
「看護師の面接って何を聞かれるの」「マナーや流れがわからない」という方もいるかもしれません。看護師の面接では、頻出する質問以外にも、逆質問や身だしなみも確認しておくことが大切です。本記事では、14の質問に対する回答例以外にも、注意すべきことをまとめました。事前準備や身だしなみについても解説しているため、ぜひ最後までご一読いただき参考にしてください。
看護師の面接では、頻出する質問があります。自己紹介や志望動機、自己PRや前職の退職理由は高い可能性で質問されると思っておいたほうが良いでしょう。ここでは頻出する4つの質問に対して、回答例をまとめました。
「〇〇〇〇(氏名)と申します。看護師歴は4年で、急性期病棟と外来業務を各2年間経験いたしました。病棟では迅速な判断力、外来では傾聴力を培いました。今後は貴院の専門性の高い急性期看護に携わり、スキルアップし貢献したいと考えております。本日はよろしくお願いいたします。」
自己紹介をするときは、経験と能力を結びつけ、入職後の活躍をイメージさせることでアピールにつながります。自己紹介の最後に応募先の特徴に触れ、志望動機も簡単に伝えましょう。
「前職の外来勤務で、地域医療への貢献の思いが強まり転職を決意しました。貴院の患者さんに寄り添う温かいケアに感銘を受け、私もこれまでのコミュニケーション能力を活かし、地域医療の質の向上に貢献したいと考え、応募いたしました。」
転職の軸と応募先の特徴を一致させ、なぜ今転職するのかと、なぜ貴院なのかを伝えましょう。具体的な見学エピソードを盛り込むことで、 志望度の高さと説得力を高められます。自分の得意なスキルを貴院でどう活かし貢献したいかを明確に伝えるようにしましょう。
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「私の強みは、主体的に課題解決に取り組む行動力です。前職では、インシデント増加時に他職種とチームを組みマニュアルを見直し、〇%の削減に貢献しました。貴院でも、この主体性を活かし積極的に業務改善に取り組み、チーム医療に貢献したいと考えます。」
強みに具体的な行動と結果を添えることで、信頼性と説得力を持たせられます。看護師に求められる資質をPRし、課題解決力や協調性など、看護業務に直結する実践的な能力を強調すると良いです。貢献意欲と学習姿勢を両立させ、強みをアピールしつつ、新たな知識・技術の吸収意欲も示し、成長意欲も見せましょう。
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「前職は家族の介護が必要になったため、実家近くでの両立可能な環境を求めて退職しました。現在は介護体制が整い、小児科看護への興味から、貴院の求人を拝見し応募いたしました。家庭と両立しながら地域医療に貢献したいです。」
ネガティブな理由は前向きな言葉で言い換えましょう。家庭の事情は伝えつつ、職場への不満は避けるようにします。介護などやむを得ない理由の場合、現在は業務に支障がないことを明確に伝えておくと良いです。
頻出する質問以外にも、高確率で聞かれる質問も存在します。ここでは10個の質問とその回答例についてまとめました。
「私の長所は体力が人一倍あるという点です。幼いころから陸上をしており持久力に自信があるため、毎日の立ち仕事や夜勤も問題なく対応できます。一方、短所はやや心配性なところです。確認を徹底するため人より時間がかかることがあるのですが、最近は優先順位をつけて効率的に業務を進めるよう意識しています。」
短所を述べる際は、改善する努力を示すことで自己認識力の高さをアピールできる。また、ただ短所を伝えるのではなく、言い回しを代えることでポジティブな内容に変換しましょう。長所は体力や忍耐力など、看護業務に直結する内容を選ぶのが有効的です。長所は単なる自慢でなく、入職先にどう貢献できるかにつなげてアピールすると良いでしょう。
「終末期医療に携わった経験を生かし、在宅で最期を迎える方がより快適に過ごせるよう支援したいです。貴院の往診業務の一員として、住み慣れた自宅で生活することを最期まで支援することに貢献したいと考えています。」
挑戦内容が貴院の経営理念や提供サービスに沿っているかを確認しましょう。「頑張る」などの抽象的な表現を避け、具体的な業務内容と貢献への意欲を伝えると良いです。自身の経験をどのように活かし、患者さんや家族の気持ちに寄り添った支援をするのかを明確にしておきましょう。
「母が訪問看護師として働く姿がきっかけです。休日夜間問わず利用者の元へ駆けつける母の姿を見て、患者さんやそのご家族から頼られる看護師という職業に自然と憧れを抱き、目指すようになりました。」
