
約2年半の産休・育休から職場復帰をして1年。私は現在、3歳の息子を育てながら看護師として働いている。
産休・育休中は本当に幸せだったし、お休みをしっかりくれた職場に感謝の気持ちもあったから、復帰後もそれはそれで楽しかった。
楽しかったけど…両立するうえでの問題もそれなりに見えてきた。
いや、問題と言うか…看護師(というかもはやエッセンシャルワーカーと呼ばれる職種)と育児との両立って、相性最悪なのでは!?
これね…本当に誰も悪くないの。私らママ看護師だって、一緒に働く職場の同僚たちだって悪くない。もちろん私たちの愛する子どもたちだって、誰も悪くないの。
だから…だから私たちママ看護師は悩み苦しむのだ。
まずは、両立で悩みがちなポイントを挙げてみる。
ママ看護師がまず悩むのが、保育園からの呼び出しや子どもの体調不良による急な休みだろう。「また休まなきゃ…」「職場に電話するの気が重いな…」と毎回憂鬱になる。

多くの場合、同僚は「大変だよね」と快く送り出してくれるけど(ありがたい…)、これを良しとしない上司や同僚がいると、一気に肩身が狭くなってしまう。
そもそも普段から、時短勤務や日勤のみのシフトでみんなより先に帰ることに対しても「仕事残ってるのに申し訳ないな…」と感じているのだ。
そんな中で、管理者クラスの人から冷たい対応をされると、仕事と育児の両立が一層ツラくなる。「あーー、嫌だな。辞めちゃおうかな」、そう思ってしまうくらい。
幸い私の場合は息子が丈夫で、これまで保育園からの呼び出しも1回、熱や感染症で休んだのも5日くらいだけど、体調を崩しやすかったり、保育園の洗礼とかで頻繁に休まなきゃいけなかったりするママ看護師もたくさんいる。彼女たちが肩身の狭い思いをしているのを見るたびに心が痛む。だって、子どもの病気での急な休みってサボりじゃないからね。
こんな言い方はしたくないが…正直ママ看護師の働きやすさって、職場環境にかなり左右されると思っている。
私のX(@siroyoshi88)を見てくれた人はご存知の通り、前年度は幸せにママ看護師ライフを送っていたのに、今年度は上司が変わってもうズタボロ(笑)。
私たちが「ママ看護師になる!」「看護師と育児を両立させる!」と決めた理由ってさ、もちろん生活のためもあるけど、それだけじゃなくて、社会と繋がっていたい、看護師として成長したい、そして何よりも子どもを幸せにしたいから。
でも、職場からしたらそんな理由は関係ないのだ。私なんて、息子の1歳半検診も3歳児検診も保育参観も「強制じゃないでしょ?」って上司(※子持ち)に言われて参加できなかった。
そんな世界で働いていると、上司の心無い言葉や態度に落ち込んで、イライラして子どもに当たってしまうこともある。それで自己嫌悪に陥って、「あー、私何してるんだろう。子どもの笑顔が見たいはずなのに…」と思う、そんな日々の繰り返し。
やっぱり、子育てに理解がない上司・同僚がいると、両立は一気に難しくなるって実感してる。
でも思い返してみると、働くママ看護師がこんなに大変だって、正直ずーっと知らなかった。
私は子どもがいなかった頃からママ看護師たちと一緒に仕事してたし、産後半年で復帰した同僚も見てきたけど、そのときは彼女たちが何を抱えているか、まるで知らなかった。
たとえば清潔ケアの最中に「ごめんなさい。胸が張っちゃって…搾乳してきて良い!?」って言われたとき、意味が分からず「えっ…どうぞ…」としか答えられなかった。夜勤明けに「子どもの運動会があって…先に帰って良い!?」とか「今日、授業参観で…」って焦る気持ちも分かってあげられてなかった。

