
看護師の職業病で「腰痛がきつい」「睡眠不足で疲労が取れない」と感じている方も多いでしょう。看護師は、重労働や不規則勤務であることから、職業病になる方も少なくありません。本記事では、職業病の原因と対策についてまとめました。また、看護師が共感できる職業病のあるあるについても紹介しているので、ぜひご一読ください。
看護師は業務の性質上、一般の方よりも身体の不調を抱える人が多いようです。患者さんの介助による腰痛や肩こり、夜勤仕事により生活リズムが崩れ睡眠不足に陥ることもあります。このような症状を放っておくと、さらに心身に悪影響を及ぼす可能性があるかもしれません。
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今感じている身体の不調はもしかすると、職業病の一つかもしれません。ここでは、看護師が特に悩みやすい職業病について6つまとめました。
日本看護協会の「腰痛予防対策について」によると保健衛生業で発生する業務上疾病全体の約8割は腰痛だといわれています。腰痛になる大きな原因は、肉体的負担が大きいことがあげられるでしょう。ベッド上の患者さんのケアを行う際に中腰の姿勢になり、腰への負担が大きくなります。また、不規則な生活リズムにより、十分な休息が取れず身体が回復しないまま疲労が蓄積するのも原因の一つです。
睡眠不足や不規則な生活は自律神経が乱れ、筋肉が固くなることから肩こりの原因になります。腰痛の原因と同じように、重いものを持ち上げる、患者さんの体位変換を行うなど、身体的負担がかかりやすいことも肩こりになりやすい要因の一つでしょう。
看護師の日勤と夜勤を繰り返す働き方は、毎日同じ時間に睡眠を取れず、生活リズムが崩れやすくなります。また仕事の性質上、重労働であり肉体的負担が大きいことも特徴です。肉体的負担が大きい中、生活リズムが崩れると休息による身体の回復が遅くなり、疲労が蓄積する原因になります。
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看護師の仕事は、日勤と夜勤を繰り返す生活により、生活リズムが崩れ睡眠不足に陥りやすくなります。新人看護師の中には、退勤後も気を張り詰め過ぎて緊張状態が続き眠りにつけない方もいるようです。また、日々勉強することも多く、十分な睡眠時間が確保できないことも睡眠不足になる原因の一つだといえます。
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看護師の業務は、患者さんの対応や診療の補助、緊急入院など多忙な中、立ったままで業務を行う時間が長いものです。また、二交替勤務は一度で約16時間と長時間労働になります。長時間立ちっぱなしで仕事をするため、血流が悪くなり足が浮腫みやすくなる方もいるようです。
看護師は多くの患者さんを相手にするため、感染対策は欠かせません。勤務中に何度も手を洗ったり、アルコール消毒を行ったりすることで感染対策につながります。ただそのたびに皮脂が洗い流され、肌内部の水分や保湿成分が流出するので、手は荒れやすくなるでしょう。適宜クリームを塗ることで、保湿対策することをおすすめします。
前述したように看護師は、腰痛や睡眠不足といった業務の性質上、さまざまな職業病になる可能性があります。ここでは、看護師の職業病を「作業や動作に伴うもの」と、「長時間労働、不規則勤務によるもの」にわけて対策をまとめました。
作業や動作に伴う職業病には、腰痛や肩こりなどがあります。以下はその対策です。
腰痛や肩こりは、患者さんの介助や移動による重労働が原因であることが多いようです。近年では、患者さんの介助をリフトやスライディングシートなど福祉用具を用いて行う病院もあります。積極的に福祉用具を活用することで、重労働を減らせるでしょう。
また、すぐに福祉用具を取り入れることが難しいという方は、コルセットやサポーターを用いることで、腰痛予防になります。
腰痛や肩こりを予防するために、ボディメカニクスを理解することは大切です。腰痛予防の体操やストレッチ、身体に負担がかからない介助方法の勉強会に参加することも、職業病対策として有効でしょう。自身で注意するだけではなく、勉強会に参加することで自分の知らなかった対策を学べます。
