暇制度の充足、連休を取得したい雰囲気などが挙げられます。
今の職場で休みを確保するのが難しい場合、訪問看護ステーションや介護施設、クリニックなど比較的休日数の多い職場への転職も選択肢の一つです。
また、早めのシフト希望の提出や同僚とのスケジュール共有など、今の職場で働きながら体感的な休みを増やす工夫を取り入れてみるのも良いでしょう。
「休みの多い職場で働きたい」「プライベートを充実させたい」なら、レバウェル看護がおすすめです。
レバウェル看護では豊富な求人案件を取り扱っており、一人一人に合った転職先の紹介が可能です。
専任のキャリアアドバイザーが内定後の条件交渉も行うので、年間休日数や給与といった待遇面がより良い職場に転職できます。
登録後は好条件な非公開求人もチェックできるため、お気軽に無料登録を検討してみましょう。

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