
転職活動中の看護師のなかには「小児科の志望動機の書き方が分からない」と悩む方もいるでしょう。小児科の志望動機を作成するときは「子どもが好きだから」という理由だけではなく、小児科看護師として求められる役割を理解し、仕事への熱意や経験をアピールすることが大切です。本記事では、小児科看護師の志望動機の書き方を例文とともに解説します。採用担当者の目を引くオリジナルの志望動機で、転職を有利に進めましょう。
小児科の志望動機と聞くと、真っ先に「こどもが好きだから」と考える看護師もいることでしょう。しかし、子どもが好きなだけでは志望動機としては弱いです。
そこで、ここからは志望動機としてどのようなことを入れ込んだら良いのかについて、具体的に解説します。
小児科の志望動機では、なぜ小児医療に携わりたいのかということについて触れることが重要です。
例えば、「地域の子どもを見守りたい」という考えは、志望動機として成立します。
現代社会において、少子化や家族の多様化などにより、子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。また、医学の進歩により医療的ケアを必要とする子どもたちも増えてきています。
このように、さまざまな疾患や障害を抱えている子どもたち、そして社会的な問題を抱える子どもたちが安全に過ごせるように、いち看護師として支援していきたいという点をアピールできると、小児医療に携わりたい理由が明確になります。
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また、小児科では一人ひとりの子どもに寄り添う姿勢、そして家族看護の視点も大切です。
入院や治療を必要とする子どもたちは、少なからず不安や寂しさを抱えていることでしょう。そしてそれは子どもたちだけではなく、両親や兄弟にもいえることです。
看護技術や知識だけでなく、丁寧に寄り添う姿勢を身につけ、家族看護のできる看護師になりたいということも、志望動機としてアピールできるはずです。
ここからは、小児科の志望動機の書き方のポイントを4つ解説します。
小児科だけに関わらず、志望動機を書く際に最も重要なのは自分の言葉で書くことです。
例文やテンプレートをそのまま書き写しただけでは、小児科で働きたい熱意や誠意が先方に伝わりにくくなってしまいます。
例文は参考程度にとどめ、自分の経験や気持ちに合わせて言葉や文章の並びを少し変えてみるだけでも、オリジナリティのある文章ができるはずです。
志望動機には、小児科でなければならない理由を必ず盛り込みましょう。先方は、あなたがなぜ他の科でなく小児科で働きたいのかを一番に知りたいはずです。
「地域の子どもを見守りたい」「子どもと家族に寄り添いたい」「先天性疾患を抱える子どもと家族を支えたい」など、小児科を希望する理由を、そう思う根拠とともにできるだけ具体的に書くようにしましょう。
志望動機を考える際は、書き出し・根拠・結論の3部構成が基本となります。3部構成を意識するだけで、志望動機が書きやすくなります。
「書き出し」部分では、なぜ小児科を希望するのかを書きましょう。
次に、「根拠」では、これまでの自身の経験や看護に対する思い、そしてその病院や施設を志望する理由についてまとめます。
経験者の場合は、自身の経験を存分にアピールしましょう。新卒の場合は、実習や看護学校での学びについて、また目指す看護師像などについてでも良いでしょう。
そして「結論」では、その病院や施設において、どのような看護がしたいのか、自分のどのような強みや経験が活かせそうかについて触れます。
志望動機では、病院や施設の理念についても触れられると良いでしょう。
病院や施設の特色に言及しても良いですし、共感した看護理念についてとりあげても良いです。
先方に対し、病院や施設の理念を正しく理解していることをアピールしていきましょう。
また、病院や施設が求める看護師像を理解しアピールしていくことも重要です。小児科クリニックと病院の小児科とでは、看護師に求められる力は少しずつ異なります。
小児科クリニックにおいては、幅広い知識と判断力、継続看護が求められます。小児科の経験がある場合には、知識や技術、そして判断力について積極的にアピールしていきましょう。
経験がない場合は、クリニックで働く上での自分の強みや、業務をとおして身につけていきたいことについてまとめます。
クリニックの場合は、経験の有無に関わらず、継続看護の重要性について言及できると、より魅力的な志望動機になるはずです。
病院の小児科では、家族のケアや高度な看護技術、専門性が求められます。
精度の高い看護技術・知識や家族看護について言及できると、先方が求める看護師像に合った志望動機ができることでしょう。
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就職や転職の場面において、志望動機が必要になる場面にはどのようなものがあるでしょうか。
履歴書や職務経歴書において、志望動機を書く欄が設けられていることが多いです。
これらの書類は、面接時にはもちろん、面接の前にも先方が確認することになりますので、わかりやすく簡潔にまとめるよう心がけましょう。
志望動機は、面接においても必ずといっていいほど触れられるのではないでしょうか。
面接の際のポイントについて、もう少し具体的に解説します。
