
「看護師が合わない」「辞めたい」と悩んでいる人も多いでしょう。看護師が仕事につらさを感じる原因には、労働環境や人間関係、職場とのミスマッチなどが挙げられます。
この記事では、看護師が「仕事が合わない」と感じる理由と悩んだときの対処法を解説。自分に合う職場へ転職するためのポイントや体験談も紹介していますので、参考にしてみてください。
レバウェル看護【公式】Instagram (@levwell_kango)では、看護師さんを対象に「看護師向いてないって悩んだことある?」というアンケートを実施しました。アンケートの結果は以下のとおりです。
| 「看護師向いてない」と悩んだことある?ない? | 割合(総回答数:366票) |
| 「あるよ!」 | 90% |
| 「ないなぁ」 | 10% |
参考:レバウェル看護【公式】Instagram (@levwell_kango)
「看護師に向いていないと悩んだことがある」と回答した人は90%におよびました。「仕事が自分に合わない」と悩む看護師は少なくないといえるでしょう。
また、日本看護協会「2024年病院看護実態調査報告書(18p)」によると、「採用年度末までに退職した新卒採用看護師について看護管理者が考える主な退職理由(5つまでの複数回答)」は、「健康上の理由(精神的疾患)」「自分の看護職員としての適性への不安」「自分の看護実践能力への不安」が大きな割合を占める結果に。「看護師の仕事が合わない」という悩みから、新卒のうちに退職する看護師も実際に少なくないようです。
▼関連記事
看護師に向いていない人の特徴や性格を解説!おすすめの職場や対処法も
レバウェル看護【公式】Instagram (@levwell_kango)で行った「看護師辞めたいって感じるのはどんな時?」というアンケートには、看護師さんから以下のような回答が寄せられました。(全回答の中から抜粋)
・頑張ってるのに評価が低い時
・子供との時間がとれなくなってる
・ドクターから理不尽な怒られ方をした時
・失敗をした時
・人間関係が嫌になった時。自分のことを認めてもらえなかったとき
・具合が悪くてもものすごく休みにくいこと
・忙し過ぎて自分に余裕が無くなる時です
・怒られ、自分のできなさを実感した時
・残業多いとき、業務の偏り感じたとき
看護師の「辞めたい」「仕事が合わない」という気持ちには、仕事上のさまざまな悩みやつらさが関わっていることが分かります。看護師という職業の特性からくる悩みだけでなく、それぞれの職場が抱える問題が原因になっている場合もあるでしょう。
▼関連記事
「看護師を辞めたい」と思う理由は?退職の判断基準と悩みを解消する対処法
この項では、「仕事が合わない」「辞めたい」と看護師が思う原因にはどのようなものがあるのか、5つを例に上げて解説していきます。
人手不足になっていたり、業務量が多過ぎたりする職場では、看護師の労働環境が劣悪になりやすいでしょう。そのような問題があると「休憩も満足に取れない」「残業が常態化している」「休みが取れない」といった状態に陥り、働く看護師の疲弊に繋がります。
自分のキャパシティーを超えた量の仕事をしていると、肉体的・精神的に余裕がなくなり、通常なら上手く切り替えられるできごとでさえ落ち込んでしまいがちです。労働環境の問題が、いつしか「看護師」という仕事に対する不満になり、合わないと感じやすくなるでしょう。
職場の人間関係が良くないと「看護師が合わない」と感じる機会が増えるかもしれません。上司のパワハラ的な言動や先輩看護師からの厳し過ぎる指導で、看護師を続けていく自信をなくしてしまう人もいるでしょう。また、職場や働く人たちの雰囲気は、勤務先によってさまざまです。どのような雰囲気の職場で働きたいかを考えたうえで、自分が働きやすい職場を選ぶ必要があります。
給料や手当の額が満足のいくものではないと、不満を抱いている看護師もいるでしょう。看護師はハードな労働になりやすいため、仕事の大変さと待遇が見合っていないと感じるケースが多いかもしれません。就職・転職する際は、給与や待遇面の下調べをしっかり行って、希望の条件にマッチする求人を探しましょう。
希望していた業務内容と実際の業務内容が違うと、看護師の仕事が合わないと感じることに繋がります。施設や診療科目・配属によって、看護師の業務は大きく異なるもの。業務内容があまりにも自身のイメージとかけ離れていた場合は、看護師として頑張りたいというモチベーションが下がってしまうでしょう。
1~2年目の新人看護師のうちや転職したばかりの時は、ミスをしてしまって注意されることが少なくないでしょう。自信を失くしたり、周りと比べたりして「自分には看護師の仕事が合わない」と悩む人もいます。慣れないことばかりの中で働くのは、心身がひどく疲労するものです。仕事や職場に慣れてくれば、感じている働きにくさは軽減するかもしれません。
まだ経験が浅い方は、「新人看護師が一番辛い時期はいつ?1年目の転職や悩みの乗り越え方を解説」も参考にしてみてください。
▼関連記事
看護師の仕事で大変なこと4選!きついと感じる理由や実践的な対処法を解説
「自分には看護師の仕事が合わないのかも」と悩みながら働き続けるのはつらいことです。悩みを抱えている看護師は、以下で紹介する対処法を試してみてください。
看護師が仕事のことで悩んだとき、信頼できる上司や同僚に相談するのは有効な手段です。医療現場での経験が長い上司であれば、良い対処法をアドバイスしてくれる可能性があります。
