
看護師のなかには「アートメイク看護師になるには?」と気になる方もいるでしょう。アートメイク看護師とは、眉毛やアイライン、リップなど皮膚の浅い部分に色素を注入する施術を行う看護師です。この記事では「アートメイク看護師になる方法やメリット・デメリットを解説。必要なスキルや向いている人の特徴なども解説しますので、転職をお考えの方は参考にしてみてください。
アートメイク看護師とは、お客さまにアートメイクを施術する看護師のことです。アートメイクとは、皮膚の浅い部分に色素を注入する施術。眉毛やアイライン、リップなどが代表的な施術箇所として挙げられます。アートメイクの役割は、常にメイクをしている状態を維持すること。生まれ持った外見や、病気や怪我の影響などにより外見にコンプレックスを持つ方の悩み解消にも貢献できます。
アートメイク看護師の仕事は、大きく分けて「カウンセリング」「提案」「施術」「アフターフォロー」です。カウンセリングで聞いた悩みが改善に向かうよう、お客さまの骨格や肌の状態に合わせてデザインを考えます。お客さまが提案に納得した場合は、施術および施術後のアフターフォローまで対応するのが仕事です。
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アートメイク看護師の年収相場は500万円~900万円といわれています。フリーランスの場合は天井がないため、集客力次第では1,000万円を超える年収を実現できるかもしれません。アートメイク看護師の給料は、固定給+インセンティブが基本なので、技術や接客などでお客さまから信頼を得ると、指名数の増加で収入を増やせる可能性も。なお、ボーナスの有無は職場によって異なります。
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アートメイク看護師になるには、看護師免許以外に必要な認証制度や資格はありません。そのため、看護師免許を取得したあとは「美容クリニックに就職・転職する」もしくは「アートメイクスクールを受講する」のいずれかを選択し、スキルをつけるのが基本的な流れです。
アートメイクに携わるには、看護師免許の取得を目指す必要があります。アートメイクは医師法第十七条の適用下にあり、医療行為に該当するからです。無資格者が施術するのはもとより、医師の指示を受けずに看護師が施術した場合も、法律違反となるためご注意ください。実際に、厚生労働省の「医師免許を有しない者によるいわゆるアートメイクの取扱いについて」によると、アートメイクに関して下記の見解が示されています。
「アートメイクについては、医療の一環として医師・看護師等の医療従事者が関与している実態があり、「一定の侵襲性が認められることや、医療従事者による安全性水準の確保がきわめて重要と考えられること」から、医行為該当性が肯定できるものと考えられると示された。」
厚生労働省「医師免許を有しない者によるいわゆるアートメイクの取扱いについて」(2025年7月25日参照)
なお、准看護師に関しては、医師法に明記されていないことから、医療機関の解釈に一任されている傾向にあります。実際にアートメイクアーティストとして活躍している准看護師もいるため、気になる求人がある場合は、募集要項に目を通してみるといいかもしれません。
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看護師免許取得後は、一般的な医療機関に就職し、看護師としての経験を積みましょう。皮膚科や形成外科に勤務すれば、美容看護師になった後に役に立ちやすいかもしれません。なお「そのまま美容クリニックに就職することはできないの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、美容クリニックでは、基礎的な看護技術が求められるため、新卒者の採用はほとんどないのが現状です。
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臨床経験を積んだ後は、美容クリニックへの転職に向けて動き出しましょう。美容クリニックの中には、教育プログラムが用意されていたり、専任講師が配置されていたりする場合もあるため、教育体制が充実している職場を選ぶのも一つです。
また、求人を選ぶ際は、未経験者の応募が可能かどうかをチェックすることが大切です。「アートメイクのみに集中したい場合」は専門のクリニック、「アートメイクだけではなく美容全般に興味がある場合」は、美容クリニックや美容皮膚科を選ぶようにしま と良いでしょう。
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未経験からアートメイク看護師になるには、スクール受講も選択肢の一つに入ります。ここでは、アートメイクスクールに関する情報をお伝えしますので、参考にしてみてください。
アートメイクに関する知識や技術を学ぶには、アートメイクスクールを受講するという手もあります。スクールによっては、提携クリニックへの就職サポートが整備されているところも。受講期間は数日~数ヶ月と幅広く、オンラインの形式もあるため、働きながらでの受講も可能です。費用は30万円前後(オンラインであれば15万円前後)が相場ですが、実習回数が多い場合は50万円以上かかることもあります。
