
看護師のなかには「手取り40万を目指したい」と考える方はいるでしょう。非管理職の場合、手取り40万円の難易度は高いものの、夜勤を増やしたり、資格を取得したりするなど目指す方法はあります。この記事では、看護師が手取り40万を手にできる可能性や、手取り40万に近づくコツを解説。手取り40万を目指す看護師向けの職場例や無理なく目指す際のポイントもまとめていますので、ぜひご覧ください。
看護師が手取り40万を手にするのは可能ですが、非管理職の場合、難易度は高いといえるでしょう。日本看護協会「2025年 病院看護実態調査報告書(P30)」によると、勤続 10年で非管理職の看護師の基本給と給与の平均は以下のとおりです。
| 平均基本給与額 | 平均税込給与総額 | |
| 勤続10年 31~32 歳 非管理職 | 25万4,286円 | 34万278円 |
参照:日本看護協会 「2025年 病院看護実態調査報告書(P30)」
※ 税込給与総額には、通勤手当、住宅手当、家族手当、夜勤手当、当直手当、看護職員処遇改善等事業に基づく手当等を含む(時間外勤務の手当及び新型コロナウイルスに係る危険手当等は除く)
※ 夜勤をした場合には、当該の月に3交替で夜勤8回(2交替で夜勤4回)をしたものと想定
手取り額は、基本給に各種手当を加算した金額から社会保険料と税金を引いたものであり、総支給額の約8割が一般的とされています。手取り40万円を手にするには、約50万円の総支給額が必要になることを念頭に置く必要があるでしょう。
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厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、経験年数別の給与は年齢が上がるにつれて上昇傾向にあります。
| 40~44歳の所定内給与額 | 45~49歳の所定内給与額 | |
| 1~4年 | 30万円 | 30万6,700円 |
| 5~9年 | 31万9,600円 | 32万800円 |
| 10~14年 | 33万1,900円 | 33万7,800円 |
| 15年以上 | 35万4,900円 | 36万3,800円 |
参照:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査/職種(小分類)、年齢階級、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
手取り40万に近づくと、部署のリーダーとして管理職に就く看護師も出てくるので、役職手当の影響で手取り40万円に近づく可能性があるでしょう。
管理職になることに加え、大規模な職場に所属することも手取り40万を得る方法の一つです。規模ごとによる金額の詳細は以下の表にてご確認ください。
10~99人の職場では、所定内給与額と年間賞与その他特別給与額は以下のとおりです。
| 年齢 | 所定内給与額 | 年間賞与その他特別給与額 |
| 40~44歳 | 31万1,700円 | 65万4,300円 |
| 45~49歳 | 32万1,100円 | 63万8,900円 |
| 50~54歳 | 32万2,900円 | 74万8,100円 |
| 55~59歳 | 32万3,700円 | 78万6,800円 |
参照:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査/職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
10〜99人規模の職場の場合、40代以降の給与の伸びは緩やかになる傾向です。50代に入ると年間賞与が上がっているのには、勤続年数に応じた管理職への昇進といった背景もあるでしょう。
100~999人の職場の、所定内給与額と年間賞与その他特別給与額は以下の結果です。
| 年齢 | 所定内給与額 | 年間賞与その他特別給与額 |
| 40~44歳 | 32万9,600円 | 83万2,000円 |
| 45~49歳 | 35万700円 | 88万6,600円 |
| 50~54歳 | 35万9,400円 | 95万2,800円 |
| 55~59歳 | 35万9,100円 | 96万4,000円 |
参照:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査/職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
中規模の職場では、40歳半ばで所定内給与が35万円に達しています。100人未満の施設と比較すると、給与・ボーナスともに高くなる傾向にあります。
1,000人以上の職場の、所定内給与額と年間賞与その他特別給与額の内訳は以下のとおりです。
| 年齢 | 所定内給与額 | 年間賞与その他特別給与額 |
| 40~44歳 | 37万7,100円 | 135万9,800円 |
| 45~49歳 | 38万1,700円 | 133万7,300円 |
