
「独身看護師の貯金額はどれくらい?」と疑問に思う方もいるでしょう。看護師さんに限ったデータではありませんが、単独世帯全体の貯蓄額の平均は270万円です。年齢によっても貯金している金額は異なるので、自分の年齢に応じた平均データをチェックしましょう。本記事では、単独世帯の貯蓄額をもとに、看護師さんの理想の貯金額をご提案。さらに、看護師さんにおすすめの節約・貯金術や収入アップの方法をご紹介します。
独身看護師の貯金額は、「ほとんどない」という方から「500万円以上」という方まで実にさまざまです。本記事では、独身看護師さんを含む単独世帯全体の貯蓄額を年齢別にご紹介します。「ほかの人の貯金額が気になる」という看護師さんは、自身の年齢帯の平均貯金額から、独身看護師のリアルな貯金額をイメージしてみましょう。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」では、単身世帯における金融資産の有無や預貯金の残高などの調査を実施しています。そのなかから、単身世帯の貯金に関わるデータを年齢別に表にまとめました。
| 世帯主の年齢 | 金融資産ありの割合 | 貯金なしの割合 | 預貯金の残高 |
| 全体 | 66.8% | 28.8% | 270万円 |
| 20代 | 61.0% | 25.1% | 88万円 |
| 30代 | 63.7% | 26.2% | 219万円 |
| 40代 | 64.3% | 39.8% | 689万円 |
| 50代 | 64.3% | 29.6% | 298万円 |
| 60代 | 71.2% | 30.4% | 272万円 |
引用:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)統計表の番号2」
調査によると、預貯金の残高は、20代が88万円、30代が219万円、40代が689万円と、年齢を重ねるにつれて上昇する傾向にあることが分かります。しかし、50代では298万円、60代では272万円と、50代以降の預金額は徐々に下がっていくことも分かりました。これは、年齢が上がるほど預金額は下がるものの、生命保険や株式、投資信託といった金融資産の保有額は上がっていることが関係していると考えられます。
同資料によると、単独世帯における年齢別の金融資産保有額は下記のとおりです。平均値と中央値をそれぞれ見ていきましょう。
| 世帯主の年齢 | 金融資産保有額の平均値 | 金融資産保有額の中央値 |
| 全体 | 1,614万円 | 500万円 |
| 20代 | 302万円 | 100万円 |
| 30代 | 965万円 | 294万円 |
| 40代 | 1,294万円 | 440万円 |
| 50代 | 1,675万円 | 675万円 |
| 60代 | 2,645万円 | 1,180万円 |
引用:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)統計表の番号3」
調査によると、金融資産保有額の平均値、中央値ともに年齢を重ねるほど高くなっていることが分かります。単独世帯の経済状況が気になる方は、預貯金だけでなく金融資産全体の状況を見ておくと今後の貯蓄についてイメージしやすくなるでしょう。
なお、「これからどれくらい貯金したら良いか考えたい」という独身看護師さんは、平均値ではなく中央値をチェックしておくのがおすすめです。平均値は調査した金融保有資産の合計を調査対象者数で割ったものになるため、保有する金融資産額が大きい人がいればその分引き上げられることもあります。一方、中央値は一番多い金額帯を示したもの。周りの単身世帯の方のリアルな貯蓄を知るヒントになるはずです。
出典
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和3年)」(2022年9月12日)
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独身看護師さんの理想の貯金額は、前述した単独世帯全体の貯蓄額の平均「270万円」と、金融資産保有額の中央値「500万円」を目安に考えると良いでしょう。
20代で働き始めたばかりの方は、いきなり270万円といわれてもピンとこないかもしれません。年齢が若いうちは収入も低い傾向があるので、いきなり大きな貯金を目指すのではなく、「まずは100万円」というように、少しずつ目標をクリアしていくのがおすすめです。
これから貯金を目指す独身看護師さんは、ライフイベントで必要になるお金についても考えておきましょう。
もちろん、すべての方に上記のような事柄が当てはまるわけではありません。それぞれの目的に合った金額を貯金しておくことが大切といえるでしょう。
厚生労働省の「職業情報提供サイト(日本版O-NET):看護師」によると、2021年度における看護師の平均年収は、498.6万円です。地域別では、下記のようになっています。
| 地域 | 平均年収 | 手取り年収(年収×0.8) |
| 全国 | 498.6万円 | 約399万円 |
| 東京都 | 541.6万円 | 約433万円 |
| 神奈川県 | 515.2万円 | 約412万円 |
| 埼玉県 | 515.8万円 | 約413万円 |
| 茨城県 | 472.6万円 | 約378万円 |
| 長野県 | 471.5万円 | 約377万円 |
| 大阪府 | 522万円 | 約418万円 |
| 京都府 | 514.8万円 | 約412万円 |
| 広島県 | 489.7万円 | 約392万円 |
参考:厚生労働省の「職業情報提供サイト(日本版O-NET):看護師」
看護師の平均年収は、東京都や大阪府といった大都市では全国平均よりも高い傾向があります。しかし、都心部から少し離れると平均年収がやや下がる傾向にあるようです。
また、平均年収の8割を手取り年収とすると、表の右側のような金額になります。手取りは、額面上の給与額から税金や保険料を引いた実際に手元に入る金額です。貯金を検討中の独身看護師さんは、表の平均年収・手取りと実際の給与を比べてみると良いでしょう。
出典
