
看護師のなかには、「ブランクが20年と長くて不安」とお悩みの方もいるでしょう。看護師は年齢による復職制限がない仕事なので、復帰は可能です。この記事では、ブランクが20年ある看護師が復職時に感じる不安や、復職を成功させるために必要な準備を解説します。ブランクの長い看護師が求人をチェックする際のコツや、おすすめの職場も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブランクが20年ある看護師の場合も、復帰が可能です。看護現場への復帰は「何歳まで」「ブランクは何年まで」といった決まりが設けられていません。20代後半~30代頃はライフスタイルの変化が起こりやすい時期であり、退職する看護師は珍しくなく、ブランクが20年以上になることもあります。
eナースセンターの「都道府県ナースセンターによる看護職の再就業実態調査(P3)」によると、再就業した看護師のブランク期間は、60ヶ月以上(5年以上)が17.2%と全体のなかで最も高いです。看護現場で活躍していきたいという気持ちと環境があれば、ブランクが20年や25年などと長くても復帰できる可能性はあるといえます。
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この項ではブランクが20年の看護師が復帰時に抱えがちな不安をご紹介します。自分がどのような不安を抱えているかを知り、復帰の準備や仕事探しに役立てましょう。
ブランクが20年ある看護師は、最新の医療現場における知識や技術についていけるのか不安に感じるでしょう。現役で働いていたときより、業務の流れや対処方法が変わっていることも考えられます。職場によっては、紙からアップグレードした電子カルテが基本になっている場合もあります。
20年のブランクがある看護師は年齢を重ねているため、体力面での不安が大きいといえます。20年前は対応できていた時間外労働や夜勤が難しいと感じる人もいるでしょう。看護師の仕事は基本的に立ち仕事なので、身体への負担を感じる場合もあるかもしれません。
看護師の仕事は多忙な傾向にあるため、復職によって仕事と家庭の両立ができるのか不安に思う場合も。たとえば、長く家庭での役割に専念していた人は、身内が体調不良になった際にどう対処すれば良いのか、仕事の前後にどう家事をすれば良いのかといった悩みを抱えてしまうようです。
ブランクが20年ある看護師が現場に復帰する際は、人間関係の構築に不安を感じることもあります。看護師や准看護師の年齢層は離れていないか、グループに馴染めるかといったポイントが気になる要素となるでしょう。
ブランクの長い看護師が復職を成功させるには、必要な知識を勉強し直したり、家族からの理解を得たりすることが求められます。ここでは、復職成功に必要な準備についてまとめました。
ブランクが長い看護師が復職する際は、以下のように研修で看護技術や知識を勉強するのがおすすめです。
ナースセンターでは求人情報や働き方の紹介などを閲覧可能です。看護職は「とどけるん」に住所や免許番号といった情報を届け出ると、復職に関するさまざまなコンテンツを閲覧できます。復職に必要な知識や、求められるスキルについての情報収集を効率的に進められるでしょう。
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ブランク期間が長い看護師は、復職時の働き方について家族と話し合うことが大切です。家庭で過ごす時間が減ることや、家事の役割分担を明確にすることなどをよく相談しましょう。パートナーや子どもと一緒に快適な生活を送るためにも、ライフスタイルの変化が起きることをしっかりと伝えるようにします。
ブランクが20年の看護師は、ブランク期間にしていたことや自分の強みを整理しておきましょう。ブランクの理由やその期間に取り組んでいたことを明確に伝えることで、応募先に安心感を与えられます。育児や介護から得た知見や取得した資格など、ブランク期間で身につけた強みがあれば、仕事への意欲として伝えることも可能です。
ブランクが長い看護師が復職に成功するには、転職エージェントの活用も有効です。20年以上といった長いブランクがある場合、希望する職場が自分にとって働きやすい場所かどうかを慎重に見極める必要があります。
転職エージェントを利用すると、気になる条件についてキャリアアドバイザーから質問してもらえたり、応募前の見学可否を調べてもらったりできます。職場の雰囲気を事前に確認できるので、安心感につながるはずです。
