
看護師は副業を行って良いのか疑問に思っている方もいるでしょう。副業ができるかどうかは職場によります。副業には多くの種類があり、その中には看護師としての資格や技術を活かせる副業もあるようです。本記事では、看護師が副業を始める方法やおすすめの仕事を解説します。また、副業をする際の注意点や始めるのに向いている看護師の特徴も紹介していますので、ぜひご覧ください。
看護師の副業が可能かどうかは、職場によって異なります。副業を始めたい看護師さんは、まず勤務先の就業規則を確認しましょう。
副業ができるかどうかは、職場の就業規則で規定されていることがほとんどです。就業規則の副業に関する項目をチェックしてみてください。日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書(53p)」によると、「副業をするには届出が必要」としている職場が多いようです。副業を始める際は、規則に従って届出を行いましょう。
また、副業を許可する条件として、「本業に支障が出ないようにすること」と規定している病院が8割以上あります。以下は、病院が副業を許可する際の判断材料の例です。
| 判断材料 | 割合(複数回答可) |
| 副業・兼業先の事業内容 | 79.5% |
| 担当する業務内容 | 67.5% |
| 副業・兼業の延べ労働時間数 | 59.1% |
| その他 | 7.7% |
| 特にない | 9.2% |
参照:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書(53p)」
副業の許可には、副業先の事業内容や業務内容、労働時間が判断材料とされる傾向にあります。副業の内容によっては、許可が下りないケースもあるかもしれません。届出をする際、副業の内容や労働時間も確認される可能性が高いことをおさえておきましょう。
就業規則で、副業が禁止されている職場もあります。なかでも、公務員の副業は法律によって「原則禁止」です。国公立の病院等で働く公務員・準(みなし)公務員看護師は、副業できないのが基本になっています。
禁止されているのにもかかわらず、隠れて副業をしたのがバレた場合、職場での信用を失うだけでなく罰則を受ける可能性も。無許可で副業し、誰にも言わなかったとしても、思わぬところでバレる危険性はあります。詳しくは「看護師は副業禁止?OK?職場での確認方法やダブルワークの注意点を解説」で、確認してみてください。
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看護師以外で副業を行いたいという方もいるかもしれません。あえて医療系とは関係ない副業を選ぶことで、気分転換や新しいスキルの獲得にもつながるかもしれません。ここでは、未経験から始めやすく、シフトの調整が行いやすい副業を3つ紹介します。
接客業はシフトの調整が行いやすいため、看護師におすすめな副業の1つです。看護師として培ったコミュニケーション能力を、接客に活かすこともできます。特に、コンビニエンスストアやファミリーレストランは、24時間営業している店も少なくないため、本業に差支えないようにシフトに入ることが可能です。
家事が得意な方は、家事代行サービスを副業とする方法もあります。家事代行サービスは、依頼主の自宅へ赴き掃除や料理などの家事全般を行う仕事です。時給制や日給制の仕事が多く、1日2~3時間単位で依頼される傾向にあります。
空いた時間を有効に活用したい方は、単発バイトがおすすめです。スーパーの品出しやイベント補助、清掃、試験監督などさまざまな求人があります。求人が出るタイミングは不定期ですが、その分空いた日に気軽に副業することが可能です。履歴書が不要で始められるバイトもあり、すぐにでも始められる魅力があります。
いざ副業を始めようと思っても、どのように求人を探せば良いか迷う場合もあるかもしれません。ここでは、看護師が効率的に副業を探すためのポイントをご紹介します。
看護師が副業を始めるにあたっては、「なんのために?」を明確にすることが大切です。やみくもに副業をするのではなく、目的や目標を決めて計画を立てましょう。収入アップのために始めるなら、「何万円の貯金を目指して」「旅行や資格取得の資金が溜まったら」など、目的・目標があればメリハリを持って副業ができます。
副業のための求人を見つけるには、さまざまな方法を用いて探すのがおすすめです。具体的には、「求人サイトをチェックする」「友人や同僚から紹介してもらう」「クラウドソーシングを活用する」などの手段があります。
特に、在宅ワークを探している方は、クラウドソーシングサイトを活用してみましょう。クラウドソーシングサイトは、オンライン上で仕事を依頼したい企業と仕事を受けたい人材の仲介をしてくれるサイトです。記事作成や動画編集、SNS運用代行など幅広い委託案件が掲載されています。
副業先の就業形態は、パート・アルバイトや派遣などがあります。選ぶ仕事によっては、フリーランス(個人事業主)として働く場合もあるかもしれません。本業との兼ね合いを考慮して、副業の就業形態や労働時間を決めましょう。
副業は、必ずしもすべての看護師に向いているわけではありません。本業との兼ね合いやデメリットも考慮したうえで、副業を行うのが大切です。ここでは、副業が向いている看護師にはどのような特徴があるのかをご紹介します。
さまざまな経験やスキルを獲得できることは副業の魅力です。レバウェル看護【公式】Instagram (@levwell_kango)のアンケートでは、84%の看護師さんが「看護師以外の仕事をしてみたいと思う」と回答しました。副業は、看護師以外の仕事を試してみる機会にもなります。免許を活かした副業であれば、本業とは違う看護師としての働き方を知れるでしょう。働き方や考え方の視野を広げ、自己成長につなげたい人は、副業に向いているかもしれません。
