
看護師あるあるをみると、自分の同じ悩みに共感したり、自分の部署にはない特徴などを知ることもできます。ICUは入室している患者さんの特性から、一般病棟とは少し違った「あるある」も存在するようです。
この記事では、ICU看護師だからこその「あるある」をシーン別にご紹介します。ぜひ、ご自身の悩みの整理、ICU看護師を目指す際の参考にしてください。
看護師あるあるはインターネットや勤務先の仲間内で溢れています。部署ごとに、特有の「あるある」が存在しており、ICUでも独特のあるあるが存在しているのです。
時間つぶしにも面白いですが、実はあるあるは共有する意義が意外に大きいもの。「あるある」の内容はICUでの仕事をポジティブに捉えたものや、ネガティブ気味に表現している場合もあります。
「私も同じことで困っている」と悩みに共感できたり、これからICUを目指す人にとって役立つメッセージになることも。転職を考える人にとっては、自分の悩みを整理したり、どのように働きたいのか本質的な部分に向き合うときに役立てられるでしょう。
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ICUに限定した「あるある」はあまり見かけません。一般的な内容は、ICUで働く看護師さんに通じますが、ICUの環境だからこその「あるある」も存在します。
ICUは術直後や疾患の増悪などにより、生命の危機状態にある患者さんが多いです。また様々な診療科で入院している患者さんが対象であることが、一般病棟とのギャップが生まれる要因の1つ。ここでは、ICU看護師だからこその「あるある」をご紹介します。一
医療の中では略語はよく使われますが、ICUは特に使用頻度が高い傾向です。疾患や治療などは、漢字・文字数が多かったりと、書くのも言うのも時間がかかりがち。略語を使うとシンプルに短く表現ができ、よりスムーズなコミュニケーションが可能です。
緊急度の高い患者さんを対象とするICUでは、略語が頻繁に使われます。具体的には次のようなものです。
ICUに配属されたばかりの時は、専門性に精通していないため、知らない略語が飛び交う中で会話の理解が困難なこともあるでしょう。
新人看護師や異動でICUに配属になったばかりの方は、数値やデータにとらわれる傾向にあるようです。
ICUでは患者さんの異常を早期発見し、適切に対処するため、さまざま項目のモニタリングが行われています。看護師は心電図や人工呼吸器、動脈血ガス、中心静脈圧など、多くの数値やデータをモニタリングして分析しなければなりません。
このため数値やデータを読むことに一所懸命になりがちで、患者さんの表情や触診で得られる体温や皮膚の状態などを見落としがちに。このあるあるを知ることで、患者さんを看ることに意識を向けられるでしょう。
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ICUでは入室している患者さん全てがモニターを使用しており、さらに全てのベッドに対して、医療者の目が届きやすいような構造になっています。オープンフロアにベッドが設置され、個室もガラス張りで全ての患者さんのモニターを常時観察できるのです。
モニター音がICU内で常になっている環境なので、ICUから出た時にも音が頭から離れない感覚になる人もいらっしゃいます。一般病棟に比べよりその感覚が強いかもしれません。
ICUにいる患者さんは、人工呼吸器や心電図などのモニター類、輸液管理のための輸液ポンプやシリンジポンプが使用されている方が多くいます。全ての医療機器にはアラームが搭載され、患者さんに起きている異常を早期に発見するために、欠かせないサインです。
医科器械学では、「医療機器使用者のための警報装置アラームガイドライン」を作成するなど、アラームの対処は看護師をはじめとする医療従事者が責任を持って実施しなければなりません。
患者さんの命に直結する場合もあり、ICU看護師はアラーム音に敏感に反応します。中には日常生活でも、時計などの何らかのアラームにも敏感に反応することもあるようです。
一般病棟では患者さんがモニターを付けていない患者さんが多いですが、ICUでは心電図や血圧などを24時間モニタリングしている患者さんがほとんど。
モニターを見ながら患者さんの状態を分析するのが日常的なので、モニタリングされていないことに不安や違和感を感じる人もいます。特に夜間は患者さんが寝ているか、異常がないかがより心配で頻回に見守ることもあるようです。
ICUでは全身管理のため、時間を決めてモニタリングが行われます。IN-OUTのバランスのチェックのため、尿量やドレーンの排液も精密に計るケースも。
このようにICU看護師は病棟より、より細かく患者さんの状態を観察することが求められるので、いろんなシーンで細かいことが気になりがちなようです。
