
「デイケア看護師を辞めたい」「円満に退職するにはどうすればいいの?」と困っている方もいるかもしれません。デイケア看護師は、病院看護とのギャップや他職種間の連携の難しさから、退職を選ぶケースもあります。
この記事では、デイケア看護師を辞めたい理由や適切な対処法、円満に退職するためのコツを詳しく解説。デイケアを退職するかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
入職後にさまざまなミスマッチが生じることで、「デイケア看護師を辞めたい」と感じる方は少なくありません。ここでは、デイケア看護師を辞めたい理由について詳しくご紹介していきます。
デイケアは、要介護認定を受けた高齢者が通所利用する施設です。デイケアで働く看護師は、利用者さまの健康管理をメインに行います。デイサービス看護師に比べて医療的処置は多い傾向にありますが、高い専門性が求められることはあまりないでしょう。
また、医師やリハビリ職員が常駐しており、利用者さまのリハビリを看護師が行う機会は基本的にありません。看護師としてのやりがいを感じられる場面は少ない可能性があります。
デイケアでは、看護師・介護士のほか、常勤の医師やリハビリ職員などが配置されており、連携しながら利用者さまにサービスを提供します。専門性の異なるコメディカル同士は、ケアの方向性が食い違ったり、連携・協力が上手くいかなかったりすることも。人間関係が上手くいかないことで、仕事のモチベーションを欠いたり、職場への居づらさを感じるケースも珍しくありません。
厚生労働省「令和5年度介護事業経営実態調査結果(9p)」より、デイケア(通所リハビリテーション)で働く看護師の給料は以下の通りです。
| 常勤換算1人当たり給与費 | 年収相場 |
| 41万7,917円 | 約500万円 |
参照:厚生労働省「令和5年度介護事業経営実態調査結果(9p)」
※常勤換算1人当たり給与費は、年度の決算額を12で割った値
デイケア看護師の給料水準は、看護師全体の中で見ると若干低めです。同資料をもとに介護老人福祉施設や介護老人保健施設、訪問看護と比較すると、デイケアの給与は低いことが分かります。デイケアの勤務形態は日勤メインのため、オンコール手当や夜勤手当が基本的につきません。病院や夜勤ありの介護施設から転職する場合、「思ったよりも給料が少なかった」と感じる場合もあるでしょう。
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デイケアではリハビリや入浴サービスの他、健康・娯楽目的のレクリエーションも活発です。手工芸や塗り絵、脳トレといった個人活動もあれば、利用者同士の交流も兼ねた体操や運動系のゲームなども実施します。
レクリエーションの時間、看護師は介護職員と協力して、場が盛り上がるような司会・進行が求められる場面もあるようです。病院看護とのギャップを感じ、レクリエーションに苦手意識を持つ看護師もいます。
デイケアでは専門性の高い知識・スキルがあまり求められないため、看護師としてキャリアに不安を感じやすいです。「専門性の高い知識やスキルを身に着けたい」「看護師としてキャリアを積みたい」という方は、ミスマッチが生じることもあります。
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「デイケア看護師を辞めるか悩んでいる」という方は、今の職場を続けるための対処法を取り入れてみましょう。ここでは、デイケア看護師を辞めたいときの対処法について詳しくご紹介していきます。
「何故今の職場を辞めたいのか」という理由を明確にすることで、自分が抱えている問題点や悩みに気付くことができます。退職せずに解決できそうな問題であれば、ひとまず問題解決に取り組むと良いでしょう。
一方で、「ハラスメントを受けている」「給与に不満を感じている」など、自身で解決するのが難しい問題がある場合、転職を検討する方が良いかもしれません。
「退勤後も仕事のことが頭から離れない」「仕事のストレスで休日も気分が晴れない」という方は、休日にしっかりリフレッシュしましょう。日帰り旅行や食べ歩き、映画鑑賞など、心から楽しいと思える時間を過ごすことで気分転換に役立ちます。気持ちに余裕が生まれ、ポジティブな気持ちで今の職場に向き合えたり、キャリアプランを見直したりできるでしょう。
コメディカル同士は専門性や立場の違いから、意見が対立してしまうことがあります。しかし、冷静に話すことで理解し合えるケースもあるでしょう。関係性に大きな溝ができていなければ、再構築を目指せるかもしれません。
「デイケアではスキルアップできない」と不安に感じているなら、外部のセミナーや研修会の活用がおすすめです。認知症看護や高齢者看護に関する内容であれば、専門性を高めるのに役立ちます。また、キャリアチェンジを検討しているなら、看護技術を学び直せるセミナーや研修会も良いでしょう。
「デイケア看護師を辞めたい」と考えている方の中には、「自分はデイケア看護師に向いていないかもしれない」と感じている方もいるでしょう。ここでは、デイケア看護師に向いている人・向いていない人の特徴について詳しく解説していきます。
デイケア看護師に向いている人の特徴は以下のとおりです。
デイケア看護師は、食事介助や入浴介助、移動介助など自立を促すサポートが多いです。利用者さまの日常生活支援に重きを置きたい看護師に向いているでしょう。
