
新人看護師のボーナス額は本当に少ないのか気になる方もいるでしょう。看護師1年目は入職したばかりで勤務実績を積む前のため、ボーナスが満額支給されない場合もあります。この記事では、新人看護師の平均ボーナス額や支給事情を解説。看護師が将来的にボーナスをアップさせるための方法も紹介していますので、参考にしてみてください。
この項では、新卒で入職した1年目の新人看護師の平均ボーナス額を解説します。「看護師になって最初のボーナスは少ないって本当?」「看護師1年目のボーナスって皆このくらい?」と疑問に思っている方は、参考にご覧ください。
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、「経験年数0年」の新人看護師の年間賞与その他特別給与額(平均ボーナス)は、10万4,600円です。
| 年間賞与その他特別給与額(ボーナス) | |
| 経験年数0年 | 10万4,600円 |
参照:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査/職種(小分類)、性、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
ボーナスが、1年のうち2~3回に分けて支給される職場もあります。上記の金額は年間のボーナス額のため、1回分の支給額とは異なるとおさえておきましょう。
同調査より、「経験年数0年」の看護師・保健師・助産師の平均ボーナス比較は、以下にまとめたとおりです。
| 職種(経験年数0年) | 年間賞与その他特別給与額 |
| 看護師 | 10万4,600円 |
| 保健師 | 22万9,200円 |
| 助産師 | 13万2,700円 |
参照:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査/職種(小分類)、性、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
比較すると、新人の保健師の平均ボーナスは、看護師・助産師よりも高めなのが分かります。職場によってそれぞれのボーナス支給額は変わってきますが、保健師は公務員として働いている人が多い傾向にあることが関係しているでしょう。
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新人の看護師のボーナス支給は、2年目以降と異なる部分があります。ボーナスに関する基本情報とあわせて確認してみてください。
ボーナスが年2回の職場の場合、基本的に夏と冬に支給されます。1年目の新人看護師だと夏のボーナス時期(大体7月ごろ)はまだ勤務実績を積む前のため、寸志(少し・心持ち)程度の支給の傾向にあるようです。なかには、1年目の夏はボーナス支給なしの職場も。冬ボーナスは大体12月ごろで、1年目は半額〜満額が支給される職場が多いでしょう。
看護師のボーナス支給額の基準は、職場によって差がありますが、年間で基本給×3ヵ月分くらい(2年目以降は、夏に1.5ヵ月分、冬1.5ヵ月分のような形で支給)が一般的です。たとえば、基本給が20万円の看護師なら、1回のボーナス30万円で年間60万円という感じで支給されるでしょう。基本給が上がれば、基本的にボーナスも上がる仕組みです。
2025年現在の制度上では、ボーナスからも社会保険料や所得税が引かれるようになっています。そのため、ボーナスの手取りは額面よりも少なくなるでしょう。およその手取り額は、額面の8割程度で計算できます。経験年数0年目の看護師の平均ボーナス10万円を参考にすると、手取りは8万円くらいになるかもしれません。
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新人看護師が将来的にボーナスアップを目指すには、「キャリアを重ねる」「高待遇な職場に転職する」といった方法があります。
看護師は、経験年数を積み重ねるほど基本給が上がっていく傾向にあります。そのため、可能な限り看護師のキャリアを途切れさせずに経験年数を積むと、ボーナス額もアップしていくでしょう。
厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の経験年数ごとの平均ボーナスは以下のとおりです。
| 看護師の経験年数 | 年間賞与その他特別給与額 |
| 1~4年 | 69万7,600円 |
| 5~9年 | 79万3,200円 |
| 10~14年 | 90万2,100円 |
| 15年以上 | 99万8,300円 |
参照:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査/職種(小分類)、性、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
1~4年から5~9年になると平均ボーナスは10万円ほどアップしています。ボーナスは勤務実績に対して支給される報酬のため、同じ職場で長く勤続すると査定によってより高くアップしやすいかもしれません。
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国公立病院や大学病院は、ボーナス支給額が高めだといわれています。特に、公務員に準じた給与基準が適用される職場は高水準のようです。以下は、職場の規模(従業員数)別の看護師の平均ボーナスです。
| 職場の規模 | 年間賞与その他特別給与額 |
| 10~99人 | 64万7,200円 |
| 100~999人 | 73万8,200円 |
| 1000人以上 | 99万6,000円 |
参照:e-Stat「令和6年賃金構造基本統計調査/職種(小分類)、性、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
職場の規模が大きいほど、平均ボーナスは高い傾向になっています。それぞれの職場のボーナス基準や経営状態によっても異なりますが、転職の参考にしてみてください。
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ここでは、新人看護師のボーナスに関する疑問について、Q&A形式でお答えします。
1年目の夏ボーナスは寸志程度が一般的で、支給なしの職場もあります。3万円ほどの場合もあるでしょう。ボーナスからも所得税や社会保険料は引かれるので、手取りにすると3万円くらいだったという人もいるかもしれません。詳しくは、記事内の見出し「新人看護師の平均ボーナスは10万円ほど」を確認してみてください。
ボーナスは、簡単にいうと頑張りに対して支払われる報酬です。新卒は入職したばかりなので、職場にもよりますが比較的少なめになっています。2年目以降からは基本的に満額が支給されるので、職場のボーナス水準は2年目からを参考にすると良いでしょう。記事内の「新人看護師のボーナス事情」も参考にご覧ください。
新人看護師のボーナスは少なめの傾向になっています。厚生労働省の調査によると、経験年数0年の看護師の平均ボーナスは約10万円です。1年目は入職したばかりで勤務実績を積む前のため、夏ボーナスは寸志程度や支給なしの場合も。また、2025年現在の制度では、ボーナスからも社会保険料や所得税が差し引かれるため、「手取りが思ったよりも少ない」と感じる人もいるかもしれません。看護師は、経験を重ねると基本給アップに応じてボーナスも上がっていきやすいので、キャリアプランも踏まえて長い目でみていきましょう。
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