また、同僚ナースの中には、同じように「看護師の仕事が合わない」と悩んだ経験を持つ人もいるでしょう。共感を得るだけでも、気持ちは軽くなるはずです。同僚がどのように対処したのかを参考にすれば、自分の悩みを解決できる場合もあります。
看護師の仕事が合わないと感じたら、自分がやりがいを感じられることはないか探してみましょう。看護師の仕事はつらいことばかりではありません。患者さんやその家族から「ありがとう」と感謝されたり、看護の知識がプライベートで役に立ったりなど、看護師の仕事をしていて良かったと感じる瞬間があるはずです。
今までやりがいを感じたできごとを思い返してみることで、看護師の仕事へのモチベーションが上がる可能性もあります。
仕事がハードで心身のつらさを抱えているという方は、働き方を変えることも検討してみましょう。職場によっては、雇用形態や勤務形態の変更を可能な限り対応してくれる場合があります。
勤務時間や業務量の多さがつらければ、パートや派遣ナースという働き方も。夜勤が大変だと感じるなら、日勤のみに変えてもらったり、夜勤の回数を減らしてもらったりすることもできるかもしれません。
看護師の仕事が合わないと感じたら、病院内で部署を異動してみるのも1つの手です。病院の規模が大きければ、配属される部署の選択肢も多いでしょう。転職よりもハードルが高くないため、現在働いている病院の給与や待遇面に不満がない場合はおすすめの方法です。
異動の希望が必ず通るとは限りませんが、環境が変わることで働きやすくなる、能力を発揮できるようになる可能性は十分に考えられます。
相談しても問題が解決しない場合や、仕事にやりがいを見出せないときは、思い切って転職し、職場を変えてみるのも1つの方法です。看護師自体を辞めなくても、転職によって環境を変えることで悩みが改善する場合もあります。
ただし、転職先を探す際は、新しい環境でミスマッチを感じることのないよう、現在の職場が合わないと感じる理由を明確にしてから行動しましょう。自分で調べるのはもちろん、転職エージェントを利用して、効率よく転職先の情報を集めるのもおすすめです。
▼関連記事
看護師がしんどいと感じる7つの理由とは?対処法や悩み別の転職方法を解説
「看護師の仕事が合わないから辞めたい」と思っても、勢いのままに退職すると後悔する可能性もあります。看護師を辞めるメリットとデメリットをじっくり比較検討したうえで、行動に移すことが大切です。
看護師を辞めれば、現在の仕事で抱えている悩みからは解放されます。また、日中の仕事に転職すれば、生活リズムを整えやすく、家族や友人と予定を合わせられるようになるというメリットもあるでしょう。自分のミスが人の命に関わるというプレッシャーから解放され、心身の疲労感も軽減されるかもしれません。
看護師は人手不足で求人が多い職種のため、復帰しやすい傾向にあります。どうしてもつらい場合は、1度ほかの業界を見てみるのも手です。ただし、他職種から看護師に転職する場合、その間はブランクと捉えられるので注意しましょう。
▼関連記事
看護師以外の仕事がしたい!21の職場・職種と転職のメリット・デメリット
一方、看護師を辞めるデメリットは、他業界へ転職をする場合、看護経験を活かせず、未経験からのスタートになってしまうことです。給与水準が下がる可能性に加えて、看護業界とのギャップに悩むこともあるでしょう。
目先の問題解決だけでなく、将来も見据えたうえで行動することが大切です。現在の仕事が「合わない」と感じる場合でも、別の職場へ看護師の資格や経験を活かして転職することで、自分らしい働き方を叶えられるかもしれません。
▼関連記事
転職しない方がいい看護師の特徴とは?退職してもいい基準はある?
ここで、「レバウェル看護」に相談して、自分にマッチする職場へ転職を成功させた看護師さんの体験談を紹介します。
レバウェル看護に「看護師を辞めたい」と電話で相談したTさんは、新卒1年目の看護師です。病院へ入職してから、ミスをしてしまい先輩に怒られることが毎日のように続いていたといいます。パワハラや労働環境に問題があるわけではないものの、不安で何をやっても上手くいかないと悩んでいたのでした。Tさんの勤め先は教育体制が手厚く、給与も高めで条件の良さそうな職場です。しかし、自信を失ったTさんは看護師を辞めたいと繰り返します。「丁寧に教えてくれる職場なら看護師を続けられそう」という気持ちを受け取ったキャリアアドバイザーは、働く環境を変えてみることを提案します。
▼続きはこちらから
職場が辛い…看護師を諦めかけた新人が再スタートのために選んだ転職とは
看護師Fさんは、新卒で入った大学病院の内科病棟で半年、一般病院で3ヶ月で退職したといいます。短期間で続いた退職がネックになって次の転職先が決まらず、「レバウェル看護」に相談しました。当初、「夜勤が身体に合わない」という理由で日勤のみの求人を希望していたFさん。しかし、詳しく話を聞くと、日勤を希望する理由は過去の夜勤での失敗や悩みが関係していることが分かります。本当の悩みを聞いたキャリアアドバイザーは、Fさんが夜勤を不安に思う気持ちが職場環境への緊張からきているのではないかと考えました。そこで、Fさんが持つ本来の力を発揮できる環境の職場を提案することにします。
▼続きはこちらから
緊張でうまく話せない…働きやすさの条件は夜勤の有無ではなかった?
