看護師が辞める理由に嘘をつくのはNG?円満退職に繋がる上手な伝え方とは

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看護師の中には、「仕事を辞める理由で嘘をついても良いのかな…」と悩んでいる人もいるかもしれません。看護師は、上司に引き止められて退職交渉が難航するケースもあるようです。本記事では、やむを得ず嘘を盛り込む際の注意点や看護師の代表的な退職理由について解説しています。退職までのステップも紹介していますので、円満退職を実現するための参考にしてみてください。

※1※2 調査方法:インターネット調査/調査期間:2024年2月7日~2月13日/調査概要:「看護師転職サイト」を対象としたユーザー満足度調査/調査対象:男女、全国、看護師・准看護師資格保有者かつ対象看護師転職サイト利用経験者、20~29歳 107s(※1)、20~34歳 175s(※2)/調査実施:株式会社エクスクリエ/比較対象サービス:「看護師転職サイト」主要10サービス(専用サイトのあるサービスのみ・求人結果の表示ページは除く)

看護師が仕事を辞める理由で嘘をついても大丈夫?

結論からいうと、看護師が仕事を辞める理由を伝える際に嘘をつくのは、基本的におすすめしません。嘘がバレると退職まで職場にいづらくなる可能性もあるため、噓をつかずに辞められるのであれば、それに越したことはないからです。やむを得ない事情から本当のことを言えないとしても、あくまでも事実ベースで話し、退職理由のすべてが嘘にならないよう注意することが大切です。
なお、法的には退職理由に関する規約はなく、嘘をついても問題はありません。民法第六百二十七条では、期間の定めのない雇用の解約の申入れについて、以下のように定められています。

「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。」

引用:e-Gov法令検索「民法(第六百二十七条)」

ただ、辞めるまでの期間が働きにくくなったり、後ろめたい気持ちになったりして、嘘をついたことを後悔する人はいるかもしれません。

出典
e-Gov法令検索「民法」(2025年11月18日参照)

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退職届を提出する際に退職理由の明記は必要?

退職届に記載する退職理由は「一身上の都合」で問題ないとされているため、詳細の明記は不要だといえます。また、職場で規定されていなければ、退職届の提出も必須ではありません。ただし、口頭のみでの退職は後々トラブルを生む可能性もあるため、提出するのが無難です。
退職届には「氏名」「退職理由」「退職日」「提出日」を記載するのが一般的です。スムーズな手続きを行うために、退職の申し出を行う際は、書式についても職場に確認することをおすすめします。

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看護師が辞める理由で嘘をつく際の4つの注意点

「辞める理由に嘘をついても良い?」と悩んでいる看護師は、下記の注意点を参考に退職理由の伝え方を検討してみてください。なお、たとえ噓をつくことを決めたとしても、周りに迷惑をかけたり、巻き込んだりするような内容は避けることが大切です。

1.確実にバレる嘘は避ける

仕事を辞める理由でつく嘘は、「バレない」「誰にも迷惑がかからない」内容にしましょう。退職理由のすべてを嘘で固めず、本音や事実をベースにすると疑われにくいかもしれません。信憑性が低いような、誰が聞いても分かる嘘は避けた方が良いといえます。

2.嘘と事実の矛盾点をなくす

矛盾点がある嘘はバレやすいため、自分の生活に合っており、自然で違和感のない内容を心掛けることも大切です。曖昧な表現や複雑な辻褄合わせが必要な嘘は避け、なるべく矛盾が出ないように考えましょう。

3.職場の人へ本音を正直に話さない

嘘だとバレないためにも、退職するまでは職場の人に本音を話さない方が良いかもしれません。噂となって上司に伝わり、予期せぬトラブルを招く可能性も否めません。どうしても本当のことを伝えたい同僚がいる場合も、退職後に事情を説明するのが無難です。

4.引き止められても毅然とした態度でいる

看護師が退職したい旨を伝えたとき、引き止めに合う可能性も否定できません。辞める理由を詳しく聞かれた場合に備えて、予めシミュレーションをしておきましょう。曖昧な態度を取ると退職が先延ばしになる恐れもあり、辞めたいという意思を明確に示すことが重要です。
レバウェル看護公式 Instagramのストーリーズにて、看護師さんを対象に「退職を引き止められたことある?」というアンケートを実施したところ、回答者の約8割が「引き止められたことがある」という結果になりました。

