
「積極的にスキルアップしたい!」「どんな資格を取ればいいの?」と悩んでいる手術室看護師は多いのではないでしょうか。
本記事では、手術室看護師がスキル面で感じやすい悩みやスキルアップする方法、おすすめの資格などを詳しく紹介します。この記事を最後まで読み終えてもらえたら、自分に合ったスキルアップ方法が分かるでしょう。今後のキャリアパスや転職活動を検討している看護師は、ぜひお役立てください。
手術を行う際、器械出し看護師1名、外回り看護師1名が配置されるのが基本的です。
病院によっては外回り看護師が2名配置されることもあるでしょう。
ここでは、手術室看護師の主な役割について解説します。
器械出し看護師は、手術に必要な医療機器を準備し、術中は必要な機材を医師に手渡すのが主な役割です。
医師や患者さまの様子を冷静に把握し、スムーズに手術できるようにサポートします。
手術室に配属後、まずは器械出し看護師を2~3年ほど担当する場合が多いようです。手術そのものや、手術に必要な機械に関する最新の知識を常にアップデートしていくことが重要となります。
外回り看護師は、医療機器の準備や患者さまのバイタルサインチェック、手術記録の作成などを行うのが役割です。手術の状況に合わせて物品を補充するほか、術後は手術で使用したガーゼ数と廃棄するガーゼ数が合っているかの確認も行います。
外回り看護師は、手術室全体を俯瞰して捉えられるスキルが欠かせません。
器械出し看護師よりも周囲とのコミュニケーション能力や観察力、医療知識などが求められるため、器械出し看護師を2~3年ほど経験してから外回り業務を担当する場合が多いでしょう。
手術室看護師は、病棟看護師に比べて特殊な業務が多く、以下のようにスキル面での悩みを抱えやすいようです。
手術室看護師がスキル面で感じやすい悩みは下記のとおりです。
それぞれの悩みについて詳しく紹介するので、当てはまる悩みはないかチェックしてみましょう。
手術室看護師は、幅広い診療科目の疾患や手術、必要な器械について覚えなければなりません。また、医師によって使用頻度の高い器具や術式は異なります。
手術室看護師として一人前になるまで、器械出し看護師は3年、外回り看護師は5年必要とされるでしょう。
「手術看護における経験年数別の看護実践に関する実態調査(P8)」によると、手術室看護師の看護実践について調査したところ、「配属から2~3年で手術看護に必要な多くの看護実践を行っている」とあります。
一方、6年以上の経験を持つ手術室看護師は、患者さまの安全やチームの連携を意識しながら看護実践を行えていたことが分かっています。
周手術期のスペシャリストとしてスキルアップするには、経験年数を重ねながら積極的に学ぶことが大切です。
手術室看護師が身に付けられるのは、幅広い疾患や手術、医療機器などのほか、手術に関する特殊な知識やスキルが多めです。
病棟看護師のように採血や経管栄養、縟瘡の処置といった基本的な看護技術を学ぶ機会は少ないかもしれません。そのため、「一般病棟へ転職しにくい」とスキル面に不安を感じることがあるでしょう。
手術室看護師が覚醒している患者さまと接するのは、術前の説明時や手術室への入室時が一般的です。手術後の急性期から回復期にかけて、患者さまと接するタイミングはあまりないかもしれません。
そのため、患者さまとのコミュニケーションスキルを磨けず、「どのように接したらいいのか分からない」「患者さまに寄り添った言葉かけができない」と悩んでしまう手術室看護師は少なくないでしょう。
手術室看護師は、幅広い診療科目の手術に立ち会うため、普段から自己研鑽が欠かせません。ここでは、手術室看護師がスキルアップする方法について、下記のように紹介します。
思ったようにスキルアップする方法が見つからずに悩んでいる方はお役立てください。
プリセプター看護師として、新人看護師を指導する際、分かりやすく説明する必要があります。
そのため、これまで曖昧だった知識を学び直す機会になるでしょう。
新人看護師の成長を感じながら、自分自身もスキルアップできるので、モチベーションのキープややりがいにつながるのもうれしいポイントです。
手術室では、スムーズに手術を進めるためにスタッフ同士のコミュニケ―ションが欠かせません。
手術室のリーダー看護師はチームワークの要として、スタッフの様子に気を配り、柔軟に対応する役割があります。
器械出し看護師・外回り看護師の業務では得られないスキルを身に付けることができるでしょう。
管理職に興味のある看護師にもおすすめのスキルアップ方法です。
病院内の勉強会は、学びたい内容が開催されるとは限りません。
そこで、院外のセミナーを活用し、知識をアップデートする方法がおすすめです。
近年ではオンラインで開催されるセミナーもあり、遠方に住んでいても受講しやすい環境が整っています。
特にオンデマンド配信されていれば、セミナー当日の参加が難しい場合でも安心です。
手術室看護師になるには、看護師免許があれば働くことが可能です。しかし、手術室看護師としてスキルアップにつながる資格取得を目指して学習を深めることで、下記のようなメリットに期待できます。
スキルアップしたことを実感できるので、仕事へのモチベーションも保ちやすいでしょう。手術室看護師におすすめの資格は、本記事の「スキルアップしたい手術室看護師におすすめの資格」をご覧ください。
大規模な総合病院は手術件数が多く、幅広い診療科目の手術にも対応しています。
また、重篤な症例や希少な症例の手術に立ち会う機会が多くなるでしょう。
手術室看護師として積極的に経験を積みたいのであれば、大規模な総合病院への転職も選択肢の一つです。
「普段の自己学習ではスキルアップできているのか実感しにくい」「モチベーションを保ちながらスキルアップしたい」という手術室看護師には、資格取得がおすすめです。
知識やスキルを証明できるだけでなく、学習のモチベーションを保てるのが魅力といえます。
