
看護師としてある程度経験を積んできた方の中には、自分の年収が平均的かどうか気になる方もいるのではないでしょうか。10年目はベテラン看護師ともいわれる年数であり、一般的に年収も上がるイメージを持つ方も多いはずです。この記事では、看護師10年目の平均年収について、男女別も合わせて紹介します。また、年収について抱えやすい悩みや、収入アップの方法も解説。ぜひご一読ください。
看護師10年目の平均年収は、約492万円です。レバウェル看護が独自で収集した看護師7〜10年目の月給とボーナスを基に算出した額になるため、10年目看護師の年収相場として参考にしてください。
| 看護師7~10年目の平均月給 | 看護師7~10年目の平均ボーナス | 看護師7~10年目の平均年収 |
| 34万8,158円 | 74万9,337円 | 492万7,233円 |
※2024年3月調査時点のデータです。月給やボーナスは、転職時期や入職タイミングなどによっても異なります。
厚生労働省の「看護師」によると、看護師全体の年収は約508万円なので、「10年目はもっと高いと思っていた」と感じる人もいるでしょう。10年目の看護師は、人によってライフステージの変化があり、給与に変動のある年代なのかもしれません。
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ここでは、看護師10年目の年収を男女別で紹介します。厚生労働省のデータを基に、看護師10年目あたりに該当する30〜34歳の平均年収を算出しました。
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男性看護師30~34歳の平均年収 |
女性看護師30~34歳の平均年収 |
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約515万円 |
約481万円 |
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和5年賃金構造基本統計調査職種(特掲)、性、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」
10年目の年収は、男性の方が35万円近く高いことが分かり、月収にすると約2万8,000円の差になります。看護師10年目にあたる30代前半は、女性看護師の場合妊娠や出産などを経験する方も。「夜勤ありから日勤メインに変える」「非常勤の職場へ転職する」といった理由から、収入が下がる時期ともいえます。
看護師10年目の平均年収は約492万円という結果でしたが、ここでは15年目・20年目と比較しています。「長く働き続けるとどのくらい年収に変化があるの?」と気になる方は、チェックしてみましょう。
| 看護師7~10年目の平均年収 | 看護師11~15年目の平均年収 | 看護師16~20年目の平均年収 |
| 約492万円 | 約454万円 | 約554万円 |
※レバウェル看護が独自で収集した2024年3月調査時点のデータになります。
看護師11年目〜15年目の年収は、7〜10年目と比較すると減少傾向にあるようです。10年目よりも年齢が上がり、仕事だけに専念するというより、プライベートも重視した働き方に変える方が増えるのかもしれません。
しかし、16年目以上になると役職に就く看護師が多くなることもあり、一気に年収アップします。
10年目の看護師は、「思っていたよりも給与が上がらない」「子育てがあり夜勤に入れず収入が減った」といった悩みを抱えやすいようです。以下で詳しく解説しているので、ご一読ください。
仕事を始めて10年目は社会人として業務経験が豊富な印象もあり、「年収も大幅に上がるのでは」と思う方も多いでしょう。しかし、昇給率やボーナスの増え方などは、勤務先ごとに異なります。特に仕事内容や役割に変化がない職場の場合、基本給が多少上がっても、大きく給与アップはしにくいといえます。
また、准看護師の場合、どうしても正看護師より給与は低めのため、経験を積んでも周りの看護師と比べて年収に差を感じてしまうでしょう。
先述したように、看護師10年目は30代前半に該当し、引っ越しや結婚、子育てなどの理由で勤務日や夜勤回数を減らす人もいるはずです。夜勤や勤務時間、日数が減ることで、深夜の割増賃金や手当、賞与に影響する可能性もあるでしょう。「収入は維持したいけど現状の生活だと夜勤は難しい」と、ストレスを感じるかもしれません。
看護師10年目はベテラン看護師と捉えられることが多く、業務範囲や責任が増える時期といえます。働く中でどのような変化を感じやすいのか把握したい方は、以下をご確認ください。
10年目の看護師は、新人教育や現場をまとめる役割を担うことが増えるでしょう。これまでの実績や経験が評価され、看護主任に就く可能性も。看護主任になると看護師長の補佐や業務調整、職場環境の改善など仕事の幅が広がります。
やりがいを感じられる一方、看護師の性格や仕事への取り組み方によっては、「管理職として働く自信がない」「患者さまのケアだけに集中したい」と不安になるかもしれません。
看護師は夜勤や身体介護、緊急時の対応など、比較的ハードな業務が多い職業です。10年続けてきたことで、同じように夜勤や残業をこなしても、徐々に体力的な負担を感じる方もいるでしょう。具体的には、「疲れが抜けにくい」「腰痛や肩の痛みがある」「体調を崩しやすくなった」などが挙げられます。あまりにも体力的にきびしいと、転職を検討するきっかけにもなります。
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ここでは年収アップを望む看護師に向けて、転職した方が良い状況を紹介します。「今の職場ではなかなか給与が上がらない…」と不安な方は、転職するタイミングの参考にしてください。
仕事量や責任が増えても、一向に基本給やボーナス額が上がらない職場は、転職を考えても良いかもしれません。このような職場は経営状況が安定しない可能性もあり、年度によってボーナスが下がることも考えられます。
また、明らかに平均より給与が低かったり、サービス残業が多かったりする就業先は、今後待遇面で期待するのは難しいでしょう。
