
看護師のなかには「日勤のみで働くのはきつい?」と悩む人もいるでしょう。「対応する業務が多い」「雑務や残業で定時に帰りにくい」など、日勤のみはきついと感じる看護師は一定数いるようです。この記事では、日勤のみの勤務がきついといわれる理由や、きつさを軽減する方法を解説。日勤のみで働くメリットや日勤のみで働ける職場もまとめていますので、今後の働き方の参考にしてみてください。
看護師が日勤のみで働くのがきついといわれる理由には、「検査や手術など日勤で対応する業務が多い」「雑務や残業が多く定時に帰りにくい」などがあります。
日勤のみで働く看護師は、検査や手術など対応する業務が多いのが特徴です。日勤は以下のような業務を行います。
上記に加え、ナースコールがあれば手を止めて対応するといった業務も。限られた時間内で仕事を終わらせるために、マルチタスクになることもあるでしょう。
看護師が日勤のみで働くのがきついといわれる理由の一つには、連続した勤務で疲れがとれないことも挙げられるでしょう。忙しいなかで3連勤や5連勤が続くと、疲れを取るタイミングがなく、体力的にきついと感じる人もいるかもしれません。
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日勤のみの職場は交代制ではないため、患者さま全員の診察が終わるまでが勤務時間になります。次の時間帯のスタッフに業務を引き継げないため、残業が発生しやすいようです。委員会活動や通常の電話応対なども日勤で行われるので、雑務が重なると定時で帰れない場合も。残業が多いと、肉体的・精神的にきついと感じやすくなるでしょう。
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日勤のみで働く場合は、深夜割増賃金や夜勤手当が支給されません。そのため、夜勤より収入が少なくなりがちです。レバウェル看護の2024年3月の調査によると、日勤のみで働く看護師と夜勤ありの看護師の平均年収は以下の結果になりました。
| 月給 | ボーナス(賞与) | 年収 | |
| 日勤のみ | 29万5,622円 | 62万9,580円 | 417万7,044円 |
| 夜勤あり | 34万3,010円 | 79万540円 | 490万6,660円 |
※年収は月給×12か月+ボーナス金額で計算
月給やボーナスは転職時期や入職タイミングによっても異なりますが、夜勤のある働き方から日勤のみの働き方に変更した場合、収入が大幅に減少する可能性が高くなるでしょう。このように、看護師の収入は夜勤の有無で大きく変わります。「給料が安い」と感じると、日勤のみの看護師の仕事へのモチベーションが下がるかもしれません。
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日勤のみの働き方の一つであるクリニックや外来専門病院などでは、限られた人員で患者対応を行います。常に同じ空間にいるため、人間関係が狭くなり、関係性が一度悪化すると関係の修復が難しいと感じやすいでしょう。夜勤と日勤がある勤務形態は、多少苦手な人や怖い先輩がいてもシフトの組み合わせによっては、顔を合わせない日もあります。しかし、日勤のみは頻繁に一緒に働くことに。看護主任、看護師長といった役職者は基本的に日勤で働く傾向にあるので、緊張感が漂うかもしれません。
日本看護協会「2021年 看護職員実態調査(P11)」によると、日勤の働き方をする人の内訳は以下のとおりです。
| 看護師の夜勤状況(自営業や定年退職を含む離職中を除く) | 割合 |
| 職場に夜勤はない | 14.6% |
| 職場に夜勤はあるが現在はしていない(日勤のみ) | 15.5% |
参照:日本看護協会「2021年 看護職員実態調査(P11)」
看護師は一般的に夜勤があるイメージが多いかもしれません。しかし、上記のように看護師全体のなかで職場に夜勤はない人は14.6%、職場に夜勤はあるが現在はしていない人は15.5%なので、夜勤を避ける働き方は可能といえます。日勤のみで働ける代表的な職場にはクリニックや訪問看護ステーション、外来病院などがあります。ただし、日勤のみ勤務ならではのきつさを感じる場合もあるので、事前に求人を詳細に確認することが大切です。
ここでは、職場によって看護師が感じる日勤のみのきつい理由として、「平日に固定休があると連休が取りにくい」「スピード感を求められて焦る」などを解説します。
日勤のみでも働ける場所では休診日が決まっている場合が多く、決まった曜日に休める反面、イレギュラーな休みを取るのは難しいでしょう。クリニックの場合、平日は終日診療を行い、土曜日は午前診療で午後から休診、日曜は終日休診という体制を取っている所が多いようです。「土日で連休がとれる」「平日に連休がとれる」といったケースは少ないといえます。連休がとれないことで、肉体的にも精神的にもきついと感じる看護師もいるでしょう。
