
看護師が学士(看護学)を持つメリットについて知りたい人もいるのではないでしょうか。看護師の学士を取得することで、給与アップやキャリアの選択肢が広がる可能性があります。最短1年で学位に必要な単位を取れる通信制の大学もあり、看護師として働きながらでも学士の取得が可能です。この記事では、学位を取る方法やメリットについて解説しますので、学士の取得を検討している看護師の方はぜひご覧ください。
「学校教育法第百四条」によると、「学士」は大学を卒業したものに与えられる学位を指します。看護師における学士とは、大学の医学部看護学科や看護学部を卒業すると得られ、学士(看護学)と表記されるのが一般的です。
なお、「学位」は短期大学や大学、大学院といった学校を卒業したときに得られる称号のことで、修了した課程によって「修士」や「博士」など呼び方が異なります。
看護師が学士を持っていると、キャリアアップや給与アップを目指せる場合があります。ここでは、看護師が学士を取得するメリットについて詳しく見ていきましょう。
職場によっては学士を取得することで給料が上がる可能性があります。ただし、看護師の学士を持っているからといって必ず待遇アップしてもらえるとは限りません。
学位に応じて給与が変動するかどうかは、給与規定や職場への確認が必要です。学位が給与額に直結しなくても、学士を取得する過程で得た知識や意欲が仕事への評価につながる場合もあるでしょう。
学士を取得すると、看護師のキャリアアップに活かせる場合があります。たとえば、「専門看護師」や「認定看護管理者」などの修士以上の学位が必要とされる課程を目指すには、学士を取得していることが条件です。
また、看護系大学の教員を目指す方や、特定の看護分野のスペシャリストになるために大学院で研究したいなど、キャリアの幅が広がりやすくなります。
看護師が学士を持っていると、転職先の選択肢が広がったり、キャリアチェンジに役立ったりなどのメリットを得られる可能性があります。企業の看護師や管理職として転職する場合など、大卒が優遇されやすい職場もあるかもしれません。また、海外で看護師として働くことをお考えの場合、各国の条件によっては学位が有利になることがあるようです。
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ここでは看護師の学士を取得する方法をご紹介します。どちらの方法で学位を取るのが自分に適しているかチェックしてみてください。
現在、看護学生の場合は、看護師の学位を取得できる大学や学部編入する方法があります。3年次編入が一般的ですが、2年次編入を実施している大学もあるようです。募集定員は、いずれの大学も若干名~10名となっています。
また、地域学専攻や助産学専攻のある看護系の大学の中には、保健師や助産師といった専門資格に加え、学士(看護学)が最短1年で取れる場合もあります。
学士(看護学)コースのある通信制の大学でも、学位の取得が可能です。働きながら学位の取得を目指す看護師にとって、オンライン形式で講義が受けられるのは大きな魅力でしょう。要件を満たせば最短1年で、学士の取得が目指せます。
大学によっては、講師から対面で講義を受けられる「スクーリング」と呼ばれる授業もあるようです。疑問点を直接解決でき、同じ目標に向かう仲間と一緒に学ぶことでモチベーションアップにつながるでしょう。
ここでは、通信制で看護師の学士を取るまでの主な流れをご紹介します。専門学校や短期大学を卒業した看護師で、学位取得を考えている方は参考にしてみてください。
通信制の大学で、学士の申請に必要な単位を修得します。大学改革支援・学位授与機構の「新しい学士への途 学位授与申請案内(p10)」によると、3年制の短期大学や専門学校を卒業した看護師は「第2区分」に該当します。また、2年制の短期大学や専門学校の場合は「第1区分」です。学士の申請に必要な単位数や学修年限は区分によって異なるため、自分の最終学歴に応じた取得要件を確認してください。
学位授与機構を利用して学士を申請する際は、学修成果をレポート形式で提出することが必要です。レポートは、看護学に関する学修成果をまとめたもので、学士の学位にふさわしいと判断される内容でなければなりません。
レポートの提出後は、必要な書類を準備したうえで学位の申請に進みます。大学改革支援・学位授与機構の「新しい学士への途 学位授与申請案内(p4)」によると、申請は年に2回実施されているようです。
