看護師が病院選びで確認しておきたい12のポイント!注意点も紹介

2022.10.7

階段を下りてくる若い看護師

看護師にとって職場選びはとても重要です。とはいえ、数ある病院の中から就職先の病院を選ぶのは大変で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
自分に合った病院を選ぶには、事前に確認しておきたい項目がいくつかあります。このコラムでは、転職や新卒での就職先の病院選びのポイントや注意点をご紹介します。

看護師が勤める代表的な3つの病院

看護師が働ける病院にはいくつかの種類があります。病院によって求められる役割は異なり、業務や勤務形態も変わるため、就職先を決めるにあたっては各病院の特徴を知っておくことが大事です。そこで、代表的な病院の種類を3つご紹介します。

1.総合病院・公的病院

総合病院や公的病院は主に地域に密着した医療を提供する機関です。診療科目が多く、病床規模も大きいところがほとんどで、救急診療などを行っている病院もあります。勤務形態は日勤、夜勤とあり、2交代制もしくは3交代制のシフト制が一般的。研修制度なども充実している病院がほとんどです。

2.大学病院

大学病院は研究機関でもあり、医師や看護師のための教育機関でもあるため、研修や育成プログラムが整っており、最先端の医療技術や高度医療を学べる環境があるのが魅力です。さらに診療科目が細かく分かれているため、より専門的な知識の習得が可能で、看護師としてレベルアップしていくことが期待できます。勤務体制は大きく分けて日勤と夜勤があり、シフト制が一般的です。病院によって、2交代制や3交代制を設けています。

3.専門病院

専門病院とは特定の疾患を対象にした設備などを整えている病院です。がんや循環器疾患等の患者さんに対して高度で専門的な医療による治療を実施。看護師は専門分野を深く学ぶことができ、スペシャリストとして活躍できる環境があります。勤務形態はほかの病院と同じく、日勤・夜勤のシフト制が一般的です。

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看護師が働く病院選びの軸を明確にする4つの方法

就職先の病院選びで重要なのは、自分が行いたい看護を知ることです。自己分析を通して病院選びの軸を明確にすることで、自分に合った就職先を見つけることができるでしょう。

1.自分の性格や特徴を理解する

まず自分について考えましょう。自分の性格や長所、短所を知ることは自分自身を理解するための第一歩です。強みや弱みを知ることで、どのような病院が自分に合っているのかも見えてくるでしょう。また、家族や友人に自分がどういう人なのか聞いてみるのも良いでしょう。身近な人に聞くことで、自分では気がつかなかった意外な特徴を発見できる場合があります。

2.学生生活や看護経験を振り返る

看護学生の方はこれまでの学生生活や実習、転職先を探している看護師の方は、これまでの看護師生活を振り返りましょう。実習での経験や看護師としての経験から、自分がどのような価値観や看護観で取り組んできたかを知ることができます。看護をするうえで大切にしたいポイントを明確にできると、病院選びもやりやすくなるでしょう。

3.関わりたい分野を考える

自分について知ることができたら、自分が働きたい診療科を明確にします。興味のある診療科を複数挙げ、そこで働きたいと思った理由も考えてみましょう。その分野で働きたいと考える理由は病院選びの際のヒントになります。

4.ワークライフバランスを意識することも重要

自分のキャリアを考えた病院選びは重要ですが、自分が働きやすいようにワークライフバランスを意識した病院選びも重要です。「プライベートは大切にしたい」「実家から通いたい」「小さな子どもがいるから保育所のある病院が良い」など、人によって病院選びのポイントは異なります。また、福利厚生や給料なども病院選びの重要な判断基準です。

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看護師が病院選びで確認しておきたい12のポイント

病院選びの際に確認しておきたいポイントは以下のとおりです。

1.職場内の雰囲気や空気感

看護師の業務は周りとのコミュニケーションが必須です。それだけに、職場の雰囲気はとても大事です。実際に見学会やインターシップなどで、職場の雰囲気を感じたり、先輩の話などを聞いたりして自分の意見が言いやすい環境か、困ったときに助け合える環境かなどをチェックしておきましょう。

