
「保育園看護師が気になるけど給料はいくら?」と気になる方もいるのではないでしょうか。保育園の給与は、雇用形態や働く地域、運営法人によっても差があります。本記事では、保育園看護師の給与比較や、保育園看護師の給料が低いといわれる理由、高収入を目指しやすい保育園の特徴例などを解説します。保育園看護師になるために、転職を成功させるポイントも紹介しますので、ご一読ください。
保育園で働く看護師の給料は、勤務先や雇用形態、勤務エリアによって差があります。ここでは、雇用形態ごとの給与水準や特徴について紹介します。
常勤として働く保育園看護師の中でも、公立と私立で平均給与に差があり、こども家庭庁の「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果」によると、常勤で働く保育園看護師の平均給与は、私立園で約38万円、公立園で約45万円でした。
| 勤務先 | 職員1人当たり給与月額(賞与込み) |
| 私立保育所 | 37万5,766円 |
| 公立保育所 | 45万4,921円 |
参照:こども家庭庁「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果(P11)」
※令和6年3月分の月額給与。職員の給与には、月額給与の他、令和5年度分の賞与の1/12が 含まれます
平均給与は公立保育園の方が高い傾向にあります。公立保育園で働く看護師は「地方公務員」として採用されるため、自治体の給与体系が適用されるのも特徴です。上記の金額は賞与込みの平均となるため、実際に手にする額は働く場所や運営母体、経験年数などによって変動することを理解しておきましょう。
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非常勤で働く保育園看護師は日数を調整しやすい一方で、勤務日数や勤務時間によって収入が変わります。
| 勤務先 | 職員1人当たり給与月額(賞与込み) |
| 私立保育所 | 25万420円 |
| 公立保育所 | 23万4,907円 |
参照:こども家庭庁「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果(P11)」
※令和6年3月分の月額給与。職員の給与には、月額給与の他、令和5年度分の賞与の1/12が 含まれます
※「非常勤」は、常勤職員以外の従事者です
同調査によると、非常勤では私立保育園の方が平均給与はやや高い結果となっています。また、常勤に比べて非常勤の働き方には昇給制度があまりなく、ボーナスが支給されない傾向にあるのも特徴といえるでしょう。
派遣看護師の時給は、平均すると1,600円~1,800円程度です。ただ、働くエリアや保育園の規模、看護師求人の内容などによって時給は変動し、東京や大阪などの都市部では1,800円以上の求人も見られます。また、経験年数や保有資格が時給へ反映されるケースもあるため、条件によっても支給額は変わるはずです。
病院で働く看護師や保育士など、ほかの働き方との給料の違いも気になるところです。以下では、それぞれの違いを紹介しますので、参考にしてみてください。
厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」によると看護師全体の給与額は365,000円でした。
| 勤務先 | 職員1人当たり給与月額(賞与込み) |
| 私立保育所 | 37万5,766円 |
| 公立保育所 | 45万4,921円 |
参照:こども家庭庁「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果(P11)」
※令和6年3月分の月額給与。職員の給与には、月額給与の他、令和5年度分の賞与の1/12が 含まれます
保育園看護師と看護師全体の平均給与を比較すると、公立保育園の看護師は病院看護師の給与を上回る結果となっています。一方、私立保育園の看護師は病院看護師とほとんど差はありません。私立保育園は病院と違って収益が発生するわけではないため、人件費にも影響していると考えられます。
保育園では看護師と保育士が連携して子どもを支えていますが、資格や担当業務の違いから給与にも差があります。以下で、保育士と保育園看護師の平均給与を比較しました。
| 勤務先 | 看護師の1人当たり給与月額(賞与込み) | 保育士の1人当たり給与月額(賞与込み) |
| 私立保育所 | 37万5,766円 | 34万1,468円 |
| 公立保育所 | 45万4,921円 | 36万3,315円 |
参照:こども家庭庁「令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果(P11)」
※令和6年3月分の月額給与。職員の給与には、月額給与の他、令和5年度分の賞与の1/12が 含まれます
私立・公立ともに、看護師の平均給与は保育士を上回っています。これは、健康管理や医療的ケアなど、看護師ならではの専門性が求められることが給与へ反映されているためと考えられます。ただ、給与制度は自治体や運営法人によって異なるため、実際の金額には幅があるでしょう。
保育園看護師は、専門的な医療行為を行わないことや日勤のみの働き方のため、「給料が安い」というイメージを持たれることがあります。以下で、それぞれの理由を詳しく説明します。
保育園看護師は、病院のように点滴や医療処置などの専門的な医療行為を日常的に行う機会は多くありません。保育園看護師の主な役割は、子どもの健康管理や体調不良時の対応、けがの応急処置、感染症対策などです。
そのため、医療機関で求められる高度な看護技術を前提とした手当が支給されにくく、給与水準へ影響していると考えられます。見方を変えれば、専門的な医療行為を行わないけれど、ある程度の収入を確保できるともいえます。