学位授与の申請後に、小論文や面接形式での試験を受けます。レポートにて学習成果を提出した場合は90分間の小論文形式となり、レポートのテーマに沿った内容に関するものが出題されるようです。試験後に行われる審査で合格すれば、学士(看護学)の学位が授与されます。
仕事と学位の取得を両立するには、スケジュールの検討やかかる費用を事前に調べたうえで進めていくことが必要です。ここでは、看護師として働きながら学士の取得を目指すポイントをご紹介します。
最終学歴によって異なりますが、学士(看護学)の取得にかかる期間は最短で1年です。大学に編入して学士を取る場合には、2年以上かかる場合があります。
現在の職場で働きながら学士を取る予定の方は、大学の講義と仕事のスケジュール管理に無理はないかを確認しておきましょう。
学士取得に必要な費用の見込みも調べておきましょう。通信制大学で学ぶのにかかる費用の目安は、入学金や授業料、教材費などを合わせて年間30万〜50万円ほど想定しておくと良いでしょう。
一時的にかかる費用を抑えたい看護師は、学士取得に関する助成金や奨学金制度を利用するのも手です。たとえば、日本学生支援機構では、要件を満たす大学入学予定者に対して給付型や貸与型といった奨学金制度を用意しています。
学士が取れるまで最短でも1年はかかるため、職場に事前に相談しておくことが必要です。状況によっては、勤務時間や業務量を調整してもらうなどの対応も必要になるかもしれません。そのため、学士取得に対して職場からの理解が得られそうにない場合は、転職を視野に入れるのも選択肢の一つです。レバウェル看護では、取得に理解のある求人をご提案できるので、働きながら学士を取得したい看護師の方は、ぜひチェックしてください。
ここでは、看護師の学士を活かせるキャリア例を2つご紹介します。
専門看護師とは、「日本看護協会」による認定資格で、専門分野で高度な看護スキルを持つと認められた看護師を指します。
専門看護師になるには、専門看護師のコースがある看護系大学院で修士課程を修めることが必要です。看護系大学院への進学には、基本的に学士を持っていることが条件に含まれるため、学士を取得しておくと専門看護師の目標に早く近づけるでしょう。
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学士を取得すると、看護学校の教員の一つである「専任教員」も目指せます。専任教員は、看護師養成所において学生の教育や指導にあたります。
専任教員になるには通常5年以上の実務経験が必要ですが、大学や大学院で教育に関する科目を履修して卒業している場合は、3年の実務経験で目指すことが可能です。
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ここでは、学士の取得を目指す看護師によくある質問にQ&A形式でお答えしていきます。
「看護師の学士とは」でも述べたとおり、看護師は看護師国家試験に合格し、看護師免許を与えられた職業です。一方で、看護学士とは、大学の看護学部を卒業したものに与えられる学位を指します。たとえ看護学士を持っていたとしても、看護師免許を保有していなければ、看護師としての業務を実践することはできません。
看護師が学士を取得するには、学士の取得に対応している大学で必要な単位を取得し、学位を得る必要があります。通信制の大学の中には、最短1年で学士(看護学)の取得ができるところもあるようです。学士取得までの詳しい流れは、本記事の「通信制で看護師の学士を取る3ステップ」をご参照ください。
働きながら学士の単位取得に必要な勉強時間を確保しなければならないため、大変に感じる方は多いかもしれません。業務量やシフトの調整が必要な場合もあるでしょう。職場の理解を得ておくことも大切です。働きながら学位の取得を目指す方は「看護師が働きながら学士の学位を取るポイント」もご覧ください。
看護師が学士(看護学)を持つメリットには、給与アップやキャリアの選択肢が広がるなどが挙げられます。学士は、4年制大学の看護学部を卒業した場合に授与される学位ですが、現在看護師として働いている方も要件を満たせば、通信制で最短1年で学士の取得が可能です。
しかし、働きながら学位を取るには職場の理解を得ることが必要であり「今の職場では勉強時間の確保やスケジュール調整が難しそう…」と悩んでいる方もいるかもしれません。
キャリアや今の職場の悩みを聞いて欲しいという方は、レバウェル看護に相談してみませんか。アドバイザーが状況をヒアリングしたうえで、最善の解決方法や希望に沿った求人をご提案します。
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