ブランクが20年ある看護師は、「50代活躍中」や「未経験歓迎」の記載がある求人を探すようにしましょう。下記では、ブランクの長い看護師向けの仕事探しにおけるコツを紹介します。
「40代・50代活躍中」といった記載がある求人なら、同年代の看護師と一緒に業務へ携わることが可能です。同年代の職員が多い環境だと、比較的相手に話しかけやすかったり、仕事の相談がしやすかったりします。また、40代・50代を積極的に受け入れている職場の場合、ブランクによる復帰にも理解があるため、面接を通過しやすい可能性も考えられるでしょう。
「ブランク可」「未経験OK・歓迎」といった記載がある求人は、教育体制が整えられている傾向にあります。先輩職員によるサポートをしっかりと受けられる職場なら、長期間のブランクがあっても安心して働けるでしょう。復職後の働き方に不安がある方は、短時間勤務が可能かも確認しておくと安心といえます。
▶「ブランク可」の看護師求人を探す
▶「未経験可」の看護師求人を探す
ブランクが20年ある看護師が求人をチェックする際は、「培ってきた経験を活かせる職場かどうか」といった視点を持つことが大切です。医療職としての多様なトラブルに対処してきた「危機管理能力」や、ほかの職種や患者さまと良好な人間関係を構築する「対人折衝能力」など、年齢を重ねながら得た知見を活かせるかを見極めてみてください。「教育に携わる機会がある」「患者さまとの距離が近い」など、自分なりのチェックポイントが見つかるはずです。
ここでは、「レバウェル看護」へ相談し、転職された看護師の転職成功事例を紹介します。
過去に先輩から「准看護師はいらない」と言われ自信を失っていたAさん。「病院で働きたい」という思いを抱えるものの、臨床経験の少なさから転職を繰り返し、自信を失って復職を諦めかけていました。「正看護師の資格を取らなければ、看護の仕事ができない」という思考に囚われていたAさんですが、育児の状況も考えると、資格取得は簡単な道のりではなさそうです。そこで、キャリアアドバイザーは「今できることを探しましょう」と提案。准看護師でも個人のペースに合わせて丁寧に指導してくれる和やかな中規模病院を案内しました。無事入職が決定し、Aさんは無理なくできることを増やしながら働けているようです。
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ブランクがあるけど病院で働きたい!今できることを考えて見つけた転職先
看護学校の教員を20年勤めたKさんは、50歳を前に「臨床現場で働きたい」と決意。足がかりとして治験コーディネーターへ転職したものの、遠方への通勤で家事との両立が難しくなり、転職することに。しかし、20年の教員歴は「臨床からのブランク」とみなされ、転職先が見つかりません。そこでキャリアアドバイザーは「ブランク支援がある病院」と「自宅近く」の求人を提案しました。復職支援プログラムのある病院と、自宅付近の介護施設を見学した結果、「話を聞く看護」に魅力を感じ、介護施設への入職を決意。臨床現場への想いは自らが育てた看護師たちに託し、新たな職場で活躍しているようです。
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臨床現場22年のブランクに悩んでいた看護師が納得のいく転職ができた理由
ブランクが20年ある看護師が復職するときは、日勤のみの職場や緊急対応の少ない現場がおすすめです。この項では、おすすめの職場の特徴について解説します。
療養型病棟は、ブランクが20年ある看護師が復帰する際の勤務先に適しているでしょう。療養型病棟は、慢性期で比較的安定した状態の患者さまが多く、慌ただしい対応が少ない傾向にあります。療養型病棟では患者さまの急変による対応がほとんどないため、時間外労働も少ないのが特徴です。
一般外来もブランク後の職場の選択肢に入ります。一般外来では、医師の診察補助や患者さまの生活指導、院内での事務作業などに取り組みます。一般外来は、朝から夕方にかけて診療を行うため、夜勤なしの勤務が可能です。ブランク期間が長いことで体力面が不安な看護師は、診療終了時間が早めの病院を選ぶのも一つといえます。
クリニックは比較的夜勤が少ない事業所が多い傾向にあるので、復職先としておすすめです。大規模な病院よりも身体的な負担が少なく、規則的な勤務になるため、ブランクが20年ある看護師も働きやすいでしょう。職場によってはお盆や年末年始が休みになっているところもあり、まとまった休暇を活用してリフレッシュしやすい点も働くうえでのメリットです。
