
「看護師にとってブラック病院とはどのような職場を指す?」「ブラックな環境で働き続けるとどうなる?」といったポイントが気になる人もいるでしょう。ブラック病院には、「業務負担が大きい」「人間関係が悪い」「有給休暇を取得しにくい」などの特徴があります。この記事では、看護師がブラックだと感じる病院の特徴や、ホワイト病院へ転職するコツなどを詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
看護師の仕事がすべてブラックという訳ではありません。しかし、残念ながら看護師が活躍する環境にはブラックな職場もあるのが現状です。
日本看護協会の「2022年病院看護・助産実態調査報告書(P.7)」によると、看護師の離職率は以下のようになっています。
| 正規雇用看護職員 | 11.6% |
| 新卒採用者 | 10.3% |
| 既卒採用者 | 16.8% |
引用:日本看護協会「2022年病院看護・助産実態調査報告書(P.7)」
上記のデータを参考にすると、これだけの看護師が仕事を辞めているという事実がわかります。「看護現場で仕事を続けることによる疲労」「新型コロナウイルスによる業務の増加」「働く環境のミスマッチ」などのように退職理由はさまざまですが、なかには職場がブラックであることを理由に退職している人も含まれるでしょう。
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業務量が多すぎたり上下関係が過剰に厳しかったりすると、ブラックな職場と思われやすい傾向にあります。この項では、看護師が職場をブラックだと捉える理由についてまとめました。
「夜勤回数が多すぎる」「忙しくて休憩が取りにくい」「人手不足で1人あたりの業務負担が多い」などの状況にある看護師は、職場をブラックだと感じやすいでしょう。夜勤の担当回数が減らず、満足な休憩時間も確保できないと、仕事を続けるモチベーションが維持できなくなってしまいます。極端にハードワークな環境では体力が削られ、体調不良にもなりやすく、仕事を離れる原因となりかねません。
業務量の多さから残業が発生しやすいことも、看護師がブラックな病院だと思う理由に挙げられます。特に仕事と育児を両立している人や、プライベートを重視している人にとっては、残業の多い職場はストレスにつながりやすいでしょう。また、新人看護師で業務に慣れていない場合は、新しい環境で心身ともに疲れやすいなか、残業が発生することでより負担に感じてしまいます。
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職員同士の上下関係が厳しく、職場の雰囲気が悪いところは、ブラックな病院だと感じやすいでしょう。上下関係が厳しすぎることで質問や連絡がしにくかったり、人間関係が悪化していて周囲と孤立を感じたりするところは、ホワイトな環境といえません。このような職場では精神的なダメージが蓄積されて嫌悪感が強くなり、仕事を辞めたいと思ってしまう人もいます。
「多忙な環境で有給を申請しにくい」「ほかの看護師もあまり有給を取得していない」といった状況では、希望の休みが取れないことからブラック病院だと感じやすいです。最低限の人員で業務をこなしている職場の場合、自分が休むことでほかの看護師の負担が増えることを懸念し、なかなか休めないという状態になることもあります。また、休みを取ろうとすると詳しく理由を聞かれたり、申請を渋られたりするところはブラック病院である可能性が高いでしょう。
ここでは、現在の職場がブラック病院かどうかを見極めるポイントをご紹介いたします。「退職を考えるべきなのか」「働き続けても大丈夫なのか」とお悩みの看護師は、ぜひチェックしてみてください。
求人情報や面接時に確認していた内容と、実際の勤務条件が大きく異なる場合は、ブラック病院といえるでしょう。具体的には、以下のような内容が挙げられます。
入職前に双方で納得した条件と異なる扱いを受けている看護師は、注意が必要です。上司や人事部と相談しても不当な扱いが変わらない場合は、希望の条件が叶う職場への転職がおすすめといえます。
人材を教育する制度がきちんと整備されていない職場では、看護師として必要なスキルを磨けません。医療現場は患者さんの命にかかわる仕事が多いため、満足のいく教育を受けられないとトラブルにつながる恐れもあります。そのようなリスクを想定していない環境はブラック病院といえるでしょう。
ブラック病院では、賃金が発生しない時間外労働や休日出勤が発生する傾向にあります。また、残って仕事をしないと終わらない状態にもかかわらず、病院側が「職員が勝手に残業をしている」と捉えているような場合もブラックな職場といえるでしょう。職場全体がサービス残業に慣れてしまっていると、問題を指摘しても解決しにくいというリスクが考えられます。
パワハラやいじめが横行しているところも、ブラック病院の特徴として挙げられます。看護師が受ける具体的な被害は、以下のとおりです。
このような環境で我慢をして働き続けると、心身に影響が出る可能性があります。パワハラやいじめのある職場はできるだけ早く脱出し、自分らしく働ける環境へ転職しましょう。
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看護師がブラックな労働環境で働き続けると、心身の不調を起こしやすくなったり、スキルアップがしにくくなったりします。下記で詳しく解説しているので、ぜひ内容をご一読ください。
看護師がブラック病院で勤務を続けると、心身ともに疲弊する可能性があります。体力に自信のある看護師の場合でも、精神的に大きなダメージを受けると、体調を崩してしまいかねません。心身のバランスが保てなくなると健康的に働くことが困難になり、「仕事を辞めたい…」と感じやすくなります。