この項では、仕事で悩む看護師が、自分にマッチする職場を見つけて転職するためのポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。
転職を成功させるには、自己分析が欠かせません。自分の長所や短所、どのような業務ができるのかなどを具体的に、実例を出して整理しておきましょう。特に、看護師としてのスキルや前の職場での経験をきちんと棚卸しておくと、面接でのアピールにつながります。
転職先を探す際は、フォロー体制が整っているかどうかを確認しましょう。入職後に十分なサポートや教育が受けられなければ、再び看護師の仕事へのモチベーションが下がってしまいます。新しく入った職員へのフォロー体制がしっかり整っている職場を見つけ、前向きに再スタートを切れるようにしましょう。
また、施設形態ごとの特徴の違いを把握しておくのも、看護師の転職成功には欠かせないポイントです。施設形態や病院の種類によって、看護師の仕事内容や職場の雰囲気は大きく異なります。転職先の施設が自身の希望に合っているかどうかを冷静に判断しましょう。
可能であれば、事前に志望先の職場を見学させてもらいましょう。職場見学の際は、気になる点や自身の希望をまとめたチェックリストを用意して、細かく確認しておくのがおすすめです。また、勤務しているナースに実務的な質問を聞けると、よりリアルな現場の様子がうかがえます。
挨拶が習慣的に行われていない、なんとなく雰囲気が暗いといった職場は、人間関係や職場環境に問題を抱えている可能性があるため、注意が必要です。
自分に合う求人を効率的に探したいなら、看護師に特化した転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。看護師の職場に関する情報を多数もっているキャリアアドバイザーが、あなたの経験やスキル、希望条件に合わせて求人を提案してくれます。
志望動機や面接のアドバイスといった選考対策のサポートも受けられる場合もあるため、安心して転職活動を進められるでしょう。
▶【レバウェル看護】トップページはこちら
▶「職場インタビューあり」の看護師求人一覧はこちら
▼関連記事
看護師の転職方法を紹介!具体的な求人探しの流れや成功ポイントも解説
ここでは、看護師が合わないと悩む人のよくある疑問について、Q&A形式でお答えします。
看護師の職場はそれぞれに特徴があり幅広いため、人によって「合う・合わない」はあるでしょう。職場を変えることで、働きやすくなるケースも少なくありません。退職の意思を伝える際や転職時の面接では、スキルアップやキャリアアップといったなるべくポジティブな表現への言い換えがおすすめです。こちらの「看護師の辞める理由ランキング!離職率や転職面接に備えた伝え方も解説」も参考にしてみてください。
病院の病棟看護師は、夜勤が必要なうえ、力仕事も求められます。「合わない」と感じる理由にもよりますが、日勤のみの職場を希望するなら外来やクリニックといった選択肢もあruるでしょう。また、急変対応が少ない耳鼻科や皮膚科、眼科もおすすめです。詳しくは「のんびり働きたい看護師向け!おすすめの職場や病院以外の仕事を紹介」もご覧ください。
転職して間もないうちに「合わない」と感じる場合は、業務や環境に慣れるまで様子を見てみましょう。出来上がった人間関係に馴染むにはある程度の時間が必要なため、慣れると悩みが軽減するかもしれません。ただし、パワハラ・嫌がらせや労働環境が劣悪といった、自分ではどうにもならない問題がある場合は、心身に影響が出る前に退職を検討した方が良いでしょう。
看護師の仕事が合わない・辞めたいと考える人は少なくないといえるでしょう。悩みの理由には、職場の労働環境や人間関係、待遇面の不満などが挙げられます。新人看護師や転職したばかりの方はスキル不足から自信をもてなくなり、「向いていない」と感じる場合も。看護師の仕事を続けるか悩んだときは、上司や同僚のナースに相談したり、やりがいを探してみたりすることも対処法になります。それでもつらさが解消しない場合は、部署異動を依頼・転職を検討してみてください。環境を変えることで、自分らしく看護師として働ける道が見つかるかもしれません。
「1人では転職に踏み出せない」「転職できるか不安」とお悩みの方は、「レバウェル看護」に相談してみませんか?「レバウェル看護」は看護師に特化した転職支援サービスです。
キャリアアドバイザーが、ヒアリングしたあなたの悩みをもとに、キャリアプランや転職のアドバイスをし、希望条件に合った職場を紹介いたします。初回の電話相談後はLINEやメールで好きなときにやり取りできて、相談のみの利用も可能です。「自分に合う職場を見つけたい」方は、「レバウェル看護」にぜひご相談ください。
記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載