| 50~54歳 | 39万4,200円 | 138万1,700円 |
| 55~59歳 | 39万7,700円 | 133万200円 |
参照:厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査/職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
1,000人以上の職場の場合、月の所定内給与額が40万円代に近づいています。職場の規模次第では、手取り40万も期待できるといえるでしょう。ボーナスも100万円以上の職場が多い傾向にあるので、年収アップを叶えやすいかもしれません。
手取り40万に近づくためには、管理職になるという手段を含め、6つのコツがあります。将来的に月収を上げたいと考えている人は、どの方法が適しているか検討してみましょう。
看護師の収入は夜勤の有無によっても大きく左右されます。日本看護協会「2024年度『看護職員の賃金に関する実態調査』 結果(P12)」によると、夜勤手当は以下のとおりです。
| 2交替制 | 3交替制(深夜勤) | 3交替制(準夜勤) |
| 1万1,815円 | 5,715円 | 4,567円 |
参照:日本看護協会「2024年度『看護職員の賃金に関する実態調査』 結果(P12)」
夜勤回数が少なかったり、夜勤をしていなかったりする場合は、職場に交渉してみるのも手といえるでしょう。夜勤が増えることで、生活リズムが不規則となり心身の負担が増える可能性もあることから、無理のない範囲で調整することが大切です。
専門資格の取得も手取り40万円を目指す方法の一つです。日本看護協会「2022 年 病院看護・助産実態調査 報告書(p31~33)」によると、専門看護師(非管理職)・認定看護師(非管理職)を雇用している病院のうち、約4割が毎月手当を支払っています。手当の平均値は、専門看護師(非管理職)が 1万2,229 円(中央値は 5,000 円)、認定看護師(非管理職)が 1万335 円(中央値は5,000 円)です。職場によって資格手当の有無や金額は異なることから、資格取得に向けて動き出す前に、勤務先の制度を確認しておきましょう。
看護師資格を活かせる副業は、給与設定が比較的高く設定されていることから、効率的に収入を増やしたい人におすすめの方法といえます。勤務先によっては就業規則で副業が禁止されていたり、就業時間の条件が定められている場合もあるため、事前の確認および報告を忘れずに行いましょう。公務員看護師においては法律で禁止されているため注意が必要です。
管理職に就くと、基本給が上がるほか役職手当も付くため、自分の理想とするキャリアや看護師像を踏まえて目指すのも一つです。マネジメント能力を高めたい人にもおすすめといえるでしょう。年齢や勤続年数に応じて必ず昇進できるとは限らないので、クリニカルラダーをはじめとした目標に向けてスキルを高めたり、新人指導や工数単色など現場の課題解決に貢献したりする姿勢が大切です。
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手取り40万円を目指す場合、昇給や手当が充実した職場への転職も視野に入れてみましょう。看護師の収入はどのような職場を選ぶかによっても差が生まれます。特に、規模が大きい職場では、昇給制度が整備されていたり、各種手当の金額が高かったりと高収入を得られる傾向にあるでしょう。一方で、業務量や救急対応での時間外労働が多い可能性もあるため、ワーク・ライフ・バランスも重視したい場合は、慎重な判断が必要といえます。
日本看護協会「2025年 病院看護実態調査報告書(P111)」によると、勤続 10年、31~32 歳、非管理職の看護師の「平均税込給与総額」における都道府県の順位は以下のとおりです。
| 都道府県 | 平均基本給与額 | 平均税込給与総額 |
| 1位:東京都 | 268,004 | 378,041 |
| 2位:神奈川県 | 266,695 | 364,068 |
| 3位:千葉県 | 263,392 | 364,474 |
| 4位:神奈川県 | 266,695 | 364,068 |
| 5位:静岡県 | 265,363 | 361,135 |
| 6位:愛知県 | 263,092 | 357,330 |
| 7位:埼玉県 | 267,847 | 355,446 |
| 8位:大阪府 | 257,404 | 355,398 |
| 9位:群馬県 | 255,726 | 347,253 |
| 10位:兵庫県 | 257,152 | 346,960 |
参照:日本看護協会「2025年 病院看護実態調査報告書(P111)」
※10位までを抜粋
年によって変動があるため、上記はあくまで目安ですが、一般的に都市部は需要や給与水準も高く、好条件の職場を見つけやすい傾向にあります。場合によっては住み慣れた土地から離れる必要がありますが、引っ越しに抵抗がない人や、住みたいエリアがある人は、地域差を考慮して大都市圏に転職するのも一つの手です。