看護師さんを対象に「退職を引き止められたことある?」というアンケートの画像

退職を引き止められる看護師は少なくないようです。本当の理由を伝えると引き止められるのではないかという懸念から、嘘の内容を言って確実に辞められるようにしたい人もいるかもしれません。

出典
レバウェル看護公式Instagram(2025年11月26日参照)
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看護師が職場に嘘をつく際の代表的な退職理由

この項では、汎用性のある看護師の退職理由を紹介します。やむを得ず嘘をつく場合は、自分が使っても不自然ではなく、上司が引き止めにくい理由を考えてみましょう。

家族の介護

家族の介護は、事実確認をするのが難しいことから、気付かれにくい嘘の一つです。特に、住まいが遠方にあり、目撃される恐れがない人には向いているといえます。質問されても焦ることのないよう、原因となる疾患や介護度といった設定は細かく決めておくのがおすすめです。

体調不良

体調不良という退職理由は、本当に症状がある人や、体の不調を感じている人のみ使用した方が良いかもしれません。健康であるにも関わらず、安易に嘘をついてしまうと、病院の受診や、休職・部署異動を提案される可能性があるため注意が必要です。

結婚・出産

結婚や出産は、近い将来予定がある人に使いやすい嘘の一つです。同様の理由で退職した人の理由を参考にし、入籍日や式の予定についても回答を用意しておきましょう。まだ予定がない人がこの理由を使うと、矛盾が生じて退職後に嘘がバレる可能性があるため注意が必要です。

子育て・育児

子育てや育児に関する嘘をつく場合は、どうしても辞めなければならないプラスアルファの理由を付け加えると安心です。育休や時短勤務を勧められる可能性があるため、体力的にも精神的にも家庭と仕事の両立が困難である旨を伝えると納得されやすいといえます。

スキルアップ・キャリアアップ

スキルアップやキャリアアップを理由にする場合、今の職場では実現できないことを説明する必要があります。例えば、総合病院を辞めるなら、「なぜ部署異動ではなく、退職が必要なのか」という明確な根拠を示しましょう。スキルアップやキャリアアップの具体的な内容が思いつかないという人は、将来の看護師像から導き出すのも手です。

家族の転勤・引っ越し

家族の転勤や引っ越しを退職理由にするなら、単身赴任の選択肢を勧められたり、引っ越し先を聞かれたりすることを想定しておきましょう。家族の転勤を理由にする際は、自分も退職せざるを得ない状況であると示すことが大切です。そのほか、家族に自営業者がいる場合は、事業のサポートに専念したい旨も退職理由になります。

看護師以外への転職

看護師以外への転職を検討している人は、自身が目指している職業について詳しく説明できるように準備しましょう。なお、今後も看護師として働き続ける意志がある場合は、どこかのタイミングで嘘が発覚する可能性があるため避けた方が良いかもしれません。

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看護師が退職理由として避けるべき職場への不満

ここでは、看護師が仕事を辞める理由として避けるべき内容を紹介します。下記のような退職理由は、自身の問題点を指摘されたり、時短勤務や部署異動といった改善案を提示されたりして、引き止められる可能性があるため注意が必要です。

  • 残業が多く、仕事が忙しい
  • 勉強会や研修が多く休みが取りにくい
  • 給料に不満がある
  • 人間関係に悩んでいる

退職を決意している看護師の中には、現在の職場に不満を抱いている人もいるかもしれません。しかし、不満を並べるばかりでは、トラブルに発展したり、辞めにくくなったりする恐れがあるため、感情的な発言はなるべく控えましょう。

ポジティブな転職理由を伝えられない事情がある場合

ポジティブな転職理由を考えられる精神的余裕がない場合は、無理に言い換える必要はありません。将来像や今後のビジョンを付け加えたり、論理的な説明を心掛けたりすれば、現状を正直に伝えたとしても理解を得やすくなります。

看護師が円満に退職するための3つのステップ

退職理由を伝える準備が整ったら、円満に退職できるよう動き出しましょう。下記にて3つのステップを解説しますので、流れをチェックしてみてください。

1.就業規則を確認する

まずは職場の就業規則に目を通し、「いつまでに退職の意志を伝える必要があるのか」を確認しましょう。今までに退職した人に、辞めるまでの流れを聞くのも参考になります。
退職前にボーナスを満額もらいたい場合は、減額されるリスクを避けるために、ボーナスが支給された後に伝える方が賢明です。周囲の人になるべく負担をかけないよう、業務の引き継ぎ期間を考慮し、余裕を持って伝えましょう。

