
看護師のなかには、「夜勤を休んで良いのだろうか」と不安に感じる方、「夜勤を休みたいときってどうすれば良いの?」と気になる方もいるでしょう。
この記事では、そもそも夜勤を休むのはありか、欠勤する際は誰にどう伝えれば良いかなどの疑問にお答えします。
また、夜勤を休む際の伝え方の例文や、休み中・次回の出勤時に注意すべきことついても解説!夜勤を休もうと考えている方は、ぜひ参考にご覧ください。
夜勤を休んで良いかどうかは理由によります。家族の事情などでどうしても出勤できない場合は仕方ありませんが、「なんとなく気が乗らないから」といった無責任な気持ちで夜勤を休むのはやめましょう。
体調不良の場合は、適切に判断すべきです。日本看護協会の「夜勤・交代制勤務ガイドライン(p.15)」には「心身の休息に適しているといわれている夜間に勤務することは、昼間に働く場合以上に心身に負担をかけます。」とあり、夜勤は睡眠の質や疲労回復効果の低下を招きやすいと考えられます。そのような状態で体調不良が重なれば、業務でミスを起こしかねません。
体調不良の原因が感染症だった場合、出勤して院内にウイルスや菌を広めてしまう危険性もあります。医療事故や感染リスクを防ぐためには無理をせず、状況によっては休むという選択も必要となるでしょう。
ただし、夜勤を休むと現場では代役を立てなければなりません。「出勤が難しいかも」と感じた時点で、できるだけ早く休むか否かの判断をし、職場に連絡することが大切です。
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この項では、夜勤を休む際にどのように職場に伝えるべきかをご紹介します。「連絡手段は、電話でないとだめ?」「誰に言えば良いの?」といった疑問を解決していきましょう。
夜勤を休む際は電話で職場に連絡しましょう。中にはLINEでの連絡を許可している職場もありますが、一般的には電話で伝えるのが社会人としてのマナーです。
メールやLINEのメッセージはいつ読んでもらえるか分かりません。電話ならば確実に要件を伝えられ、相手からの質問にその場で答えることもできるでしょう。
前述したとおり、夜勤を休む際はできるだけ早く連絡することが大切です。看護師長はほかの業務もある中で、あなたの代わりを探さなければなりません。また、代役を務める看護師は、出勤前に睡眠を取っておく必要があります。このような調整の時間を考慮すると、遅くとも当日の午前中には職場に申し出るのがベスト。「もう少し様子を見よう」などと判断を後回しにして欠勤の連絡が遅れれば、フォローする職員の負担が大きくなるので注意しましょう。
休む際は、直属の上司に伝えます。病棟勤務ならば看護師長、クリニック勤務ならば医院長が直属の上司が該当するでしょう。電話をかけてほかのスタッフが出た場合は、直属の上司に代わってもらい、休む旨を直接伝えます。人を介すと誠意が伝わりにくく、確実に伝達されない可能性もあるので注意しましょう。
どうしても直属の上司が電話に出られない場合は、一度看護主任や夜勤リーダーなどに伝言をお願いしても構いません。ただし、伝言を頼むだけで終わりにせず、必ず再度自分から直属の上司に連絡することが大切です。
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看護師が当日欠席する理由を伝えるときのマナー|急用や体調不良の場合は?
看護師が夜勤を休む際に伝えるべきことは、「理由」「復帰できるタイミング」「お詫び」の3つです。以下で詳しく見ていきましょう。
夜勤を休む際は、自身や家族の体調不良、身内の急な不幸など明確に理由を伝えます。体調不良の場合は、「熱が○度ある」「吐き気や倦怠感がひどい」「昨夜20時ごろから腹痛が続いている」など、具体的な症状も共有しておきましょう。
いつ仕事に復帰できるかどうかも、分かる範囲で看護師長に伝えます。翌日以降は出勤できるのか、難しい場合は何日程度休みが必要なのか、今後の見通しを報告しておきましょう。
育児中の看護師が子どもの体調不良で休む場合は、翌日以降の子守の予定についても共有します。もし翌日以降は出勤できる場合も「明日からは病児保育室で子どもを預かってもらえる予定」などと状況を伝えておくと、現場側も安心です。
体調不良の看護師は、休みの連絡を入れる際に、医療機関の診断結果を伝えましょう。これから受診する場合は、受診する旨を伝えます。中には「病院に行くほどではない」と考える看護師もいるかもしれませんが、万が一体調が回復しなかったり、感染リスクのある病気にかかっていたりすれば、さらに周囲に迷惑を掛けてしまうことになります。
また、「受診しなくても良い程度なら出勤できるのでは?」と周りの職員の不信感を生んでしまう可能性もあるでしょう。一刻も早く体調を回復させ、みんなが安心して仕事に集中できるように、早めに受診して状況を共有することが大切です。
夜勤の欠勤について伝えるだけではなく、お詫びの言葉も述べましょう。どのような理由であれ、自分が夜勤を休めば少なからず周りに迷惑や心配を掛けることになります。調整やフォローをしてくれるスタッフに対して「本当に申し訳ない」という気持ちを示すことが大切です。
この項では、夜勤を休むことを伝える際の例文をご紹介します。看護師自身の体調不良・子どもの体調不良の2パターンの例をお伝えするので、参考にしてみてください。
「おはようございます。○○です。
本日夜勤の担当予定でしたが、昨夜21時ごろから発熱してしまい、今も38度あるため本日の出勤が難しそうです。大変申し訳ございませんが、夜勤をお休みさせていただけますでしょうか。ほかに症状はなく、熱が少し落ち着いたら、内科を受診する予定です。
また、明後日の日勤は出勤したいと考えておりますが、万が一回復が難しそうな場合は明日の○時ごろまでにご連絡いたします。
ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。」