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ここでは、実際に手取り40万を目指すために視野に入れたい職場を紹介します。手当があったり、基本給が高かったりする職場を選ぶことで、手取りがアップする可能性もあるため、転職を検討している人は仕事選びの参考にしてみてください。
急性期病院は、手取り40万円を目指す看護師向けの職場です。大規模な急性期病院では、基本給が高く設定されていることもあり、安定した給料を得やすいといえます。部署によっては、危険手当や手術室勤務など業務の特殊さに応じた手当が付くことも。ICUや救急センター、手術室など、キャリアの方向性と照らし合わせたうえで、検討してみてください。
訪問看護ステーションも、手取り40万を目指す看護師が検討したい職場の一つです。訪問看護は、オンコール手当や緊急訪問手当などの手当が付きます。職場によっては、訪問件数に応じたインセンティブがあるので、収入アップに大きく貢献するでしょう。勤務中に利用者さまの死に立ち会った看護師へのエンゼルケア手当があったり、マイカー手当が支給されたりすることも。
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手取り40万円を目指す看護師は、介護施設も勤務先の候補に入れてみるのも一つです。勤務先によって年収に幅はありますが、職務手当や土日祝日の手当が付くなど給与規定が充実した職場もあります。たとえば、大手法人が経営している有料老人ホームは経営基盤が安定しているので、比較的手取り40万円を目指しやすいといえます。夜勤の有無や介護業務とのバランスを考え、求人を調べてみましょう。
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美容外科や美容クリニックは、インセンティブ制度があるので、職場の経営状況や個人の成績によっては手取り40万を目指せます。早期から管理職を目指すことも可能なので、職場への貢献度によってはリーダーやマネージャーとして手当が付くこともあるでしょう。人によっては、目標売上や来店数の達成にプレッシャーを感じてしまう場合もあるため、適性を見極めることが大切です。
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臨床開発モニターの手取りは勤務先の給与水準によります。臨床開発モニターの雇用主は製薬会社(メーカー)または開発受託機関(CRO)です。給与は「診療報酬」といった基準ではなく、ビジネスでの自由競争なので、個人のスキルによっては成果がより給与に反映されやすいといえるでしょう。一般的には、外資系企業を選ぶことでより高い収入が期待できます。
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手取り40万を目指したい場合、健康管理室やメンタルヘルス部門で活躍する企業看護師として働くことも視野に入れてみましょう。企業看護師の給与は、会社の規模によって異なります。もともとの基本給が高かったり、会社の成長に応じて基本給が引き上げられたりすることも。日勤のみの働き方で、手取り40万を目指したい方に適した職場といえます。
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ここでは、看護師が無理なく手取り40万円を目指す際のポイントを解説します。
まずは手取り30万円を目指し、短期的な目標設定を視野に入れてみるのも手といえます。現在の給料に不満を抱いている方や、収入アップにより目標を叶えたい方にとって「手取り40万」は魅力的ですが、状況によっては達成が難しいことも。出費を抑えるという観点から、職場の寮や託児所を利用するという方法もあるでしょう。今の生活で節約できる部分はないか、見直してみると良いかもしれません。
手取り40万円を達成できる高給与の求人は非公開となっていることが多いので、転職エージェントの活用がおすすめです。希望条件を伝えておくと、サイトに掲載されるよりも情報をいち早く受け取れる可能性があり、希望給与や条件交渉も依頼できます。好条件の求人は非公開となっていることが多いので、給料の表記が年収や概算で提示されている場合もあるので、キャリアアドバイザーに内訳も確認しておくと安心です。
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透析室に13年勤務するベテラン看護師のIさんは、家庭の事情で収入を増やす必要があり、転職を希望していました。看護師としてのキャリアが長いIさんですが、明確な希望給与額があったことから、なかなか条件に合う転職先が見つかりません。そこで、キャリアアドバイザーが提案したのは「透析病院を立て直す力になってみてはどうか?」という内容でした。
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「希望給与が叶う求人がない…」看護師と病院をマッチングさせた提案とは?
