
人の命に関わる看護師のお仕事は多忙です。疲れが取れない日々をお過ごしの方もいるのではないでしょうか。
心と身体の疲れを癒して健康を維持するためには、自分らしい休日の過ごし方が大切なポイントのひとつ。
この記事では看護師が休日を有意義に過ごせる方法、理想の休み方ができる職場の具体例と休日の特徴について解説します。
また、転職時の面接対策もご紹介します。
素敵な休日の過ごし方ができるよう参考にしてください。
日々ハードな仕事をする看護師にとって、休日は心と身体をリフレッシュするために大切な時間。
では実際、どのくらい休日を確保できているのでしょうか。
日本看護協会による、『2021年病院看護実態調査報告書(P19)』では、看護師の平均休日日数は117. 3日となっています。
またe-statによると、医療福祉分野の平均休日数は112. 4日。
このことから看護師は医療福祉業界の中でも、休日が確保できている職種と言えるでしょう。
さらに、『2021年病院看護実態調査報告書(P20)』によると看護師の有給休暇取得率は61.8%です。
一方、厚生労働省による『令和3年就労条件総合調査の概況(P6)』によると、企業の労働者1人あたりの年次有給休暇取得率の平均は56.6%。
看護師は有給休暇の取得率も高い傾向にあることがわかります。
職場の休日数が少ないかどうかの判断には、最低ラインも重要な情報です。
労働基準法では、「毎週1回の休日」か「4週間を通じて4日以上の休日」を労働者に与えることが義務付けられています。
1年間は52週なので、労働基準法に準じた最低限の休日数は52日間。
ただし現実的には、週休2日や4週8休を導入している職場がほとんどです。
単純計算すると1年間で104日間程度の休日が確保されることになります。
このことから、100日前後を休日日数の最低ラインとして目安にするとよいでしょう。
日本では、土日以外にも国民の祝日が16日設けられています。
週休2日制あるいは4週8休制の職場で、すべての国民の祝日を休める場合は、年間104日間の休日と国民の祝日16日をあわせ、120日前後の休日を取得できることになります。
つまりカレンダー通りの休日の職場は、平均よりも多い休日を得られるでしょう。
有給休暇の取得率が高い職場であれば、年間の休日数はさらに増えることが期待できます。
▼関連記事
「友達と休みが合わないし、とにかくキツイ」…でも待って!シフト勤務には不満もあるけど実は感謝もある!『ナースが物申す』【第83回】
毎日、体力的にも精神的にもハードな仕事をこなす看護師。
待ちに待った休日も「寝ただけで終わってしまった」と後悔したり、「有意義に休日を過ごすにはどうしたら良いの」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
ときには、「あの人はいつも充実した休日を送っているな」と人をうらやましく感じたりすることもあるかもしれません。
しかし自分らしい休日を過ごすためには、人と比べずに自分がどう過ごしたいかを1番に考えることが大切。
誰と過ごしたいのか、何をしたいのかを考え、実際にいろいろやってみるのがおすすめです。
自分へのご褒美に、ショッピングやランチに出かけるのは、素敵な休日の過ごし方のひとつ。
事前に計画をたてて友人や家族と出かけたり、おひとり様を楽しむこともできます。
外出が難しいときは、食事の配達サービスやネットショッピングを活用してみましょう。
また住んでいる地域には、行ったことのない場所が意外とあるものです。
連休がなく遠出できないときでも、近場のプチ旅行で新しい発見を楽しめるかも。
SNSで情報発信すれば、人とのつながりも広がります。
生命にかかわる業務や夜勤などにより、看護師は心身ともに疲れがち。
しっかり疲れを取るため、マッサージやエステを楽しむのもおすすめです。
気になるお店をチェックする時間も癒しにつながります。
外に出るのが苦手な方は、家でリラックスするのも効果的です。
自宅でゆっくり半身浴をしたり、特別なコスメで肌の手入れをしてリッチな気持ちに。
読書、映画鑑賞なども身体と心のメンテナンスの時間になるでしょう。
仕事や人間関係などでストレスを抱えてしまう看護師も多いのではないでしょうか。
ストレス発散のためには、ハイキングを楽しんだり、ジムで筋トレや有酸素運動をしたり、アクティブに過ごす休日もおすすめ。
ほど良い運動は身体と心をリラックスさせ、睡眠を整える作用があります。
自宅で取り組みたい方には、ヨガやトレーニングなどオンラインサービスが便利です。
ただし看護師は身体が資本の職業なので、けがをしないように注意してくださいね。
