看護師が育休明けに転職を検討する理由とは?求人の探し方と注意点も解説

2022.11.17

育休取得後の職場復帰に対し不安を抱える看護師は少なくないでしょう。「今の職場に復帰せず、別の職場に転職したい」と考える看護師もいるかもしれません。

そこで今回は、看護師の育休明けの転職について、詳しく解説します。働き方に悩んでいる育休中の看護師は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

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育休明けの看護師が転職を検討する理由とは

まず、育休明けの看護師が転職を検討する理由について解説します。

育児・家庭との両立に不安がある

育休明けの看護師が転職を検討する理由として、育児と家庭の両立に対する不安が考えられます。

看護師の仕事をしながらの育児は、身体的にも精神的にも負担が大きいものです。出産前は「子どもが1歳になったら働きに出よう」などと考えていた場合であっても、実際に出産して育児をしていくなかで、「今の職場で働きながらの育児は無理だ」と思ってしまう可能性もあります。

保育園に空きがなく、子どもの預け先がない

育休明けに仕事復帰する場合は、保育園などに子どもを預ける必要があります。しかし、最近は保育園に預けたくても預け先が見つからない「待機児童」が増加しており、預け先の確保が困難である場合には、託児所付きの職場への転職を検討したくなります。

育休前に聞いていた復帰時の条件と実際が異なっている

職場復帰時の勤務条件などが育休に入る前に聞いていたものと異なる場合にも、転職を検討したくなります。

具体的には、育休前は「復帰後は夜勤免除」と伝えられていたのに復帰時に夜勤を求められたり、時短勤務が困難であったりするケースが考えられます。

自分自身の体調や夫の転勤など

自分自身の体調なども、退職を考える理由の1つになります。

出産後は、体の回復に時間がかかります。子どもが乳児期を過ぎてからも、妊娠前のように元気に動き回れない人も多いでしょう。

また、夫の転勤や両親の介護など、育休に入る前とは家庭内の環境が変わってしまっていることも大いに考えられ、その場合にはこれまでの条件で働くことが困難になってしまうこともあります。

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育休明けの転職は可能!注意するポイントを押さえよう

結果からいうと、看護師が育休明けに転職することは可能です。しかし、その際にはいくつか注意すべきことがありますので、順に解説します。

育児休暇は職場復帰を前提とした制度。約束を破ってしまうことに

育児休暇は、生まれた子どもが1歳になるまでの間、育児に集中するための休暇です。職場復帰を前提とした制度ですので、育休明けに一度も職場復帰せず退職することは、約束を破ってしまうことになります。

育休明けすぐの退職や転職は法律的に禁じられているわけではありませんが、職場に迷惑をかけてしまうことは自覚しておく必要があります。

可能であれば、短期間であっても一度職場復帰を果たし、働きながら転職活動を行うのがベストでしょう。復帰できないと思った理由が条件の違いによるものである場合には、どのような条件にしてもらえればその職場で働き続けられそうなのかということまで伝えられると良いです。相手に伝われば、条件などを考慮してもらえるかもしれません。

根気よく冷静に話し合いをする覚悟をもとう

一度復帰してからの退職や転職がどうしても難しい場合には、職場に対して根気よく冷静に話し合いをする覚悟をもちましょう。感情的になったり一方的になったりしてしまっては、円満な退職が困難となってしまいます。

どうしても復帰できない理由について、相手に納得してもらえるような理由を考え、低姿勢で伝えていきましょう。

看護師が育休明けに転職するための具体的な方法

看護師が育休明けの転職を成功させるためには、いくつかのコツがあります。具体的な転職活動の進め方について解説します。

転職エージェントに登録する

まずは、看護師専用転職エージェントへの登録を行いましょう。

育休明けの場合、少なからず職場に求める条件があるはずです。「レバウェル看護」を活用すれば、自分の希望する条件に合った職場を効率よく探せるだけでなく、履歴書の添削や面接対策などのサポートも受けられるため、育児中で忙しいママ看護師であってもスムーズな転職活動ができます。

また、「レバウェル看護」は公開されている求人以外にも、多数の非公開求人情報を持っているため、転職エージェントを活用せず自力で転職活動をした場合に比べると、圧倒的多数の職場のなかから転職先を見つけられ、可能性が広がります。

勤務先に求める条件を明確にしておく

育休明けの転職活動においては、勤務先に求める条件を明確にしておくことが重要です。

時短勤務についてや夜勤の有無、託児所の有無や残業の有無など、育児や家庭との両立に影響が出そうな条件については、自分の希望をしっかり固めておきましょう。希望が定まっていないと、転職に失敗してしまう可能性が高まってしまいます。

転職の意思を固めたらなるべく早く行動に移す

転職の意思を固めたら、なるべく早く行動に移すことをおすすめします。

条件が良い職場はいろいろな人の目に止まりやすいため、急いで行動に出ないと募集が止まってしまうこともあります。

育児休暇中に今後の仕事について考え、転職を希望する可能性が少しでもある場合には、転職エージェントへの登録だけでも早めに行っておきましょう。

育休明けの看護師におすすめの転職先4選

最後に、育休明けの看護師におすすめの転職先を4つ紹介します。育休明けの転職活動の参考にしてみてください。

クリニック

クリニックや診療所は基本的に交代勤務や夜勤がないため、育児中の看護師におすすめです。日曜日や祝日を休診日としているクリニックも多いため、家族との時間も確保しやすいでしょう。

また、病院と比較すると患者さんの重症度が低い傾向にありますので、精神的なストレスも軽減できる可能性があります。

現在はさまざまな診療科のクリニックがありますので、今までの臨床経験を活かせるようなクリニックを選ぶことをおすすめします。

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訪問看護ステーション

育休明けの看護師には、訪問看護もおすすめです。

基本的に夜勤はありませんが、ステーションによってはオンコール担当をしなければならないところもあります。オンコール対応が難しい場合には、育児中ということでオンコールが免除される制度などがあるかどうかを確認しておく必要があります。

クリニックとの違いは、在宅医療によりしっかりと携われる点です。人工呼吸管理や経管栄養など、日々さまざまな医療的ケアに関わるため、スキルアップも期待できます。

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介護施設

介護施設によっては、介護士だけでなく看護師にも夜勤が求められることもありますが、なかには夜勤がない施設もあります。

基本的な業務内容は利用者や入所者の健康管理となるため、高度な医療技術が求められる場面が少なく、ブランクのある育休明け看護師でも働きやすい職場であるといえるでしょう。

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保育園

保育園も、夜勤がないことや残業が少ないことから、育休明け看護師の働き先としておすすめです。

保育園看護師は、0歳~1歳児を担当することも多くあるため、自身の育児経験を仕事に活かせます。

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まとめ

今回は、看護師の育休明けの転職について解説しました。

看護師の育休明けの転職は不可能ではありませんが、育休は職場復帰を前提とした制度であるため、職場にある程度迷惑がかかってしまうことは事実です。どうしても職場復帰をせずに転職したい場合には、今回解説した注意点を守って転職活動をすすめましょう。

育休明けの転職活動では、自分自身の希望を明確にしたうえで転職エージェントを利用することをおすすめします。
育児と両立しながら快適に働くために、自分にピッタリの職場をお探しの方はレバウェル看護にお任せください。

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