「おはようございます。○○です。
本日の夜勤について、大変申し訳ございませんがお休みを頂戴できますでしょうか。子どもに嘔吐や熱などの症状があり、病児保育に預けるのが難しいためです。明日以降は夫が看てくれる予定のため、もし回復しなかった場合も出勤に影響はございません。
ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。」
どうしても夜勤を休みたい場合は、「体調不良」を休む理由として伝えるのが良いでしょう。
ただし、「なんとなく仕事をする気が起きない」「遊びに行きたい」などの理由でズル休みをするのは社会人の行動として好ましくありません。
ズル休みをして周りに迷惑をかけることで罪悪感が募ったり、翌日以降余計に仕事へ行きたくなくなったりすることもあります。本当に夜勤を休む必要があるかどうかはよく考えましょう。
また、「公休だけではリフレッシュできない」「もっと休日が欲しい」という看護師は、有給休暇を申請して後日休むことを検討しても良いかもしれません。新人看護師の場合、「有休なんてもらえなそう…」と思う人もいますが、「労働基準法」の第39条に定められているとおり、「6ヵ月継続して勤務し、所定の労働日数の8割以上出勤した職員」には、「有休を取得する権利」があります。少しでも早めに有休を申請しておけば、周りも慌てずにシフトを調整できるはずです。
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夜勤を休む際の行動によっては、周りの看護師から反感をかってしまうこともあります。以下で、欠勤する日に注意すべきことを見ていきましょう。
やむを得ない事情で夜勤を休んだにもかかわらずSNSに投稿すれば、投稿を見た職場の看護師は「SNSをする余裕があるの?」と不快感を抱くでしょう。
また、「職場の人には自分のアカウントを教えていないから大丈夫」と思っていても、見られている可能性はゼロではありません。信頼を失わないために、夜勤を休む際はSNSの発信を控えたほうが良いでしょう。
医療機関の受診や急な不幸による帰省といった必要な外出を除き、夜勤を休んだ日はなるべく外に出ないほうが良いでしょう。
外出先で日勤帰りや休み中の看護師に遭遇すれば、気まずい思いをすることになります。万が一、外食やショッピングなどをしているところを見られれば、ズル休みを疑われるかもしれません。体調が回復したり、用事が済んで時間ができたりしても、なるべく自宅で過ごしましょう。
夜勤を休んだ際は、次回の出勤時に周りの看護師や上司にお礼とお詫びの言葉を伝えましょう。
「急なお休みを頂き、申し訳ありませんでした」と、周りに心配をかけたことやフォローしてもらったことについてお詫びします。加えて「代わりにご対応いただき、ありがとうございました」と感謝の気持ちを述べましょう。
なかには休んだことをよく思わない人もいるかもしれないため、全体に向けて伝えるだけでなく、職員一人ひとりに声をかけて挨拶し、誠実な姿勢を見せることも大切です。
なお、「声をかけただけでは、罪悪感が残る…」という場合は、菓子折りを持って行くのも良いでしょう。休んだ際に菓子折りを渡すべきかどうかは人によって意見が異なりますが、お菓子をもらって嫌な思いをする人はいないはず。
菓子折りを渡す風習があるかどうかは職場にもよるので、周りの人が休んだときの対応に合わせるのも良いでしょう。
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新人看護師です。体調不良で繰り返し休んでしまったので、ズル休みと思われていないか不安です。
ここでは、夜勤を休みたい看護師によくある質問に、Q&A形式で回答していきます。
前日の時点で休むことが決まっている場合は、前日に欠勤連絡をしても問題ありません。早めに連絡をしておいた方が、病院側もシフト調整しやすいといえます。ただし、休日や上司が病棟を不在になりやすい時間帯は避けましょう。また、始業直後や終業時間の前後のバタバタしやすい時間を控えるなど、連絡する時間帯への配慮も必要です。
派遣看護師も夜勤を休むことは可能です。体調不良で無理して出勤すると、夜勤中に悪化してしまう可能性もあります。派遣看護師が欠勤する場合は、職場と派遣会社の両方に連絡することが必要です。休む可能性がある場合は、連絡方法を派遣会社に事前確認しておくと良いでしょう。また、派遣看護師も「看護師が夜勤を休む場合に注意すべきこと」にあるマナーを心掛けることが大切です。
家族の介護で休むことは何の問題もありません。「要介護状態の親が体調を崩してしまい代わりに介護してくれる人がいない」と、夜勤を休まざるを得ない状況もあります。介護を必要とする身内がいることを事前に職場のスタッフや上司に伝えておくと、休むときに理解を得やすいでしょう。要件を満たせば、介護休暇が利用できる場合もあるため、休暇制度について調べておくことも必要です。
夜勤を欠勤する際は、電話で直接上司に連絡をしましょう。フォローする看護師にも配慮し、休む日は本来の出勤時間前には職場へ連絡することが大切です。仕事を休んでいる間は、不要な外出をしない、休み明けにはしっかりとお詫びするなど、マナーのある行動を心掛けましょう。
また、急な夜勤の欠勤は、現場の混乱を生むことになるのでズル休みは避けるべきです。嘘がバレてしまうと職場からの信頼を失うことにもなるため、社会人として適切な判断と行動を意識してください。
夜勤が辛くて休みたいとよく考えてしまう方、精神的ストレスや疲労が抜けずに苦しいという方は、夜勤のない職場を探してみるのもおすすめです。日勤のみの働き方の場合、一定の生活リズムで働けて、家族や友人とプライベートの時間を合わせやすいというメリットもあります。自分の体調や生活と相談しながら、無理なく勤務できる職場を探してみると良いでしょう。
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