アートメイク看護師になるには、スクール受講が必須というわけではありません。アートメイク看護師になるのに必要なのは看護師免許と、ある程度の臨床経験です。スクールはあくまで補助的なものといえるため、入学を検討する際は、メリットとデメリットを比べてみてください。
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ここでは、アートメイク看護師になるために必要な3つのスキルとして、「デザインを表現するセンスや感性」「美容のトレンドを追う探求心」「お客さまにあった施術を考える提案力」を紹介します。
アートメイク看護師になるには、「デザインを表現するセンスや感性」が必要です。アートメイク看護師は、色彩や構成などのデザインスキルが求められます。美術館や博物館に足を運ぶなど、業務時間以外でも芸術的なものに触れる努力が必要です。色彩や美的センスといった感性は、日々の努力によって磨かれるものです。
アートメイク看護師は、お客さまの希望のイメージにこたえるため、世の中の美容トレンドも理解しておくことが大切です。そのために、自分の知識を常にアップデートし、新しい知識や技術を取り入れておく必要があります。美容が好きで、業務時間外の勉強も苦にならない人は、アートメイク看護師に向いているといえるでしょう。
お客さまに合った施術を考える提案力も、アートメイク看護師に必要なスキルです。アートメイクでは、骨格や施術前の肌の状態なども考慮してお客さまに提案する必要があります。アートメイク看護師には、看護師としての医療知識を活かしながら、お客さまが安心して施術を受けられるような提案力が求められるでしょう。
ここでは、アートメイク看護師になるやりがいやメリットを3つ紹介します。アートメイク看護師として働く姿を想像するのが難しいという方は、下記の内容を参考に、大まかなイメージを掴んでみてください。
アートメイク看護師になるやりがいの一つが、自分の努力に応じた成果が出やすいこと。人気を集めると、指名料が上がったり、多くの施術予約が入る可能性もあるでしょう。自分で色や技法を決めて主体的に行った仕事で顧客満足度が高まることで、達成感や自己有用感を得られます。
アートメイク看護師は、ひとつの分野に特化して技術を追求できます。お客さまがこれまでに受けてきた美容施術を理解するためにも、アートメイク以外の知識を習得する必要はありますが、専門性を高めたい人や職人肌の人にはメリットを感じやすい環境といえます。
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アートメイク看護師は、病棟看護師に比べて身体的な負担を感じにくい傾向にあります。立ち仕事や生活リズムの乱れによる疲労の蓄積や、重い機械を扱う際の腰痛に悩まされる看護師はいるでしょう。アートメイク看護師は夜勤がなく、基本的に施術やカウンセリングも座って行うため、体力の負担が少ないのが特徴です。
下記では、一般的にアートメイク看護師のデメリットとされる内容を4つ紹介します。向き不向きを見極めるためにも、自分の価値観と照らし合わせてみてください。
アートメイク看護師は個人の力量が試される仕事のため、最新情報や技術を勉強・習得し続ける必要があります。特に、職場からの支援がない場合は、セミナーにも自費で参加するため、モチベーションの維持が難しくなることも。トレンドや技術の進化が激しい美容業界において、いかに継続的に勉強を続けられるかが、アートメイク看護師として成功するか否かのカギといえるでしょう。
アートメイク看護師は、自分の施術や接客に対して責任を負わねばなりません。アートメイクの施術料金は一般的に5万~15万円ほどと高額で、持続期間も長いため、お客さまの期待に確実に応えることが求められます。リカバリーが効きにくい施術のため、ニーズに沿えなかった場合の責任は重く、状況によってはクレームにつながる可能性も。失敗すると長期的な痛みや感染症を引き起こす危険性もあるため、細心の注意が必要です。
アートメイク専門のクリニックに勤める看護師は、ほかの美容施術や看護技術を提供する機会がほとんどないため、医療知識や技術を忘れやすいという側面も。将来的にほかの分野でも活躍したい場合は、勘を取り戻すのに時間がかかる可能性があることを念頭に置いておく必要があるでしょう。
一般的な看護師とアートメイク看護師の大きな違いとして「SNSの運用」があります。SNSの運用は、美容業界で一般的な集客方法。いかに施術事例をアップし、認知度を拡大できるかが、ファン獲得の重要なポイントです。特に独立を考えている看護師においては、SNSでの発信力やフォロワー数は重要な指標の一つ。しかし、SNSマーケティングに興味がなかったり、苦手意識があったりする場合はデメリットに感じるかもしれません。
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ここでは、アートメイク看護師に向いている人の特徴を35つ紹介します。自分の適性に不安があり、一歩を踏み出すことに躊躇している人は、下記の内容を参考に向き不向きを見極めてみてください。
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お客さまに安心感を与える接客マナーやホスピタリティ精神を持つ方は、アートメイク看護師に向いているといえます。アートメイク看護師が接するのは、患者さまではなくお客さまです。いかにおもてなしの心を持って気持ちに寄り添えるかが、美容看護師として腕の見せどころでもあります。上質なサービスを提供することで、継続指名にもつながるといえるでしょう。
