単発で働くイベント看護師とは?仕事内容や働くメリットを解説

この記事は、単発で働くイベント看護師の仕事内容とメリットを解説します。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

目次

イベント看護師とは

イベントに派遣される看護師は、通称イベントナースと呼ばれます。イベントで働く看護師の役割は、イベント時の突発的な体調不良やケガに対して、応急処置や救護を行うことです。イベントに参加する人や主催者団体に対して、感染症対策や怪我への応急処置などの幅広い視点でケアします。ここでは、イベントで働く看護師とツアーナースの違いや、1日の流れ、参加するイベントの種類などを説明します。

イベントで働く看護師とツアーナースの違い

イベントで働く看護師と混同されやすい仕事に「ツアーナース」があります。ツアーナースとは、学生の宿泊イベントや一般向けのツアーに同行し、参加者の体調管理や応急処置を行う看護師のことです。イベントで働く看護師に比べて拘束時間が長い分、報酬額が高い傾向にあります。さまざまな土地を訪れて非日常感を得たい人には向いているかもしれません。

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看護師が手配されるイベントの種類

イベントで働く看護師の求人は単発かつ不定期で募集されるため、専業ではなく副業での働き方が一般的です。なかには夏場や年末年始、大型連休などに集中的に働くフリーランス看護師もいます。看護師が活躍する主なイベントは以下のとおりです。コンサートのような屋内のイベントだけではなく、野外ステージや海辺といった屋外のイベントに従事することもあります。

  • ライブやコンサート
  • 地域のお祭りや運動会
  • 演劇や文化イベント
  • 撮影現場
  • 展示会
  • スポーツイベント

とくに、炎天下の日中に開催される夏の屋外イベントは、脱水や熱中症により体調を崩す参加者が増えるため注意が必要です。また、スポーツイベントでは、捻挫や骨折が起きる可能性も考えられます。

イベント会場で働く看護師の1日の流れ

以下の表は、イベント会場で働く看護師の1日の流れをまとめたものです。午前中から午後にかけて勤務した場合のイメージを紹介しますので、参考にしてみてください。

出勤(現地集合)救護室や会場の確認救急箱の確認
午前中の業務救護室で待機救護活動、救護記録の記入
昼食指定の場所で休憩
午後の業務救護室で待機救護活動、救護記録の記入
退勤(現地解散)日報、業務終了報告

イベントで働く看護師の勤務時間は、従事するイベントによってさまざまです。当日のみの勤務はもちろん、数日にわたるイベントもあります。また、看護師の待機人数もイベントの規模によって異なります。

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イベント会場で働く看護師の仕事内容

イベント会場で働く看護師の仕事内容は、「救護室や医務室での待機」「参加者の応急処置や救護」「重症者の救急搬送の依頼」の主に3つに分かれます。以下で詳しく見ていきましょう。

救護室や医務室での待機

イベント中の看護師は、臨時の救護室や医務室で待機するのが一般的です。イベントを安全に運営するべく開催中の事故やケガ、体調不良に備えます。イベントによって救護者の人数は異なるため忙しさには波がありますが、体力面の負担は少ないと考えて良いでしょう。

参加者の応急処置や救護

イベント中に体調不良やケガが生じた際は、救護活動を行います。傷病者が発生した状況を把握し、情報を整理しながら応急処置に活かしましょう。「既往歴や内服薬の確認」「同伴者や保護者の有無」「周囲の参加者への状況の聞き取り」などを通して、応急処置のみで問題がないか、しっかりと見極めることが大切です。状況に応じて受診の提案も行います。

重症者の救急搬送の依頼

イベントで働く看護師に医療行為は認められていないため、実施できるのはあくまで簡易的な応急処置にとどまります。そのため、傷病者の重症度や緊急度によっては、救急搬送を要請し、医療機関へ引き継がなければなりません。判断が遅れると、容態が悪化して命に危険が及ぶこともあるため、適切かつ迅速な対応が求められます。

