看護師の休みの実態は?年間平均日数や働き方別の特徴、休日希望を出すコツ

看護師の休みはどれくらい?平均日数や希望を出すコツのイメージ

看護師のなかには「今の職場は休みが少ない」「休みが取りづらい」と悩んでいる方もいるかもしれません。看護師の休みは、働き方や施設形態によって差があるようです。この記事では、看護師の年間休日数や有給休暇の取得率の平均を解説します。希望の休みを上手く取るコツや比較的休みを調整しやすい職場も紹介しているので、ぜひご一読ください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

看護師の年間の休みはどれくらい?

看護師の休みは、ほかの業界で働く労働者と比較して大差はありません。ここでは、看護師の平均年間休日数や休みの形態で多いものをまとめました。

年間休日の平均は117.2日

日本看護協会の「2024年 病院看護実態調査 報告書(p.21)」によると、看護師の所定年間休日総数は117.2日という結果です。「120〜130日未満」が最も多く47.4%、次に「110〜120日未満」で30.6%、「100〜110日未満」が13.8%になります。

年間休日数割合
120~130日未満47.4%
110~120日未満30.6%
100~110日未満13.8%
130日以上2.5%
100日未満2.5%

参照:「2024年 病院看護実態調査 報告書(p.21)」

5割近くの看護師が、120〜130日の年間休日を取得できているということが分かりました。月平均に換算すると、1ヶ月の休みが約10〜11日であり、比較的充実している印象といえます。

出典
日本看護協会「2024年 病院看護実態調査 報告書」(2026年2月24日参照)

看護師の休みは異業界と比べて多い?少ない?

厚生労働省の「令和6年就労条件総合調査の概況(p.7)」を見ると、1企業の年間休日総数は平均112.日であり、看護師のほうがやや多めなようです。ただし、看護師は一般企業のように土日祝が固定で休みではないことが多く、連休の機会もあまりないのが現状。タイミングや取得方法の違いから、「休みが少ない」と感じる人も多いかもしれません。

出典
厚生労働省「令和6年就労条件総合調査の概況」(2026年2月24日参照)

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看護師の休みの形態で最も多いのは4週8休

日本看護協会「2024年 病院看護実態調査 報告書(p.21)」によると、週休形態で最も多いのは4週8休で49.8%、次に完全週休2日制で23.6%でした。4週8休とは、「4週(28日)のなかで8日休みがあればOK」という働き方になります。週によっては休日が0〜3日のように不定期な可能性があり、固定した休みが取りにくいのが特徴です。

出典
日本看護協会「2024年病院看護実態調査 報告書」(2026年2月24日参照)

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看護師の有給取得率の平均は69.7%

2023年度における、正規雇用看護職員の年次有給休暇の平均取得率は69.7%です。「令和6年就労条件総合調査の概況(p.8)」によると、全労働者の平均取得率は65.3%なので、看護師のほうが若干高いことが分かりました。看護師は完全に週休2日取れないケースもあるため、その分有給休暇はしっかり取得できるよう調整している職場が多いのかもしれません。

出典
厚生労働省「令和6年就労条件総合調査 結果の概況」(2026年2月24日参照)

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看護師の働き方による休みの違い

ここでは、働き方による休みの違いを解説します。「今の職場の休日は一般的?」と気になる方は、ぜひご確認ください。

2交替と3交替による休みの違い

看護師の2交替制は、夜勤1回が約16時間と長い分、夜勤明けの翌日が休みになるケースが多い傾向です。そのため、連休を確保しやすい勤務形態といえるでしょう。一方、3交替は日勤・準夜・深夜シフトが基本です。2交替と比較すると1回の勤務時間は短い分、深夜→準夜と連続勤務になる可能性もあり、連休は取りにくいかもしれません。

看護師の感じ方や生活習慣によっては、「連休が取れるより1回の勤務時間が短いほうが合っているかも」ということもあるため、休みの多さ以外にも着目することが大切です。

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常勤と非常勤による休みの違い

一般的に正職員やフルタイムとも呼ばれる常勤は、1週間の労働基準法で定められた休日と、勤務先ごとのシフトに応じた休暇、独自の休暇があります。年間休日は、先述した看護師平均の117.2日に近いといえます。非常勤は週1〜3日勤務など月に◯回など希望に合わせた働き方であり、休みの日数は人によって違うのが一般的です。基本的には常勤よりは休みが多いでしょう。

