看護における4職種とは?看護師・准看護師・保健師・助産師の違いを比較

看護における4職種とは?それぞれの職種の違いを比較のイメージ

「看護における職種にはどのような違いがあるの?」と気になっている看護師は多いのではないでしょうか。
ここでは、看護における4職種の役割・仕事内容や主な勤務先、必要な資格などについてそれぞれ紹介します。
この記事を最後まで読み終えてもらえれば、4職種の違いが分かり、自分のキャリアパスに合った資格の取得が目指せるでしょう。
キャリアパスについて改めて見直したい方はぜひ参考にしてください。

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看護の職種は4種類

看護職には、「看護師」「准看護師」「保健師」「助産師」の4種類があり、資格の取得方法や役割・働き方などが異なります。
また、業務範囲や求められる専門性も職種によってさまざまです。
自分に合った働き方を見つけるためには、それぞれの特徴やキャリアパスを理解することが大切と言えるでしょう。

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看護師とは

保健師助産師看護師法 第5条によると、看護師とは「厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者若しくはじよく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者」とされています。
ここでは、看護師の役割・仕事内容、主な勤務先などについて分かりやすく解説するのでご覧ください。

出典
法令検索 e-GOV「保健師助産師看護師法」(2026年5月20日参照)

役割・仕事内容

看護師の主な仕事内容は、バイタルサイン測定や点滴、採血、服薬管理などの医療処置です。
また、患者様の日常生活を支援することも重要な役割であり、食事・排泄・清潔ケアなども行います。
患者様やご家族への説明、退院支援、多職種との連携など、コミュニケーション能力が求められる場面も多いです。
勤務先によって仕事内容は異なり、急性期病院では急変対応、介護施設では健康管理が中心となる場合があります。

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主な勤務先

看護師の主な勤務先は総合病院やクリニック、介護施設、訪問看護ステーション、保育園、企業などです。
病院では夜勤を伴う働き方が多い一方で、クリニックや企業など日勤中心で働ける職場もあります。
また、近年は美容クリニックや治験関連企業など、病院以外で働く看護師も増えており、ライフスタイルに合わせて働き方を選びやすい点も、看護師の魅力の一つです。

看護師になるための必要な資格

看護師になるには、看護師養成課程のある大学・専門学校などを卒業し、国家試験に合格する必要があります。
国家資格取得後は、病院やクリニックなどで臨床経験を積みながらキャリア形成を行うのが一般的です。
また、認定看護師や専門看護師など、スキルアップにつながる資格取得を目指す看護師も多く、資格を活かして幅広い分野へ挑戦できます。

准看護師とは

保健師助産師看護師法 第6条によると、准看護師とは「都道府県知事の免許を受けて、医師、歯科医師又は看護師の指示を受けて、前条に規定することを行うことを業とする者」と定められています。
看護師と似た業務を担当しますが、資格の種類やキャリアパスに違いがあるのが特徴です。
准看護師の役割・仕事内容や主な勤務先、准看護師になるために必要な資格を紹介するので確認してみましょう。

出典
法令検索 e-GOV「保健師助産師看護師法」(2026年5月20日参照)

役割・仕事内容

准看護師の仕事内容は、看護師と同様に患者様のケアや診療補助を行うことで、具体的には

バイタルサイン測定や清潔ケア、服薬管理、食事介助などです。
勤務先によっては、看護師とほぼ同じような業務を担当するケースもあります。
ただし、准看護師は医師や看護師の指示のもとで業務を行わなければならないほか、業務範囲に限られている点に注意してください。

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主な勤務先

准看護師の主な勤務先は、病院やクリニック、介護施設、デイサービスなどです。
特に、慢性期病院や介護施設、地域密着型のクリニックなどでは准看護師が活躍しているケースも少なくありません。
ただし、准看護師は看護師のように管理職を担うことができないため、キャリアアップを目指すのが難しいでしょう。

准看護師になるための必要な資格

准看護師になるには、准看護師養成学校を卒業し、都道府県知事が実施する准看護師試験に合格する必要があります。
看護師国家資格とは異なり、都道府県ごとの免許となる点が特徴です。
また、准看護師として働きながら看護師養成校へ進学し、看護師資格取得を目指すキャリアパスも選べます。