イベント看護師として働く3つのメリット

ここでは、イベントで働く看護師として働くメリットを見ていきましょう。イベント会場で働く看護師の最大の魅力は、勤務時間や日数に融通が利くことです。そのため、スポットで働きたい人におすすめの仕事といえます。

1.希望の時間に合わせて仕事を決められる

イベントで働く看護師は単発の仕事のため、都合の良いタイミングで働けるのがメリットの一つです。「副業でアルバイトをしたい」「平日は育児や介護に専念して週末のみ働きたい」というように、自分に合った働き方が可能です。短時間勤務の求人を選べば、家庭がある人も無理なく続けられるでしょう。なお、副業を行う際は、本業の就業規則を確認し、規定に従うようにしてください。

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2.興味のあるイベントの医療に貢献できる

看護師によっては、スキルアップのために特定の現場で経験を積みたいという人もいるかもしれません。たとえば、「スポーツ救護に興味がある」「救護を通して選手や観客のサポートをしたい」という人は、スポーツイベントに応募すると良いでしょう。状況によってはイベントを覗けるため、日々のリフレッシュにもなるはずです。

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3.医療現場以外のスタッフと交流できる

イベントで働く看護師の仕事は、イベント会社や広告代理店の社員、イベントスタッフなど、さまざまな職種の人と関わる可能性があります。そのため、日々医療従事者に囲まれている看護師からすると、環境が変わることで新鮮な気持ちになったり、視野が広がったりすることも。コミュニケーションを深めれば、多彩な人脈形成につながるかもしれません。
「看護師同士の人間関係に悩まされやすい」「同業者が少ないほうが気楽」といった方には、ストレスを感じにくい仕事といえます。

イベント看護師として働く3つのデメリット

イベントで働く看護師にはメリットが多い一方で、いくつか注意したいデメリットもあります。以下の内容を参考に、先述したメリットと比較してみましょう。

1.時期によって求人募集の数が変動する

イベントで働く看護師の求人は常時募集されているわけではなく、季節や時期によって数が変動します。そのため、イベントナースを本業にするのは難しいでしょう。繁忙期とされる5月〜7月頃や長期休暇は案件が増える傾向にありますが、反対に2月〜3月頃は閑散期となるようです。なお、報酬額は1日あたり1万円前後が相場です。

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2. 医療現場では基本的に1人での対応が求められる

イベント会場には医師がおらず、配置される看護師は一人体制がほとんどです。そのため、緊張感や責任の重さにプレッシャーを感じる人もいるでしょう。救護室を訪れる傷病者がいなければ自由に過ごせますが、有事の際には対応に追われる可能性があります。

3.イベントの案件によっては長時間の拘束となる

イベントの開催時間や開催期間は案件ごとに異なります。そのため、選ぶ求人によっては長丁場になったり、地方と東京や大阪などの都市部を移動する際は長い時間を要したりすることもあるでしょう。
看護師によっては、拘束時間に対して報酬額が見合わないと感じる場面もあるかもしれません。効率的に稼ぎたい人は、時給や日給をしっかりと確認し、満足度の高い求人を選ぶことが大切です。

イベントで働く看護師に必要なスキル

イベントで働く看護師の求人は、基本的に看護師免許や准看護師免許があれば応募できます。ただし、臨機応変な対応が求められるため、以下のスキルを身に付けておくことが望ましいといえます。急性期病棟や救急外来で働いた経験がある人は、慌てずに対処できるでしょう。

医療に関する幅広い知識や経験

イベント時は緊急度の高い傷病者が発生することもあり、AEDの取り扱いや心肺蘇生といった、ひととおりの救命措置ができなければなりません。そのため、疾患について幅広い知識があり、臨床経験が豊富な看護師が歓迎される傾向にあります。臨床経験を問わない案件もありますが、3年以上の臨床経験を募集条件に指定している場合もあるでしょう。

冷静な判断力

緊急時の迅速な応急処置や救急要請を行うには、いかなる状況でも冷静に判断できる力が必要です。イベントでは、どのような傷病者が現れるか、また、イベント参加者がどのような基礎疾患を抱えているかわかりません。そのため、冷静に判断・対処できるスキルや、限られた物品で処置を行えるような応用力が必要不可欠といえます。

