
「看護師がうつ病になりやすいのはなぜ?」「もしもうつ病になったらどうすればいいの?」と不安に感じている看護師は多いのではないでしょうか。
ここでは、看護師がうつ病になりやすい原因や、看護師がうつ病にならないための対策、うつ病になった時の対処法などについて詳しく紹介します。
この記事を最後まで読み終えてもらえれば、自分の気持ちと向き合いながら看護師として働き続ける方法が分かるでしょう。
気持ちの落ち込みに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
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うつ病とは、気分の落ち込みや意欲の低下が長く続き、日常生活や仕事に支障が出るこころの病気です。
仕事の失敗や人間関係の悩みで落ち込むことは誰にでも起こりうることですが、時間の経過とともに回復していきます。
しかし、数週間以上にわたって一日中つらい気持ちが続き、眠れない、食欲がない、疲れやすい、集中できないなどの症状が現れる場合は、うつ病の可能性があるでしょう。
厚生労働省によると、下記のうち5つ以上(1か2を含む)が2週間以上続いている場合、専門家に相談することを推奨しています。
また、朝に不調があらわれやすく、午後から夕方にかけて症状が和らぐことが多いのも特徴です。
看護師は心身ともに負担の大きい仕事であり、うつ状態に陥りやすい職種の一つと言われています。
看護師がうつ病になりやすい原因は下記のとおりです。
それぞれの原因について詳しく紹介するので、当てはまる原因がないかチェックしてみましょう。
入職したばかりの時期は、慣れない環境や業務に対応するだけで大きなストレスを感じやすいです。
覚えることが多く、先輩からの指導や評価にプレッシャーを感じることも少なくありません。
また、自分のミスが患者様の安全に直結するため、過度に自分を責めてしまうケースもあります。
思った通りに活躍できない状況が続くことで、自己肯定感が低下し、気持ちの落ち込みや無気力につながるでしょう。
看護師は患者様の命や健康に関わる責任の重い仕事であり、日々の業務の中でミスが許されない緊張感が続くため、精神的な負担が蓄積していきます。
特に急変対応や看取りなど、精神的に大きな影響を受ける場面も多く、気持ちの整理が追いつかなくなる人も珍しくありません。
責任感が強い人ほど無理をしやすく、知らないうちにストレスが限界に達しやすいでしょう。
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職場の人間関係は、看護師がうつ状態になる大きな要因の一つです。
上下関係が厳しい職場や、コミュニケーションが取りづらい環境では、孤立感しやすくなります。
また、忙しさによって周囲から十分なフォローを受けられない場合、悩みを一人で抱え込んでしまうこともあるでしょう。
看護師は夜勤やシフト勤務があるため、生活リズムが乱れやすいです。
不規則な生活は睡眠不足や体調不良を引き起こし、精神的な不安定さにもつながります。
特に夜勤明けや連勤が続くと、疲労が十分に回復せず、気分の落ち込みや集中力の低下を感じやすくなるでしょう。
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看護師として働く中で、ストレスを完全になくすことは難しいですが、日々の意識や行動で心の負担を軽減することは可能です。
看護師がうつ病にならないための対策として、下記が挙げられます。
具体的にどのような対策をとればいいのかお伝えするので、早速取り入れてみましょう。
忙しい業務の中では、自分の気持ちを後回しにしてしまいがちですが、気づかないうちにストレスが蓄積し、心の余裕を失う原因になりかねません。
しかし、自分の心に目を向けることが、早めの対処につながります。
「つらい」「疲れた」と感じたときは、その気持ちを否定せず受け止めることが大切です。
悩みやストレスを一人で抱え込むと、気持ちがどんどん重くなってしまいます。
そこで、信頼できる友人や家族に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが軽くなりやすいでしょう。
また、自分の状況を言葉にすることで、抱えている問題や課題をを整理できるのもメリットの一つです。
看護師は責任感が強く、すべてを完璧にこなそうとする人が多い傾向があります。
しかし、無理を続けると心身ともに疲弊してしまうため、「できること」と「できないこと」を自分の中で明確にし、適度に線引きをすると良いでしょう。
無理のない範囲で働く意識を持つことで、ストレスの軽減につながります。
仕事が忙しいと、ついプライベートの時間を削ってしまいがちですが、心身の回復に休息は欠かせません。
意識的にオンとオフの切り替えをすることで気分がリフレッシュされ、ストレスを溜め込みにくくなり、仕事へのモチベーション回復にも役立ちます。
そのため、好きなことをする時間や、何もしない時間を意識的に確保すると良いでしょう。