ここでは、スキルアップしたい手術室看護師におすすめの資格を紹介するので確認してみましょう。
「周手術期管理チーム認定制度」とは、周手術期医療の質の向上を目的として日本麻酔科学会によって定められた認定制度です。
看護師、薬剤師、臨床工学技士を対象としています。
周手術期管理チーム看護師を目指すには、下記の条件を満たさなければなりません。
認定料として、税抜きで受験料(10,000円)、登録料(20,000円)のほか、3年ごとの更新時に更新認定料(15,000円)がかかります。
手術看護実践指導看護師は、日本手術看護学会によってクリニカルラダーレベルⅢ程度の看護実践力がある看護師であると認められた資格です。
申請資格は看護師免許のほか、下記の条件を全て満たす必要があります。
5年ごとに更新が必要ですが、病気のようにやむを得ない事情がある場合、資格更新猶予の申請が可能です。
手術看護認定看護師は、日本看護協会によって「ある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有する者として、本会の認定を受けた看護師」を指します。
日本看護協会の「認定看護師教育機関審査要項(p.84)」によると、手術看護認定看護師(B課程)を目指すのに必要な看護実績と勤務状況は下記のとおりです。
認定看護師の取得は、検定料や入学金、授業料などを併せて100万円ほどかかるとされています。
そのほかにも、通学中の生活費や教材費といった費用もかかるため、まとまった金額を捻出しなければなりません。
ただし、資格手当が支給される職場も多く、手術看護のスペシャリストとしてキャリアアップできるのも魅力です。
「手術室から別の部署に異動・転職することはできる?」とキャリアパスに不安に感じている手術室看護師は少なくありません。
手術室看護師の経験を活かせるキャリアパスは下記のとおりです。
それぞれの部署の特徴をお伝えするので、将来的にキャリアチェンジを視野に入れている方は確認してみましょう。
ICUでは、急変リスクが高い重篤な患者さまを受け入れており、24時間体制で全身管理しています。
幅広い診療科目の学習を積み重ねている手術室看護師であれば、経験やスキルを活かしやすいでしょう。
また、手術室とは異なり、基礎的な看護スキルやケア方法を身に付けることもできます。
「病棟看護師に必要なスキルも磨きたい」と考えている手術室看護師におすすめのキャリアパスです。
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救急救命は、重症度や緊急度の高い疾患、外傷の患者さまの救急搬送の受け皿です。搬送後は、トリアージや初療室での診療を行い、看護師は診療や検査の補助を担います。
一刻も早い治療が必要な患者さまも多く、医師の指示に従うだけでなく、看護師自身が主体的に判断し、行動する能力が求められるでしょう。
手術室で身に付けた臨機応変に対応できる柔軟性や、医師の意図を察するスキルを発揮できます。
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美容クリニックは、美容整形外科や美容皮膚科を含む美容医療専門の医療機関です。
特に、美容整形外科の看護師は美容整形手術の介助を行うので、手術室看護師の経験を活かせます。
一方、美容皮膚科では外科的処置には対応せず、レーザーや美容点滴を中心とした美容施術を提供するのが特徴的です。
美容整形外科と美容皮膚科では、提供する施術内容が異なるので注意してください。
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ここでは、手術室看護師のスキルアップについてよくある質問を紹介します。
自分の業務を行いながら、先輩看護師の手術中の動きを確認しておくのがおすすめです。
執刀医ごとの手術の特徴も併せてチェックしておけば、どのように業務を進めれば良いのか参考になります。
実際に立ち会った症例を元に復習や予習をすると記憶が定着しやすく、スキルアップにつながるでしょう。先輩看護師から教わったことをノートにまとめておけば、いつでも見直すことができ、業務前の予習にも役立てられます。
規模の小さい病院では症例数が少なかったり、手術できる診療科目が限られていたりします。
そのため、積極的にスキルアップしたいのであれば、三次救急に指定されている大規模な病院がおすすめです。
ただし、比較的規模の小さい病院であっても、資格の取得やセミナーの活用などスキルアップできる方法はたくさんあります。
「転職はハードルが高い」と不安に感じるのであれば、今の職場でできるスキルアップの方法を取り入れると良いでしょう。
手術室看護師は覚えなければならない知識やスキルが多い一方で、一般病棟のように基本的な看護技術を身に付けるのが難しく、スキル面で悩みを感じやすくなります。
積極的にスキルアップしたいなら、プリセプターやリーダー看護師を引き受けたり、院内セミナーを活用したりするのがおすすめです。
特に、資格の取得は学習のモチベーションを保てるうえ、知識やスキルを証明できます。
手術室看護師の経験を活かせる職場もあるので、安心してスキルアップを目指しましょう。
「手術室看護師としてスキルアップできる職場に転職したい」という方は、レバウェル看護にお任せください。レバウェル看護では、多数保有している三次救急指定の大規模な総合病院のなかから、スキルや希望条件にマッチした求人をご提案します。そのほか、専任のキャリアアドバイザーが選考対策や応募先とのやり取りといったサポートも行うため、忙しい看護師の方にもおすすめです。レバウェル看護のサービスはすべて無料なので、ぜひご利用ください。
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