
看護師のなかには、「転職後のギャップで後悔したくない」と悩む方もいるでしょう。転職は、勤務条件や待遇、教育制度など、「話と違う」と不満が生まれる可能性があるものです。この記事では、看護師が転職後にギャップを感じやすい場面やギャップへの対処法を解説。ギャップを避けて求人に応募するコツもご紹介します。転職前後で悩んでいる看護師は、ぜひ最後までご覧ください。
転職した看護師が感じやすいギャップには、「看護スキルや経験」「給与や休暇などの待遇」「業務内容や残業」「人間関係」「教育制度」「病院の体制」などがあります。ここでは、各項目を確認しましょう。
求められる看護スキルや経験の高さにギャップを感じる場合があります。病院や施設によって業務の仕方やマニュアルが異なるのは当然のこと。求められる看護スキルに関するギャップがある場合には、新しい職場でのやり方に徐々に順応できるよう努力してみましょう。
給与や休暇などの待遇にギャップを感じることもあるでしょう。給与額が求人を見た際のイメージや自身の理想と異なっているかもしれません。勤務するうちに福利厚生に不満が生じることもあるでしょう。
業務内容に関してギャップが生じやすいのが、病院からクリニックへ転職したケースです。クリニックでは、電話対応や清掃、カルテ整理など、病院では行わなかったことも看護師の業務として組み込まれることがあり、不満に思う人もいるかもしれません。また、どの職場でも共通して「残業がないと聞いていたのに実際は多い」といった不満が募ることも。
人間関係に関しては、入職前には実情が見えてこないことが多いこともあり、入職後にギャップを感じて落胆してしまうこともあるでしょう。前職での人間関係が良かった場合には特に、転職先で人間関係に関するギャップを感じやすいかもしれません。
「技術を教えてもらえない」「指導者がおらず誰に相談していいか困る」などと、教育に関するギャップに悩まされる看護師もいます。入職前に「丁寧に指導します」などといわれていた場合には、特にギャップを感じやすいでしょう。経験があることで、即戦力としてみられてしまうこともあるようです。
看護師によっては、職場のローカルルールや、病院と介護など業界によるギャップに戸惑うこともあるでしょう。患者さまより、医師の方針が優先される状況に悶々とすることもあるかもしれません。
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転職後にギャップを感じたからといって、すぐに再び転職すると今後のキャリア形成にマイナスの影響を及ぼす結果になりかねません。なかには、自分の努力や職場の協力によって解消できるギャップもあるかもしれませんので、対処法を確認しておきましょう。
看護スキルに関するギャップには、焦らず徐々に対処することがポイントです。自分のスキル以上のことを求められた場合には、相談できる人をみつけ、自分にできる範囲のスキルを示しつつ、教えてほしい旨を素直に伝えてみてください。
給与に関してギャップを感じた場合には、まずは給与明細を見て、どの項目が少ないのかを確認しましょう。使用期間中は減給となるところや、残業がなかったために給与を少なく感じることもあるかもしれません。休暇や勤務に関することも、どうしても納得しにくい場合には客観的な説明を意識しながら上司に相談しましょう。
業務内容や残業に関するギャップの場合、自分のなかで受け入れられることに関しては受け入れていきましょう。すべてを自分の思いどおりにすることは難しいものです。しかし、入職前に聞いていた話と実情が大きく異なる場合など、業務内容や残業について納得できない場合には、同僚や上司に相談することをおすすめします。
可能であれば、人間関係について気にしすぎず、与えられた仕事を淡々とこなしていきましょう。しかし、なかにはどうしても許せないことや気になってしまうこともあるかもしれません。その際は、気の許せる同僚や上司に相談してみることをおすすめします。人事異動などでスタッフ編成が変わることもあるため、そのようなタイミングを待ってみるのも一つです。
教育に関してできる限りギャップを少なくするためには、転職前にどのような教育体制をとっているのかを詳しく確認しておくことをおすすめします。入職前に確認していたにも関わらず、新しい職場で困った場合には、「聞いていたのと異なること」を上司に柔らかい表現で伝えてみましょう。伝えることで、何か対策をとってもらえることもあるかもしれません。
