看護師1年目の途中でクリニックへ転職ってどうなの?気をつけたいポイント

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2794_TOP_看護師1年目.jpg

https://stock.adobe.com/jp/


4月は新卒の看護師が職場に配属される時期ですね。看護師は国家試験前に就職先決めることがほとんどではないでしょうか。国家試験の合格すれば、晴れて看護師となります。

しかし、看護師1年目の数ヶ月で職場が合わず、退職に踏み切る看護師もいます。
職場の雰囲気や人間関係に悩む人もいれば、引っ越しや結婚など急なライフスタイルの変化で転職を余儀なくされる方もいて、新人看護師が抱える悩みはひとそれぞれです。

病棟勤務を辞めた新人看護師が、看護師1年目の途中でクリニックへの転職を考えるのはどうでしょうか?
新卒でクリニックに配属されることはほとんどありませんが、夜勤もなく、休みも不規則ではないため、クリニックは人気の就職先となっています。

しかし、新人看護師が看護業務の習得や看護師として成長するためには、1年目途中での転職は、慎重に転職先を考えたほうがいいかもしれません。


728_90_3.png


病棟経験がないと「臨床経験」としてカウントされない?


2794_1_病院経験がないと.jpg

https://stock.adobe.com/jp/


病院や施設など、看護師を募集している募集要項に「臨床経験3年以上」などと記載されていることがあります。この「臨床」の表現が、募集先により意味合いが異なる場合があるようです。

多くの求人では「臨床=看護の基礎の実践」と踏まえて募集しているようです。新卒看護師が1年目の途中で退職後の就職先にクリニックなど病棟以外の職場を選ぶと、転職時にこうした経験年数を問われることがあるかもしれません。

逆に採用するクリニック側でも少数精鋭で回しているところが多く、即戦力となる経験者を求める傾向があります。さまざまなクリニックがあるので一概には言えませんが、1年目途中の看護師が採用されるのは、難しいかもしれません。


病院とクリニックの研修や教育・環境の違い


2794_2_病院とクリニックの研修.jpg

https://stock.adobe.com/jp/


病棟で勤務すると、新人看護師には卒後研修があります。症例を挙げて研究発表会や、看護技術の進歩を確認します。
また大きな病院の外来や病棟勤務の場合には、看護師の数も比較的多いので、新人のうちはプリセプターがつきます。こうして先輩看護師が指導をしてくれることが多いです。

クリニックの場合、すべてではありませんが教育体制がそれほど整っていないところが多いのが現実です。
1年目の途中でクリニック勤務をした場合、看護師1人に対し求められる役割は大きいですが、看護技術を基礎から学び、身につけていくという環境を求めるのは難しいかもしれません。

また、同期がいない可能性が高いと考えた方がよいでしょう。
病棟は新人時代何人かが同じ科に配属されます。しかしクリニックでは、同期として入職する人はほとんどいません。
それはクリニックの規模に対して看護師の人数に限りがあるためです。同期は仲間でもあり、時によきライバルともなります。そんな存在がいないクリニックは少し心細いかもしれません。

さらに、クリニックは診療科目が単科であることが多いため、他科が扱う疾患についての勉強が難しくなります。
しかし、クリニックの特徴は1日に何十人も、さまざまな疾患を併せ持った患者さんが来院します。短い時間で問診やバイタル測定を少ない人数でこなさなければなりません。
こうしたスキルは日々の業務に追われる中で、自然と身についていきますが、慣れないうちは、クリニックでの看護師の働き方に不安を感じるかもしれません。

おわりに


クリニックの看護師求人は、比較的多く募集していることがあります。そのため病棟経験が少なくても採用されるケースもあるかもしれません。
しかし、病棟とクリニックの教育の体制の違いや、在籍している看護師の人数が異なるため、自分が希望する教育やフォローを受けられない可能性があります。

もし看護師1年目での転職で、病棟からクリニックへの転職を考えている方は、以上のことを踏まえて転職活動をすることをおすすめします。

この記事への評価をお願いします。

この記事を、友人や同僚におすすめする可能性はどのくらいありますか。

  • 可能性は全くない
  • 可能性は極めて高い

ありがとうございます。

頂いた評価をもとにいまよりもっと良い記事を
お届けできるよう頑張ります!