「すでに管理職が多く在籍している」「小規模な職場なので明確な役職がない」といった場合、役職手当を得て年収アップを望むのはハードルが高いといえます。また、病院の方針によっては数年単位で別部署へ異動になり、十分な経験が積めず管理職になりにくい場合もあるでしょう。
どれだけ熱心に業務へ取り組んでもキャリアアップが叶わず、給与にも反映されないと不満が募ってしまうものです。モチベーションが下がる前に転職することをおすすめします。
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看護師経験10年目の方が今後年収アップを目指すには、夜勤回数を増やしたり、待遇面の良い職場へ転職したりすることをおすすめします。今の給与に不満を感じている方は、参考にしましょう。
一般的に勤続年数を重ねるにつれて昇給する職場は多く、同じ職場で長く働くことで年収も上がる傾向にあります。勤務歴が長いと、就業先の方針や業務内容も深く理解できるため、職場からは看護スキルや貢献度の高さが評価されるはずです。上司から信頼されて任される役割や仕事も増えることで、看護師の給料も上がっていくでしょう。
レバウェル看護のデータによると、日勤のみの看護師の平均年収が約417万円であるのに対し、夜勤ありの看護師は約490万円という結果です。夜勤ありの場合、平均年収は約73万円高いことが分かります。
| 日勤のみの平均年収 | 夜勤ありの平均年収 | 夜勤専従の平均年収 |
| 約417万円 | 約490万円 | 約589万円 |
※レバウェル看護が独自で収集した2024年3月調査時点のデータになります。
夜勤専従は夜間のみの勤務になるため、「日中に自由な時間が欲しい」「役職に就くより収入を重視している」といった方におすすめです。
日本看護協会の「2023年病院看護実態調査 報告書(P.31)」を参考にすると、夜勤手当の平均は2交替制で1万1,368円。2交替制の夜勤平均回数は5回前後のため、月に5万〜5万6,000円ほどの手当を得られます。現在日勤メインの方は、まず夜勤に数回入る働き方に変えるだけで、収入アップを目指せますよ。
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首都圏をはじめとする比較的大きな都市では、看護師の給与水準が高いようです。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」を参考に、年収が高めな都道府県をまとめました。
| 都道府県 | 看護師の年収 |
| 全国平均 | 約488万円 |
| 東京都 | 約522万円 |
| 埼玉県 | 約494万円 |
| 神奈川県 | 約511万円 |
| 愛知県 | 約522万円 |
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)「令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 提供分類3 都道府県別」
大都市は人口が多く、患者数が多いため病院の収益も高いことが考えられます。そのため、看護師の待遇面が手厚いようです。また、給与水準が高い好条件の職場は、手当や休暇制度といった福利厚生も充実しているでしょう。
大学病院や総合病院など、規模の大きい職場は運営基盤が安定していることもあり、看護師も収入アップが狙いやすいといえます。大きな病院は透析室や救命センター、ICUといった専門スキルを求められる部署が多く、基本給が高めであったり、独自の手当が支給されたりする場合が多いでしょう。また長く勤務することで、看護師長をはじめとする管理職も目指せますよ。
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看護師10年目の平均年収は、約492万円です。10年目になると、仕事量や役割が増えるものの、職場によってはなかなか給与アップしない、役職に就けないといった悩みを抱える方もいるようです。10年目の看護師がこれから年収アップを叶える方法には、「給与水準の高い職場で働く」「夜勤回数を増やす」「規模の大きな病院へ転職する」などがあります。これからのキャリアプランもふまえ、自分に合った年収アップの方法を考えることが大切です。
しかし、実際に10年目で年収アップを目指した転職をする場合、「希望条件に近い職場を自身で見つけられるかは分からない」と不安に感じる方もいるでしょう。
転職に悩んだ際は、看護師専門の転職支援サービスである「レバウェル看護」にご相談ください。複数の求人の中から、経験や実績、適性もふまえて条件に合った職場を紹介することが可能です。また、レバウェル看護のキャリアアドバイザーが、前職の年収を参考に条件交渉も行います。
丁寧に一人ひとりの経験や適性、キャリアプランをお聞きしたうえで求人を紹介しますので、納得のいく転職が叶いますよ。
ここでは、看護師10年目の年収についてよくある質問をQ&A方式で紹介します。
手取り額は社会保険料や税金を差し引いた、約8割が目安といわれています。そのため、看護師10年目の年収手取り額は、約393万円です。あくまでも目安ですので、「役職に就いている」「勤務先の基本給が高い」という看護師の場合は、さらに高くなります。看護師の手取り額については、「手取り30万円を目指す看護師さん必見!給料が高い求人を見分けるポイント」の記事をご覧ください。
この記事の「看護師15年目・20年目との年収差」でお伝えしたように、看護師16〜20年目で平均年収が約554万円のため、年収1000万円は簡単に目指せる額ではないでしょう。ただし、夜勤専従として勤務したり、規模の大きな病院で働いたりすることで着実に近づけますよ。また、空いた時間で副業をして副収入を得るといった方法で、年収アップすることも可能です。
看護師の基本給は、経験年数が増えるにつれて基本的には上がる傾向にあります。厚生労働省の調査に記載された所定内給与額を参考にすると、正確な基本給のデータではないものの看護経験5~9年は約30万円、10~14年は約31万円、15年以上は約34万円という結果です。基本給は給与のべースとなる部分のため、転職の際にチェックしておくと良いでしょう。
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