
「認定看護師の資格をうまく活用できていないので、更新するかどうか迷う」という人もいるかもしれません。認定看護師は5年ごとの更新審査を受けないと、資格そのものが失効してしまうので注意が必要です。
この記事では、認定看護師が資格を更新しない理由や失効後の再審査について解説します。認定看護師の資格を活かせる職場の特徴と、更新しない場合の働き方にも触れているので、ぜひ参考にしてみてください。
認定看護師の資格を更新せずに有効期限が満了すると、資格自体が失効になります。認定元への「認定看護師を更新しない」という連絡は、基本的に不要です。認定看護師の集会や活動に参加しているという場合、運営者には念のため連絡しておくと良いかもしれません。
資格を取得しても待遇が変わらなかったり、仕事量の負担が大きくなってしまったりと、認定看護師を更新しない理由は人それぞれです。ここでは、認定看護師の資格を更新しない理由を状況別にご紹介します。
「給料アップを期待したけれど、待遇に変化がなかった」という理由で、認定看護師の資格を更新しないという人もいるようです。職場によっては認定看護師向けの資格手当や昇給体制がなく、「せっかく資格を取得したのにメリットを受けられない」という場合もあります。
「認定看護師の資格を取得したからといって、仕事内容が変わったわけではない」という状況もあります。業務に役立てられないと資格を所持している理由が感じられず、更新しなくても良いといった判断につながるかもしれません。
上記とは反対に、認定看護師の仕事の負担が大きく、継続が難しいという人もいます。仕事量と給料が見合わず、認定看護師の資格を有していてもモチベーションを維持できない場合は、更新せずに通常の看護師として活躍したいと考えるのも無理はありません。
以前までは更新審査のために作成する実践報告書の提出が必要でしたが、2025年度からは実績そのものの申告と実績を証明する資料の提出のみに変更になりました。
とはいえ、規定以上の実績を積むには、委員会活動や講師活動、研修への参加、論文の執筆・発表など(日本看護協会「認定看護師更新審査:実績活動の申告表」)をこなすことが必要です。仕事をしながら実績条件をクリアするのが難しく、更新を諦めるという状況もあり得ます。
認定看護師の資格は、2020年度から新制度で教育が開始されています。旧制度で認定看護師になった人が新制度に移行するには、特定行為研修を受けることが必要です。特定行為研修への参加には費用も時間もかかるため、移行したくないという理由から更新を避ける場合も考えられます。
認定看護師の資格を更新しなかった場合でも、再認定審査を受けられます。認定看護師の再認定審査の条件は、以下のとおりです。
再認定審査を通過すれば、再び認定看護師の資格を得られます。更新せずに資格を失効しても、再取得が可能なことは覚えておきましょう。
▼関連記事
認定看護師の更新に必要な手続きとは?審査申請時の提出書類や費用を解説
特定行為研修を組み込んでいないこれまでの認定看護師の教育(A課程)は、2026年度をもって終了します。これまでの制度で認定看護師になった方も、特定行為研修を修了すれば新制度(B課程)での認定看護師になることが可能です。
ただ、新制度が開始した2021年度以前に資格を取得した人は、移行手続きをしなくても資格更新を続けられます。特定行為研修を受ける必要がない、移行しなくて良いと考える場合は、そのまま資格を更新できることはおさえておきましょう。
▼関連記事
認定看護師はなくなる?2020年度開始の新制度と資格の取得方法を解説
認定看護師の資格を活かせる職場なら、更新に対するモチベーションも向上できます。認定看護師として活躍しやすい職場の特徴は、「実践・指導・相談」の取り組みに協力的な環境であることです。具体的には、「組織を横断しての活動が多いこと」と「教育指導の機会が多いこと」がポイントになります。病院内だけでなく、外部の診療所や訪問看護ステーションとも連携しているところなら、認定看護師の活躍の場を広げられるでしょう。
また、認定看護師教育の講義や看護学生講義といった機会をもてると、専門性の高い分野でのサポートを実現できます。現在の職場ではこのような取り組みがなく、資格を更新する意味がないと感じる場合は、認定看護師として活躍できる環境へ転職するのも手です。
▶一般病院の求人一覧はこちら
▶総合病院の求人一覧はこちら
▶クリニックの求人一覧はこちら
▶訪問看護の求人一覧はこちら
認定看護師を更新しない場合は、通常の看護師として勤務することになります。認定看護師になる前の働き方に納得している場合は、看護現場で引き続き活躍を続けることが可能です。
また、介護施設では認定看護師の資格を活用する機会が少ないため、「資格を更新せずに看護師として働きたい」「認定看護師の責任が重かったから資格の更新に関与しない分野で勤めたい」という人に向いているかもしれません。
▼関連記事
介護施設で働く看護師の仕事内容とは?メリット・デメリットや向いている人
ここでは、認定看護師の資格を更新しないことに関する質問を、Q&A形式でお答えしていきます。
可能です。更新申請の取り下げを希望する場合は、日本看護協会の認定部へ連絡を入れましょう。ただし、申請の取り下げには期間が決められているので、受付期間を過ぎるとキャンセルは不可能となります。更新審査の振込が確認できない場合も取り下げの扱いを受けますが、認定部へきちんと連絡を入れることが重要です。
更新審査で不合格になっても、再認定審査を受けられます。再認定審査については、本記事の「認定看護師の更新を見送っても再認定審査が受けられる」を参考にしてください。なお、更新審査で不合格になると、再認定審査に合格するまでは認定看護師を名乗れません。資格の失効後に認定看護師を名乗って活動すると、処分対象になる可能性もあるので注意しましょう。
認定看護師は、5年ごとに更新審査を受けなければ資格を失効してしまいます。「資格を所持していても給料をはじめとした待遇が変わらない」「認定看護師の仕事の負担が大きい」「新制度に移行したくない」などの理由から、認定看護師の資格を更新しないという判断を自身でする人もいるようです。
認定看護師の更新審査をせず一度失効したとしても、条件を満たしていれば再認定審査を受けることが可能です。認定看護師の資格を活かせるかどうかは職場にもよります。転職して、再度認定看護師として働きたいと考える人もいるかもしれません。
「認定看護師の資格が有効活用できていない」「認定看護師とは関係のない仕事に就くか、しっかりと役割を与えられる仕事に就きたい」といった気持ちを抱えている方は、「レバウェル看護」にご相談ください。
「レバウェル看護」なら、認定看護師の資格を活かして働ける環境かどうかを求人に応募する前に確認できるため、認定看護師の資格を更新しても無駄になることはありません。また、キャリアアドバイザーがそれ以外の希望条件にも合う求人を提案いたします。
相談のみの利用もできますので、お気軽に「レバウェル看護」へお問い合わせください。
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載