看護師の中には『将来は看護師とは違う仕事にも携わってみたい』『看護師の資格を利用して起業したい』など、人によってさまざまな将来設計があるでしょう。
それらを実現するための準備として、休日に勉強をしたり情報収集をすることは有意義です。
看護師として忙しく働いていると、日々を仕事をこなすことに精一杯になりがち。
将来どのように過ごしたいか、ちょっと立ち止まって考える時間としても休日は重要です。
看護師としてのキャリアアップを目指す方は、研修・セミナー・学会に参加するために休日を使うと有意義です。
認定看護師、専門看護師、特定看護師を目指している場合は、受験のための勉強時間にもあてられます。
さらにケアマネジャーや栄養サポートチーム専門療法士など、看護以外の分野の資格取得の学習時間にも活用できるでしょう。
また医療業界では、海外の方に対応できる語学力が求められるようになっているので、語学学習に取り組むのもスキルアップにつながります。
『せっかくの休日をだらだら過ごしてしまった!』と罪悪感を感じてしまう人もいますが、それは決して悪いことではありません。
看護師は夜勤などで生活習慣が整えにくいうえ、命に関わる仕事を担っているため、精神的・身体的に負担がかかりやすい傾向にあります。
こころと身体の疲れをとるためには、ときには何も考えずに過ごす休日も確保しましょう。
ゆっくり休める充実した休日で、自分に優しくしてください。
▼関連記事
趣味を見つけて仕事の息抜きだけじゃなくて人生を楽しみたい!【ナースが物申す第104回】
人によって理想の休日の過ごし方はそれぞれです。
休日数の多さよりも、休日が取れるタイミングを重要視している人もいるかもしれません。
カレンダー通りに休日がほしい、平日に休みがほしい、連休がほしい、夜勤明けの次の日は休みであってほしいなど、自分の理想の休み方を明確にしておきましょう。
職場探しの材料にすると、よりよい就職・転職に繋げられます。
ここからは、職場ごとの休日の特徴をご紹介します。
大学病院や国立病院などの規模が大きい病院は、年間の休日が120日程度は確保されているのが特徴です。
スタッフの人数が多いので、休日をはじめとした勤務調整をしやすいメリットもあります。
勤務形態は2交替・3交替を導入しているので、平日の休日も確保できます。
ただし自分のライフスタイルや、体調に合った勤務形態を選択するのがポイントです。
さらに福利厚生が充実しているため、育児休暇・介護休暇なども充実しています。
クリニック・診療所の休みが休日になるので、急な勤務変更がなく休日の計画を立てやすいのが特徴です。
カレンダー通りに日祝に休めるため、他の職業の友人や家族との時間を調整しやすいのもメリットでしょう。
無床のところは夜勤がないため、交替勤務もなくしっかり休息の時間を確保できる点もうれしいポイントです。
ただし、土曜日の午前中は診察をしているクリニックや診療所が多いため、デメリットに感じる人もいるかもしれません。
連休や夜勤明けの休日など、シフトによって休日の充実度は大きく変わります。
このためシフトのバランスやシフト表完成のスピード感は、予定をたてる上で非常に重要です。
また他のスタッフと比較してシフトが公平かどうかは、気持ちよく働いてしっかり休むためには大切なポイント。
シフトを作成する管理者の采配といった病院の内情については、実際に働いている知り合いの方や、転職エージェントを利用して情報収集するとよいでしょう。
実は休日の過ごし方は転職時の面接で聞かれる内容のひとつでもあります。
採用担当者の質問の目的は、仕事とうまく切り替えてストレス解消ができるかや、人柄や性格を知ることにあります。
このため、仕事以外に興味を持っていることやリフレッシュする方法を話すと良いでしょう。
また雑談のような話の中で、コミュニケーション能力をみようともしている場合もあるため、具体的なエピソードを入れたり、仕事に役立つ内容を含めた回答を意識することも大切です。
いつも同じように休日を過ごすのでなく、ゆっくり過ごす休日、勉強に励む休日、趣味に没頭する休日、しっかり遊ぶ休日などメリハリを作ることも大切です。
今の職場で休日がうまく取れないと感じたり、もっと自分に合った働き方をしたいと思ったら、ぜひ「レバウェル看護」にご相談ください。
専門のアドバイザーがあなたの希望条件をヒアリングし、希望に合った働き方ができる職場をご紹介します。
職場の内部事情に詳しいので、納得したうえで転職が可能です。
実際に現場で働いている人から得た、休日の実態について情報提供いたします。
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載