給料などの待遇面ではなく、やりがいや具体的なエピソードを交えて簡潔に伝えるようにしましょう。患者さんに感謝された経験など、看護師になって良かったと感じた瞬間を添えると、熱意が伝わります。
「大学卒業後、〇〇総合病院の循環器内科病棟に3年間勤務し、その後呼吸器外科病棟で術後管理やリーダー業務を経験しました。病棟経験で基礎的な技術・知識を習得し、在宅医療の重要性を感じ貴院の訪問看護を志望しました。」
所属した診療科や担当業務を具体的に話し、自身のスキルや知識をアピールすると良いです。リーダー経験やスタッフ教育など、付加価値となる役割を経験したことがある場合はそれも伝えると好印象になります。退職理由や志望動機に絡めて経験を語ることで、転職の動機にも説得力が増すでしょう。
「外来の顔馴染みの患者さんが、いつも笑顔で接してくださるのですが『治療するのは緊張します』と口にされたことです。どのような患者さんも不安を抱えていることを再認識し、話しかけやすい雰囲気づくりを心掛けるきっかけになりました。」
エピソードを通じて、その看護師の感性ややりがい、学んだことを知るのが面接官の意図としてあります。患者さんとの関わりの中から得た気づきや教訓をセットで簡潔に伝えると好印象につながるでしょう。長々と話さず、出来事、気づき、その後の行動という流れで簡潔伝えると良いです。
「私が大切にしている看護観は、チームの一員として医療現場に貢献することです。前職ではリーダーとして情報共有のための勉強会を企画し、連携しやすい職場作りに努めました。この経験をチーム医療をスローガンとする貴院でも活かしたいと考えています。」
医師や他職種との連携を重視していることを伝えると、チーム医療への意識を盛り込めます。抽象的な内容ではなく、具体的な行動や貢献した経験を根拠として伝えましょう。自身の看護観が、応募先の理念や方針に合致しているかも事前に確認しておくと良いです。
「夜勤は可能です。運動好きで体力には自信がありますが、前職で夜勤経験がないため、サポートを受けながら一人でこなせるよう経験を積みたい。」
「残業も対応可能です。もちろん優先順位をつけて、残業せずとも業務が終わるようてきぱき動くことを意識しようと思っています。」
基本的には「できる」と回答すべきですが、できない場合は理由を添えて正直に伝えましょう。夜勤の場合は、体力に自信があることなど、業務を遂行できる能力を合わせてアピールすると良いです。できないことをできると偽ると入職後のトラブルになるため、無理せず正直に説明すべきでしょう。
「現在は未就学児の子どもがいるため、基本的には日勤を希望します。ただし、部署全体のシフト調整などで夜勤や残業が必要な際には、可能な限り対応したいと考えています。」
希望条件を伝える際は、配慮を求める姿勢と組織への貢献意欲を一緒に伝えましょう。対応可能な範囲や、将来的に対応できるようになる見込みがあれば伝えると良いです。「基本は希望するが、柔軟に対応する」という姿勢を示すことで、協調性をアピールできます。
「希望の配属先でなかったとしても、これまでの経験を最大限活かせるように尽力します。新しい分野で学べる機会は貴重だと捉え、患者さんに真摯に向き合うことを忘れず精進したいと考えています。」
希望が叶わなくても前向きに働く意欲があるという姿勢を必ず伝えるようにしましょう。新しい分野での学びを自身の視野を広げる機会と捉えることで、採用担当者へも好印象を与えられます。
「将来的に人材の育成やマネジメントに携わっていきたいと考えています。先輩の丁寧な指導で成長できた経験を活かし、今後は身に付けた看護スキルを後輩スタッフに還元していきたいです。」
長期的な活躍を期待しているため、入職後5〜10年程度のキャリアプランをアピールすると良いです。学習意欲やスキルアップ意欲に加え、後輩指導やマネジメントへの意欲を伝えるのが有効だと言えます。
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看護師の面接では、面接官から「逆に質問はありますか」と質問を尋ねられることがあります。この逆質問をする際にも、好印象につながるものもあれば、注意が必要な質問があるため事前に準備しておきましょう。
好印象につながる逆質問は以下のとおりです。
仕事への意欲を示す質問として、入職までに学んでおくべきことや、具体的な1日の業務スケジュールなどを尋ねると良いです。求人情報に記載された内容をさらに具体的に尋ねることで、真剣な検討姿勢を示せるでしょう。逆質問は、採用側が求める仕事の意欲を感じさせる内容が適しています。
