
「赤ちゃんの命を預かるNICU看護師ってどんな気持ちで働いているの?」と本音が気になる人もいるかもしれません。経験や知識が必要とされ、想像を絶する緊張感や不安を伴う一方、赤ちゃんが元気に退院する姿やご家族の笑顔に救われる瞬間も。本記事では、NICU看護師が抱える本音と新生児ケアのやりがなどをご紹介します。仕事を続けられる自信がないとお悩みの方は、自分の働き方を見つめ直すヒントにしてみてください。
NICUで働く看護師の中には、「赤ちゃんの命を預かる責任の重さに押しつぶされそう」「NICUという専門性の高さに知識や技術が追いつかない」などの辛い本音を抱えている方もいるのではないでしょうか。ここでは、さまざまな苦悩を抱えながら働くNICU看護師の本音に迫っていきます。
新生児という小さな命を預かるプレッシャーは想像以上のものでしょう。経験が浅い看護師であればなおさら不安は大きいはず。細かな変化も見逃せない緊張感に「ケアするのが怖い」と本音を漏らす看護師もいるかもしれません。
NICUは、一般病棟と異なりナースステーションと病室の区切りがないことも多いです。そのため、医師やほかの看護師と常に同じ空間で仕事をしなければならず、新人看護師は特に「常に先輩看護師から見られている」というストレスを感じやすいかもしれません。
また、自ら症状を伝えられない赤ちゃんは、モニタリング装置による管理や看護師の全身状態の観察が重要となります。精密な医療機器の扱いを求められることも多く、機械に対して苦手意識がある看護師は不安に感じやすいでしょう。
「新生児集中治療室」とも呼ばれるNICUは、低出生体重児や早産児、出産時に何らかの病気がある新生児などに対して専門的な医療を行う部署です。NICUで働く看護師は、新生児ケア分野に特化した知識や技術が求められるため、勉強量が多く負担に感じることもあるでしょう。知識不足を感じる日々が続き、やりがいを得るまでには少し時間がかかるかもしれません。
ご家族への対応の難しさに悩む看護師もいるでしょう。小さな体に多くの医療機器やチューブが繋がれている我が子を見て自分を責めたり、医療従事者に対して攻撃的な態度を取ったりなど、精神的に不安定になるご家族も少なくありません。
ご両親の精神的なサポートもNICU看護師の重要な役割の一つですが、本音では「できればコミュニケーションが難しいご家族との関わりは避けたい…」という人もいるのではないでしょうか。
担当していた赤ちゃんが亡くなるケースもあるでしょう。看護師にとっても、小さな赤ちゃんを看取ることへの精神的なショックは計り知れません。無力感に苛まれ「こんなに辛い思いをするくらいならNICUで働きたくない」という本音を持っている看護師もいるはずです。
新生児ケアに特化しているNICUでは、成人看護を実践する機会はほとんどなく、キャリアが狭まってしまうことに懸念を抱く看護師もいるでしょう。NICUで働くことは、専門性が磨ける反面、ジェネラリストを目指す看護師にとっては不安要素となり得るかもしれません。
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辛い本音も聞かれる一方、「赤ちゃんの回復する姿に喜びを感じられる」「キャリアアップに繋がる専門的な経験が積める」といったポジティブな本音もあるでしょう。ここでは、NICU看護師のやりがいについてご紹介します。
NICU看護師にとって、容体が不安定だった新生児が回復していく姿は大きなやりがいに繋がるでしょう。「赤ちゃん」という存在に癒されたり、成長を見届けられたりなど、純粋に喜びを感じられる場面もあるかもしれません。子どもが好きな看護師であれば、やりがいはより大きいはずです。
NICU勤務で培える知識やスキルは、キャリアアップに繋がります。たとえば「新生児集中ケア認定看護師」は、NICUやGCUでの実務経験が必要とされる資格です。そのほかにも、妊娠から出産後の母子をケアする助産師という道もあります。
産婦人科や小児科といった転職先の選択肢を広げることもでき、専門性の高い経験はさまざまな方法でのキャリアアップに活かせるでしょう。
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新生児集中ケア認定看護師になるには?役割や資格取得のポイントを解説
赤ちゃんとご家族が笑顔で退院する姿は、NICUで働く看護師にとって喜びを感じられる瞬間の一つです。コミュニケーションやケアにおいて難しさや悩みを感じやすい分、結果に繋がったときの達成感も大きいでしょう。「NICUで働いていて良かった」と看護師としての自信や仕事へのモチベーション維持にも繋がります。
NICUで働く看護師の主な仕事内容には、以下のようなものがあります。
赤ちゃんの診療補助から成長のサポートまで、NICU看護師の業務は多岐にわたります。そのため、疾患や治療内容などの知識だけではなく、赤ちゃんの発達過程や育児に関する知識も必要です。NICU看護師の詳しい仕事内容は、「NICU看護師の役割とは?新生児ケアのやりがいや向いている人も解説」を参考にしてみてください。
特殊な職場環境や専門性の高いNICUは、向き不向きが分かれやすい部署です。以下のような特徴に当てはまる人は、NICU勤務に向いている可能性があります。自分と照らし合わせながらチェックしてみてください。
新生児ケアにおいて、小さな変化に気づける観察力は必要不可欠です。24時間体制で集中的な医療を提供するNICUは急変も起こりやすく、緊急性のある状況下で冷静に対処する力も求められます。プレッシャーと戦いながら夜勤をこなす体力・精神面の強さも必要です。
人間関係の悩みや過酷な労働環境などから「仕事を続けられる自信がない」と悩む看護師もいるのではないでしょうか。ここでは、NICUでの働き方に不安がある看護師向けに4つの対処法をご紹介します。
今の状況や気持ちを冷静に整理してみましょう。退職後に「やっぱりNICUを辞めなければ良かった」という後悔を防ぐためにも、一時的な感情でないか分析することが必要です。