輸液や薬剤投与のルートについて、事故抜去したり薬剤投与のトラブルが起きることを防ぐため、きれいに整理することが習慣化になっていることも。安全のために良い習慣で、ポジティブな「あるある」と言えるでしょう。
ICUでは患者さんが気管内挿管し、人工呼吸器を装着している方が多いです。そして挿管していない場合でも、状態が不安定なため十分なコミュニケーションがとりにくい場合も。
このような状況のため、ICUでは患者さんとのやり取りが少なめ。人によっては、患者さんと会話がないことに物足りなさを感じるかもしれません。
通常は寝ている時間帯に働く夜勤は、どの病棟であっても大変です。ICUでの夜勤は、病棟とは違った特徴がありハードになることも珍しくありません。ここではICU看護師さんの夜勤あるあるについてご紹介します。
日本集中治療医学会「集中治療部設置のための指針 2022 年改訂版(p469)」では、ICUの看護師配置は、患者1.5人に対し看護師1人以上の割合を推奨しています。夜勤でも患者2人に対して1人以上の看護師が必要であり、一般病棟に比べ夜勤回数が多くなりやすい傾向です。
忙しい夜勤が続くとハードな勤務と感じやすく、自分の勤務表を見て、一般病棟の夜勤回数とついつい比べてしまうようです。
ICUでは大きな手術の術後の患者さんを受け入れます。心臓血管外科や脳神経外科、歯科口腔外科の腫瘍切除と再建手術など、長時間で侵襲が大きな手術を受けた方の術後の全身管理目的です。
手術時間が日勤帯を超えることも珍しくなく、夜勤で受け入れなければなりません。ICU看護師は、術直後の経過を細やかにモニタリング、ケアする必要があり、朝までハードな仕事になります。
ICUはその環境から、休憩時間に仮眠をとりにくい状況にあります。夜勤中の休憩場所がどこにあるかにもよりますが、ICU内にある場合はアラームやモニターの音、他の医療者の足音や物音などが気になるようです。質の良い仮眠をとりにくいので、疲労が回復できない事もあるでしょう。が回復できない事もあるでしょう。
看護師という仕事は、プライベートにも影響を与えがちです。特に、勤務形態が3交替や2交替と特徴的なので、カレンダー通りの仕事をしている人とは生活リズムが違います。ここでは、プライベートに関するICU看護師あるあるをご紹介します。
3交替制や2交替制の病院で働いていると、家族や友人と休日を合わせにくいでしょう。ICU看護師は夜勤が多いこともあり、さらに予定を合わせにくく食事や旅行などを一緒に楽しむ機会を作るのが大変です。計画的に勤務希望を出すなど、小さな努力が必要になります。
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ICUで働くとなると、優秀でなければならないというイメージを持つ方もいるのではないでしょうか。特に一般の人には、最新の医療を扱う高度な能力が必要で、ICUで働く看護師は優秀な人材であると思いがち。
実際にも優秀な方が多いと思われますが、周囲からのイメージにプレッシャーを感じる場合もあるようです。
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看護師は医療関係の仕事ではない人たちに、症状や病気・治療について相談されがちではないでしょうか。ICU勤務であると、手術の内容や治療方法についても詳しいと思われ、相談される内容がより専門的になる場合もあるようです。
ICU看護師あるあるの内容は、悩みや困ることなどの内容が目立つが、実際にはポジティブな内容も存在します。ここではICU看護師で良かったと感じることをご紹介します。
ICUに入室したばかりの患者さんは、生命の危機状態にある重症な状態。挿管されたり、状態が不安定であるため、患者さんとコミュニケーションができるシーンは限られます。このため、回復してICUを退室できる状態になったときの喜びは計り知れません。
「集中治療部設置のための指針 2022 年改訂版(p468)」では、集中治療部の診療のみを担当する医師が、常時集中治療部内に勤務していることが定められています。常に医師がICU内にいるため、タイムリーに患者さんの病態や、治療の方向性について質問し、ケアの方向性を共有できるでしょう。
一般病棟では、診療科の医師は手術や外来などで、病棟には常時いないため、コンタクトをとるのも困難なので、ICUならではです。勉強した内容でわからないことも質問でき、すぐに解決できるというメリットもあります。
ICUは診療科を問わず、重篤な状態の患者さんが入室します。このため様々な疾患や治療について学習する機会があり、実際にケアを体験できるという貴重な機会に恵まれているのです。集中治療における全身管理や術直後のケアを実践でき、自分のスキルアップにつながるでしょう。
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救急病棟とICUにおける看護師の違いは?仕事内容・役割や給与を比較