高いコミュニケーション能力

周囲と円滑なコミュニケーションを取れることも、イベントで働く看護師に重要な要素です。イベント参加者の年齢は幅広いため、看護師にはそれぞれの年齢層に合わせた対応が求められます。また、現場のスタッフとの関わりもあるため、知識や経験だけではなく、人柄も採用基準の一つになるでしょう。

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イベント看護師に向いている人の特徴

イベント看護師に向いている人の特徴には、以下があります。

  • ダブルワークや副業に挑戦したい人
  • 特定の現場での看護経験を積みたい人
  • 好奇心旺盛でフットワークが軽い人
  • 体力に自信がある人

イベントで働く看護師の求人案件は不定期で募集されるため、特定の現場でダブルワークや副業をしたい人に向いています。また、イベントは全国各地で開催されるため、非日常を楽しみながら働きたい好奇心旺盛な人にもおすすめです。
場合によっては、遠方での勤務や立ちっぱなしでの業務もあるため、体力に自信がある方も活躍できるでしょう。「イベントナースとして働く3つのメリット」を参考に、自身の価値観と照らし合わせてみてください。

イベント会場で働く看護師へ転職する方法

イベント会場で看護師として働くには、イベントで働く看護師の案件に応募する必要があります。派遣会社や求人サイトを使用して、希望条件に合う求人を探してみましょう。

看護師向けの派遣会社に登録する

イベントで働く看護師の案件は非公開求人が多く、自分で探すのは簡単ではありません。安定して案件を確保したい場合は派遣会社を活用すると良いでしょう。会社ごとに特化しているイベント内容も異なるため、出張登録会などに参加して直接話を聞いてみるのも良いかもしれません。派遣会社によって、用意されている福利厚生や看護師向けのサポート制度はさまざまなので、複数の派遣会社を比較検討するのがおすすめです。

▶派遣・紹介予定派遣求人検索

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求人サイト経由で単発の求人を探す

本格的にイベントで働く看護師として働く前に、「まずはどのような案件があるのか見てみたい」という場合は、求人サイト経由で単発案件を探す方法もあります。イベントナースの求人は人気で競争率が高いため、個人で単発バイトを探すのは難易度が高いものの、「関西」「関東」などエリア別に簡単に検索でき、気軽に転職活動を進めたい人には向いているでしょう。

看護業界に特化した転職エージェントに相談する

イベントで働く看護師に転職するには、看護業界に特化した転職エージェントに相談するのも一つの手です。看護師向けの転職エージェント「レバウェル看護」では、看護師の転職事例に詳しいキャリアアドバイザーが、非公開求人も含めた幅広い求人提案をしてくれます。イベント看護師以外にも、今後のキャリアや将来の方向性を踏まえて自分に合った仕事を相談できる

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イベントナースと似た働き方ができる単発求人

看護師向けの単発案件には、イベントナースに限らず、さまざまな種類があります。イベントで働く看護師は常時求人があるわけではないので、「希望に合う求人が見つからない」「次の仕事まで期間が空いてしまう」といった場合は、別の仕事をする必要があります。
その際、イベント看護師としての経験を活かせたり、働き方が似ていたりする単発求人であれば、効率的に働けるでしょう。ここでは、選択肢の一つとして「検診センター」や「介護施設」「訪問入浴」などを紹介する

検診センター

検診センターの単発案件では、採血や血圧測定、身長・体重測定、各種検査の実施・サポートなどを行います。幅広い年齢層の方に向けて、検査の説明や誘導などを行うため、イベントで働く看護師と同様に、コミュニケーション能力が必要です。

とはいえ、検診センターを訪れる人は健康な人が中心のため、歩行時に付き添ったり、介助をしたりする場面がほとんどありません。高度な看護スキルや経験も求められにくく、イベント会場での看護師経験がある方は対人スキルを活かしながら、心身ともに負担の少ない環境で働けるでしょう。