レバウェル看護【公式】Instagram (@levwell_kango)で行ったアンケートによると、今の給料に満足していないと回答した看護師さんは、80%にのぼりました。現在の収入に不満がある、さらに収入を増やしたいと考えている看護師に副業はおすすめです。しかし、自身のプライベートの時間を減らすことになるので、時給や仕事内容など計画と目標を立て、先を見据えて働くようにしましょう。
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現在の仕事に不満がある人は、副業を行うことで気分転換やリフレッシュにつながるかもしれません。副業を通して新しい交友関係が築ける可能性も。
また、ほかの仕事を体験することで、看護師の仕事ならではのメリットが見えやすくなる場合もあります。「現在の仕事ではなかなかやりがいを見つけにくい」「仕事が楽しく感じない」という方は、副業を始めてみるのも一つの方法です。
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空き時間を副業に充てることで、収入アップやスキルアップに使えるため効率的です。ハンドメイドやイラストなど趣味がある人は、趣味を収入につなげることもできます。在宅ワークや単発バイトなど自由度の高い副業を選べば、空き時間をより効果的に利用して副収入を得られるかもしれません。
この項では、看護師が副業をする際の注意事項を5つ挙げて解説します。副業を始める前に、本業に支障が出ないか、心身に負荷がかかり過ぎないかを確認して調整することが大切です。
本業のシフトが不規則であれば、副業とのシフトの兼ね合いが難しい場合もあります。カレンダーやアプリなどを活用して、本業と副業のスケジュール管理をするのがおすすめです。大前提として、本業のシフトを優先に、副業は空いた時間に行うという意識を忘れないようにしましょう。
副業は、自身のプライベートな時間を削って行うため、心身の負担につながる可能性があります。副業で収入を上げたいからといって無理をし、疲労や体調不良で本業に支障が出てしまっては本末転倒です。休息日を確保するのを忘れずに、プライベートを楽しむ時間も大切にしたうえで、副業に臨みましょう。
確定申告は、副業の所得が年間20万円を超える場合に必要となります。確定申告とは、所得税や住民税などの納付すべき税額を確定するための書類です。確定申告を怠ると、脱税とみなされ追加の税金を課されるリスクがあります。初めて行う際は手間や時間がかかるため、やり方を調べるなど事前に準備をしておきましょう。
また、副業の労働時間によって、社会保険関連の手続きが求められるケースもありますので、確認が必要です。
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職場や上司には副業する旨を伝え、許可を申請したうえで、同僚には自分から言いふらさないのが賢明です。違反をしているわけではなくても、副業をしていること自体よく思わない人もいます。不要な人間関係トラブルを避けるためにも、副業を伝える範囲は最低限にしておきましょう。
副業を始めたからといって、すぐに収入がアップするとは限りません。パートや単発バイトの形で雇用される場合は時給や日給が得られますが、業務委託のフリーランスで仕事をする場合は、収入が不安定です。結果が思うように出ない可能性があることは視野に入れましょう。
「副業したいけど職場で禁止されている」「副業する時間がない」という人は、副業しやすい職場や副業しなくても十分な収入を得られる職場への転職も検討してみてください。
看護師として働きながら副業を行いたい方は、副業ができる病院や施設へ転職することもおすすめです。副業が認められている病院や施設へ転職することで、「バレないように副業をする」という不安を背負わずに済みます。
「副業OK」かどうか以外にも、副業のしやすさも条件に加えて求人を探しましょう。「4週8休以上の求人」や「土日祝休みの求人」にチェックを入れて検索すると、希望に沿った求人を見つけやすくなります。
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副業を行う理由が収入アップのためなら、待遇面の良い職場へ転職するのも良いでしょう。副業を行うことで副収入にはつながりますが、自由な時間が減る分、心身への負担も考慮しなければなりません。転職自体が大変だと感じる方もいるかもしれませんが、副業をするよりも長期的な収入アップにつながる可能性もあります。
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ここでは、看護師が副業をする際に抱える疑問について、Q&A方式でお答えします。
投資は資産運用に含まれるため、副業にはなりません。現在は、NISAやiDeCoなど比較的手軽かつ少額から始められる投資もあります。しかし、投資は副業と違って必ずしも収入を増やせるわけではありません。投資を始めるには、一通りの知識をつけてからリスクも考慮して行いましょう。
給料を手渡しで行うことが、職場にバレないかどうかは影響しません。無許可で行っていた副業が勤務先にバレる理由の1つとしては、副収入の分で総収入が上がり、住民税が高くなることがあるようです。住民税の計算は勤務先が行うため、副業の事実が知られる可能性があります。
短時間や単発の看護師の仕事を副業にすると、有資格者を募集する求人なので時給や日給が高めの傾向にあります。夜勤バイトだと、さらに深夜勤務に対する手当がつく職場もあるので、体力や本業のシフトとの兼ね合いに問題なければ副業におすすめです。
看護師の副業は就職先により可否が変わります。副業を行いたい方は、職場の就業規則を確認し、必要な申請をしたうえで行いましょう。また、副業を始める方は職場の状況以外にも自身の心身の状態や、目標を見据えて副業を行うことをおすすめします。
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