辞めたい原因によっては、時間が解決してくれるものもあるかもしれません。退職しても解決するとは限らず、同じ状況を繰り返してしまうリスクもあります。まずは、悩みの原因と解決策を明らかにすることが、状況を好転させる第一歩となるでしょう。
自分の悩みを包み隠さず話せる相手がいれば、一度相談してみてください。辛い気持ちを吐き出すことは、ストレス緩和にも繋がります。自分が冷静になれていないと感じたときにこそ、客観的な意見をくれる存在が必要です。1人で抱え込んでいる悩みを誰かに話すことで、自然と気持ちも整理されるでしょう。
身体的な不調を認めたときは、まずは仕事から離れることを考えた方が良いでしょう。体調が優れないまま辛い環境に身を置き続けることで、症状が悪化する可能性もあります。仕事は体が資本です。看護師として長期的に働き続けていくことを考えれば、苦しいときに短期間の休暇を取ることは何ら問題ありません。
辛い環境から抜け出す方法として部署異動する方法もあります。転職よりもハードルが低いため、NICUから異動したい意思が固まっている場合は上司に相談してみると良いでしょう。
状況改善の兆しがない、病院自体への不満が拭えない場合は、転職を検討するのも手です。専門性の高いNICUでの経験が高く評価される職場もあります。新しい環境で早くスタートを切る方が、仕事への意欲も湧きやすいでしょう。
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「看護師を辞めたい」と思う理由は?退職の判断基準と悩みを解消する対処法
ここでは、実際にNICUを辞めて転職活動を行う看護師向けに4つのポイントをご紹介します。以下の点を押さえて、転職後のミスマッチを防ぎましょう。
転職活動において自己分析は欠かせません。自分の長所や短所を理解し、スキルや得意分野を知ることで、自分に合った職場探しがスムーズにできるでしょう。
自己分析が事前にできていれば、「自分の強みが分からない…」と迷うこともなくなり、履歴書や面接で効果的なアピールができます。「看護師の自己分析のやり方とは?転職成功に必要な理由を踏まえてご紹介!」も参考にしながら、自己分析を始めてみてください。
転職活動を始める前に、内定をもらうまでの期限をおおまかに決めておきましょう。在職期間中の転職は労力を要するため、「疲れたから転職活動は来週からでいいや…」と期間が延びてしまうことも。
転職活動にかかる期間は、およそ2~3ヶ月といわれています。転職先で働き始めたい時期を自分で設定し、退職の申し出や求人検索にかける時間、面接を受け始める時期などを逆算してスケジュールを立てましょう。
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初めて転職する看護師へ!進め方や期間、成功のポイントを解説します
情報収集の手段として、職場見学は有効です。病院の雰囲気や実際に働く看護師の様子など、募集要項からでは得られない貴重な情報を入手できます。また、職場見学に参加していることで、応募先への転職意欲をアピールすることも可能です。職場見学時のマナーや確認ポイントを詳しく知りたい方は「看護師の転職に職場見学は必要?服装マナーや聞くことリストをご紹介!」をご覧ください。
「1人で転職活動を進めるのが不安」という看護師もいるでしょう。看護師が利用できる転職サービスには、公的機関や転職エージェント、転職サイトなどさまざまなものがあります。
自分のペースでじっくり求人を吟味したい方は転職サイト、「忙しいから全面的にサポートしてほしい」という場合は転職エージェントといった、それぞれのメリット・デメリットを把握して自分に合ったものを選ぶことが大切です。
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看護師が転職するときは誰に相談する?状況別のおすすめの相談先を紹介
ここでは、NICU看護師の本音に関してよくある質問に、Q&A形式で回答していきます。
レバウェル看護の独自調査(2024年3月時点)によると、集中治療室で働く看護師の年収は約554万円となっており、一般病棟で働く看護師の年収である約471万円より約80万円高くなっています。ただし、上記の年収は、NICUに限った情報ではなく、集中治療室全体の年収データであることにご注意ください。NICUは、一般病棟と比べて夜勤回数が多いことや特殊業務手当などが加算され、年収が高くなる傾向にあるようです。
産婦人科や小児科、小児専門の訪問看護ステーションなどが挙げられます。訪問看護ステーションは、NICUを退院した子どもの在宅療養をサポートする機会もあり、在宅看護に興味がある看護師にもおすすめの職場です。どの職場も新たな知識を身に付ける必要はありますが、NICUでの経験を活かせる場面も多いでしょう。
「赤ちゃんの命を預かる緊張感に耐えられない」「新生児ケアの経験しかなくほかの診療科への転職が不安」など、NICUならではの辛い本音を抱えながら働く看護師もいます。その一方で、赤ちゃんの成長を見守れたり、専門分野の経験が身に付けられたりといったやりがいも多いですが、特殊な業務や職場環境から適性は分かれやすい部署だといえるでしょう。
NICU看護師としての働き方に悩んでいる看護師は、本音を打ち明けられる相手に相談したり、休暇を取ったりして、現在の状況を整理してみましょう。転職が最善の選択肢だった場合、ミスマッチをしないためにも自分に合った職場選びが重要です。
「自分に適性のある職場が分からない…」お悩みの方は、レバウェル看護に相談してみませんか?看護師転職に精通したアドバイザーが、お悩みをヒアリングしたうえで、解決方法やアドバイスのご提案をいたします。電話やLINEで相談・転職活動ができるため、忙しい看護師や周囲に知られたくない人でも安心です。サービスのご利用はすべて無料で、相談のみでも承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。
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