お客さまの要望を引き出せるコミュニケーション力を備えた看護師は、アートメイク看護師として活躍しやすいでしょう。アートメイクは費用も高く、リカバリーが効きにくい美容施術のため、上手くいくか心配するお客さまも少なくありません。そのようなお客さまの不安を軽減し、希望しているイメージを言語化できる看護師は、美容看護師に向いているといえるでしょう。
「細かい業務が苦にならず集中できる」といった方は、アートメイク看護師への適性があるといえます。アートメイクの施術は、目元や眉といった細かい部位への緻密な作業です。マルチタスクよりシングルタスクが得意な人も働きやすいといえるでしょう。なお、手先の器用さに自信がない場合でも、練習や日々の積み重ねで上達していくため、あまり不安を感じる必要はありません。
アートメイク看護師は夜勤がなく、座って施術できる分、年齢を重ねたり、ライフステージが変化したりしても、長く現役で働けるため、将来性がある仕事といえます。ここでは、年齢を重ねたあとのキャリアの選択肢が気になる方に向けて、「クリニック経営」「フリーランス」「スクール講師」の道を紹介しますので、ぜひご一読ください。
アートメイク看護師としてのキャリアパスの一つが、クリニックの経営者です。経営者になるには、アートメイクの技術や顧客への接遇マナーと並行して、経営の知識を勉強しておくのが大切です。施術だけでなく、クリニックの方針に合わせたサービスの内容を企画・実行するといった裁量の大きな働き方ができます。
フリーランスのアートメイク看護師になれば、自分のライフスタイルに合わせて働けるので、仕事の内容や業務量を柔軟に調整できます。自分で施術1件ごとの単価を決められるので、契約を結ぶ医療機関の数や組み合わせによって、大きく収入を得ることも可能です
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フリーランス看護師の働き方とは?仕事内容やメリット、向いている人を解説
アートメイク看護師としての仕事にやりがいやメリットを感じる方は、アートメイクスクールの講師として、後任育成に励む道もあります。アートメイクスクール講師になるには、各スクールのホームページや求人サイトから講師の求人を探してみましょう。前職で指導経験やプリセプター経験がある方は、転職時にアピールしてみてください。
ここでは「アートメイク看護師になるには?」と悩んでいる人によくある質問を紹介します。
アートメイクは医療行為であり、医師法第十七条に反するためです。看護師資格なしで施術するのはもとより、たとえ看護師免許を保有していても、医師が常駐していなかったり、医師の指示のもとで施術をしなかったりするのはNGです。就職・転職の際は、安全性を考慮し、安心して働ける職場を選ぶようにしてください。
基本的な看護技術を身につけていれば、未経験者歓迎の求人への応募は可能です。長期勤続によるキャリア形成や吸収力の高さから、若い世代が有利になることも。ただし、看護師養成所を卒業してすぐの新卒者の場合、選考難易度が高いといえます。まずは病棟看護師として臨床経験を積み、適切なタイミングで美容クリニックへ転職をするのが一般的な流れです。
具体的には「最新情報や技術を勉強・習得し続ける必要がある」「施術や接客に対して責任を負う必要がある」といった点で大変に感じることが多いようです。「美容皮膚科の看護師は辛い?理由は?仕事内容やメリット・デメリットを解説」では、美容看護師が辛いと感じる理由を詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
アートメイク看護師に年齢制限はありません。年齢を重ねた後も、講師やスクール・クリニックの経営者をはじめ、さまざまなキャリアの選択肢があります。詳しくはこの記事の「アートメイク看護師が目指せるキャリアパス」も参考にしてみてください。
アートメイク看護師になるには、一般的な病院やクリニックの看護師として臨床経験を積んだのちに、美容クリニックへ転職するのが一般的です。看護師のなかには、アートメイクに関する知識や技術を学ぶためにアートメイクスクールへ入学する看護師もいます。アートメイク看護師として就職・転職する際は、教育プログラムが用意されていたり、専任講師が配置されていたりと、教育体制が充実している職場を選ぶと安心です。
アートメイク看護師には、デザインセンスや美容のトレンドを追う探求心、お客さまへの提案力といったスキルが求められます。アートメイク看護師には、クリニックの経営者やフリーランス、スクール講師など多彩なキャリアパスが広がっているため、「挑戦したい」と考える方も多いかもしれません。
しかし、アートメイクの転職市場は競争率も高いため、念入りな対策や準備が必要です。「自分のキャリアでアートメイク看護師に転職できるのか不安」という方もいるでしょう。
そうしたお悩みがある方は、レバウェル看護にご相談ください。
看護業界に詳しいキャリアアドバイザーが、丁寧なヒアリングで転職活動のアドバイスや希望条件に沿った求人をご紹介。アートメイク看護師を含め、自分のキャリアや向き不向きに合った求人を提案いたします。求人情報の取得はLINEやメールで好きなときに進められるため、ぜひお気軽にご相談ください。
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