「現役時代は介護現場の看護師として働いていた」「介護分野での仕事に興味がある」といった看護師は、デイサービスで働く方法もあります。デイサービスは基本的に日勤のみのため、ワーク・ライフ・バランスを整えやすい職場です。デイサービスの利用者さまは要介護度が低い傾向にあり、比較的人数も少ないため、一人ひとりとコミュニケーションを楽しみながら無理のないケアができるでしょう。
ブランクが20年ある看護師におすすめの職場の一つが、検診・健診センターです。検診・健診センターが対応するのは、基本的に健康な方であり、仕事内容は問診や採血などです。突発的な業務が少なく、土日が休みの職場も多いので、プライベートと両立しながら仕事に慣れていける環境といえます。
訪問看護ステーションも、ブランクが20年ある看護師におすすめの職場です。訪問看護ステーションには、「短時間」「週〇日」など自分のペースで復職しやすい求人が多くあります。自宅との距離が近い訪問エリアを多く取り扱う事業所や、介護施設に併設された施設内訪問看護の求人を選べば、移動時の体力的負担を抑えることも可能です。
20年のブランクがある看護師の職場としては、献血ルームも適しているでしょう。献血ルームの働き方は日勤が中心なので、「病棟のような不規則なシフトは不安」といった方も安心できるでしょう。献血ルームにおける看護師の仕事内容は、問診やバイタルサインの確認、採血などです。基本的な看護スキルがあれば、ブランク後の復職先におすすめといえます。
ここでは、20年のブランクがある看護師が抱えがちな疑問に対し、Q&A形式でお答えしていきます。
療養型病院や一般外来、クリニック、デイサービスなどの職場がおすすめです。日勤がメインで比較的慌ただしくない環境なら、ブランクの長い50代看護師も活躍しやすいでしょう。それぞれの職場の詳細については、本記事の「ブランクが20年ある看護師におすすめの職場」をご一読ください。
可能です。医療の技術は進歩していても、看護の姿勢が変わることはありません。30年のブランクがある看護師は、未経験者を歓迎している職場や人材育成制度が整っている求人を調べるようにしましょう。丁寧にサポートしてもらえる職場に転職できれば、看護師の仕事を思い出しながら、新たに知識や技術を身につけることが可能です。
看護師はブランクがあっても仕事に復帰できます。
一般的に、ブランク後の復帰には時間や労力が伴いますが、適切な準備と自分に合った環境を選べば可能です。詳しくは、この記事の「ブランクが長い看護師が復職に成功するための準備」も参考にしてみてください。
看護現場への復帰は「何歳まで」「ブランクは何年まで」といった決まりがないので、ブランクが20年あっても、復帰できます。とはいえ、復職前には「最新の知識や技術」「体力」「仕事と家庭の両立」「人間関係」といった不安があるものです。
ブランクが長い看護師が復職に成功するための準備には、「研修で看護技術や知識を勉強する」「ブランク20年の理由と自分の強みを明確にする」などが挙げられます。「家族に相談し理解を得る」「転職エージェントを活用して質問や職場見学をする」など、周囲への働きかけを行うこともポイントです。
ブランクが20年ある看護師が求人をチェックする際のコツは、40代・50代活躍中やブランク可、未経験OK・歓迎といった記載がある仕事を選ぶことです。これまでの経験を活かせる職場かを見極める視点も持っておきましょう。
ブランクが20年ある看護師が復職する際は、「療養型病棟」「一般外来」「クリニック」といった、日勤のみの職場や緊急対応が少ない現場がおすすめです。デイサービスや検診・健診センター、訪問看護ステーション、献血ルームなども検討してみてください。しかし、「1人ではブランク後に適した復帰先を判断できない」「転職活動が久しぶりで不安が大きい」といった方もいるでしょう。
「レバウェル看護」では、キャリアアドバイザーがヒアリングを基に、転職先選びや応募に関するアドバイスを行います。転職のプロが伴走することで、1人で探すよりも条件に合った働きやすい職場を見つけやすいでしょう。求人情報のやり取りはLINEやメールでマイペースに進められますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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