業務量が多かったり、人間関係が悪かったりするブラック病院では、仕事に集中できなくなり、ミスが発生しやすくなる恐れがあります。たとえ休日にリフレッシュできたとしても、日常的にハードな労働が続くと、集中力を維持できません。仕事のミスが頻繁に起きると、看護師としての自信を失うだけでなく、職員同士の関係も悪化してしまいます。
上下関係が厳しすぎて萎縮してしまったり、サービス残業が常態化していたりすると、仕事に対して前向きになれなくなります。ブラックな環境で心身ともに疲弊すると、帰宅後に勉強しようという気も起きず、スキルアップの機会を逃してしまうでしょう。スキルアップができないとキャリアアップも難しくなるため、意欲的に仕事ができないという悪循環に陥ってしまいます。
看護師が転職するときは、求人の給与相場や職場の年齢層、労働環境の清潔さ、面接時の対応などに注意が必要です。以下では、それぞれの特徴についてまとめました。
地域や経験年数の相場よりも、給与が過度に高く設定されているところは、額面をアピールして人材を集めている可能性があります。実際には、見込み残業代が含まれていたり、入職後に異なる条件を出されたりする懸念があるので注意しましょう。看護師が転職する際は、給与だけでなく、福利厚生や労働条件といった詳細もしっかりと確認し、総合的なメリットを判断することが大事です。
在籍する看護師の年齢層に偏りがあると、同年代でかたまってしまい、職場の雰囲気が閉鎖的になりやすい傾向にあります。たとえば、ベテラン看護師ばかりの職場に新人が入ると、上下関係を強調されたり会話に混じられなかったりする場合も。看護師が転職でブラック病院を避けるには、病院のWebサイト・求人情報・口コミ・知人経由などで看護師の年齢層をチェックするようにしましょう。
面接や職場見学の際、訪問した病院の掃除が行き届いていないと感じたら注意が必要です。清潔さがなかったり、整理整頓がされていなかったりする環境は、職員が院内を管理する余裕がないと考えられます。職員同士の余裕がないところでは、業務に関する意見の衝突や休憩・休暇の取りにくさにつながる懸念もあるでしょう。
面接で気になることを質問した際に、採用担当者による回答が曖昧なものだった場合は、転職先として選ぶのを警戒した方が良いかもしれません。明確な回答を得られないということは、何かしら後ろめたいことがあると考えられるからです。疑問点や不満点を解消できないまま働くのは、入職後のミスマッチになりかねません。
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看護師が転職に失敗しないコツを伝授!転職に成功するポイントとは?
看護師がホワイト病院への転職をするには、勤務時間内に教育制度を受けられるところや自分に合った雰囲気の職場を選ぶことが重要です。この項では、転職成功のコツを具体的に触れていきます。
勤務時間内に研修や勉強会が行われるところなら、サービス残業を避けることが可能です。
このような職場は、看護師の働きやすさに目を向けているといえます。人材の教育体制をどのように整備しているかを調べ、無理せずスキルアップできるかどうかを確認しましょう。
可能であれば、気になる病院の職場見学をしてみてください。ホワイトな病院なら、職員同士の人間関係が良好で和気あいあいとしており、適切な人員配置がされていることで掃除や整理整頓が行われているでしょう。また、実際に患者さんへの接し方や仕事を進める流れもチェックできると、病院の看護理念が自分に合うかどうかを掴みやすくなります。
ブラック病院を避けてホワイト病院で看護師として働くには、転職サイトやエージェントを活用して多くの情報を得るのが効果的です。特に転職エージェントなら、複数の求人や職場の情報を教えてもらえます。看護師に特化したエージェントを選べば、業界の動向を踏まえたうえで第三者の目線によるアドバイスを受けることが可能です。
ここでは、看護師がブラックな病院で働くことに関する質問を、Q&A形式でお答えしていきます。
ブラックな職場に見切りをつけて辞めていく人はいるでしょう。周囲の退職者が増えたとしても、焦らずに行動することが重要です。焦りから転職活動を進めると、再びブラック病院に就いてしまう可能性もありえます。どのような職場で働きたいのかをしっかりと見極め、自分らしく活躍していける環境を見つけ出しましょう。
個人・医療法人・社会福祉法人の順に離職率が高い傾向にあります。離職率の高い職場は人員が定着しないことから、ブラック病院の可能性が高いと考えられるでしょう。なお、看護師の離職率については、本記事の「看護師の仕事がブラックというのは本当?」の項目を参考にしてみてください。
ブラック病院には、仕事がハード過ぎたり、過度に上下関係が厳しかったりする特徴があります。もし今の職場で「パワハラを受けている」「サービス残業が続く」といった場合は、ブラック病院の可能性があるので転職を検討してみましょう。
ブラック病院を避けるには、「残業代がきちんと支払われているか」「応募時の勤務条件が面接時と違っていないか」といったポイントをチェックしてください。看護師が働きやすいホワイト病院へ転職するためには、事前の情報収集が重要です。
転職エージェントの「レバウェル看護」では、業界を熟知したプロのアドバイザーが、一人ひとりのお悩みをヒアリングします。転職における疑問点や懸念点を相談できるので、ブラックな環境を避けた転職を実現することが可能です。また、働きながら活動を進められるので、空白期間をつくらずに転職ができます。
「このままでは疲労やストレスで体調を崩してしまう」「ホワイトな病院に転職したい」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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