デイケア看護師に向いていない人の特徴は以下のとおりです。
デイケアでは、専門性の高い知識やスキルが身につきにくいです。したがって、「管理職を目指したい」「専門性の高い資格を取得したい」という人には不向きといえます。
「デイケアを退職したいけれど、円満に退職できるか心配」と悩んでいる方もいるでしょう。ここでは、デイケアを円満に退職するための方法をまとめました。
退職を希望するのであれば、退職したい意向を1カ月以上前に伝えるのが望ましいです。また、退職・転職に適したタイミングを選ぶことで、スムーズに希望が通りやすくなります。
看護経験が3年以上の看護師は、スキル・知識が一通り身に着きます。転職先からも、即戦力として評価されやすいでしょう。自分に合った条件でより転職したいのであれば、採用担当者にとって魅力的な人材となることが大切です。
入職1年未満での転職は「転職しても長く働き続けないかもしれない」などと捉えられ、転職活動で不利になる可能性があります。また、スムーズに退職するためにも年度末退職・4月入職がおすすめです。新卒と一緒に研修を受けられるので、職場にもなじみやすいでしょう。
ボーナスが支給される時期は「夏:6月下旬~7月上旬」「冬:12月中旬」が一般的です。収入面を重視する場合、「7月中旬から下旬」と「1月」が退職に適した時期といえます。
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できるだけ円満に退職するには、以下のような前向きな退職理由を伝えるのがおすすめです。
職場や待遇に対する不満は、引き止めに遭うリスクが高くなるだけでなく、退職日まで居心地が悪くなることがあります。
退職や転職先について相談したいなら、看護師向けの転職エージェントの活用も選択肢の一つです。転職で優先したい条件や希望の地域などを伝えることで、自分に合った求人案件を紹介してもらえます。転職に不慣れな人や、退職から転職までをサポートしてほしい人は利用してみましょう。
「一般病棟に転職するのはハードルが高い」と感じているなら、デイケア看護師の経験を活かせる職場への転職がおすすめです。ここでは、デイケアの看護師経験を活かせる転職先について解説します。
介護老人保健施設は要介護1以上の高齢者が短期間入所し、リハビリに取り組みながら在宅復帰を目指す施設です。常勤看護師は基本的に夜勤ありなので、給料アップが見込めます。24時間体制で医師が常駐しており、安心感もあるでしょう。また、デイケアセンターを併設している場合、デイケアでの経験を充分に発揮できます。
急性期の治療を終えた後、日常生活に復帰するためのリハビリを行う病棟です。身の回りのサポートが必要な患者さまが入院しており、身体介助の量も多い傾向にあります。
デイケア看護師はリハビリをメインで行わないものの、リハビリについて学ぶ環境が整っています。看護師としてのやりがいを感じながら、リハビリの知識・スキルを活かしたいなら、回復期リハビリテーション病棟はぴったりです。
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訪問看護ステーションは、在宅療養者の生活の場に訪れ、必要な看護・ケアを提供するのが主な業務です。医療機器が充分に揃っていない環境下で、適切なアセスメントをしながら、利用者さまの療養生活をサポートします。デイケアで培った健康管理やアセスメントのスキルは、訪問看護の現場でも活かせるでしょう。
また、日勤のみでも給与が高いので、デイケアと同じ勤務時間でも給与アップを目指せます。より給料アップを目指したいなら、オンコール当番のある事業所がおすすめです。
ここでは、デイケア看護師を辞めたいときによくある質問をご紹介します。それぞれの質問に詳しくお答えしていくので、疑問の解消にお役立てください。
要介護認定を受けた高齢者が通所する施設という点は同じですが、デイサービスとデイケアは以下のような点が異なります。
| デイサービス | ・看護師や介護職員が心身機能の維持と向上のために機能訓練を行う ・利用者さまが在宅生活を続けられるように食事や入浴など介助を行う |
| デイケア | ・リハビリ専門の職員(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が心身の機能維持・向上のためにリハビリを行う ・リハビリや医療的ケアに力を入れている |
デイケアではリハビリや医療的ケアなど、身体機能の維持・向上に力を入れている一方、デイサービスでは利用者さまの日常生活のサポートがメインとなります。
デイケアの勤務経験は、転職で不利になる可能性は低いです。デイケアで培った介助スキルや、健康管理のためのアセスメントスキルは、転職先でも評価されます。ただし、最先端の医療を提供したり、専門性の高いスキル・知識を求められたりする職場では、入職後に積極的に学ぶ姿勢が必要です。
デイケア看護師は「やりがいが少ない」と感じたり、職場の人間関係が合わなかったりして、退職を検討するケースがあります。専門性の高い知識・スキルを求められないことから、キャリアパスに不安を感じる方も。
デイケア看護師を辞めたいと感じたら、悩みの理由を明確にするほか、休日に思いきりリフレッシュすることが大切です。できるだけ円満に退職したい方は、時期を見極めて、転職エージェントの活用も検討しましょう。
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