日勤のみの場合、スピード感を求められて焦ることから「きつい」と感じることもあります。急性期病棟や規模の大きな外来などは、急患患者さまの対応や手術の準備などに追われ、テキパキとこなすことが求められます。人によっては、患者さまとの触れ合いが少ないことで、目指す看護観とのずれを感じることも。
1人で判断するプレッシャーが、「日勤のみはきつい」といった負担の原因になる場合もあるかもしれません。人手不足の職場や、もともとの配置人数が少ないクリニックなどでは、マニュアルが不十分であったり、研修が短期間であったりすることもあります。訪問看護では、1人で判断する責任も不安につながるでしょう。
看護師が日勤のみのきつさを軽減する方法には、「優先順位をつけて仕事をする」「先輩や上司など周囲に相談する」などがあります。
看護師が日勤のみのきつさを軽減する方法の一つが、優先順位をつけて仕事をすることです。たとえば、出勤してすぐに、タスクを「本日中にすること」「スキマ時間に行うこと」に仕分けてスケジュールを考えてみましょう。その予定を軸に、急変やナースコール対応に対応するなどして仕事を分けるのもおすすめです。
先輩や上司など周囲に相談することで、日勤のみのきつさを軽減できる場合があります。業務の優先順位の付け方や時間管理の方法について相談するのもおすすめです。「現在終わっていないタスクのうち、どちらを先に着手すべきか」と聞いたり、業務日報を見せ、「無駄な動きや改善できる部分があるか」を聞いたりすることで状況が変わるかもしれません。
日勤のみのきつさを減らす方法として、時間管理を意識するのも有効です。時間管理を改善するには、まず、一つの業務にどのくらいの時間がかかっているかを計算し、一覧にします。短時間で終わる業務はスキマ時間で行い、時間がかかる業務は、ほかの看護師にも協力してもらうなど進め方に工夫の余地がないか検討してみましょう。
「日勤のみできつい」といった気持ちを軽減するには、ストレス解消を習慣にするのも一つです。日勤のみの場合、自分で休みを取らない限りは平日に連休が入ることは少ないでしょう。連勤で脳が常に仕事モードにならないために、「お風呂で深呼吸する」「寝る前に瞑想する」など意識的に心をケアしましょう。出勤時に階段を使うなど、無理なく続けやすい短時間の運動を習慣にするのもおすすめです。
部署異動や転職で働きやすい環境を作ることも、看護師が日勤のみのきつさを軽減するのに有効です。看護師の働きやすさは職場によって異なるので、応募前に「残業の多さ」「休みの取りやすさ」「人間関係」などを確認しましょう。転職エージェントを活用すれば、非公開求人をはじめとした内部事情も分かります。
ここでは、看護師が日勤のみの職場で働くメリットである「出勤時間が一定」「土日休みの職場が多い」「体力面・精神面の負担が少ない」などを解説します。
日勤のみで働くと、毎日一定の時間に起きて一定の時間に眠れるため、生活リズムが崩れにくいといえます。夜勤ありの看護師の勤務体制は「4週8休」が多く、4週間のうち休日が8日ある「4週8休」が一般的ですが、人によっては生活リズムが崩れることも。
対して日勤のみの看護師は、シフトがある程度固定され、クリニック勤務ではクリニックの休診日がそのまま休日になります。起きる時間や寝る時間がバラバラにならず、規則正しい生活ができるのは大きなメリットです。
日勤のみの勤務は、プライベートと仕事の両立がしやすいのもメリットです。日勤のみの勤務先は主に日曜休みが多いため、友人や家族とも休みの予定を合わせやすいといえます。日中で帰れるため、特に子育て中の看護師は、子どもと向き合う時間を多く確保できるメリットを感じるでしょう。「家族との時間を大切にしたい」「子どもの行事に参加したい」という理由で、日勤のみで働いている看護師もいるようです。
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夜勤は1ヶ月の出勤日数は少ないものの、一日に8〜16時間前後と長時間働きます。日勤は8時間前後と勤務時間が少ないので体力面の負担が少ないといえるでしょう。「規則的に働きたい」「長時間労働がきつい」と考えている看護師は、日勤のみの働き方が適しているといえるでしょう。1日の勤務時間が短いことで寝不足や食生活の乱れを防ぎ、精神的負担も減る働き方といえます。
日勤のみで働きたい看護師におすすめの職場には、クリニックや企業、健診センターなどがあります。
クリニックは基本的に夜勤がない職場です。小児科や皮膚科、美容外科、耳鼻咽喉科などがありますが、科によって忙しさや仕事内容は異なります。同じ科でもクリニックによって残業の頻度や忙しさに違いがあるようです。子育て中の看護師は家庭と仕事の両立が図れるように、残業が少ないクリニックを選択すると良いでしょう。