面接で志望動機を伝える際は、履歴書の内容と一貫性を持たせるようにしましょう。とはいえ、書類に書いた志望動機を機械的に一言一句そのまま読むのでは、先方に熱意が伝わりきりません。思いや誠意を強調しながら、自分の言葉で伝えることが大切なポイントです。
また、「給料が良いから」「待遇にひかれた」など、待遇や条件について言及するのは避けた方が良いでしょう。
これまで解説してきた内容を踏まえ、小児科を希望する看護師の志望動機の例文を紹介します。
新卒の場合の例文です。
| (書き出し) | 私は、小児看護学実習での経験から、病気と闘う子どもたちとその家族を支援したいという気持ちが強くなり、小児科看護師を志望します。 |
| (根拠) | 小児は、成人と異なり自らの症状や思いを言葉にして伝えることが苦手です。小児看護学実習ではコミュニケーションの難しさに悩むこともありましたが、子どもたちが発するさまざまなサインをしっかりキャッチできる看護師になりたいと思うようになりました。 |
| (結論) | 子どもや家族に寄り添う看護を提供するために、両親や兄弟への支援が充実しており地域の専門的な医療機関である貴院の小児科での勤務を志望します。私の強みである明るさと丁寧さを、業務に活かしていきます。 |
続いて、既卒の場合の例文です。
| (書き出し) | 私は消化器外科病棟で勤務し10年になります。成人看護を一通り経験した後、より幅広い年代を対象に看護を学びたく、小児科への転職を希望します。 |
| (根拠) | 自身の出産・子育てをとおして、病気や障害を抱える子どもとその家族への支援に興味を持ちました。 |
| (結論) | これまで消化器外科で身につけた知識や技術を活かし、小児専門病院である貴院で、小児を対象とした看護について学び、貢献していきたいです。 |
これまでの経験や強みを、小児科勤務にどのように活かしたいかといった視点で作成を進めるのがポイントです。
小児科経験のある看護師は、以下の志望動機を参考にしてみてください。
| (書き出し) | 私は、5年間病院の小児科で看護師として勤務して参りました。看護技術や知識、家族看護について学びを深めるうちに、病院を出たあとの子どもたちをサポートしたいと考えるようになりました。 |
| (根拠) | そこで、小児科専門のクリニックであり、子どもと家族への優しさがあふれている貴院を志望いたしました。 |
| (結論) | 地域で生活する子どもたち、そして家族に対して、今まで病院で学んできた知識や技術を活かしながら、継続看護について学んでいきたいです。 |
応募先で新しく身に付けたいこと、小児科看護師としてどのようにスキルアップしていきたいかなど、小児科看護師としてのキャリアパスや仕事への意欲が伝わるよう書くのがポイントです。
小児科への転職では、業務内容や使用する薬剤が小児特有のものであり専門性が求められることなどから、小児科経験者が優遇される傾向にあるようです。特に病院では、より専門的で高度な知識や技術が求められることがあります。
しかし、一部のクリニックなど小児科経験を必須としていない事業所もあります。
病院・施設などが求めている看護師像を考え、自分の経験も合わせて、志望動機のなかで上手にアピールできると良いでしょう。
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ここでは、小児科を希望する看護師の志望動機に関する質問を、Q&A形式でお答えしていきます。
大学病院は重症度の高い患者さまに高度かつ専門的な医療を提供するのに対し、クリニックは「かかりつけ医」として地域に密着した医療サービスを行うなど、医療機関によって看護師に求められる役割や業務内容は異なります。志望動機を書く際は、求められる看護師像や応募先の特徴を理解したうえで、書き分けを行うことが大切です。
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使いまわせるような抽象的な内容や、ネガティブな言葉の使用は避けましょう。具体的なエピソードのない志望動機は熱意や意欲が伝わりにくくなります。マイナスな印象を与えるワードは、ポジティブに変換して使用するのがポイントです。小児科の志望動機を書くときは、本記事の「小児科の志望動機の書き方のポイント4つ」も参考にしながら作成を進めると良いでしょう。
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不可能ではないですが、クリニックは勤務する看護師の数が少なく、即戦力を求められやすい傾向にあります。求人を探す際は「未経験OK」のクリニックを中心に探すと良いでしょう。病院ほど求人数は多くないかもしれませんが、新卒採用をしているクリニックもあるようです。応募漏れのないよう求人募集はこまめにチェックしておきましょう。
小児科看護師の志望動機を書くときは、小児科に求められる看護師像や応募先の特徴を理解し、「ほかの診療科ではなく小児科で働きたい」という理由を明確に伝えることがポイントです。志望動機は、履歴書や面接において採用の判断材料となる大切なもの。効果的な志望動機を作成するには、基本的な書き方や志望動機のポイントを押さえることが重要です。
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