ここでは、レバウェル看護が調査した看護師の手取り金額を見ていきましょう。自由回答であることから、正確な比較は難しいものの、職場によって大きな差があることが見て取れます。
アンケート回答者のなかには、「手取り40万をもらっている」という声は見当たりませんでした。20万円~30万円程度の方が比較的多いようですが、細かな金額は夜勤回数や手当によっても変動するといえるでしょう。
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ここでは、手取り40万を希望する看護師によくある質問を紹介します。
ボーナスが約100万円の看護師の場合、約34万円の手取りだと月収は約42万円なので、年収は600万円程度です。手取り30万円達成は、手取り40万に比べると難易度は下がるといえます。手取り30万〜35万を目標に職場選びをする際は、各種手当の内容や金額、夜勤回数、残業時間といった項目を確認することが大切です。給与が高い都道府県を選ぶことも一つの手です。
日勤のみで手取り40万円を得るのは難しいですが、「基本給が高い」「昇給・昇進制度のある」などの職場を選ぶことで目標額に近づける可能性があります。詳しくはこの記事の「手取り40万を目指す看護師向けの職場例」もご覧ください。
情報が見つかりにくい場合は、求人を絞り込む際に「年収700万円以上」といったように年収でも絞り込んでみましょう。手取り40万円を目指せる高給与求人は、年収表記で募集している場合もあるためです。求人サイトが示すモデルケースには、手当が別であったり、一部の手当のみが含まれていたりする場合も。年収検索で見つかった求人は基本給や手当などの内訳も確認しましょう。
手取り額は、基本給に各種手当を加算した金額から社会保険料と税金を引いたもので、総支給額の約8割が一般的。手取り40万円を手にするには、約50万円の総支給額が必要です。非管理職の場合、看護師が手取り40万を手にする難易度は高いといえるでしょう。
しかし、40代~50代といった経験年数15年以上ほどのキャリアを重ねるごとに収入は上がる傾向にあります。一般的に、年齢が上がるにつれて管理職に就く看護師も増えるので、役職手当の影響も受け、手取り40万円に近づきやすいといえます。施設規模が大きくなるほど、月々の所定内給与額が40万円代に近づくので、勤続年数や役職などによっては手取り40万も期待できるでしょう。
手取り40万に近づくためには、管理職を含め、「夜勤を増やす」「専門資格を取得する」「管理職を目指す」のも一つ。昇給や手当が充実した職場に転職したり、給与が高い傾向の都道府県の転職に挑戦する道もあるでしょう。
「急性期病院」「訪問看護ステーション」「介護施設」「美容外科・美容クリニック」など手当があったり、基本給が高かったりする職場を選ぶことで、手取りがアップする可能性もあります。看護師が無理なく手取り40万円を目指すには、「手取り40万円に向けて段階的な収入目標を設定する」「転職エージェントで非公開の高給与求人を探す」などがポイントです。
「手取り40万円だと激務にならないだろうか」「求人詳細を1人で調べられない」といった方は、「レバウェル看護」にお任せください。「レバウェル看護」のキャリアアドバイザーが、ヒアリングを基に希望収入とプライベート、キャリアのバランスが取れる働き方をご提案します。給料を含め、希望条件に合う求人を効率良く見つけられるでしょう。求人情報の取得はLINEやメールで可能ですので、在職中の方もお気軽にご活用ください。
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