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介護施設

特別養護老人ホームや有料老人ホーム、デイサービスの中には、看護師の人員が不足しており、単発の求人を募集している場合があります。介護施設の業務内容は、入居者の方の健康管理や必要に応じた医療行為の提供です。

看護師の配置人数は職場により異なりますが、基本的に少人数であるため、イベントで働く看護師と同様に「自身でケア可能か」「医師に判断を仰ぐべきか」などを冷静に判断する力が求められます。専門性の高い介護スキルは求められませんが、状況に応じて介護職員とともに身体介助を行う場合もあるため、あらかじめ求人の詳細を確認しておきましょう。

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訪問入浴

単発案件の中には、利用者の方のご自宅を訪問し、入浴サービスを提供する「訪問入浴」もあります。訪問入浴の仕事は求人数が豊富で、1時間あたりの報酬額が高いのが特徴です。訪問入浴の看護師の業務内容には、洗髪・洗身や、軟膏塗布・ガーゼ交換といった簡易的な処置が挙げられます。1日5〜8件ほどの訪問件数をこなすこともあり、身体的にハードな仕事といえるでしょう。
「イベント看護師として遠方での勤務経験が豊富にある」といった、体力面に自信のある看護師に向いているといえます。

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夜勤専従

夜勤専従とは、深夜帯の勤務に特化した看護師のことです。病棟勤務の看護師にはイメージしやすい働き方かもしれません。レバウェル看護の独自データによると、夜勤専従で働く看護師の平均月給は42万6,692円、病院に勤める夜勤ありの常勤看護師の平均月給は34万3,010円。
つまり、日勤帯や夜勤を含む常勤看護師よりも報酬額が高い傾向にあるため、イベント看護師と同様に「単発で効率よく稼ぎたい」「体調管理に自信がある」という看護師に向いているでしょう。なお、夜勤専従の仕事は勤務先によっても忙しさに差があるため、各病院や介護施設の特徴をつかんだうえで応募することが大切です。

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イベント会場で働く看護師に関してよくある質問

ここでは、イベント会場で働く看護師に関してよくある質問を紹介します。

イベントナースのキャリア形成に役立つ資格は?

イベントで働く看護師のキャリア形成に役立つ資格例としては、一次救命処置スキルの証明となる「BLSプロバイダー」があります。心肺や呼吸が停止した人に対して心肺蘇生法を実施したり、AED(自動体外式除細動器)を使用したりして救命します。資格の取得によって、突発的な傷病者に対応できる看護師として、より活躍できるでしょう。

イベント救護の求人は派遣やバイトなど単発が多い?

イベントナースの仕事は、コンサートや都市部などでのイベント期間のみ勤務するのが特徴です。そのため、イベント救護の看護師求人は、基本的に派遣やバイトの単発案件が中心となります。応募する際は、看護師向けの派遣会社に登録したり、求人サイト経由で探したりしてみましょう。

イベントナースの給料相場はいくらですか?

イベントナースの報酬額は1日あたり1万円前後が相場です。拘束時間によって報酬額は変動します。また、会社によって日給制・時給制も異なります。「イベントナースと似た働き方ができる単発求人」では、イベントナース以外の単発求人も紹介しているため、参考にしてみてください。

まとめ

イベントに派遣される看護師は、傷病者の応急処置や救護、救急搬送の要請といった役割を担います。イベント看護師ならではの魅力には、「勤務時間に合わせて仕事を選べる」「興味のあるイベントの医療に貢献できる」「医療現場以外のスタッフとも交流できる」といった点があります。

イベントで働く看護師の求人はイベントごとに不定期で募集されるため、ダブルワークや副業を検討している人におすすめです。
イベントで働く看護師になるには、看護師向けの派遣会社に登録したり、求人サイト経由で案件を探したりする必要があります。看護師向けの単発案件には、イベントのほかにも検診センターや介護施設、訪問入浴などがあるため、自分に合った働き方を探すと良いでしょう。

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この記事を書いた人
「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点
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