なんなら正直、時短勤務は羨ましいとか、休みを取れて良いなくらいに思ってた。だって…そのときは、子どもがいる生活がどんなものか想像もできなかったから。
でも今、子どもを育てながら働く立場になって、やっと分かった。
ママ看護師たちが夜勤に積極的になれない理由。あの頃はピンと来なくて、「夜勤って子どもが寝てる間に働けるし、むしろ良くないか…?」なんて思ってた。でも今は、夜中に我が子が怖い夢を見て「マーマー!」って泣いて起きる姿を見たら、夜はやっぱり側にいてあげたいと強く思う。
「お休み取れて良いな…」なんて考えも、いやいやとんでもない。今の私が出す休み希望の9割は我が子のためのお休みで、自分のための休みなんてほぼ無いんだから。
それに、「時短勤務だと時間にゆとりがあるだろうなぁ」とも思ってたけど、想像以上に毎日慌ただしい。フルタイム時代は残業しても家でゴロゴロする時間があったのに、今は勤務時間が短くなってるにもかかわらず、帰宅後は家事と育児に追われそんな時間はまるでない。
あの頃は知らなかった世界がたくさんあるし、当事者にならないと分からないことが見えてきました。
というわけで、ママ看護師として、今すぐできる解決策は何か?を考えてみる。
大前提、理解してくれないタイプの上司だったら、そこは諦めるしかない(解決策になってない笑)。
ちなみに私の上司はまさにそのタイプで、「私は育休も時短勤務もほぼナシで働いてたわよ!」って面と向かって言ってくる。だから私はもう会話は最低限にして、自分の身を守ることに徹してます。
理解してほしいなんて期待すると自分が辛くなるだけなので。何か嫌な事を言われても、「そうなんですね!(それ、あなたの感想ですよね)」ぐらいに受け流す心構えを持ちましょう。
ちなみに以前、「よっしーさんの勤務時間がネック。もっと早く来てほしい(意訳)」って言われて「それを言う相手、私じゃないですよね?」って返したことがある。私は決められた勤務時間を選んで働いてるだけだから。文句があるなら、就業規則作った人とか人事を決めた人に言ってくれ。
あとはやっぱり、適度に手を抜く。家事も育児もさ、最低限で良いかなって。
私なんて水曜日あたりにはもうどうでも良くなって、我が子と近所の喫茶店や定食屋に行ってます。常連になりすぎて「いつもありがとうございます」って言われるし、定食屋では「今日も出汁巻き卵食べる?」って聞かれるよ。
料理するときも、野菜を刻むのが面倒ならサラダ用カット野菜を買って炒めるし、お肉は挽き肉を使うことが多い。包丁を使いたくないから(笑)。

保育園の連絡帳に書く「自宅での食事」欄には、しらすのふりかけを食べたらお魚を食べたことにしています。
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でも、やっぱり子どもを産んで育てながら働くと決めたのは自分。
「子どもがいるから!」って理由で、一緒に働くメンバーに負担を強いるのは違うとは思います。子育て経験がなくて時短勤務をよく思ってない同僚や、子育て中もフルタイムで働く同僚もいるから、感謝の気持ちはいつも忘れず伝えてます。「皆さんのおかげでどうにか働けてます」って、これが本心だしね。
そのおかげか、同僚たちからはいつもありがたい言葉をかけてもらえることが多くて、すごく救われてる…(上司や管理職の人はちょっとアレだけど)。
たとえば子どもの体調不良でのお休みで同僚に謝ったとき、誰一人として嫌な顔をせず、むしろ「体調不良のときにママー!って言ってくれるのも一瞬だよー」「早く帰りなー」「謝らなくて良いからお迎え行ってあげな!」って言ってくれて。
保育園の行事で休み希望出そうとしたら「年休じゃなくて特別休暇使えるよ!」って教えてくれたり。
私が子育てで嘆いたときも、先輩ママ看護師たちが口を揃えて「懐かしい」とか「たくさん抱っこしておきな」「今しか時短勤務はできないからね」て言ってくれて、「今だけなんだ!」を気付かせてくれたりもする。
感謝の気持ちもしっかり伝えることで、同僚とこういう関係を築けていることに救われています。
働くママ看護師とそれ以外の看護師との分断って、どうしても避けられないじゃん。
私、どっちの気持ちも分かるのよ。だって…ママ看護師が急に休むと、その穴埋めをする同僚の負担が本当に大きいから。辛いよね、私も辛かった。途中で帰るママ看護師の受け持ち患者を引き継ぐの、辛かったもん。
看護業界ってまだまだ女性社会で、部署ごとの勤務人数に偏りもあるじゃん!?
だからたとえば、理想論かもしれないけど、時短勤務者と夜勤免除者が同じ病棟に偏らない人員配置にするとか、もう少し改善されないかなぁ。
あと…管理職の人たちはもっと現場の看護師、特にママ看護師以外のスタッフに感謝を伝えてほしい。
看護部の偉い人たちの存在意義は分かるけど、現場が回るのって実際に看護にあたる看護師たちのおかげじゃん!?だから、「いつもありがとう」とか言ってほしい。「忙しくなるけどごめんね!ありがとうね」とか、ひと言の労いがあれば心持ちは全然違うと思う。
まだ子どもがいないとき、師長さんが「◯◯さんお休みだから、今日はよっしーさんが代わりに◯◯してね。仕方ないでしょ、人いないんだから」とか当たり前のように言ってくるのは本当に気分悪かった(笑)。
ママ看護師がお休みすることは仕方ないけど、人が足りないのは私のせいじゃないし、それを管理するのが管理職だろ!って思ってた。
結局、働くママ看護師の明暗を分けるのは職場環境にかかってる。だから、働くママ看護師がこの先も仕事を続けられるように、管理職がもっと人員調整を考えたり、心無い発言を控えたり、ママ看護師をサポートをしてくれている同僚たちに感謝の気持ちを持って接したりしてほしい。そう願いつつ、これからも3歳の息子の育児と、看護師を両立していきたい。
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