保育園看護師は日勤勤務が基本で、夜勤がありません。そのため、夜勤手当や深夜勤務手当が支給される病院看護師と比べると、月収や年収が低く見えることがあります。ただ、勤務場所が保育園でなくても、日勤のみの働き方は負担が少ない分、給料が安く見えてしまうことが考えられるでしょう。一方で夜勤がない分、生活リズムが整いやすい面もあります。
保育園看護師の給料は、すべての職場で同じではありません。運営や給与体制、地域などによって差が生じる場合があります。そこで、以下に「高収入を目指しやすい傾向がある保育園」の特徴を紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
処遇改善等加算の対象となっている保育園では、職員の処遇改善を目的とした加算が給与へ反映される場合があります。ただ、加算額の配分方法は運営法人ごとに異なり、すべてが看護師の給与へ反映されるわけではありません。そのため、基本給や賞与だけでなく、処遇改善手当の支給実績についても確認しておくと収入を把握しやすくなります。
病院での勤務経験や看護技術を評価している保育園では、経験年数を給与へ反映したり、経験者として優遇する場合があります。特に、医療的ケア児の受け入れや、アレルギー対応をはじめとする健康管理へ力を入れている園では、看護師として培った知識や技術が評価されやすい傾向にあるかもしれません。
給与額だけでなく、家賃補助や各種手当が充実している保育園は、収入面での満足度が高まりやすい傾向があります。たとえば、住宅手当や夜勤手当、役職手当などが支給される職場では、基本給以外の収入も期待できます。
さらに、保育士や看護師の人材確保を目的とした、国や自治体の補助制度である「保育士宿舎借り上げ支援事業」を利用できる場合は住居費に充てる金額が減るため、金銭的にもゆとりを感じやすいでしょう。
保育園看護師への転職を成功させるには、給与だけでなく、仕事内容や働き方、自分に合った職場かどうかを総合的に考えることが大切です。事前に確認したいポイントを押さえておくと、転職後のミスマッチを防ぎやすくなります。以下では、転職前に確認しておきたいポイントを紹介します。
保育園では、病院とは異なる役割が求められます。そのため、「なぜ保育園で働きたいのか」「子どもとどのように関わりたいのか」を自分の言葉で伝えられるようにしておくことが重要です。これまでの看護経験をどのように活かしたいのかも整理しておくと志望動機がブレず、面接でも伝えやすくなります。
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保育園看護師の仕事内容は、勤務先や子どもの年齢によって変わります。0歳児クラスでは体調管理やミルク・離乳食に関する対応が多く、幼児クラスでは保育指導や健康観察、けがの応急処置などが中心になることもあります。入職後のギャップを減らすためにも、どの年代の子どもと関わる機会が多いのか、事前に確認しておくと働く姿をイメージしやすくなるはずです。
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保育園へ転職すると、夜勤手当がなくなる一方で勤務時間が安定するなど働き方が変わります。そのため、現在の職場と比べて、転職後の収入が減る場合もあるかもしれません。基本給だけでなく、賞与や各種手当、住宅関連の制度なども含めて収入を比較することが大切です。毎月の給与だけでなく、年収や生活費まで含めて考えることで、転職後の生活をイメージしやすくなります。
保育園は運営法人によって給与や賞与、福利厚生、休日数などが変わります。同じ地域でも条件に差があるため、1つの求人だけで決めるのではなく、複数の求人を比較するのが望ましいです。また、募集条件だけでなく、子どもの受け入れ人数や看護師の配置体制なども確認すると、より具体的に職場をイメージできるでしょう。
保育園看護師の求人は病院ほど多くないため、非公開求人を扱う転職エージェントを活用すると選択肢が広がる場合があります。給与や福利厚生だけでは分かりにくい職場の特徴や、看護師の配置状況などを教えてもらえることもあります。自分で情報収集する方法と併せて活用すると、希望に合う求人を見つけやすくなるでしょう。
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ここでは、保育園看護師の給料に関するよくある疑問について、Q&A形式でお答えします。
公立の保育園で働く看護師の平均年収は約546万円のため、基本給が高い職場なら達成できる可能性があります。私立保育園でも経験や役職、各種手当によって年収が上がることがあります。保育園看護師として年収アップを図るなら、「各種手当が充実している職場を選ぶ」「経験年数を重ねて昇給を目指す」といった方法も挙げられるでしょう。
公立保育園は自治体の給与体系が適用されることが多く、私立保育園より平均給与が高い傾向があります。そのため、収入を重視する方にとって、公立保育園での勤務は有力な選択肢の1つです。一方で、公立保育園は募集人数が少なく、採用倍率が高くなる場合もあります。また、私立保育園でも給与や福利厚生が充実している職場もあるため、公立保育園だけに絞らず幅広く比較すると希望に合う求人を見つけやすくなります。
保育園看護師の平均給与は、常勤で約38万~45万円、非常勤だと約23万~25万円です。雇用形態や公立・私立などでも給与額が変動します。また、専門的な医療行為が少なく日勤のみで働けるため、ほかの医療現場で働く看護師より給与が低いイメージがありますが、公立保育園では病院看護師以上の給与水準となるケースがあります。転職を検討する際は、毎月の給与だけでなく、賞与や各種手当、福利厚生なども比較しましょう。
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