
「ツアーナースの給料はどのくらい?」と気になる看護師もいるでしょう。ツアーナースの給料は日給1万~1万5,000円ほどです。この記事では、ツアーナースの給料や内訳の例を解説します。ツアーナースの給料面での魅力や注意点も紹介。ツアーナースの仕事内容やダブルワークしやすい仕事も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ツアーナースの給料は、日給1万~1万5,000円程度が一般的です。参加する旅行や主催者によって金額は多少異なるものの、大きな変動はありません。
以下は、東京都内から修学旅行に同行したツアーナースの給料の例です。ツアーナースの給料やその内訳などが気になる方は、参考にしてみてください。
【ツアーナースの条件例】
上記の例だと、1回の添乗で4万7,000円(日給1万5,000円×3日+打ち合わせ2,000円)が支給されることになります。
ツアーナースの場合、旅費はツアー主催者や案件依頼主が負担するので、看護師の自己負担が発生しません。費用は修学旅行を開催する学校、社員旅行を企画する企業やツアー主催者が負担します。ただし、集合場所までの交通費や打ち合わせにかかる電話代といった通信費などは発生するでしょう。
海外旅行に添乗する場合、一般的に国内旅行よりも日数が多くなりやすいことから収入が増えることもあるようです。なお、海外旅行のツアーナースは国内旅行に比べて求人が少ない傾向にあります。
ここでは、ツアーナースの給料で注意することを解説しますので、参考にしてみてください。
ツアーナースの給料面で注意すべきなのは、基本的に単発の案件が多く、収入が安定しにくい点といえます。たとえば、学校のツアーの場合、一般的に繁忙期は修学旅行や林間学校などがある「春・秋」で、閑散期は「夏休み」「冬休み」「年度末」です。案件の少ない時期もあるので、正社員のように毎月同額の給料を得ることは難しいといえるでしょう。
ツアーナースの仕事には、前日の準備や主催者との打ち合わせがあります。同行中は体調不良やケガの対応にあたる必要があり、案件にもよりますが、夜間も体調不良者に備える場合は24時間対応となることも。日給を時給に換算すると低く感じてしまう可能性があることも念頭に置いていた方が良いかもしれません。
ツアーナースは、学校の遠足や修学旅行、企業の社員旅行などのイベントに同行し、参加者の健康チェックや体調不良時の応急処置をする仕事です。案件によって参加者の年齢層や健康状態も異なるため、幅広い症例に対応できるスキルが求められます。ツアーナースの仕事は、1泊以上の宿泊を伴う求人が多いのが特徴です。
以下に、教育機関の1泊2日のツアーにおける、ツアーナースのスケジュール例をまとめました。
| 日時 | ツアーの流れ | ツアーナースの仕事内容 |
| 【ツアー前日】 | ・派遣会社や主催者をとおしてツアーの概要を確認 ・服装、持ち物の準備 ・注意事項の確認 ・現地状況の把握 | |
| 【ツアー1日目】 9:00 | 集合 最寄り駅発 移動 | ・合流した生徒に挨拶 ・教師陣との簡易ミーティング ・アレルギーといった生徒の健康情報リストの受け取り ・健康情報リストを参考に生徒の健康状態を確認、注意点の把握 |
| 11:00 | 観光地の訪問 | ・生徒の体調観察 ・適宜、体調不良の生徒へのケア |
| 16:00 | ホテル着 夕食 | ・ホテルの環境確認 ・体調不良時は知らせるように生徒に周知 ・適宜、体調不良の生徒へのケア |
| 17:30 | 自由時間 消灯 | ・適宜、体調不良の生徒へのケア ・教師陣とのミーティング |
| 【ツアー2日目】 8:30 | 起床 朝食 ホテル発 移動 観光地訪問 | ・食事内容の確認 ・朝食後、体調不良時は知らせるように生徒に周知 ・生徒の体調観察 ・適宜、体調不良の生徒へのケア |
| 16:00 | 最寄り駅着 | ・挨拶、解散 ・派遣会社や学校側の指示に応じた対応 |
ツアーナースは移動中の健康観察だけでなく、生徒一人ひとりのアレルギーの有無や、季節・場所に応じた注意点の把握に努めます。参加者が声をかけやすいような距離感を保ちながら、必要に応じて主催者と状況を連携して業務を進めることがポイントです。ツアー後の流れは、登録する派遣会社や主催団体の指示によって異なります。
ツアーナースになるには、看護師免許以外の資格は基本的に必要ありません。ただし、「看護師免許を持っているが、病院での臨床経験がない」といった場合、案件によっては採用が不利になる可能性も。
ツアー中には「発熱」「頭痛」「擦り傷」「熱中症」なども起きる可能性があります。そのためツアーナースとしての経験は必須ではないものの、緊急時の冷静な判断力や対応力、コミュニケーションスキルなどはツアーナースの選考で優遇されやすいスキルとして挙げられるでしょう。仕事を探す際は、ツアーナースの求人を取り扱う転職サイトや派遣会社に登録するほか、転職エージェントの利用をする方法もあります。
▼関連記事
ツアーナースの仕事内容は?病院との違いや給料、働くメリットも解説
