仕事
2022.9.8
訪問看護の面接を初めて受ける人は、どのような点に気をつければ良いか、何を聞かれるのかと不安に思うでしょう。注意点や質問内容を事前にある程度把握できれば、当日自信を持って面接に臨めます。
本記事では、訪問看護の面接を受ける際のポイントや、採用担当者からよく聞かれる質問を紹介します。面接の最後に設けられる「逆質問」の機会に聞きたい内容にも言及するので、ぜひ参考にしてください。
はじめに、訪問看護の面接を受ける際のポイントを紹介します。
応募先の訪問看護の理念・方針を事前に調べておくことが大切です。一口に訪問看護といっても、母体となる企業や医療法人によってその性格は異なります。具体的なサービス内容や求める人物像、大まかな給与額などを把握しておけば、入職後のミスマッチが防げるでしょう。
訪問看護への転職が初めての人は、面接前に仕事内容への理解を深めておいてください。訪問看護では、医療機関での業務とは異なる点が多くあります。たとえば、病院では院内設備を使って患者のケアをするのに対し、訪問看護では各家庭にある物で代用することがある…などです。
サービス業である訪問看護では、自然な笑顔と明るい雰囲気も重視されます。面接という緊張する場だからこそ、意識的に笑顔を作るようにしましょう。また、明るい雰囲気を出すには、一語一語を明瞭に発音して話すのが効果的です。
面接場所には時間に余裕を持って到着するようにします。訪問看護ステーションによっては、目立つ看板がなかったり、分かりにくい場所に立地していたりすることも。前日に面接場所の地図をよく確認しておくことが、遅刻しないためのマナーです。
面接に着ていく服装に迷ったら、スーツを選ぶのが無難です。夏であってもジャケットを着れば、面接官に「しっかりした人」という印象を与えられます。
スーツ以外でも問題ありませんが、その場合も清潔感・TPO重視で服装を選びましょう。訪問看護師は患者宅で業務にあたるため、相手に好感を与える身だしなみが大事になります。
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続いて、訪問看護の面接でよく聞かれる質問を挙げます。
面接では、訪問看護師を目指す理由を聞かれる可能性が高いと考えられます。病院や施設の業務内容との違いを踏まえ、訪問看護ならではの動機を伝えることが重要です。「病院に通えない人や自宅療養を希望する人にも、高品質の看護を提供したいから」などが動機として適切でしょう。
面接でほぼ必ず聞かれる質問が、その事業所に応募した理由です。面接官は応募者の志望動機の内容で、事業所とのマッチング度を判断する傾向にあります。事業所の理念・方針を理解し、それらに合わせた志望動機を伝えれば、意欲の高さがアピールできるでしょう。
看護師として勤務した年数も、面接で重視される要素の一つ。訪問看護では基本的に1人で患者を診るため、経験豊富でスキルが身についた看護師が重宝されやすいようです。
訪問看護の仕事に活かせる業務経験の有無も聞かれる可能性があります。
「毎日患者の体調のわずかな変化も見逃さないよう気をつけていた」「長期にわたって1人の患者と向き合い、症状を少しずつ改善していった」といった経験が評価につながりそうです。
24時間体制の訪問看護ステーションでは、オンコール対応が可能かどうかも確認されます。オンコール対応可の場合は、自宅からの移動手段とかかる時間もあわせて聞かれるでしょう。
前職を辞めた理由も、面接官が確認したいポイントです。職員の早期離職はできるだけ避けたいので、退職理由を通じて「すぐに辞める可能性がないか」を慎重に判断します。
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面接の最後に、応募者が疑問点を聞くことができる「逆質問」。ここでは、訪問看護の面接で聞いておきたい逆質問を見ていきましょう。
逆質問は自分の意欲を示せる機会です。「入職するまでに学んでおくと良いことは?」「院内勉強会・外部研修会に参加する機会はありますか?」などが、意欲を伝える逆質問になります。こうした逆質問をすれば、向上心がある看護師だとみなされるでしょう。
「1日の勤務スケジュール例を教えてください」のような逆質問も効果的。1日の仕事の流れが分かれば、入職後の働き方がイメージしやすくなるためです。
スタッフの平均年齢や経験年数は、事業所の雰囲気をイメージするのに役立つ情報です。平均年齢が20代前半と低ければ、「風通しが良さそう」「長く働く人は少ない?」といった推測ができます。
事業所の忙しさを知っておきたい人は、スタッフの人数を質問してみましょう。もし人数が極端に少なければ、「人手が足りていない=訪問件数が増えて大変そう」というように、あらかじめ覚悟できます。
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最後に、訪問看護の面接で避けた方が良い逆質問を紹介します。
事前に調べれば分かる内容を質問するのはNGです。「面接を受けるのに事業所のWebサイトやパンフレットを読んでいない、やる気がない人」と思われてしまう恐れがあります。
面接官によっては、待遇面の質問をネガティブに捉えることがあります。たとえば、残業の頻度や休日数、給与額などです。待遇面で確認が必要な点は、他の逆質問をした後で聞くよう配慮しましょう。
直接的な表現を避けて聞くのも良い方法です。残業実態を知りたい場合、「在籍中の方は何時ごろに退勤されますか?」のような聞き方であれば、ネガティブな印象を持たれにくいと考えられます。
質問があるか聞かれたとき、「特に聞きたいことはありません」と答えるのもNG。逆質問は意欲を示す機会でもあるので、何も聞くことがないと志望度が低いとみなされます。
用意していた質問の答えを面接官が先に説明してくれた場合は、「〇〇についてお聞きしようと思っていたのですが、先ほど丁寧にご説明いただいたので解決しました。ありがとうございます」といいましょう。
なお、面接での受け答えに自信がない人は、転職支援サービスを利用するのも手です。「レバウェル看護」では、選考前にキャリアアドバイザーから面接対策や履歴書添削といったサービスを受けられます。面接日の調整や条件面の交渉を代行するなど、細やかなサポートも充実。ぜひお気軽にご相談ください。
訪問看護の面接には、病院や施設などとの業務内容の違いを把握したうえで臨むのがコツです。清潔感と明るい雰囲気を意識し、「ここで働かせて欲しい」という意欲が伝わる志望理由を述べましょう。
「レバウェル看護」を使うと、より詳しく話を聞くことができます。どんな転職先があるのか等も事前に知ることができます。
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