保健師とは

保健師助産師看護師法 第2条によると、保健師とは「厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者」とされています。
保健指導に関する知識を活かすことで、行政機関や企業など、病院以外でも活躍しやすい職種です。
ここでは、保健師の役割・仕事内容や主な勤務先などについて紹介するので、看護師や准看護師と比較してみましょう。

出典
法令検索 e-GOV「保健師助産師看護師法」(2026年5月20日参照)

役割・仕事内容

保健師の主な仕事内容は、健康相談や保健指導、生活習慣病予防の支援などであり、乳幼児健診や高齢者支援、メンタルヘルス対策など、対象者に合わせた健康支援を行います。
また、感染症予防や地域住民への健康教育など、公衆衛生活動にも関わるでしょう。
病気の「治療」よりも、「予防」や「健康維持」に重点を置いている点が特徴です。

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主な勤務先

保健師の勤務先は、市区町村の保健センターや保健所、企業、学校などです。
行政保健師として地域住民の健康支援に携わる人もいれば、産業保健師として企業で社員の健康管理を行う人もいます。
基本的に日勤中心で働ける職場が多く、ワークライフバランスを重視したい看護師から人気がある職種です。

保健師になるための必要な資格

保健師になるには、看護師国家資格を取得したうえで、保健師養成課程を修了し、保健師国家試験に合格しなければなりません。
大学の看護学部では、看護師と保健師の受験資格を同時に取得できる場合もあります。
資格取得後は、行政機関や企業などで経験を積みながらキャリア形成を行うのが一般的です。

助産師とは

保健師助産師看護師法 第3条によると、「厚生労働大臣の免許を受けて、助産又は妊婦、じよく婦若しくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子」と定められています。
出産介助を行える点が、他の看護職との大きな違いです。
助産師の役割・仕事内容や主な勤務先、助産師になるために必要な資格を解説するので確認してみましょう。

出典
法令検索 e-GOV「保健師助産師看護師法」(2026年5月20日参照)

役割・仕事内容

助産師の主な仕事内容は、妊婦健診の補助や保健指導、分娩介助、産後ケアなどです。
正常分娩であれば、医師の指示がなくても助産行為を行うことができ、母乳育児支援や育児相談、女性の健康相談にも関わります。
近年は、不妊治療や産後メンタルケアなど、幅広い分野で活躍する助産師も増えているでしょう。

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主な勤務先

助産師の主な勤務先は、産婦人科病院やクリニック、助産院、周産期センターなどです。
また、自治体で母子保健活動に携わる助産師もいます。
分娩を扱う施設では夜勤のある働き方が多いですが、保健指導中心の職場では日勤メインで働ける場合もあるでしょう。

助産師になるための必要な資格

助産師になるには、看護師国家資格を取得後、助産師養成課程を修了し、助産師国家試験に合格しなければなりません。
大学や専門学校、大学院などで学ぶルートを選べ、看護師と助産師の受験資格を同時に取得できる学校もあります。
資格取得後は、産科領域で経験を積みながら専門性を高めていくのが一般的です。

看護師におすすめの他職種とは

「夜勤がつらい」「臨床以外の働き方も気になる」と感じる看護師の中には、看護資格や現場経験を活かして他職種へキャリアチェンジする人も少なくありません。
医療・介護業界では、看護師経験を評価する職種も多く、コミュニケーション力や観察力を活かしやすいです。
そこで、看護師におすすめの他職種として下記が挙げられます。

  • 医療事務|医療知識を活かせる
  • 看護助手|医療現場をサポートできる
  • ケアマネジャー|介護・福祉分野で活躍できる
  • 看護学校の教員|後輩育成に携われる
  • キャリアアドバイザー|現場経験が強みになる