ツアーナースの正職員募集は非常に少なく、単発の仕事はボーナスや昇給が期待できません。希望年収に満たない場合は、シフト調整がしやすい別のアルバイト・パートと組み合わせて働くのも一つです。
ここでは、ダブルワークが可能な職場の例を紹介します。就業規則で副業が禁止の職場に加え、国公立病院・保健所などの公務員看護師は原則副業が難しいのでご注意ください。
▼関連記事
看護師は副業禁止?OK?職場での確認方法やダブルワークの注意点を解説
一般病院の日勤パートは、勤務経験のある診療科への希望がとおれば、これまで培ったスキルや知識・経験を活かして働けます。病院勤務であれば、安定した収入を得ながらツアーナースに必要とされるスキルを維持しやすいでしょう。
夜勤パートは、高給与の求人が多い傾向にあり、効率良く稼ぎたい看護師におすすめです。夜勤専従で働くには、緊急時の対応スキルや急変時の冷静な判断力などが求められます。日勤メインの働き方に比べると出勤日数が少なくて済むため、シフトの入れ方によってはツアーナースとの両立もしやすいでしょう。
▶外来の求人一覧はこちら
▶一般病院の日勤(非常勤)求人一覧
▶一般病院の夜勤パート求人一覧
▼関連記事
看護師の夜勤専従とは?主な働き方や給料相場、勤務するメリットなどを解説
クリニックはツアーナースに比べて求人の数が豊富なため、自宅から通いやすい場所で仕事を見つけられる可能性が比較的高いでしょう。日曜や祝日の休みが多く、土日や祝日に仕事が多いツアーナースとの相性も良好といえます。
▼関連記事
クリニック看護師の給料・平均年収を解説!収入アップの方法や転職のコツも
介護施設は、老人保健施設や特別養護老人ホーム、デイサービスなど、入所型と通所型に施設形態が分かれています。日勤メインから夜勤まで、希望条件や働き方に応じて仕事を選べるのがメリットです。たとえば、デイサービスの日勤・単発の求人であれば、ツアーナースと両立しやすいかもしれません。なお、看護業務の範囲や求められるスキルは介護施設によって異なるため、応募前に確認が必要です。
▶特別養護老人ホーム(特養)の求人一覧
▶デイサービスの求人一覧
▶有料老人ホームの求人一覧
▼関連記事
デイサービスで働く看護師の平均給料は?年収・時給や求人選びのコツも紹介
健診・検診センターは、単発や短期の求人が多くあるため、ツアーナースとの兼業もしやすいといえます。健診センターは基本的に予約制で残業が発生しにくく、勤務先によっては土日祝日休みになる可能性があるのもポイントです。身体介助もほとんどなく体力に余裕を持って働きやすいため、ダブルワークも無理なくこなしやすいでしょう。
▼関連記事
検診センター看護師の給料は?高給与な求人を探すコツや転職に必要なスキル
ここでは、ツアーナースの給料に関する質問をQ&A形式で紹介します。
ツアーナースは交通費や宿泊費がかからずに同行できるため、旅費をかけずにさまざまな勤務地での経験を積めるといえます。ただし、自身の食費は別途かかる場合が多いため注意が必要です。もちろん、同行先で個人的な買い物をする際は自己負担となるので、事前に必要な予算を考えて用意しておきましょう。
ツアーナースの仕事は、基本的に単発で案件の少ない時期もあるため、ツアーナースの給料だけで生活を送り続けることは難しいかもしれません。毎月の希望給与額にもよりますが、安定した収入を継続して得るには、ツアーナースの仕事に加えて別の仕事を検討する必要があります。副業やダブルワークにおすすめの職場は、この記事の「ツアーナース以外の仕事との組み合わせも検討しよう」内でご紹介しているのでご覧ください。
案件によっても差はありますが、ツアーナースの給料は、日給1万~1万5,000円が相場です。同行先が海外の場合は日数が増える分、平均よりやや高めの収入になりやすいかもしれません。ツアーの主催者側が旅費を負担するので自己負担がない点は、ツアーナースの魅力といえます。しかし、単発求人が多く、年間をとおして求人数が変動する点には注意が必要です。派遣会社といった所属先と交わした勤務時間によっては、給料が低く感じる場合もあるでしょう。
ツアーナースの給料だけで生計を立てることは現実的には厳しいため、「どうしてもツアーナースとして働きたい」と考える方は、一般病院の日勤・夜勤パートやクリニックと兼業をしながら働くのも手です。介護施設や健診・検診センターといった日勤の働き方を選べる職場も選択肢に入るでしょう。
しかし、「1人では、求人の詳細を調べきれない」とお困りの方もいるでしょう。レバウェル看護では、キャリアアドバイザーが希望の勤務時間や働き方に合った求人の提案をいたします。自分1人で探すよりも希望の条件や働き方に合った求人を効率良く見つけられるでしょう。求人情報はLINEやメールで好きなタイミングで取得できますので、ぜひご利用ください。
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載
「レバウェル看護」転職サポート
Q.現状はどちらに近いですか?