施設形態による違い

施設形態によって看護師の休みがどのように異なるか、以下で特徴をまとめました。

  • 病棟:夜勤明けに出勤することもあるが、日勤より休日数は多め
  • 病院の外来やクリニック:土日祝の休みは取りづらいが、夜は休める
  • 介護施設:夜勤があると休みは不定期だが職場によっては連休も取れる

病棟は夜勤があり体力的にハードな面があるものの、日勤のみの職場より月の休みは多めです。日勤のみの施設であれば、生活リズムを維持しながら家庭との両立がしやすい傾向にあります。看護師数が少ないと連休は難しいかもしれませんが、クリニックの休診日や祝日など、固定した休みが取れるのも特徴です。

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看護師が希望の休みを取るコツ

ここでは、看護師が職場で希望の休みを上手く取るコツを紹介します。「なるべくスムーズな形で希望の休みを取りたい」という方は、ぜひご確認ください。

有給休暇やシフトの希望は早めに出す

有給休暇を取ると決めたら、理由を添えて早めに報告しましょう。細かく理由を伝える必要はありませんが、具体的に伝えたほうが分かりやすく、申請も通りやすい場合があるようです。普段のシフト提出の際も、早めに希望を出すことで、ほかの看護師と休みが被るのを避けられます。
「その日に休みを希望する方が多くて有給を取れなかった」「シフトの調整に間に合わなかった」などの失敗をしないためにも、余裕をもって申請することが望ましいでしょう。繁忙期には申請が通りにくいことがあるので、特別な理由がない場合は忙しい時期を避けたほうが無難です。

夜勤明けを活用して休みを作る

旅行など遠出をするために長く休みを取ったり、有給を使ったりする場合は、夜勤明けを活用して休日を作るのも1つの方法です。すぐに帰れない場所まで出かける際には、「飛行機が欠便で出勤できない」「新幹線が止まっている」といったアクシデントを防ぐために、余裕がある日数を取得したり、シフト調整をしたりすると安心です。

普段から円滑な人間関係を保つ

職場で良好な人間関係を作っておくと、休みや勤務に関することも相談しやすくなります。そのためには、勤務時間はしっかり業務に専念し、休みの人がいたらフォローすることも大切です。仕事で貢献することで信頼関係が構築でき、自身や家族の体調不良や急用などで突発的に休む際も、理解を得やすいでしょう。

「しっかり休みを取れる職場で働きたい」という方は、「転職成功事例」も参考にしてみてください。

看護師が休みを取りやすい職場

看護師が比較的休みを取りやすい職場には、規模の大きな病院や訪問看護ステーションなどがあります。下記では、その理由や休みに関する留意点などをまとめました。

大学病院や国立・公立の病院

看護師が比較的休みを調整しやすい求人には、規模の大きな大学病院や公立病院が挙げられるでしょう。比較的休みやすいとされる理由の1つが、勤務する看護師数の多さです。交代して働ける看護師が多いため、急な休みも調整してもらいやすいといえます。また、休みに関する就業規則がしっかりしていて、有給休暇も取得しやすいかもしれません。福利厚生が充実している病院であれば、結婚休暇や誕生日休暇など、特別な休みが取得できる可能性もあります。

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クリニック

クリニックの方針や院長の考えによって、夏季休暇や年末年始休暇が長めな場合もあります。病院と比べると、シフト提出の締切や休暇取得の流れが柔軟な可能性が高いでしょう。少人数で働く場所だからこそ、普段から密接なコミュニケーションをとっておくことで、何でも話しやすい関係性ができ休みの希望も出しやすくなるかもしれません。

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訪問看護ステーション・デイサービス

訪問看護ステーションやデイサービスも、比較的休みを調整しやすい求人といえるでしょう。どちらも土日祝日を休みとしている職場が多いためです。とはいえ、土日は交代して勤務したり、訪問看護の場合はオンコール出勤の可能性があったりする職場もあります。日勤希望で土日祝を休みたいと考える看護師は、転職前に勤務条件を確認しておきましょう。

