11%のココロの声!看護師の離職率、その理由

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「もう看護師やめた~い!」
そう思っているのはあなただけではないかもしれません。
なんと現役看護師の8割が「辞めたい」と思っているという調査結果があるんです。

その理由は「人材不足で仕事がきつい」が堂々のトップ!
看護師が辞める→人材が不足する→残った看護師にしわ寄せがくる→一人当たりの業務が多くなる→きつくなって辞めていく…
というような負の連鎖が病院・医療施設内で起こっているのです。

平成23年に厚生労働省が発表した「看護職員就業状況等実態調査結果」から見る
実際の退職理由のランキングと、離職防止のために整備された対策を並べて見てみましょう。
離職率を下げ、人材不足解消につながるヒントが隠れているかもしれません。


1位☆出産・育児


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女性の離職率を上げているのはやっぱり「出産・育児」。
女性が多い看護師の離職理由ではダントツのNo.1です。

【その対策は?】
「7対1」「10対1」などでおなじみの診療報酬の規定の中に、平成24年の改定で
「出産、育児又は家族介護に関する休業等が確保されるよう配慮を行うこと」
という内容が明記されました。
妊娠している女性は、申請すれば時間外労働が免除されるなど、
出産や育児に関する規定がキッチリ定められているのです。

続いて多かった回答は「その他」ですので、その次の3位の回答を見てみましょう。


3位☆結婚


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次いで多い理由は結婚。
引越しを伴う場合、女性の方が仕事を替えるケースが多いのではないでしょうか。また、結婚を機に家庭に入ったり、旦那さんの家業を継いだりと、環境が変化するのはいたしかたないことです。
この結婚という理由は、女性が多い看護師の離職率を上げる一因になっているようです。

【その対策は?】
正看護師でも准看護師でも、パート・アルバイトの割合は年々増加しています。
病院側がさまざまな働き方を提供することで、離職率低下の対策の一環としているようです。
結婚しても、同じ病院内でパートやアルバイトとして仕事を続けるという選択肢が取れるということですね。

4位☆他施設への興味


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「他施設への興味」と言えばポジティブに思えますが、この言葉は
「現在の施設への不満」の裏返しとも取れます。
病院の環境や制度はすぐには変わらないものです。病院への不満は、そのまま離職率へ反映されてしまいます。

【その対策は?】
病院側も離職率を下げようと、看護師にやさしい制度を採用する施設が増えてきました。
自治体も、実態調査やシンポジウム、研修を行うなどそれぞれ対策を行っているようです。
ですが、現役看護職員に聞いた、現在の職場で働き続けたい理由の1位はなんと「通勤が便利だから」なんです。
そのせいか求人に目を通すと、通勤の便利さをアピールする病院も多くなっています。


日本看護協会の2013年10月の調査によると、常勤看護職員の離職率は11%。
厚生労働省が調べた同じ年の常用労働者の離職率は15.6%なので、
全体から見るとむしろ低い数字といえます。

「離職率が低いならこんなに忙しいわけがない!」と思いましたか?
その通り!看護師不足は離職率だけでは語れません。
もっとも大きな理由は、それ以上に看護師の需要が増えているから。

そのため、看護学部の増設など、看護師の増員への対策も進んでいます。
でも、現場の負担を減らすには一度入った看護師が辞めないことがとても重要なのは
当事者のみなさんならよくご存知のはずです。

実際働いているあなただって、何度も転職を繰り返すのはイヤですよね。
離職率低下対策の制度を上手に利用してみてはいかがでしょうか。
そして、看護師を辞めざるを得ない人が少しでも減りますように!

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