病児保育の看護師を辞めたいと思う理由は?仕事で悩んだときの対処法も解説

病児保育で働く看護師 辞めたい理由と対処法のイメージ

病児保育の看護師を辞めたいと思っている看護師もいるのではないでしょうか。病児保育の現場は、保育士の方が多い環境で働くことや看護業務以外の仕事も求められるといった、医療現場とは異なる大変さがあります。この記事では、病児保育看護師が辞めたいと感じる理由を解説します。病児保育看護師として働くメリットや辞めたいときの対処法も紹介しますので、退職するかどうか迷っている方も参考にしてみてください。

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病児保育の看護師が辞めたいと思う4つの理由

病児保育の現場で働く看護師が退職を考える理由には、病院勤務とは異なる業務の特性が関係していると考えられます。病児保育の看護師が辞めたいと思う理由を解説しますので、自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。

1.職場の保育士との人間関係が辛い

病児保育を行う施設は看護師よりも保育士の比率が多い傾向にあり、孤独感から人間関係が辛いと感じる人もいます。安全に病児保育を行うために、保育士との連携・協力は不可欠です。しかし、別の専門職同士の考え方の違いから、衝突してしまうこともあります。病気や衛生観念が根本的に異なる場合もあり、やりにくさを感じる看護師もいるかもしれません。

内閣府の「病児保育事業(26-28p)」によると、病児保育の配置基準は以下のとおりに定められています。

【施設の形態】看護師の配置基準保育士の配置基準
病児・病後児保育型子ども10人につき看護師1人以上子ども3人につき保育士1人以上
体調不良児対応型子ども1人につき看護師1名以上保育園内の施設のため配置基準の規定はなし

参照:内閣府「病児保育事業」

病児・病後児保育型の施設は、子ども10人につき看護師1人以上の配置基準なのに対して、保育士は子ども3人につき1人以上と定められています。このことから、病児保育の施設のスタッフは看護師より保育士の人数が多くなるようです。
体調不良児対応型は、保育園内で園児を対象として行う事業のため、職場全体で見ると看護師は1人だけという配置になりやすいと考えられます。

出典
内閣府「病児保育事業」2022年11月12日(2025年11月28日参照)

2.感染症にかかる不安が常にある

病児保育を利用する子どもは、感染症にかかり体調を崩している場合がほとんどです。幼い子どもの保育は、身の回りの援助やスキンシップで距離が近くなりやすいもの。病児保育に携わる看護師は感染症にかかる不安が常にあります。ときには、嘔吐物や排泄物の処理も必要です。
どれだけ気を付けていても、感染症にかかる可能性はなくせません。自分の家族にうつしてしまうのが心配で、退職を考える看護師もいます。

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3.仕事内容が想像と違った

病児保育の看護師の業務内容が想像と違ったため、辞めたいと思う人もいます。病児保育の現場では、医療行為や看護師の専門性を活かした業務はそれほど多くありません。その代わりに、掃除や消毒、雑務など幅広い業務をこなすことが必要です。
施設によっては、看護業務よりも保育業務の方が多い場合や、反対に子どもと関わる時間が少ないこともあります。専門性を発揮できない状況に、物足りなさを感じる看護師もいるかもしれません。

4.保護者対応が大変

保護者対応も病児保育看護師の重要な仕事の1つです。病児保育を利用する保護者は、体調が悪い子どもを預けることを心配に思っています。そのため、保護者に無理な要求をされたり、厳しいことを言われたりすることもあり、辛いと感じる看護師もいるようです。不安に思っている保護者が、安心できる対応や丁寧な説明を求められることも、大変さに繋がっているといえます。

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退職を決める前に振り返りたい病児保育看護師のメリット

病児保育の看護師を辞めたいと思っている人は、もう一度現在の仕事のメリットを振り返ってみましょう。病児保育の看護師ならではのやりがいもあるはずです。

心身の負担が少ない

病児保育の看護師は医療行為が少なく、病院勤務の看護師と比べると精神的な負担感はあまりないといえます。医療現場の緊迫感のなかで働くのが辛い・病院勤務は体力がもたないと感じる看護師は、病児保育の方が無理なく穏やかなペースで働けるかもしれません。

日勤の施設が多い

病児保育の看護師はおもに日勤で働きます。夜勤がないことは、体調の不安がある看護師にとって大きなメリットになるはずです。生活リズムが整えやすく、体力的な負担も少ないため、就業後や休日の過ごし方を充実させたい看護師にとっても、病児保育は働きやすい職場だといえます。

子どもや保護者の気持ちに寄り添ったケアができる

預かった子どもたちが安心して過ごし、元気になれるようサポートするのが病児保育看護師の仕事です。体調不良で不安な子どもに寄り添ってケアができることが、病児保育の看護師のやりがいに繋がることもあります。
また、病児保育を利用する保護者にも感謝されることがあるかもしれません。働きながら子育てをする人にとっては、病児保育はなくてはならないものだと再認識しましょう。

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病児保育看護師から転職する際に考えられるデメリット

病児保育施設を辞めたいと思っている看護師は、転職する際のデメリットも把握したうえで転職するかどうか検討しましょう。

看護スキルの不足を懸念される可能性がある

病児保育の現場で医療行為をすることは少ないため、転職先によっては採用担当者にスキル不足を心配される可能性もあります。特に、病児保育に長く勤めてから、専門的な看護スキルが必要とされる職場に転職する場合は、不利になる可能性も否定できません。

業務内容の難易度が上がることが考えられる

病児保育の看護師が、医療行為がメインの業務で忙しい職場に転職すると、業務の難易度の差から大変さを感じるかもしれません。転職先が緊急の対応が必要な職場であれば、精神的なプレッシャーやストレスで疲れてしまう人もいます。