病院の体制に関するギャップには、ほかの看護師の意見も参考に対応を考えてみましょう。しかし、大きなルールに関しては、管理者や経営層に相談しても個人の力では聞き入れてもらうのが難しいもの。改善されないと自分が働きにくいと感じる場合は、転職を検討するのも一つです。
看護師が転職後のギャップにより再転職する際は、焦らず行動することが大切です。ここでは再転職する際の注意点を解説しますので、ご一読ください。
ギャップを理由に焦って退職すると後悔する可能性があるため、まずは問題を整理することが重要です。「自身が行う看護の仕事に影響がない」「ストレスが許容範囲であれば、様子を見てから働く」といったことも選択肢の一つです。
1年以内の早期離職では、次の面接での印象に影響する場合もあります。たとえば、「長く働いてくれるだろうか」と、懸念される恐れがあります。早期退職で次の面接に臨む際には、面接では自身の看護観や転職理由を客観的に説明する必要があるでしょう。
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ここでは、転職後のギャップに悩んでいた看護師の体験談を詳しくご紹介します。ギャップから転職を検討している方は参考にしてみてください。
お子さまの進学を機に転職を検討していた看護師のDさん。人間関係や職場の体制を理由に転職を繰り返していたことに自信を持てないようでした。「なぜ2年以内で転職をしてしまうのか」をDさんと話し合ったところ、転職後に入職前と実態が違うとギャップを感じることが多かったようです。そこで、キャリアアドバイザーは総合病院の求人を紹介し、職場見学を提案。現場を具体的にイメージできたDさんは、入職後も不満がなく働けているようです。
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もう転職を繰り返したくない…不満なく長期的に働ける職場を選ぶ方法とは?
患者さまと丁寧に向き合う看護師に憧れ、34歳で看護師免許を取得したMさん。看護学校を卒業後は、学校に勧められたリハビリ病院で働いていました。しかし、多忙な現場では、患者さまとのコミュニケーションが希薄で、教育の機会も少ないことに悩む日々。キャリアアドバイザーとキャリアプランを相談し、中規模病院の療養病棟に応募。早期退職でありながらも、看護観やキャリアへの熱意を誠実に伝えることで、無事内定を獲得しました。
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34歳で看護師デビューしたのに雑務ばかり…理想の看護師になるための転職
転職に関するマイナスなギャップを回避するためには、転職前の準備が肝心です。看護師が転職後のギャップを避けて求人に応募するコツをいくつか解説します。
転職の際に最も重要なのが、自己分析です。転職の目的や動機を徹底的に考え、転職の方向性を定めましょう。自身の考えや軸がぶれてしまうと、思うように転職活動が進まなくなってしまう可能性があります。
転職先に求める条件ついてできる限り詳しく洗い出し、条件に合った職場をみつけていくことが大切です。
事務や清掃など、看護師業務以外の業務もしてもよいのかといった細かい点まで考えておくことで、転職後のギャップを軽減できる可能性があります。
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看護師が転職先を選ぶ決め手は?理想の職場の探し方とおすすめの求人を解説
医療機関や施設の特徴を理解しておくと、転職後のギャップを少なくできるでしょう。以下に、医療機関の種類ごとの違いをまとめました。
| 急性期病院 | 慢性期病院(療養型) | クリニック(診療所) | |
| 特徴 | ・高いアセスメント能力が必要 ・冷静な判断力や処置のスキルが身につく | ・長期入院の患者さまが多い ・病状が安定した方が多く、急変がほとんどない ・残業が少ない ・時短勤務や日勤のみなどで勤務可能 | ・仕事は医師の補助や事務業務 ・基本的に日勤のみ ・病院と比べると命に関わる状況が少ない ・地域医療に貢献できる |
急性期病院は患者の入れ替わりの頻度が高いため、素早く的確なアセスメント能力が必要です。慢性期病院は、入院期間が長い患者さまが多いので、一人ひとりに寄り添った看護ができるでしょう。また、急変が少ないため比較的落ち着いて働け、急性期病院を短期で離職した方でも働きやすいといえます。
クリニックは入院患者がいないので日勤のみの職場が多いのが特徴です。また、仕事は患者さまの誘導や採血などが中心のため、精神的な負担が少ないでしょう。ただし、クリニックは病院に比べて年収が下がる可能性があったり、美容クリニックでは接遇が求められたりします。