厚生労働省「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」(2022年9月12日)
前述した平均年収や手取りと比べて、「今の給料では貯金ができないかも…」と感じた独身看護師の方は、節約や収入アップを図ってみることをおすすめします。もし、今の収入で貯金が思うように進まない場合は、考え方を変えることで貯金ができるようになるかもしれません。次項では、独身看護師の方へおすすめの節約&貯金術をご紹介しています。興味のある方は、ぜひチェックしてみましょう。
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ここでは、独身看護師の方におすすめの節約方法や貯金術をご紹介いたします。「思うように貯金ができない…」「目標金額まで貯金したい」という看護師さんは、下記の内容を参考に節約または貯金をしてみてください。
看護師さんのなかには、「毎月の給与明細は見るけど出ていくお金はあまり気にしていない…」という方もいるでしょう。節約や貯金を考える際は、毎月の収支を確認することが大切です。家計簿をつけることで、余計な支出を見つけやすくなります。最近は、スマホで簡単に管理できる家計簿アプリもあるようです。自分の管理しやすい方法で良いので、毎月の収支を客観的にチェックしてみましょう。
貯金ができないことにお悩みの独身看護師の方は、固定費を見直すのも効果的です。固定費とは、スマホ代やサブスクリプションの料金、医療保険料といった、毎月決まって支払っている費用のこと。スマホの契約を格安SIMにしたり、使用頻度の低い定期購入サービスなどを解約したりするなど、カットできる費用がないか考えてみましょう。余裕があれば、家賃や医療保険料などの固定費を見直すことで、大きなコストカットにつながる場合もあります。
普段、浪費している事柄があれば、それを少し我慢してその分を貯金してみるのも方法の一つです。たとえば、「外食が多いなら自炊してみる」「タクシーを使うなら運賃の安い電車やバスを使ってみる」など、できそうなものから節約の意識を持ってみましょう。少額でもコツコツ積み重ねれば、1年後にはまとまった貯金になっているかもしれません。
「なんとなく貯金をしている」という独身看護師さんは、より効率良く貯金を進めるために年間・毎月の目標金額を設定してみることをおすすめします。「なんとなく」というアバウトな貯蓄方法では、いつどれくらいの貯金額になるかをイメージしにくいもの。「1年でいくら貯めたいから毎月いくら貯金しよう」というように、年間・毎月の目標額を決めておくと良いでしょう。
「給料が振り込まれると、ついつい全部使ってしまう」という独身看護師の方には、先取り貯金という方法がおすすめです。毎月お給料が振り込まれたら、一定額を定期預金に移して使わないようにするなど、一定額を必ず貯める仕組みをつくってしまいましょう。先に貯金をしてしまえば、あとは残ったお金で生活することになります。もちろん、生活できないほどの金額を先取り貯金することはできないので、生活費を差し引いた金額を設定するのがポイントです。
「できるだけ早く目標金額を貯金したい」と考える独身看護師の方は、「収入アップ」の観点から貯金を増やせないか考えてみましょう。
日勤常勤の看護師さんは、夜勤を含めた勤務を検討してみましょう。夜勤に入れば夜勤手当がつくので、その分収入アップが期待できます。日本看護協会の「2020年 病院看護実態調査 報告書(P19)」によると、夜勤手当の平均額は、三交代制の準夜勤の場合で4,154円、深夜勤で5,122円でした。また、二交代制の場合は、夜勤手当が平均11,286円となっています。出勤日数が同じでも、夜勤手当が付き収入アップにつながるため、効率良く稼ぐことができるでしょう。
出典
日本看護協会「2020 年 病院看護実態調査 報告書(P19)」(2022年9月12日)
今の職場でダブルワークが禁止されていなければ、副業を始めるのも方法の一つです。たとえば、「看護師の夜勤バイト」を探して月に数回程度入れば、働いた分収入アップを図れます。看護師の夜勤バイトの相場は、1回1万円代~3万円代と幅広いのが特徴です。「寝当直」のような、仮眠や休憩時間の多い宿直の仕事もあるので、探してみると良いでしょう。ただし、職場によって副業が禁止されている場合はダブルワークができないので、注意してください。
「給料が相場よりも低い」「夜勤に入りたいけど断られた」など、今の職場に不満がある場合は、条件の良い職場へ転職する方法もあります。自分でいろいろと工夫してみても、収入アップにつながらないのは、職場に原因がある可能性が高いでしょう。手当が充実していたり、多様な働き方に対応していたりする職場に転職することで、収入アップはもちろん、キャリアアップにつながります。
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独身看護師を含めた単独世帯の貯金額の平均は、270万円というデータがあります。とはいえ、年齢によって貯金額が異なるほか、金融資産の保有状況は人それぞれ違うため、自分なりの目標を持って貯蓄していくことが理想といえるでしょう。
貯金を成功させるには、家計簿をつけたり、無駄な出費を抑えたりするといった節約がある程度有効です。「いつまでに○○万円貯金する」のような具体的な目標を少しずつクリアしていくことで、理想の貯金額を目指せるでしょう。
「思うように貯金が進まない」「今の収入では貯金は厳しそうだ」という看護師の方は、看護業界に特化した転職エージェントレバウェル看護にご相談ください。レバウェル看護では、専任のキャリアアドバイザーが将来のキャリアビジョンや転職先に求める条件について丁寧にヒアリングしたうえで、ぴったりの求人をご紹介いたします。サービスの一環として、応募書類作成のノウハウや面接でのアピールポイントなどをアドバイスするので、転職成功の可能性をぐっと引き上げることが可能です。興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。
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