毎日5~10分体操を行うだけで、手軽に腰痛予防を行えます。インターネットで「腰痛 体操」と検索するだけで、腰痛や肩こりの体操が数多く出てくるでしょう。また、座りっぱなし、立ちっぱなしなど同一姿勢を長時間取ることも腰への負担が大きくなります。適宜、腰を動かしたり、同じ姿勢を取らないようにしたりを意識するだけでも、十分対策になるでしょう。
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長時間労働や、不規則勤務による職業病には、睡眠不足や足の浮腫み、疲労・倦怠感などがあります。以下に対策をまとめました。
休日に十分な休息を確保することで、睡眠不足や疲れを軽減できます。睡眠時間を長めに取る、マッサージや整体などで身体のメンテナンスを行うのも良いでしょう。また、友人や家族と過ごし気持ちを切り替えることで、リフレッシュもできます。
看護師の夜勤勤務は生活リズムが崩れる大きな要因の一つです。仮眠を取る以外にも入浴や軽い運動など日中に身体を動かすことで、生活リズムが崩れにくくなります。夜勤前後の過ごし方を見直すことで、夜勤勤務による身体の負担を減らすことが可能でしょう。
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多忙な中仕事をしていると、水分不足から脱水になりやすくなります。仕事中も意識して水分摂取を行いましょう。また、長時間労働や不規則勤務は身体への負担が大きいため、油が多いものや刺激が強いものばかりではなく、胃に優しい食事を意識することがおすすめです。
身体の不調が続く場合は、職場での労働環境を見直すことも対策の一つです。業務内容がきつい場合、相談することで考慮してもらえるかもしれません。急に上司に相談することは難しい可能性もあるため、まずは親しい先輩などに相談することがおすすめです。
身体の不調を中心とした職業病について解説してきました。ここでは、看護師が共感しやすい、少し笑えるような職業病あるあるについて紹介します。
上記以外にも、看護師が共感出来るおもしろい職業病あるあるについて「看護師ならではの職業病やあるあるとは!?」の記事にまとめています。気になる方は、ぜひこちらもご覧ください。
看護師は不規則な勤務や体力仕事の多く、心身ともに負担が大きいといえます。身体の不調が続く場合は、我慢するのではなく職場や環境を見直し転職することも検討しましょう。不規則勤務をストレスに感じている方は、日勤のみの職場を探したり、腰痛がつらい方は介護度が低い職場へ転職したりするのも有効です。休日が多い職場を探すのも良いでしょう。我慢するのではなく、自分の身体を第一に考えることが大切です。
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ここでは看護師の職業病に関するよくある質問に対して、Q&A方式で回答します。
看護師の職業病の一つである腰痛は、条件によって労働災害保険の対象です。腰痛には、突発的な原因による災害性腰痛と、慢性的な悪化による非災害性腰痛があり、どちらも治療が必要だと判断されると労災認定になります。あきらかに原因が仕事だと判断される場合は、医師の診察を受けてみましょう。
新人看護師は特に勉強することが多く、睡眠時間が減ることから睡眠不足に陥りやすくなります。また、命に関わる仕事であることから緊張状態が続き、疲労を感じる方もいるようです。「友人とともに勉強する」「定期的に休憩時間を作る」など学習方法を工夫し、自分なりのストレス発散法を見つけましょう。
燃え尽き症候群とは、今まで意欲的だったものに対して、急にやる気が出なくなったり、食欲が減退し倦怠感を生じたりすることを指します。燃え尽き症候群が続くことで、心身への負担やストレスにつながる恐れも。看護師はインシデントや患者さんの死がきっかけで燃え尽き症候群になる人もいるため、職業病の一つだといえるでしょう。
「腰痛や肩こりで悩んでいる」「睡眠不足で疲労が取れない」と感じている看護師も多いでしょう。看護師の職業病には、作業に伴うものと、長時間労働・不規則勤務によるものがあり、それぞれ対策も異なります。自分にあった対策を見つけることで、職業病を予防しやすくなるでしょう。
しかし、対策しても腰痛や睡眠不足が取れずに悩んでいる方もいるかもしれません。心身の負担が大きく、仕事を続けることが困難だと感じている方は、転職を検討することも一つの方法です。
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