2.転職の時期を検討する

退職の意思表示を行うタイミングが決まったら、次に転職の具体的な時期を検討しましょう。退職時期の引き延ばしに合う可能性もあることから、自身の希望とは別に譲歩案を考えておくとスムーズです。また、退職前に有給休暇をどのくらい消化できるのかについても、相談が必要になります。

3.任された仕事をやり抜く

無事に退職の希望が受理された後は、任された仕事をやり抜くことが大切です。退職を伝えてから最終出勤日まで手を抜かず、責任感を持って担当業務を全うします。また、周囲への迷惑や、後々のトラブルを防ぐためにも、スムーズな引き継ぎ業務を心掛けましょう。

円満退職が難しい場合の対処方法

人手不足が深刻化している職場では、誠意ある姿勢を心掛けても強い引き止めに合い、思うように辞められない可能性もあります。引き止めに困ったときは「看護部長や人事課を交え面談の場を設ける」「労働基準監督署へ相談する」といった対処法を検討してみてください。

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看護師がスムーズな転職活動を行うコツ

ここでは、看護師がスムーズな転職活動を行うコツを紹介します。下記の内容を参考に、より自分らしく働ける職場を見つけましょう。

面接で伝える退職理由は前向きな言い方に変換する

前述の「看護師が退職理由として避けるべき職場への不満」と同様に、転職の面接においても前向きな退職理由を伝えることが大切です。退職理由は採用の可否にも影響するため、できる限り、自身が有利になる状況を作りましょう。ネガティブからポジティブへの変換は嘘にはならないため、より好印象を与えられるような内容を心掛けると良いといえます。

転職エージェントを活用する

「伝え方に自信がない」「ちょうど良い退職理由が見つからない」といった場合は転職エージェントを活用するのも手です。転職エージェントは、転職活動に関する悩み相談をはじめ、気になる職場の内部事情を聞けたり、面接対策を受けられたりとさまざまなメリットがあります。一人での転職活動に不安を抱えている人は、利用を検討してみてください。

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辞める理由で嘘をつくか悩んでいる看護師によくある質問

ここでは、退職理由の伝え方に悩む看護師によくある質問を、Q&A形式で紹介します。

看護師が退職時に引き止められた際の上手な断り方はありますか?

やむを得ない事情を伝え、これ以上引き止めにくい状況を作ると断りやすくなるかもしれません。具体的には家庭の事情や、体調不良、引っ越しなどが挙げられます。詳しくは、「看護師が退職させてもらえないときの円満な対処方法と引き止めの断り方」の記事を参考にしてみてください。

看護師の退職理由が子どもの病気であっても引き止めに合いますか?

家庭の事情は、上司からしても引き止めづらい退職理由です。ただ、その事情が最初から最後まですべて嘘だと、罪悪感が残ったり、退職後もバレないか気になったりしてしまう可能性もあります。退職理由は、自身の生活背景に即したものにすることが必要です。

看護師が不妊治療を退職理由にしても問題はありませんか?

仕事の負担や生活リズムも不妊治療に関わる要素のため、看護師の退職理由として成立すると考えられます。職場で不妊に悩んでいる人がいる可能性もあるため、発言や行動の配慮は大切です。なお、看護師の不妊治療については、「看護師の妊活について考える~不妊治療と仕事の両立は可能か?~」の記事で解説しています。

まとめ

本記事では、退職時に嘘をつく際の注意点や代表的な看護師の辞める理由、円満退職のコツについて解説しました。やむを得ない事情によりどうしても嘘をつかなければならない場合は、引き止めにくい理由を伝え、より退職を納得してもらいやすい状況を作ることが大切です。また、後々嘘が発覚する可能性がゼロではないことも、覚悟しておく必要があります。

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この記事を書いた人
「レバウェル看護」編集部
「レバウェル看護」は累計利用者数47万人(※)を超える看護師専門の転職支援サービス。 編集部の制作体制には看護師経験者や現役看護師を交え、これまでに1,000記事以上(※)を執筆。看護師にとっての悩み・不安・疑問を一番に相談する"相談窓口"になることを目指し、医療・介護の現場で尽力している方々をサポートするためのコンテンツを発信中。 (※)2023年6月時点
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