「もっと頑張らなければ」と自分を追い込みすぎると、心の余裕がなくなり、抑うつ状態を引き起こしやすくなります。
したがって、完璧を目指すのではなく、「今日はこれだけできれば十分」と自分に許可を出しましょう。
小さな達成感を積み重ねることで、自己肯定感を保ちやすくなり、心身の健康につながります。
どうしても環境が合わない場合は、職場を見直すことも一つの選択肢です。
人間関係や業務負担が原因でストレスを感じている場合、環境を変えることで大きく改善することがあります。
異動の相談や転職を検討することは決して逃げではなく、自分を守るための大切な行動と言えるでしょう。
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看護師として働く中で、うつ状態になるのは決して珍しいことではありません。
ただし、症状が悪化する前に適切な行動をとり、症状の悪化を防ぐことが大切です。
看護師がうつ病になった時の対処法を紹介するので、メンタルダウンで悩んだ際にお役立てください。
うつ状態のときは、家族や友人、職場の信頼できる先輩などに気持ちを打ち明けることで、精神的な負担が軽くなる場合があります。
自分の状況を言葉にすると、気持ちが整理される効果も期待できるでしょう。
無理に解決策を求める必要はなく、まずは「聞いてもらう」ことを目的にするだけでも十分です。
心と体が疲れているときに、無理に仕事を続けると症状が悪化するおそれがあります。
そこで、しっかり休息できる時間を設け、気持ちの安定をはかるのがおすすめです。
休日は仕事から完全に離れ、十分な睡眠をとったり、リラックスできる時間を確保したりといった過ごし方を意識しましょう。
周囲に相談できる人がいない場合、一人で悩みを抱え込んでしまうのはおすすめしません。
職場の相談窓口や外部のカウンセリングサービスを利用するのも有効な方法です。
例えば、厚生労働省の「こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト」では、電話やSNS、メールで相談することができます。
外部機関であれば、職場内に相談しづらい内容でも安心して話しやすいでしょう。
気分の落ち込みや不眠、食欲不振などの症状が続く場合、早めに医療機関を受診しましょう。
受診に抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、早期に対応することで回復がスムーズになります。
一人で悩みを抱え込むのではなく、医療機関で適切な診断と治療を受けるのがおすすめです。
症状が強く、日常生活や業務に支障が出ている場合は、休職を検討することも必要です。
無理に働き続けるよりも、一度しっかり休むことで回復しやすくなります。
例えば、眠れない、食べられない状態が続く、頭痛や動悸など心身の不調が出ている、仕事中のミスが増えている、休日になっても気分が晴れずプライベートを楽しめないといった変化は、心身が限界に近づいているサインかもしれません。
自分一人で判断が難しい場合は、医師や信頼できる人に相談し、必要に応じて休養を検討しましょう。
休職中は、無理に何かをしようとせず、まずはしっかり休むことが優先です。
規則正しい生活を意識しながら、少しずつ体調を整えていきましょう。
気分が安定してきたら、軽い散歩や趣味など、自分がリラックスできる活動を取り入れるのも効果的です。
現在の部署や人間関係が原因でストレスを感じている場合は、異動や配置転換を申し出るのも良いでしょう。
環境が変わり、気持ちが楽になるケースも少なくありません。
上司や人事担当者に相談し、自分に合った働き方ができる環境を探ることが大切です。
現在の職場で働き続けることが難しい場合、転職を検討するのも選択肢の一つです。
職場環境や人間関係が全て変わることでストレスや負担が軽減され、うつ状態の改善が見込める可能性があります。
ただし、仕事や職場でのルールなどを一から覚えなければならず、人間関係も築き直す必要があるため、かえってストレスを感じる人も少なくありません。
転職を検討する場合、自分に合った職場を慎重に選ぶことが大切です。
看護師がうつ病になっても、治療や生活を支えるための公的制度が複数用意されています。
収入面や医療費の負担を軽減できる制度を知っておくことで、療養に専念しやすくなるので安心です。
看護師がうつ病になった場合に活用できる制度をいくつか紹介するので、どのような制度があるのか確認してみましょう。
傷病手当金は、うつ病などの病気で働けなくなった際、健康保険から支給される給付金です。
休職中の収入を補う制度で、給与のおよそ3分の2が通算1年6カ月支給されるため、経済的な不安を軽減しながら治療に専念できます。
ただし、主な条件としては「業務外の病気であること」「働けない状態であること」「連続3日以上休んでいること」などが挙げられるので注意してください。
退職後に働く意思と能力がある場合、失業給付金(基本手当)を受け取れる可能性があります。
失業保険は額面給与の約50~80%が支給され、退職後の経済的な不安が少なく済むでしょう。