注意が必要な逆質問は以下のとおりです。
夜勤帯の時間や残業の多さ、有給の取得頻度など、待遇や勤務条件を直接問う質問は避けるようにしましょう。求人票を見ればすぐにわかる内容を問うと、応募への真剣度が低いと判断される場合があります。待遇に関する質問は、自分の利益ばかりを優先している印象を与えかねないため、マイナス評価につながるかもしれません。どうしても確認したい場合は、逆質問の時間に「差し支えなければ」といった配慮を示し、理由とともに尋ねましょう。
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看護師が面接を受けるときには、丸暗記はせず簡潔に答えるだけではなく、面接中以外にも気を抜かないようにすることが大切です。ここでは注意しておきたいことを3つにまとめました。
質問の意図を理解し、整理して答えることが看護師の面接マナーの一つです。的外れの回答や脱線を避け、結論から話すことを意識しましょう。質問されていない自分の主張を話しすぎないよう注意が必要です。想定していた質問には事前に答えを用意しておくと、面接をスムーズに進められます。
回答を丸暗記して答えると、話し方が単調になり、ぎこちない印象になってしまいます。面接官は質問をとおしてあなたの個性や人柄を知りたいと考えているため、事前に回答を作成することは重要ですが、暗記した内容をそのまま話すことは避けるべきです。話し方や表情、態度など、全体的な印象も評価されていることを忘れないようにしましょう。
面接における評価は、面接の建物を出るまで継続しているため、面接前後の行動や態度にも細心の注意を払いましょう。評価を下げないよう、建物を出るまでは一貫したマナーを意識する必要があります。待ち時間中に足を組んで座るなどのだらしない態度は避けましょう。待合室での飲食や喫煙、携帯電話での大声での会話は控えて、応募先のトイレで私服に着替えるといった行動はしないようにします。
面接を受ける際には、事前の準備も大切です。応募先の情報取集や持ち物以外にも、面接会場へのアクセスも確認しておきましょう。
面接を受ける病院やクリニックなどの事業所の理念や特徴を事前に把握しておきましょう。事前リサーチは、応募者としてのマナーであり、重要なポイントでもあります。応募先の情報を知ることで、志望動機を具体的かつ明確に伝えられるでしょう。どのように貢献できるかを具体的にアピールできるようになり、好印象につながります。
面接を受ける事業所へのアクセスは、前日までに複数のルートを確認しておくと良いです。公共交通機関の遅延などのアクシデントに対応できるよう、予備のルートを把握しておくと安心だと言えます。面接時間に対し15分前に到着する計画を立て、時間的にも余裕を持って行動しましょう。10分前になったら担当者に声をかけ、早すぎる到着は逆に失礼にあたるため避けます。
面接の持ち物は、忘れ物がないよう前日より前に準備しておきましょう。主な持ち物は以下のとおりです。
応募書類は面接前に読み直し、質問と記載内容に矛盾がないように確認しておくことが重要です。必須の持ち物に加え、折りたたみ傘やリップなど自身が必要とする物を準備しておきましょう。
看護師の面接を受ける際は、質問内容だけではなく身だしなみも整えておくことが大切です。身だしなみには、服装や髪型だけではなく、アクセサリーやメイクにも気を使いましょう。
服装は、黒・紺・グレー・ベージュなど落ち着いた色合いのスーツが無難です。中途採用の場合も、リクルートスーツではない落ち着いた色のスーツを選ぶと良いでしょう。スーツがない場合は、TPOを意識した清潔感のあるセミフォーマルな装いを心掛けるべきです。白いブラウスが基本であり、シワや汚れがないか確認し、クリーニングに出しておくと安心だと言えます
カバンは黒や紺など暗めの色味で、A4サイズの書類が入り自立するタイプが無難です。もらった書類をスムーズにしまえる機能的なカバンを選ぶと良いでしょう。靴は、サンダルやブーツ、ミュールやピンヒールなど不適切なものは避けると良いです。移動しやすくフォーマルな服装に合うヒールが低めのパンプスが好ましいと言えます。
自然な髪色にし、髪が長い場合は後ろですっきりとまとめておきます。ボサボサな髪形や前髪が目にかかっている状態は、不潔な印象を与えるため避けましょう。派手な髪色や奇抜な髪型は、面接の場には相応しくないため事前に染めておくなど対策が必要です。
ナチュラルメイクを心掛け、派手なメイクやノーメイクは避けます。健康的に見える程度のメイクは社会人の最低限のマナーとして必要です。濃いチークや派手な口紅、手の込んだアイメイクは控えましょう。
