看護師向けの副業は?気を付けたいポイントも併せて紹介

2022.10.11

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「看護師は副業をしても大丈夫?」「看護師が活躍できる副業はある?」と疑問に思う人も多いでしょう。就業規約で禁止されていなければ副業は可能で、医療現場以外の場所でも働けます。

このコラムでは、看護師の資格や経験を活かせる副業を紹介。また、副業にあたって気を付けるべきポイントも併せて解説します。副業をしようか考えている看護師は、ぜひ参考にしてみてください。

看護師は副業をしても大丈夫?

看護師は副業をしても大丈夫かどうかは、それぞれ病院や施設など所属する医療機関の規約によって定められています。そのため、副業を始める前に、自身の職場は副業が可能か確認しておくと良いでしょう。

民間病院は副業が可能

民間病院では副業が可能ですが、一部で禁止している病院もあります。副業をしても良いかどうかは、各病院の就業規約に載っているため事前に確認しておきましょう。もし副業を禁止している病院で副業をして違反が見つかると、厳しい処罰を受けることも。また、特に副業に関して規定がない職場では、交渉をすればできるようになる可能性があります。

国立病院は副業が不可能

国が運営する病院や地方が運営する病院で働く看護師は、公務員扱いとなるため副業が不可能です。そのため、国立病院などに勤務している看護師は、基本的に副業はできないと思って良いでしょう。

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副業をする看護師はどんな人が多い?

副業をしようと考えている理由は人によってさまざまです。どのような人が副業を始めたいと考えるのか見てみましょう。

給料を稼ぎたい人

副業をする看護師には、さらに収入を得たい人が多いようです。本職で給料を増やすためには、特別な手当が付く資格を取得したり、豊富な経験を活かして看護管理職になったりする必要があるため、決して楽な道のりとはいえません。しかし、副業を行うことによって短期間で収入をアップでき、金銭的に余裕が持てるでしょう。

本職と違う職場を経験したい人

看護師以外の職種を経験してみたいという気持ちから、副業を始める人もいます。医療とは全く関係のない職場で働いてみたいという理由で、サービス業や生産業の副業をしている看護師もいるでしょう。

視野を広げたい人

本職と似ている副業に就き、自身の視野を広げて本職に良い影響を与えることを目的としている人もいます。副業を行っていたからこそ、本職だけでは気が付かなかった部分を発見できることも。介護関係や、看護師の単発バイトなどを行っている人も多いでしょう。

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看護師の資格・経験を活かせる副業

看護師の資格や経験を活かせる副業は、クリニックの看護師やイベントナースなどが挙げられます。以下で、職種ごとに仕事内容や向いている人の特徴を紹介するので、見ていきましょう。

クリニックの看護師

クリニックの看護師は、病院勤務の延長線上にある仕事と捉えることができ、自身の資格や経験を活かして働けるでしょう。クリニックは単発や土日のみといった単発での募集が多く、副業をしやすい場所の1つです。業務も単純な作業を繰り返すことが多いため、本職に影響が出にくいとされています。また、即戦力として働ける看護師を募集していることが多く、すぐに働きたいと思う看護師におすすめです。

訪問看護師

訪問看護とは、自宅療養の患者に直接出向き、一人ひとりにあった看護を提供する仕事です。その人に合った看護を行うだけでなく、ケアマネジャーや医師など他職種との連携も必要になります。そのため、コミュニケーション能力も必要になるでしょう。さまざまな人と触れ合い、自身だけでなく地域に貢献したいと思っている人におすすめの副業です。

健診・検診センターの看護師

健診・健康センターの看護師は、血圧測定や血液検査、胃がん検診といった特定の病気に対する検査の手伝いを行うのが主な仕事です。場所によって健診・検診センターだけでなく、学校に出向いて検査の手伝いをする場合もあります。基本的に、体調が優れない患者を診ることは非常に少ないでしょう。また、同じ作業を繰り返すことが多いため、精神的な負担が少ないのも特徴です。

イベントナース

イベントナースとは、ライブ会場やスポーツイベントなどで患者を救護する看護師のことです。各会場の救護室で待機し、運ばれてきた患者の一次救急を行います。イベントナースは限られた備品を用いて適切な処置を行わなければならないため、豊富な経験が必要です。また、医師が常駐しておらず、医療従事者はイベントナースのみになることがほとんどでしょう。シフトも単発が多いため、本職に影響が出ずに副業を行えます。

ツアーナース

ツアーナースとは、旅行やツアーに同行して参加者の体調管理や処置を行う看護師のことです。仕事内容はイベントナースと似ていますが、ツアーナースは基本的に1人のため、怪我や病気による適切な対応や知識が必要になります。夜間も対応に追われる場合がありますが、旅行先で観光を楽しめるのが大きな利点です。海外旅行のツアーナースの求人も募集されるため、スキルや経験に自信がある看護師におすすめの副業でしょう。

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看護師が副業をするために気を付けたいポイント

看護師が副業をするにあたって気を付けておくと良いポイントを紹介します。

本職に影響が出ないようにする

副業をする際は、本職に影響が出ないようにしましょう。特に、夜勤によって不規則な生活リズムになっている人は、単発の副業や1回の勤務時間が短い副業がおすすめです。副業に力を入れ過ぎると、疲労からミスが連発し本職に影響が出る可能性があります。あくまで副業と捉え、「体力的に大丈夫か」「本職を問題なくこなせるか」を重点的に意識しましょう。

スキルアップのための副業は控える

スキルアップが目的で副業をするのは控えるのが無難です。本職と副業の両方で学ぶことが増えてしまい、結果的にどちらも中途半端になってしまう可能性があります。もし、スキルアップを目指すのなら、副業より本職に力を入れた方が良いでしょう。

確定申告を行う

副業から年間20万円以上の収入が発生する場合は、確定申告をしなければなりません。確定申告を行わないと、想定以上の収入がある際に不審に思われる場合があります。確定申告は毎年2月16日から3月15日の1カ月以内に行わなければなりません。詳しくは、国税庁のWebサイトを確認して申請しましょう。

会社規約を必ず確認する

副業をしても良いか、必ず会社規約を確認しましょう。副業可能な会社でも、仕事の種類によって禁止している場合があります。禁止されている副業を行うと、場合によって厳しい処置が取られることも。副業に対して細かなルールが無いか、庶務課や上司に相談すると良いでしょう。

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