ただし、うつ症状が強く「すぐに働けない状態」の場合は受給対象外となることもあるため注意が必要です。
うつ病の症状が長期化し、日常生活や就労に支障がある場合は障害年金の対象になることがあるでしょう。
障害の程度によって支給の可否や金額が決まり、初診日や症状の状態が判断基準となります。
継続的な生活支援を受けられるため、治療が長期化する場合は申請を検討すると良いでしょう。
自立支援医療制度は、精神疾患の治療にかかる医療費の自己負担を軽減する制度です。
対象はうつ病を始めとした精神疾患によって通院治療を必要とする方で、市区町村への申請により利用できます。
通常3割負担の医療費が1割程度に軽減されるため、自己負担を減らしながら継続して通院治療を受けられるのは安心ポイントと言えるでしょう。
精神障害者保健福祉手帳は、うつ病などの精神疾患により生活や社会活動に制限がある場合に取得できる手帳です。
取得することで、税制優遇や公共料金の割引、就労支援などさまざまなサポートを受けられます。
2年ごとに申請が必要となるため、手帳取得後は定期的に申請しなければならない点に注意してください。
うつ状態から回復し、復職を検討する看護師が大半ですが、無理に元の働き方に戻ると再発のリスクが高まります。
そのため、自分の体調や気持ちに合った働き方を選び、慎重に進めることが大切です。
うつ病になった看護師の復職のポイントとして下記が挙げられます。
それぞれのポイントについて詳しくお伝えするので、復職を検討する際の参考にしましょう。
うつ状態が回復してくると、復職を焦る看護師は少なくありません。
しかし、気分の落ち込みや不眠などが改善し、日常生活を無理なく送れる状態が復職の目安となります。
医師の意見を参考にしながら、焦らず段階的に復職を目指しましょう。
うつ状態が落ち着いてきたら、自分がうつ病になった原因を冷静に振り返りましょう。
業務量の多さ、人間関係、夜勤の負担など、何がストレスの要因だったのかを整理できれば、同じ状況を繰り返さず、適切な対策を取り入れられます。
ただし、気持ちが落ち込んだまま、原因を振り返ろうとしても自責の念が強まってしまう恐れがあるため、注意が必要です。
復職後は、以前と同じ働き方にこだわらず、自分にとって無理のない勤務形態を選びましょう。
例えば、時短勤務や夜勤のない日勤常勤、パート勤務など、負担を軽減できる働き方がおすすめです。
勤務時間や業務内容を調整することで、心身への負担を抑えながら働くことが可能になります。
「転職活動に時間をかけたい」「自分に合う職場を探したい」という方は、紹介予定派遣という働き方が向いています。
実際に働きながら職場の雰囲気や業務内容を確認できるため、自分に合った環境であるか見極めやすいでしょう。
「フルタイムで復職するのはまだ抵抗がある」という理由から、段階的に働き方を戻していきたい方にもぴったりです。
復職や転職に不安がある場合は、転職エージェントを活用するのも有効です。
看護師専門のエージェントであれば、職場環境や働き方の希望を踏まえた求人を紹介してもらえます。
また、面接対策や条件交渉のサポートも受けられるため、安心して転職活動を進められるのもうれしいポイントです。
看護師向け転職エージェントのレバウェル看護では、専任のキャリアアドバイザーが一人一人に合ったスピードで転職をサポートします。
療養を続けながら復職のタイミングを見極められるので、無理のない転職が可能となるでしょう。
ここでは、看護師のうつについてよくある質問を紹介します。
うつを発症したからといって、必ずしも看護師以外の仕事に転職する必要はありません。
うつの原因が業務内容そのものではなく、人間関係や職場環境である場合、環境を変えることで改善するケースも多いです。
ただし、看護師の仕事自体に強いストレスを感じる場合は、無理をせず別の職種への転職を検討しても良いでしょう。
病棟での勤務は基本的な看護技術を習得できるほか、専門性を高めるのに役立ちます。
しかし、病棟での勤務が原因でうつ状態になったのであれば、環境を変えても負担に感じる可能性があるでしょう。
病棟にこだわらず、外来や健診センター、デイサービスなど比較的負担の少ない職場を選ぶのも一つの選択肢です。
看護師は責任の重さや人間関係、不規則な勤務などから、うつ状態になりやすい職種です。
しかし、原因を理解し、適切に対処することで回復や再発防止に役立ちます。
また、もしもうつ病になった際は、傷病手当金や失業給付金、障害年金といった公的制度の活用が可能です。
休職や異動、転職といった選択肢も前向きな行動の一つとして捉え、自分に合った働き方を見つけましょう。
「今の職場がつらいけど、辞める勇気が出ない…」「自分に合う職場がわからない」という方は、レバウェル看護にお任せください。転職に関するお悩みは一人で抱え込むのではなく、看護師向けの転職エージェントであるレバウェル看護の活用がおすすめです。
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