夜勤回数が多いと手当も多くなるため、給与アップを期待できます。ICUでは高度な治療が必要な患者さんの対応が必要なため、危険手当を支給している病院もあり、相場は1〜2.5万円です。
夜勤手当や危険手当等によって、給与が良くなる場合もありますが、ICUは超過勤務が少ないことも。超過勤務は一般病棟に比べて少なくなりがちで、給与はあまり変わらないこともあるのが現実です。
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ICUの看護師の年収相場は?転職すれば給料アップできるのかを解説
「あるある」を見ると、同じ悩みや困りごとを抱えている人もいることがわかります。また、自分が今何に悩んでいて、本来はどう働きたいのかを整理できるきっかけにもなるのです。場合によっては、理想の職場で働けるよう部署移動や転職といった行動につながるでしょう。
未経験でICU看護師を目指している方は、ICU看護師あるあるの内容から、ICUについてイメージするのがおすすめです。全てではありませんが、職場の特徴やメリット、抱えがちな悩みなどをイメージしやすいでしょう。ICU看護師として、理想的な働き方ができる職場を探すヒントになります。
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ICU看護師の志望動機とは?例文と転職で好印象を与える書き方を解説
既にICU看護師として勤務経験のある方は、共感できる内容が多々あったのではないでしょうか。自分と同じ悩みを共有できたり、ICU看護師の良さを再確認したりと、自分の思いを整理するのにICU看護師あるあるを参考にするのはおすすめ。
現在の職場に不満を感じているようであれば、自分に合った働き方ができる職場探しのきっかけにもなるでしょう。
ICU看護師をこれから目指す方、より良い職場でICU方看護師を続けたい方、あるいはICUとは違う部署で働きたい方など、人によって条件の良い理想の職場は様々。職場探しはインターネットやハローワークで検索したり、知り合いに紹介してもらったりするのも方法です。
しかし、職場の勤務形態や雰囲気など、詳しい内情を自分だけで情報収集するのは困難でしょう。効率的かつ効果的な職場探しをするなら、転職エージェントに相談するのがおすすめ。相談した方一人ひとりの条件に合った転職先の、より詳しい情報を提供してくれます。
ここでは、ICUで働く看護師に関するよくある質問について、Q&A形式でお答えします。
重症度の高い患者さんのケアを行うICUの看護師には、専門性の高い知識や、実戦的なアセスメント能力が必要です。また、患者さんの身の回りことの大半を看護師が行うため、ある程度の体力も求められるでしょう。急変の際も冷静に適切な対処を行える看護師は、ICUに向いているといえます。
レバウェル看護の独自調査(2024年3月)によると、ICU(集中治療室)勤務の看護師の平均月給は38万2,938円、平均ボーナスは94万1,428円です。これをもとに算出(月給×12+ボーナス)すると、ICU看護師の平均年収は553万6,684円になります。職場にもよりますが、550万円前後が相場といえるでしょう。
病院によっては新卒看護師がICUに配属されるケースもあります。採用の際、目標や意欲を持ってICU勤務を希望すると伝えれば、働ける可能性があるでしょう。専門性の高い部署ですが、入職後は学ぶ部分も多く、ICUに配属された看護師向けの研修もあります。詳しくは「ICU勤務に向いている新卒看護師とは?仕事内容や働くメリットもご紹介」もご覧ください。
ICUで働く看護師の業務には特徴があります。ICU看護師なら共感する「あるある」のエピソードも少なくありません。ICUに入る患者さんは重症度が高く24時間の全身管理が必要です。そのため、ICU看護師は、アラーム音に敏感になったり、細かい異変にもよく気が付くようになったりもするようです。
「ICUってどんな職場?」「転職前に職場の雰囲気を知りたい」という方は、「レバウェル看護」に相談してみませんか?「レバウェル看護」は、「入ってみないと分からない」職場のリアルが分かる看護師専門の転職支援サービスです。
施設への訪問、レバウェル看護で転職された看護師の皆さんへのアンケートを実施しており、それぞれの職場の内情に詳しいのが特徴。職場の良い点だけでなく、大変な面も包み隠さずにお伝えするので、メリット・デメリットを知ったうえで、転職先をご検討頂けます。
「これからICU看護師を目指したい」「より良い条件の職場でICU看護師を続けたい」「ICUとは違う場所で働きたい」方は「レバウェル看護」を、ぜひ自分に合った職場探しにご利用ください。
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