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病児保育の看護師が向いている人の特徴

この項では、病児保育の看護師に向いている人の特徴を解説します。病児保育の看護師を辞めたいと思っている人は、改めて自分を分析してから退職の判断をしましょう。

コミュニケーション能力が高い人

病児保育の看護師には、コミュニケーション能力が求められます。体調が悪くて泣いたり、不機嫌になったりする子どもに寄り添えるスキルをもっていることは重要です。
また、保育士が多い環境で連携して業務を行い、保護者が安心して預けられるような対応も求められます。子どもや保護者と関わり、助けになることにやりがいを感じる看護師は、病児保育に向いていると考えて良いかもしれません。

責任感があり1人で看護と向き合える人

病児保育の看護師は1人体制の場合もあるため、自分で適切な判断をすることが求められます。判断できるだけの看護知識をもち、責任感がある人は病児保育の看護師に向いているといえるでしょう。専門的なスキルがある看護師が、病児保育施設で勤務していることは、現場の保育士の安心感にも繋がります。

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病児保育の看護師を辞めたいと悩んだときの対処法

病児保育の看護師を辞めたいと悩んだときは、以下に紹介する対処法を試してみてください。それでも悩みが解消しない場合は、転職を検討しましょう。

仕事で大切にしたいことはなにか考える

自分が仕事をするうえで、大切にしたいことや重視したいことについて改めて考えてみましょう。「子どもに関わる仕事がしたいのか」「看護師の専門性を活かして働きたいのか」といった仕事に求めることを見直すことで、今後の見通しが立つかもしれません。

病児保育の看護師を辞めたい理由を客観的に分析する

病児保育の看護師を辞めたい理由を、客観的な視点で分析してみてください。仕事が辛いと感じるなかにも、職場環境や業務内容、待遇など人それぞれの理由があるはずです。具体的な辞めたい理由を分析することで、転職するかどうかの判断材料にしましょう。職場環境が辛い方は、違う病児保育の施設に転職するのも手です。

上司や信頼できる人に相談する

職場環境が辛くて病児保育を辞めたいと考えている看護師は、一度上司に相談してみましょう。業務内容や保育士との連携など、改善策を検討してもらえるかもしれません。また、信頼できる人に話すことで、自分がどのようなことに悩んでいるのか整理できます。

転職を検討する

病児保育の看護師が辛く、悩みが解消しない場合は転職を検討してみてください。職場環境が原因で退職を考えている人は、違う病児保育施設に転職するのも1つの手です。
病児保育からほかの職場に転職する際は、スキル不足を懸念され不利に働くこともあることは念頭に置いておきましょう。次の職場が決まるかどうか不安な場合、転職エージェントや転職サイトを活用して、自分にマッチする職場を探すのがおすすめです。

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病児保育の看護師を辞めたい人におすすめの転職先

この項では、「子どもの看護に携われる」「日勤」「医療行為が少ない」という観点から、病児保育の看護師を辞めたい人におすすめの転職先を紹介します。

子どもの看護に携わる職場

病児保育施設以外にも、看護師の資格を活かして子どもに関われる職場はあります。子どもに寄り添う仕事をしたいという看護師は、保育園や乳児院への転職も視野に入れてみてください。保育園・乳児院の看護師は、入所している子どもの健康管理がおもな業務です。病児保育よりも長期的に子どもと関わり、成長を見守れます。
また、医療現場であれば小児科に転職することで、病児保育で培った経験を活かして活躍できるはずです。

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日勤がメインの職場

病児保育と同じく、日勤がメインの職場に転職したいと思っている看護師もいるかもしれません。おもに日勤の職場で働きたい場合は、診療時間が決まっているクリニックや、眼科・皮膚科・耳鼻科など日帰りの手術が基本の診療科がおすすめです。

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医療行為が少ない職場

病児保育から、高度な看護スキルが求められる職場に転職するのは不安だと感じる看護師もいるはずです。検診センターや献血ルーム、デイサービスであれば、医療行為は少なく、看護師資格を活かしながら比較的穏やかなペースで働けると考えられます。幅広い人への対応が求められる職場のため、病児保育で培ったコミュニケーション能力も活かせるかもしれません。

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病児保育看護師が辞めたいときによくある質問

ここでは、病児保育の仕事を辞めたい看護師によくある疑問をQ&A形式でお答えします。

病児保育の看護師が掃除ばかり任されるのは普通?

感染症対策や衛生環境を整えるために、施設内の掃除や消毒も看護師の重要な仕事になります。子どもが過ごす場所なので、汚れやすいことも掃除する機会が多くなる要因です。病児保育の看護師は、看護業務以外にも幅広い業務をこなすことが求められます。

病児保育の看護師が大変で続けられる自信がありません

大変だと感じる理由を客観的に分析し、職場環境が問題なら改善できないか上司に相談してみましょう。また、病児保育で看護師として働くメリットややりがいについて考えてみることで、続けたいという気持ちが出てくるかもしれません。それでも悩みが解消しない場合は転職も検討しましょう。

まとめ

病児保育の看護師が辞めたいと感じる理由には、業務や職場環境が関わっています。なかでも、施設スタッフの大半を保育士が占めることは、看護師が人間関係の難しさを感じる要因の1つです。退職を検討する際は、病児保育で看護師として働くメリットや転職する際のデメリットを考え、自分が仕事に求めることを改めて見直してみましょう。現在の仕事にやりがいを感じ、自分に向いていると思う看護師は、ほかの病児保育施設に転職し環境を変えてみるのもおすすめです。

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この記事を書いた人
「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点
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