2.給料

給料の総支給額は「基本給」と「各種手当」を足したものです。そして、総支給額から「社会保険料」を控除したものが、実際に支給される手取り額となります。そのため、給料をチェックする際は総支給額だけではなく、手取り額も把握することが重要です。
また、基本給のチェックも行いましょう。なぜなら、賞与は基本給をもとに計算されることが多いからです。賞与が「月給◯ヵ月分」で支給されるのであれば、総支給額25万円の内訳が、基本給18万円+諸手当の場合、賞与は基本的に「18万円×◯ヵ月」となります。また、各種手当も基本給がベースとなる可能性があります。そのため、給料を重視した病院選びをする場合は気をつけましょう。

3.休日

病院によって「週休2日制」や「4週8休」などの休日制度もさまざま。プライベートを大事にしながら働きたい方や、家族と休みを合わせたい方はよく確認しておきましょう。
特にチェックしたいのは年間の休日数と休みの日です。年間休日数が土日・祝日の合計の約120日よりも多ければ、しっかりと休日を確保している病院という判断ができそうです。
また、月のお休みをチェックする場合は、「週休2日制」と「完全週休2日制」に気をつけましょう。「週休2日制」は「2日休める週が月に一度以上ある」ということ。一方、「完全週休2日制」は「必ず週に2日間休める」という制度です。確実に週休2日を確保したい人は注意しましょう。シフト制を導入している病院では、「4週8休」の場合もあります。「4週8休」とは「労働時間の区切りを4週間とし、その中に8日間の休日を入れる」ということです。

4.福利厚生

福利厚生は法律で定められているものとそうでないものがあります。法律で定められているものは、社会保険や年金などの社会保障です。病院によって違いはありません。そのため、病院選びで重視したいポイントは病院独自の福利厚生です。住宅手当や資格手当、院内保育施設など、病院によって独自の福利厚生があります。たとえば、一人暮らしをしたい看護師は、家賃を抑えられる寮完備の病院を選ぶと良いでしょう。

5.勤務地

勤務地も働く病院選びの際に大事なポイントです。上京したい方、地元で働きたい方など人によって働きたい場所は異なります。また、通勤方法も電車、車、徒歩などがあります。自分がどの地域で働きたいのか、通勤手段はどうするのかといったことも視野に入れて勤務地を選ぶと良いでしょう。

6.教育制度

新卒の方、ブランクのある方、スキルアップ・キャリアアップを目指している方など、年齢や経験によって必要な教育制度は異なります。そのため、病院選びの際には自分に必要な研修を実施しているかチェックすることが重要です。また、院内外の研修や勉強会が充実しているかも確認しておくと良いでしょう。

7.2交代制と3交代制

病院によって勤務形態は異なります。大きく分けると「日勤・夜勤」の2交代制と「日勤・準夜勤・深夜勤」の3交代制です。

2交代制について

2交代制は夜勤の拘束時間が長いのが特徴です。一般的に日勤は8時間勤務、夜勤は休憩2~3時間を含む16時間勤務となります。勤務時間例は以下のとおりです。

勤務時間例
日勤:8時から17時
夜勤:16時30分から翌9時

2交代制の場合、夜勤の回数は月に4~6回程度あります。基本的に夜勤の次の日は休日になることが多いので夜勤のあとはしっかり休むことができます。
また、休日の回数も多く、連休も取りやすいのが魅力です。シフトは2種類のみなので、生活リズムを整えやすいでしょう。しかし、夜勤では拘束時間が長いため、集中力を維持するのが難しかったり、疲労が取れにくかったりという点がデメリットといえます。忙しい病院では夜勤時の仮眠時間を確保できないこともあるようです。

3交代制について

3交代制は、24時間を3つに区切ったシフトの勤務形態で、各勤務時間が8時間程度の病院が多いようです。勤務時間例は以下のとおりになります。

勤務時間例
日勤:8時30分から17時
準夜勤:16時30分から0時30分
深夜勤:0時から翌9時

3交代制の場合、各シフトの勤務時間が短いため、集中力を保って働けるでしょう。精神的負担が少ないと感じる人もいるようです。
準夜勤と深夜勤はそれぞれ月に4、5回程度です。両方合わせると月に9回程度担当することになります。シフトパターンによって「日勤→深夜勤→準夜勤」となってしまうこともあるため、シフトによっては休日があっても丸1日は休めないという場合もあるようです。
また、2交代制に比べると次の出勤との間隔が短く、休日日数が少ない、連休を取りにくい、生活リズムを安定させにくいといったデメリットもあります。