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一般企業で働く看護師は、従業員と同様に日勤のみの勤務が大半です。企業で働いている看護師は、企業看護師や産業看護師と呼ばれています。主な業務内容はケガの応急処置をはじめ、保健指導や健康診断の実施などです。企業によっては、健康管理部門や医務室が設けられています。企業看護師は基本的に土日休みで残業も少ないため、仕事と生活の調和が図りやすいといえるでしょう。
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健診センターは健康診断を実施する専門施設です。病院内に設置されているパターンと、施設のみのケースがあります。健診センターで働く看護師は、血圧測定や採血など健康診断で実施する検査全般を担います。検査を行うためだけの場所なので、基本的に夜勤はありません。
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病院の外来であれば夜勤がありません。基本的に土日休みの職場が多く、家族や友達との予定も合わせやすいでしょう。仕事内容は、診察の補助や看護ケアなどです。ただし、病院の外来の場合、看護業務よりも受付や書類整理などの事務作業が多い職場もあります。
介護施設は夜勤ありだけでなく、日勤のみの職場もあります。近年、少子高齢化の影響で介護施設の看護師の需要は高まっており、介護施設の看護師として働く方も多いようです。介護施設で働く看護師の主な仕事内容は、介護士の補助や入居者の医療的ケア。求人票には日勤のみと記載されていても、入居型の施設は夜勤が発生しやすいため、応募の際は要件を確認しましょう。
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保育園は基本的に夜間帯は開いていないため、主に日勤のみで働ける職場の一つです。保育園で働く看護師の業務内容は、保健指導や怪我の応急処置、保護者対応など。医療行為は少ないですが、保育園の看護師は基本的に一人体制のため、判断力と対応力が必須といえます。子ども達の看護処置が業務の中心になるので、子どもが好きな人に向いているでしょう。
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訪問看護とは、所属している訪問看護ステーションから患者さんの自宅に訪問し、看護ケアを行うという働き方です。看護師は医師の指示のもと、点滴やカテーテル交換、血糖値測定などの処置を行います。訪問看護ステーションは基本的に日勤のみのため、規則的で働きやすいようです。一般的に日勤のみのなかでは、比較的、給与水準も高いです。ただし、訪問先へは一人で行くことが多いので、豊富な知識と経験が求められる職場といえます。
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ここでは、「看護師で日勤のみはきつい?」と悩む方によくある質問を紹介します。
日勤のみの職場では「収入が下がる」「人間関係が閉鎖的になりやすい」といったデメリットはありますが、メリットもあります。日勤のみであっても、職場によって働きやすさは細かく変わるので、求人票や転職エージェントなどでの情報収集が大切です。
人によりますが、日勤は睡眠のリズムが崩れにくいといえます。日勤に慣れてから、夜勤を増やすのも一つの手です。1日の労働時間が長くても、連休があれば体力が回復するといった人であれば、夜勤専従の働き方も選択肢に入るでしょう。
日勤のみでも高給与を目指すことは可能です。病院以外にも視野を広げるのがおすすめです。選択肢がある自由診療が多い美容クリニックでインセンティブを得たり、訪問看護ステーションの管理者になったりする方法があります。
看護師の日勤のみがきついといわれる理由には、検査や手術といった「日勤の対応業務の多さ」「雑務や残業による定時帰宅の難しさ」などがあります。看護師が感じる日勤のみがきつい理由は、職場によっても異なります。「平日に固定休があると連休が取りにくい」「スピード感を求められて焦る」といった理由があるでしょう。
日勤のみのきつさを軽減する方法には、「優先順位をつけて仕事をする」「先輩や上司など周囲に相談する」「残業を減らすための時間管理を意識する」などです。看護師が日勤のみの職場で働くメリットには、「出勤時間が一定」「土日休みの職場が多い」「体力面・精神面の負担が少ない」点などが挙げられます。日勤のみで働きたい看護師には、クリニックや企業、健診センターなどの職場がおすすめといえます。
しかし、「1人ではどの日勤のみ求人に応募すべきか判断できない」とお困りの方もいるでしょう。そうした悩みがある方は、レバウェル看護にご相談ください。キャリアアドバイザーが、1人では調べきれない職場の内部事情や、非公開求人を含む職場をご提案。日勤のみをはじめとした、多様な求人や働き方をご紹介します。LINEやメールにより、好きなタイミングで求人情報を取得可能ですので、この機会にぜひご活用ください。
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