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「子どもが発熱して…本日休みます」独身ナースVS子持ちナースに発展しないためにできること。『ナースが物申す』【第61回】

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目次

子どもの体調不良で休む子持ちナースと他スタッフの不満

子どもがいる看護師はよく仕事を休みます。
というよりも休まざるをえないっていうか。
またそれもたまにじゃないんだよね。しょっちゅう。
最近ではコロナの流行もあってなおさら。

すっごく忙しい病棟で働いていたとき、ママナースが当日欠勤するたび、同僚の間でクレームが上がっていました。「またかよ」的な。出勤予定だったひとが一人休むだけでも、その日は1日がすごく忙しくなったりするもんね。わたしは子どもを育てながら働いていたので、「子育て中は仕方ない」って思えたけど、やっぱり独身の人がそう思うのは当たり前だよなぁ、って思った。だって、めっちゃ休むから。
でもさ、クレームの多さって、その休む人の性格にもよるのよ。

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仕事を代わってくれた、人手不足になったことの「お詫び」は大事

すっごいベテランのお局的ママナースがよく子どもの病気で仕事を休んでいたんだけど、出勤してきたときは勤務交代してくれたひとにお礼も言わず、菓子折りもなく・・。

病棟では上の方のひとだったし影響力のある人だった。仕事を代わってもらって当たり前、が染みついているのか、お詫びのようなことは一切なしのひとがいた。そのときの若い子たちの不満はすごかったね。不満ってさ、感じていても「あのときありがとうね」「助かったよ」とかのお礼の気持ちを表現してくれるだけで、なんか「わだかまり」みたいなものが消えることってあるじゃない。

家族が病気になったなら仕事は休んで当たり前だけど、自分の代わりに無理をしてくれたひとがいることは忘れちゃいかんのじゃないかな、と思う。

わたしは長期の病欠をしたときとかは、かならず菓子折りを持っていきます。勤務交代してくれたひとも探して、直接お礼も言っとく。あとあとの対人トラブルを避けるためにも、お礼やお詫びって大事なんだと思うのよね。

育児休暇、時短のフォロースタッフは??

育児休暇や時短のスタッフがいるときって、そのスタッフを補充する制度はないのかしら?あんまりその辺の詳しい制度のことはわからないけど。私の勤務先も時短ナースや産休育休のナースがいるけど、スタッフが補充されてる感はないんだよね。

なんか子育て応援します、みたいな制度が充実していくのはいいけど、「スタッフが欠員になったらスタッフも補充します」、みたいな制度がないと、人間関係はいびつになる一方だよねぇ。「あいつが休んだんだから、みんなこんなに苦労せなあかんやんけ!」ってそりゃ言うよね、忙しいところだったら。

子育て中のママが安心して休めるようにするには、ただ子育てママに休みを与えるだけじゃなく、一時的なスタッフの補充も必要だよなーって思うのです。

マンパワーと仕事量の比率が大事。

ママナースが「今日、子どもが熱を出してしまって・・・」で急に休んだとしても、残りのスタッフに負担がいかないような配慮も必要だなって思う。その日はあんまり入院を取らないようにするとか、いつでもできる仕事は後回しにするとか。

すごく頼りになる役職のひとがいてね。
手術や入院の予定がたくさんあるのに、家族の体調不良で病欠したスタッフが出た日、他病棟に入院や手術をベッドコントロールしてくれて、入院や手術を減らして病棟のマンパワーに応じた仕事量に調整してくれた。その日は急なスタッフのお休みがあったけど、みんながストレスなく働けて、不満を言う人もいなかったの。後回しにできる入院は、後回しにして。

全体を見ていて、スタッフに限界がこないように調整できる上司。
すっごく必要って思ったなぁ。

看護師は「無理してあたりまえ」の感覚が染みついているからね。
でもそれじゃあ人間関係も悪くなるし、みんなのストレスもたまる一方だから。

ママナースが働きやすくて、なおかつ他のスタッフもストレスなく働くためには、やっぱりマンパワーに応じた仕事量に調整することが重要だと思う。

育休や産休に応じてスタッフの補充や、急な病欠が出たときは職場全体の仕事量を減らす等、なにかしらの調整がいるんだろうなって思う。医療事故のリスクも減らせるしね。

でもなにより、「代わってくれてありがとう」「大丈夫だった?無理しないでね」みたいなスタッフ同士のコミュニケーションが、対立や不満を減らすために大事だなって思う。

以上、「子育てナースが休んだときに、トラブルやストレスにならないために必要なこと」をご紹介しました。




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〈イラスト:Kaoll〉
https://kaoll0719.wixsite.com/illustrator

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