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8.周囲の評判や口コミ

働くスタッフの声も確認しましょう。最近では転職サイトなどで口コミや評判をまとめてランキング形式に発表しているところもあります。そういったサイトを参考にするのも良いのですが、希望する病院で実際に働いている先輩の話を聞くと信頼できるリアルな情報を得られます。インターシップや見学会のときに思い切って先輩の声を聞いてみるのも一つの手です。

9.規模やそこで働く看護師の人数

働く病院の規模や看護師の人数によって関わる範囲や業務の負担が変わってくるので事前に把握しておくことが大事です。大規模な病院は研修制度もしっかりしていて待遇も良いイメージがありますが、その分患者数が多く、夜勤続きになる可能性もあるでしょう。
一方、小規模の病院では急変対応が少ないために、残業の発生頻度も少なくなることも。また、大規模な病院よりもオールラウンドで業務をこなす必要があるため、看護師としてのスキルは高まるでしょう。

10.復職に備えた受け入れ体制

将来、育休・産休を取得したあとに子育てをしながら働きたいと考えている方は、復帰者の受け入れ体制もチェックしましょう。復職に向けて研修を実施したり、相談会を設けたりしている病院であれば、復帰時に周りからの協力も受けやすいと考えられます。
また、託児所の有無や、子どもの体調不良などによる突発的な事情にも対応してもらえるかなど、子育てに対して理解のある環境かをしっかり確認する必要があります。

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看護師が把握すべき病院選びの注意点

看護師が就職先の病院を探すのには、看護師向けの求人サイトやハローワーク、病院のホームページなどさまざまな方法があります。しかし、こういった方法を使って自分で探す場合にはいくつか注意点があるのでご紹介します。

高収入だからといって飛び付かない

数ある求人の中には、高収入をうたっているものがありますが、なぜ高収入なのかをしっかりと調べましょう。専門的な医療を扱う業務の募集であれば、高いスキルを持った看護師を求めているためと考えられます。
しかし、そういった内容ではなく一般的な条件で高収入をうたっている場合は、看護師が不足しておりすぐにでも看護師を受け入れたいという思惑が隠れている場合もあります。

正確に求人内容を読み取る

看護師として働きだしたときに後悔することがないように、求人内容は正確に読み取らなければなりません。月収に関しては手当を含む金額を表示している場合がほとんどです。どのような手当が含まれているのか、基本給はいくらかなど細かく調べます。
また、休日は週休2日か完全週休2日かで、休みの取り方が大きく変わります。自分が実際に働いているところをイメージして、どういった条件が自分に合うかを考え、情報を細かくチェックすることでミスマッチを防げるでしょう。

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病院選びの情報収集を行う3つの方法

病院選びをするためには、求人の情報収集が欠かせません。情報収集の代表的な方法は以下のとおりです。

1.求人サイトを活用する

看護師の求人サイトでは手軽に求人情報を閲覧することができます。そのため、多数の求人の情報収集をしたい時に活用すると良いでしょう。求人サイトに登録すると、非公開求人や詳細な求人情報を得ることができる場合もあります。

2.病院ホームページをチェックする

最近はホームページを作っている病院が多いため、求人のほかに病院の強みや診療内容、実績などもチェックできます。病院についての情報を把握できるため、自分に合った病院なのか見極める判断材料になるでしょう。

3.病院見学を行う

求人サイトや病院のホームページを見て、有力候補が決まったら病院見学をします。実際に足を運ぶことで、病院の診療風景や職員の雰囲気を知ることができるでしょう。また、通勤に関しても経路や電車の混雑度などを実際に確認することができます。

まとめ

これまで病院選びの方法について紹介しました。まずは「どんな職場で働きたいのか」「何を軸に病院を探すのか」、転職を成功させるためにしっかり時間をかけて調べることが重要です。しかし、働きながら転職活動をしている方は、限られた時間のなかで自分の看護観に合う病院や、希望条件を満たす求人を探すのは難しいものです。

そんなときには、看護師専門の転職エージェント「レバウェル看護」をおすすめします。レバウェル看護なら、これまでの転職の支援実績を活かして、あなたの条件にあった求人をご提案いたします。専任のアドバイザーがヒアリングを通して譲れない希望条件を聞き出し、あなたの看護観まで把握して病院を探します。実際の現場の声もお届けできるので、自分に合った職場を見つけられるはずです。仕事をしていてアドバイザーの電話に出られないという方は、LINEやメールを使って自身のペースでやり取りができます。サービスは全て無料で受けられます。この機会にぜひご登録ください。

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