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また、働きやすさも調べておくと、転職後のギャップを減らせるかもしれません。病院、介護施設、訪問看護の休みの取りやすさの違いは以下のとおりです。
| 大学病院や総合病院 | 介護施設 | 訪問看護ステーション | |
| 休みの特徴 | ・長期休暇が取りやすい職場が多い | ・看護師数が多ければ、急な休みの代理対応が可能 | ・休みは曜日固定が多い |
| 転職時の注意点 | ・2交替か3交替かで休日の取り方が変わる ・休日に勉強会や研修が休日に入ることがある | ・看護師数の確認が大切 | ・シフト制の事業所では休みの取り方が変化する |
大学病院は規模が大きいため、比較的、福利厚生が充実している職場が多いのが特徴です。しかし2交替制か3交替制かによって休日のタイミングが変わる点にご注意ください。また、休日に研修が入ることもあります。
介護施設は在籍する看護師の人数によっては、有給休暇が取りやすかったり、子どもの発熱など急な休みを取りやすかったりします。訪問看護ステーションは休診日の曜日は休みのため、カレンダーどおりに休めることが多いでしょう。ただし、シフト制の訪問看護ステーションもあるため、事前の確認は必須です。
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看護師の病院選びにおけるポイントとは?転職先探しの注意点やコツもご紹介
転職先に関する情報収集も重要です。紙面やネット上での求人情報では情報に限界があるため、可能であれば職場見学をおすすめします。実際に職場を目にすることで初めて分かることが多くあるためです。病院見学では、看護師が実際に働いている現場を見て職場の雰囲気を確認しましょう。
転職後のギャップについては、転職サービスのキャリアアドバイザーに相談するのがおすすめです。転職サイトは、求人情報や各施設の細かな部分について豊富な情報を持っているため、希望に合わせた求人を多数紹介してもらうことが可能。非公開求人数も多いため、より自分の希望に合った転職先が見つかりやすいでしょう。
ここでは、転職でギャップを感じる看護師によくある質問をQ&A形式で回答していきます。
面接では、職場の「教育制度や期間」「任せられる裁量の範囲」を特に確認すると良いでしょう。プリセプター制度があったり、研修期間をしっかりと設けていたりする職場は、中途で転職した方でも働きやすいはずです。また、看護師に任せられる裁量は働きがいにもつながるため、確認しておくと良いでしょう。
転職後のギャップを避けるのに職場見学は効果的といえます。もし可能であれば、職場見学もできると雰囲気もつかめるのでおすすめです。応募先によっては面接の際に職場内を少し見学できる所もあります。
転職に関するギャップは悪いことだけではなく、良い意味でのギャップもあります。たとえば、「想像以上に人間関係が良い」「残業があると聞いていたのに、実際はほとんどなかった」「丁寧に教育してもらえた」などです。
転職した看護師が感じやすいギャップには、「看護スキルや経験」「給与や休暇などの待遇」「業務内容や残業」「人間関係」「教育制度」「病院の体制」などがあります。
しかし、転職後にギャップを感じたからといって、早期離職により再就職先にマイナスな印象を与える恐れも。自分の努力や職場の協力によって解消できるギャップもあるかもしれないため、対処法を確認することも大切です。
看護師が転職後のギャップを避けて求人に応募するコツには、「自己分析を徹底的に行う」
「転職の目的や求める条件を明確にする」などが挙げられます。「医療機関や施設の特徴を理解しておく」「情報収集を念入りに行う」ことも大切で、情報収集や選考対策には、転職支援サービスを活用するのも良いでしょう。
転職時のギャップを少なくするためには、求人の選び方や転職活動の進め方が重要です。しかし、1人では納得のいく自己分析や応募先の情報収集を出来ないと不安な方も多いでしょう。そうした際は「レバウェル看護」のキャリアアドバイザーにご相談ください。自己分析のサポートや応募先の情報を丁寧にお伝えします。自分で求人を探すよりも、しっかりと内部情報を得たうえで転職活動を進められ、安心して応募できるでしょう。LINEやメールで求人情報を取得可能ですので、まとまった転職活動の時間がなかなか取れない方もお気軽にご登録ください。
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