先輩からのアドバイス これから看護師を目指すみなさんへ

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◆はじめに


看護学生になるみなさんは、それぞれさまざまなきっかけをお持ちだと思います。「小さいころから看護師に憧れていた」「患者様の役に立ちたい」「手に職を付けたい」「ただなんとなく入学を決めた」など実に多様でしょう。私はどちらかというと後者の方で、入学前は不安がいっぱいでした。

看護ではチームワークを活用する場面もあり、自分自身と周囲との温度差を感じたり、「自分にできる仕事なのだろうか」、また「看護師ってなんか思っていた仕事と違うぞ」と悩んだりしたことを覚えています。
しかし、私は今も現役で家庭と仕事を両立しています。みなさんにも、看護学生としてたくさんの経験をして、自分に合った道を見つけてほしいと思います。

今回は、看護大学を卒業した私の実体験を含め、お話させていただきますね。
これから頑張っていくみなさんのアドバイスに少しでもなれるといいなと思います。


看護師にはたくさんの働き方がある


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看護学生を卒業したら「看護師として病院に勤務しよう」と考える人はたくさんいます。しかし、一言に病院といっても、都会の大病院なのか、地方の病院なのか、クリニックのような中小規模の病院であるのかによって、さまざまな看護師が働いています。

また、病棟看護師といっても急性期と慢性期では雰囲気が異なりますし、外来看護師といっても一般外来、検査室、救急外来(ヘリナースを含む)、手術室、退院支援室等さまざまな職場があります。そのほかにも、職員のメンタル管理や教育に関わっている看護師もいます。

そして、病院以外にも看護師にはたくさんの活躍の場があります。
介護や障害者の施設、市町村の施設、スポーツクラブやテーマパークの専属ナース、ナースグッズの開発に携わる、インプラントや医療機器メーカーで働く、専門学校や大学の教員や教授など実に幅広いのです。さらに、保健師や助産師、養護教諭の資格を得るとさらに活躍の場は広がるでしょう。私の同期も国内外実に多様な職場に就職しました。

看護学生として、自分の描く看護師像に近づいていくことはとても素晴らしいことですが、看護師としてどのような働き方があるのか、考え方があるのか、学生のうちに多くの知識を得ておくことで、将来の視野を広げることができますよ。


教員や実習から得られること


看護の学校は専門分野の学科ということもあり、教員や教授(医師や薬剤師、栄養士、レントゲン技師等を含む)が親身になって学生の指導をしてくれることが特徴にあります。
その環境を有効に利用して、自分の将来についてさまざまな分野の教員に相談したり、教員自身の話をきいたりすると、あなたの知らない看護の世界が見えてくるはずです。

また、さまざまな実習先を見ることができることも特徴です。実習では、患者様への看護を学ぶことはもちろんですが、職場の雰囲気や実習先の看護師の役割を知ることができる貴重な場でもあります。それぞれの分野で活躍する看護師の意見を聞き、参考にすることもできます。

学内での学習を得て、実際の職場を見ることで、「これはおかしいんじゃないか」「私には向かないんじゃないか」とか「すごく素敵な看護があるな」「ここなら自分も活躍できそうだ」という率直な感想が出てくるはずです。

看護学生なのに偉そうだと謙遜してしまうかもしれませんが、学生は各分野の授業で最先端の看護について日々講義を受けているわけですから、その眼差しで現場を評価、判断して間違いはありません。

実習で自分の得意分野や興味のある分野を高められる職場や自分の思いに合った職場を見つけられると良いですね。



部活動やサークルで得られること


その他、部活動やサークル活動が在学中・就職後も役に立つことがあります。私の場合は、医学部看護学部合同の運動部に所属していました。部員の人数も80人前後の大きな部活動です。

練習・飲み会共に充実した部活でしたので、勉強と両立も難しく「なんでこんなことやってるんだろう」と思い、退部を考えることもありました。

しかし、在学中は勉強や実習、部活動が辛くても仲間と乗り越えられましたし、テストや国家試験では部員で過去問等の情報共有をして乗り越えてきました。

また、卒業した今でも卒業生(もう立派な医師や看護師ですけれども)で声を掛け合って、定期的な食事会や旅行に出掛けることもあります。

さらに、自分は学生時代に被っていない先輩や後輩であっても、同じ大学の部活に所属していたというだけで一気に距離が縮まります。仕事もスムーズに進んだり、楽しみながら進めたりすることができますよ。

私からも、同じ部活動に所属していたことが分かれば、赴任してきた医師や看護師に挨拶に行くこともありますし、実習中の学生からも「○○さんですか、僕は同じ部活に所属させていただいている学生の○○です」と院内で挨拶してもらうことも。

また、同じスポーツの他大学の学生、医師や看護師との交流もあります。
こうやって輪を広げていくことができるのです。


看護師として働くことだけが、看護を学んだ成果ではない


最後は、仕事としての看護師に関するアドバイスではなく、他にどう看護を活かすことができるのかということについてお話します。

看護師学生・看護師としての知識や経験は、仕事にばかり役立つものではありません。例えば、あなたが病気や怪我をしたとき、若しくはあなたの家族が同じような状況になったときあなたは看護の知識を使って、適切な対応をすることが可能です。

あなたの子供が生まれるとき、夫や妻が怪我をしたとき、両親の介護が必要になったときなど多くの場面であなたの知識や経験は有効です。
看護の知識・技術で、家族の健康を支えることができるのですよ。


◆おわりに


自分は看護学生としきちんとやっていけるのか、果たして看護師になれるのかと不安を持つ方も多いと思います。

しかし、看護学生となって看護の勉強を進める傍ら、看護師としての可能性を探っていくことで、自分に合った働き方や考え方を見つけられることもあります。

学生時代は、視野を広げられるチャンスがたくさんあるのです。さまざまなことに挑戦して、実は意外と深い看護の世界を覗いてみてはいかがでしょうか。

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