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看護師が休みの多い求人を探す際のポイント

看護師が休みの多い転職先を探すポイントとして、「有給休暇の取得率を見る」「人手不足がないか確認する」などが挙げられます。以下で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

有給休暇取得率や職場独自の休暇制度を確認する

求人情報や病院・クリニックのWebサイトで、応募先の有給休暇取得率をチェックしてみてください。職場によってはリフレッシュ休暇や自己啓発休暇などの特別休暇制度を導入していることもあるので、あわせて調べてみましょう。掲載されていない場合、看護師専門の転職エージェントを活用して、気になる求人の有給休暇について質問してみるのもおすすめです。転職エージェントでは、詳細情報を把握している可能性が高く、休みが取りやすい雰囲気かどうかも教えてもらえるかもしれません。

年間休日数だけではなく連休の取りやすさも見る

休みを重視する方は、年間休日だけではなく、連休の取得しやすさも確認しましょう。年間休日が多くても、一般的なお盆休みや年末年始もシフト制で連休が取りにくい職場もあります。また、求人票に「完全週休二日制」と記載があっても、連休や土日休みとは限りません。希望条件に合うか注意深く見てから応募しましょう。

慢性的な人手不足でないかを調べる

転職する際は、看護師数や病床数・患者数に対する配置が適正かも調べることをおすすめします。仕事量に対して看護師が極端に少ないと、時期にかかわらず多忙で休みにくい雰囲気かもしれません。「希望の日に休みづらい」「突発的な休みが理解されにくい」といった環境の可能性もあります。常に求人が出ている職場は慢性的に人手不足な場合もあるので、注意しましょう。

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看護師の休みに関してよくある質問

ここでは、看護師の休みについてよくある質問をQ&A方式で紹介します。

看護師は長期休暇を取得できますか?

有給休暇を取得したり、独自の休暇制度を利用することで長期休暇を取得することは可能です。職場を長く休むことになるので、スケジュールが決まった時点で早めに相談することが大切です。その際は、具体的な時期や「旅行」「帰省」など、簡潔に理由も伝えると理解を得やすいでしょう。職場によっては、夏季休暇や年末年始で比較的長めの連休が取れる場合もあります。

看護師におすすめの休みの過ごし方は?

出勤日に疲労を持ち越さないよう、休日は心身を休ませてリフレッシュし、コンディションを整えましょう。夜勤ありで平日休みが取れる看護師は、「平日の日中にしかできない用事を済ませる」「平日に空いているお店で買い物をする」といった過ごし方もおすすめです。子育て中の方は、家族の予定を入れると家庭とのバランスもとれるでしょう。

休みが多い仕事のメリット・デメリットは何ですか?

休みが多いとしっかり身体を休ませることができ、プライベートも充実しやすいのが魅力です。趣味や家族、友人との時間も確保でき、有意義に過ごせます。デメリットは、土日休みや非常勤のため休みが多い場合、収入が少なくなることが挙げられます。また、夜勤があって休みが多い方は、生活リズムが安定しにくいかもしれません。

まとめ

看護師の平均年間休日数は117.2日であり、ほかの業界と比べて少ないものではありません。ただし、夜勤を含むシフト制や連休の取りづらさなどから、「休みが少ない」と感じる方もいるかもしれません。転職の際は、年間休日数だけではなく有給休暇取得率や独自の休暇制度、応募先が人手不足で休みづらい環境でないかをチェックしてみましょう。

「多くの求人のなかから自分に合う職場を探すのは大変」「条件に合う職場があっても転職後にミスマッチが起きるかもしれない」と不安な方は、看護業界に特化した転職エージェントの「レバウェル看護」にご相談ください。
レバウェル看護では、キャリアアドバイザーが生活スタイルや今の悩みなどをヒアリングしたうえで、条件にマッチした求人をご紹介し、転職後もサポートいたします。
休みの要望をどこまで伝えてOKか分からない、という方もご安心ください。現状の不満や不安など、どのようなことも相談可能です。

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この記事を書いた人
「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点
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