
看護師の中には「4週8休のメリットやデメリットって何?」「自分に向いている休日体制はどれ?」と疑問を抱いている人もいるでしょう。本記事では、4週8休を含む代表的な休日体制や、年間休日数が多い職場の特徴、シフト制度の種類について詳しく解説。4週8休以外のおすすめの転職先も紹介していますので、ぜひ、それぞれの特徴を天秤に掛けながら、自分のライフスタイルにマッチした働き方を選んでみてください。
まずは「4週8休」について深掘りしていきましょう。4週8休とは「28日間のうち休日が8日間ある」勤務体制のことを指します。なぜ4週8休の働き方が看護師に多いのかというと、勤務時間が変則的で、毎日の労働時間を均一にするのが難しいためです。医療現場は土日が必ず休みという訳ではなく、入院患者さんがいる限り毎日業務は発生します。よって、柔軟な対応ができるように「変形労働時間制」を取っている職場が多いという現状があります。
祝日においても、診療はないものの業務はあるため休みではありません。なお、公休として扱うか、法定休日として扱うかは職場によって違いがあるため、念頭に置いておきましょう。法定休日として扱われる場合は、休日労働となり割増賃金、公休として扱われる場合は通常賃金での支払いとなります。
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ここでは、4週8休とほかの休日体制との違いについて紹介します。よく耳にするけれどなかなかイメージが湧きづらいという人は、以下の内容を参考に、それぞれの特徴を掴んでみてください。
週休2日制とは、「ひと月の間に週2日の休みがある週が1回以上ある」勤務体制のことを指します。毎週2日休みがある訳ではないため、完全週休2日制と混同しないように注意しましょう。また、4週8休よりも休みが少なくなる可能性もあることから、休日数を重視したい人にとっては冷静に判断する必要があるといえます。
完全週休2日制とは、「毎週必ず2日休みがある」勤務体制のことを指します。休みの日数のみで考えると、4週8休と同様です。なお、毎週必ず2日休み=土日が連休という訳ではないため、週末に休みたいという人は、曜日が明記されているかをきちんと確認しましょう。
隔週週休2日制とは、「ひと月の間に週2日と週1日の休みの週が交互にくる」勤務体制のことを指します。週休2日制と異なり、休みの頻度に規則性があるのが特徴です。完全週休2日制に比べて勤務日数が多くなることは念頭に置いておきましょう。
4週8休の職場を検討している人にとって、年間休日数は外せないポイントでしょう。4週8休の休日数を文字通り単純計算すると、104日(52週+1~2日で算出)となりますが、これは「年間公休」と呼ばれるもので「定期的かつ確実に取れる」休みのことを指します。
実際の「年間休日」とは、夏期・冬期といった休暇も含めた休みのことを指し、一口に「4週8休」といっても「年間休日」における日数は職場ごとに大きな差があるため、注意が必要です。ここでは、以上の前提を踏まえた上で、「年間休日数が多い」4週8休の職場の特徴を2点紹介しますので、求人探しの参考にしてみてください。
休暇制度の有無は年間休日数を大きく左右する要素の一つです。一般的な夏期・冬期の休暇以外に、リフレッシュ休暇やバースデー休暇といった特別休暇を設けている職場は年間休日数が多い傾向にあります。特別休暇は職場ごとで名称が異なるため、求人情報を検討する際は、それぞれの内容を見比べてみると良いでしょう。
「有給休暇の取得率」も重要なチェック項目の一つです。「有給休暇の日数が多い」=「有給消化率が高い」わけではないため、いざ入職してみると「想像と違う…」という場合もあるでしょう。また、取得率が高い場合でも、退職者がまとめて取得しているケースも考えられるため、表面的な数字にフォーカスし過ぎず、シビアな目で判断することが大切です。
なお、日本医療労働組合連合会「2022年 看護職員の労働実態調査「報告集」(p.23)」によると、年次有給休暇取得を「10日以上」と回答した割合は全体の50.8%となっています。
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4週8休で働く看護師のシフト制度は、主に「完全シフト制」と「半シフト制」の2種類に分かれます。双方ともに、25日~月末までに翌月のシフトが発表されるというのは共通ですが、「希望の通りやすさ」や「希望休を提出できる日数」また、「夜勤の次の日における扱い」などは職場によっても違いがあるため、事前に確認しておいたほうが確実でしょう。なお、職員の人数が多い職場ほど、休み希望は通りやすい傾向にあります。
完全シフト制とは、すべての休みを師長や主任が決める形式のことを指します。そのため、シフトの構成次第で休みの周期に偏りが出る可能性があり、場合によっては連勤が続くことも考えられます。週ごとの休日数をバランス良く取りたい人にとっては、心身の負担を感じやすい形式かもしれません。
半シフト制とは、休みの一部を固定、一部をシフトで決める形式のことを指します。8日のうち4日は曜日固定の休みとなるため、完全シフト制に比べて休日の偏りが少ないのが特徴です。事前に予定を立てやすいため、余裕を持って早めのスケジューリングをしたい人にも向いているといえます。クリニックや保育園といった職場によく見られる制度です。