アクセサリーやネイルアートは厳禁であり、すべて外しておきましょう。マニキュアはきれいにオフし、爪は短く切っておくことで清潔感のある印象につながります。爪が伸びていないかなど、確認をうっかり忘れることのないよう前日までに準備しておきましょう。
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ここでは、面接を受けるときの流れとマナーをまとめました。事前に確認し、当日に困らないように準備しておきましょう。
建物に入る前に身だしなみの最終チェックと携帯電話の電源をオフにします。冬場は建物に入る前にコートを脱ぎ、手に持つのが基本です。到着は10分前、受付は5分前になるように調整し、早すぎる到着は避けましょう。遅刻しそうな場合は、速やかに電話連絡し理由とともに謝罪する必要があります。受付では、自分の名前と目的を伝え担当者を待ちましょう。
担当者に指示された場所で、背筋を伸ばし姿勢を整えて静かに待機します。スマートフォンの使用や私語、居眠りなど、緊張感と意欲に欠ける態度をとらないよう注意が必要です。待機中は、面接への意欲と集中力を保つようにします。履歴書やメモ帳などをすぐに取り出せるよう準備しておくと安心です。
基本マナーとして、部屋で待つ場合と面接官のいる部屋に入る場合の2種類があります。
面接官を待つ場合は、入室したら立ち上がって挨拶し、お礼を述べて着席の指示を待ちましょう。面接官のいる部屋に入る場合ノックを3回し、「失礼いたします」と言って入室します。入室後は面接官に背を向けないようにドアを閉め、お礼と名前を伝え、お辞儀をしましょう。
面接中は、一人称を「私」とし、敬語や敬称を正しく使いましょう。背筋を伸ばし、相手の目を見るように意識し、良い姿勢を保つと良いです。ハキハキした声と聞き取りやすいスピードで話し、明るい表情と適度な相槌を意識しましょう。カバンは椅子の横または後ろに置き、邪魔にならないように置きます。
面接終了後は、着席時と椅子から立つ際の両方でお礼とお辞儀をします。退室時は、面接官の方向に体を向けたままドアを開け閉めしましょう。建物を出るまでは、髪をほどく、ネクタイを緩める、携帯電話の電源を入れるなどの行動を控えるべきです。病院見学がある場合は、お礼を伝え、質問したい内容をイメージしておくと良いでしょう。
ここでは、看護師の面接に関するよくある質問にたいしてQ&A方式で回答します。
面接時のマスク着用については、施設ごとの指示に従うのが基本です。受付で「面接時のマスク着用」について事前に一言確認すると良いでしょう。事前の確認により、相手の求めるマナーに沿った行動ができ、良い印象につながります。オンライン面接であっても、感染対策により着用を求められる場合があるため確認しておきましょう。
合格を断定できる決定的なサインは存在しません。面接官が入職後の具体的な話(配属や勤務開始日など)に踏み込む場合は、合格の可能性があるでしょう。質問が前向きで、キャリアを深く知ろうとする姿勢が見られれば、評価されやすいです。面接官の表情や態度が好意的でも、それはマナーの場合があり、過度な期待は禁物だと言えます。
正直に答えるのが原則ですが、応募先の病院を第一志望であると伝えると良いでしょう。複数応募している場合でも、自分のキャリアや病院選びの軸が一貫していることを示すと良いです。ほかの病院名は伏せ、応募先への貢献意欲を強調して回答すると好印象を与えられます。
面接場所の付近には、15分〜20分ほど前に到着し待機しておきましょう。建物には10分〜15分前に入り、身だしなみを整えておくと良いです。受付は基本的には5分前を目安とし、早くても10分前までに声をかけましょう。あまりにも早い時間に受付を済ませようとすると、応募先に迷惑をかける場合があります。
看護師の面接では、質問を考えるほかにも、注意するポイントやマナーがあります。事前に面接対策を練っておくことが大切です。
一人での転職が不安、面接対策をしっかり行いたい方はレバウェル看護の利用がおすすめです。看護師の面接対策について相談ができるだけではなく、あなたの希望条件に完全に合致する求人を紹介します。履歴書作成や面接対策を徹底的に行うため、一人で進めるよりも選考通過の可能性を高められるでしょう。LINEやメールを使ってスキマ時間に連絡が取れるため、多忙な看護師でも安心して転職活動を進められます。完全無料で利用可能なため、お気軽にご相談ください。
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