それぞれの職種の特徴を詳しくお伝えするので、自分に合った働き方ができる職種を探してみましょう。

医療事務|医療知識を活かせる

医療事務は、受付対応や会計、レセプト作成などを行う職種です。
看護師として培った医療知識を活かしやすく、診療内容や医療用語を理解している点が強みになります。
基本的に日勤中心で働ける職場が多く、夜勤のない働き方を希望する看護師から人気があるでしょう。
また、患者様対応の経験があるため、コミュニケーションを必要とされる場面で活躍しやすいです。

看護助手|医療現場をサポートできる

看護助手は、患者様の移送や環境整備、食事介助などを行い、看護師をサポートする職種です。
看護師のように医療行為は行えないものの、病院勤務経験を活かして働きやすい点が特徴と言えます。
患者様と近い距離で関われるため、責任の重さを減らしながら、医療現場で働きたい看護師に向いているでしょう。

ケアマネジャー|介護・福祉分野で活躍できる

ケアマネジャーは、介護を必要とする利用者様に対してケアプランを作成し、サービス調整を行います。
看護師として一定年数の実務経験を積むことで、介護支援専門員試験の受験資格を得られるでしょう。
介護施設や居宅介護支援事業所などで活躍でき、医療知識を活かしながら利用者様やご家族を支援できる点が魅力です。
また、日勤中心で働ける職場も多く、ワークライフバランスを確保したい看護師におすすめの職種と言えます。

看護学校の教員|後輩育成に携われる

看護学校の教員は、専任教員と実習指導教員の2種類があります。
看護系の大学や看護師養成校で看護学生への講義や実習指導を行う専任教員として働く場合、看護教員養成講習会の受講が必要になるでしょう。
一方、実習指導教員であれば一定の実務経験を満たすことで働くことができます。
臨床経験を活かして後輩育成に関われるため、「教える仕事に興味がある」という看護師におすすめです。

キャリアアドバイザー|現場経験が強みになる

キャリアアドバイザーは、看護師の転職支援やキャリア相談を行う職種です。
看護師として働いた経験があることで、求職者の悩みに共感しやすく、リアルなアドバイスにつなげられる点が強みとなります。
医療業界に関わりながら、デスクワーク中心で働けるケースも多いため、臨床以外の働き方を考えている看護師から人気があるでしょう。

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看護師の職種についてよくある質問

ここでは、看護師の職種についてよくある質問を紹介します。

看護師以外の職種に転職するのは大変ですか?

看護師以外の職種へ転職する場合、未経験分野へ挑戦することになるため、最初は戸惑うことも少なくありません。
しかし、看護師はコミュニケーション力や観察力、マルチタスク能力など、さまざまな場面で活かせるスキルを持っています。
もしも他職種への転職に不安があるなら、医療や介護・福祉分野など看護師として経験を活かしやすい職場を選ぶと良いでしょう。

看護師はリモートワークで働ける職種に転職できますか?

近年は、看護師資格を活かしてリモートワークに近い働き方を選ぶ人も増えています。
例えば、医療系ライターや看護師向けコールセンター、オンライン診療サポート、医療系企業の事務職などです。
また、看護師向け転職エージェントの中にも、キャリアアドバイザーの在宅勤務を導入している企業もあります。
臨床現場だけが看護師の働き方ではないため、自分のライフスタイルに合わせて選択肢を広げると良いでしょう。

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まとめ

看護における4職種には、看護師、准看護師、保健師、助産師が挙げられます。
役割・仕事内容や主な勤務先、取得に必要な資格が異なるため、それぞれの違いを把握しておくことが大切です。
また、看護師の働き方は4職種だけには限らず、資格を活かしてほかの職種にジョブチェンジすることもできます。
他職種への転職に不安がある場合、医療や介護・福祉分野の職種を選ぶことで、看護師経験を活かしやすくなり、スムーズな転職が目指せるでしょう。

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この記事を書いた人
村山 夕梨恵
看護師ライター
看護学校卒業後、公立病院の循環器内科・脳神経内科の混合病棟に配属。特別養護老人ホームやデイサービス・訪問看護の事業所への転職を経験する。 現在はフリーランスの看護師ライター/Webディレクターに転向。看護師転職/美容医療/審美歯科/介護分野に関するコンテンツ作成に従事。
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