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看護師が4週8休で働く大きなメリットとしては、「平日に休みが取れる」ことが挙げられます。外出先の混雑を避けられるほか、公的機関の手続きもしやすい上、子育て中であれば、学校行事に参加しやすいのもうれしいポイントの一つでしょう。また、希望を出しやすい職場の場合は、シフトの組み方次第で連休にすることも可能です。目的に応じて休みを自由にカスタマイズしたい人におすすめの働き方だといえます。
看護師が4週8休で働くデメリットとしては「生活リズムが崩れやすい」ことが挙げられます。特に、三交代制の場合は、二交代制に比べて不規則な生活になりがちなため、シミュレーションをした上で、自身の体力と相談しながら冷静に判断することをおすすめします。また、前述のメリットと表裏一体ではありますが、家族や友人となかなか予定が合わなかったり、イベントに合わせた休暇を取りづらかったりして、寂しさを感じるかもしれません。
看護師が4週8休の求人をチェックする際は、前述の「年間休日数が多い4週8休の職場の特徴」で解説した通り「休暇制度の種類」や「有給休暇の取得率」を細かく確認することが大切です。もし、求人票に年間休日数が記載されていなかったり、応募先に直接聞きづらかったりする場合は、転職エージェント経由で情報を得るのも良いといえます。休日数以外の希望条件も含め、自分が働きやすい職場を総合的に判断しましょう。
ここでは、4週8休以外の職場を希望する看護師におすすめの転職先を紹介します。看護師のメリットの一つとして、看護師資格を活かせるフィールドが多岐にわたることが挙げられます。4週8休に限らず、さまざまな選択肢から選ぶことができるため、特に心身の負担を軽減したい人は、ライフスタイルに合った働き方を模索してみてください。
訪問看護ステーションは、基本的に日勤のみで夜勤もないため、プライベートを重視したい看護師におすすめの職場です。また、一人で居宅に向かうことから、自分のペースで仕事をしたい人にも向いているといえるでしょう。職場によって、オンコール体制や土日祝の休みの扱いは異なるため、事前の確認を徹底することが大切です。
保育園も基本的に開園時間内での勤務であり、カレンダー通りに休むことが可能です。子どもが好きというのはもちろん、医療行為を行う機会が少ないことから、看護業務へのこだわりが少ない人にも、向いている職場といえるでしょう。需要の高まりにより求人数も増加傾向にあります。
クリニックも基本的に日勤のみで夜勤もなく、突発的な残業も少ないことから、ワーク・ライフ・バランスを整えやすい職場といえるでしょう。ただし、少人数体制であるがゆえに、休みの希望が通りにくかったり、業務量が多く一人ひとりの負担が大きかったりする恐れも。気になる求人を見つけたら、看護師の配置人数をしっかりと確認しておきましょう。
企業立病院とは、民間企業が運営している病院のことを指します。受診の対象者は、基本的にその企業で働く従業員と家族がメインです。そのため、企業立病院で働く看護師の勤務体制もその企業に準じた形となり、年間休日数が多かったり、福利厚生が充実していたりとさまざまなメリットがあるのが特徴です。
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ここでは、4週8休について知りたい看護師によくある質問を紹介します。
完全週休2日と異なり、4週8休は「変形労働時間制」であるため、残業の扱いに違いがあります。完全週休2日の場合は、「1日8時間、1週40時間」を超えると、時間外労働となりますが、変形労働時間制の場合は労働時間を柔軟に調整することが可能となります。
4週8休の職場のシフトは、主に「完全シフト制」と「半シフト制」の2種類に分かれて作成されます。完全シフト制とは、すべての休みを師長や主任が決める形式のこと、半シフト制とは、休みの一部を固定、一部をシフトで決める形式のことを指します。詳しくは、「4週8休で働く看護師のシフト制度」をチェックしてみてください。
定期的かつ確実に取れる「年間公休」においては、52週+1~2日で算出し104日となります。ただし、夏期・冬期といった休暇を含む「年間休日」においては職場ごとに大きな違いがあるため、詳細をきちんと確認することが大切です。詳しくは、「年間休日数が多い4週8休の職場の特徴」を参考にしてみてください。
休日数の多さと職場環境の良さは必ずしもイコールになるとは限らないため、休み以外の面で不満を抱く可能性もゼロではないでしょう。二交代制や三交代制は生活リズムも崩れやすくなることから、心身の負担を軽減したい人は4週8休以外の職場を検討するのも手です。
本記事では、4週8休の働き方をはじめ、職場の特徴やメリット・デメリットなどを順序立てて解説しました。4週8休は病院勤務の看護師に多い働き方ですが、生活リズムが崩れやすいという側面もあるため、ほかの休日体制も検討した上で、自分のライフスタイルに合った勤務体制を模索することが大切です。なお、4週8休の求人をチェックする際は、「休暇制度の種類」や「有給休暇の取得率」も踏まえた上で、総合的に判断しましょう。
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