
「今の職場に悩みがあり転職したいけど、年収や給料が下がるのが不安」という看護師さんはいるでしょう。看護師さんの給料は夜勤手当などの諸手当の割合が大きいため、転職先の勤務時間によっては年収や給与が下がってしまうケースがあります。この記事では、給料アップが期待できる看護師の転職先や、転職時の給料交渉のコツも解説。後悔しない転職のポイントも説明しているので、転職を検討中の方は参考にしてみてください。
明らかに給料が低い病院からの転職の場合、年収や給料が上がることがありますが、「転職して給料が上がった」という看護師さんは少ないようです。看護師の給与は夜勤手当や深夜手当といった手当の割合が多いため、夜勤や残業が少ない職場へ転職すると支給される手当が減り、年収や給料が下がることが多々あります。また、経験年数が長い看護師さんは、夜勤や時間外労働の少ない職場へ転職する傾向があるので「看護師の転職は年収が下がる」という声が多くなるのでしょう。
転職の際は、「給料水準が高い病院」や「管理職採用」の看護求人を中心に探すことで、給料アップが期待できます。まだ具体的に転職の意思が決まっていない段階でも、まずは高給与が見込める求人情報を見てみるだけでも転職するかどうか考える参考になるでしょう。
下記からは、給料アップが見込める看護師の転職先を紹介しているので、参考にしてみてください。また、「看護師の管理職の役割とは?役職ごとの仕事内容や年収、働くメリットを解説」の記事の「看護師が管理職になるには転職も一つの方法」では、管理職に転職する方法を解説しています。合わせてご覧ください。
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看護師長の平均年収は?管理職以外との給料の違いや仕事内容も解説
看護師の給料の相場はどのくらい?働き方による差を知ろう
「忙しくて求人情報を見ている暇がない」「転職のための準備が面倒くさい」という方はぜひ、レバウェル看護をご利用ください。各職場に詳しいアドバイザーが、あなたの希望や適性に合った求人をおすすめします。
運営母体や病院の規模、支給される手当によっては転職後に給料が上がることがあります。転職を考えている看護師さんは、下記を参考に求人を探してみてください。
病院の運営母体によって、平均給与は異なります。日本看護協会の「2023年病院看護実態調査報告書(p126)」によると、平均基本給与額が多いのは、「会社」の27万8,521円。平均税込給与総額は、「私立学校法人」の36万9,216円とあります。また、国立・公立病院も安定した給与を得られる傾向にあるようです。
【設置主体別・勤続10年・31~32歳の非管理職看護師の月額給与】
(平均税込給与総額は、夜勤手当や通勤手当などの諸手当を含んだ額です。)
| 設置主体 | 平均基本給与額 | 平均税込給与総額 |
| 国立 | 26万1,746円 | 34万9,836円 |
| 公立 | 27万1,526円 | 34万6,508円 |
| 日本赤十字社(公的) | 27万6,511円 | 35万4,412円 |
| 済生会(公的) | 25万8,879円 | 33万9,339円 |
| 厚生連(公的) | 26万1,342円 | 32万4,000円 |
| その他公的医療機関 | 25万3,733円 | 31万8,803円 |
| 社会保険関係団体(公的) | 27万6,556円 | 35万6,133円 |
| 公益法人(私的) | 24万3,063円 | 32万6,970円 |
| 私立学校法人(私的) | 27万5,315円 | 36万9,216円 |
| 医療法人(私的) | 23万5,656円 | 31万4,002円 |
| 社会福祉法人(私的) | 24万9,446円 | 33万4,453円 |
| 医療生協(私的) | 24万5,995円 | 32万4,893円 |
| 会社(私的) | 27万8,521円 | 36万4,651円 |
| その他の法人(私的) | 24万1,000円 | 32万4,224円 |
| 個人(私的) | 23万257円 | 30万8,764円 |
引用:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書(p126)」
※税込給与総額には、通勤手当、住宅手当、家族手当、夜勤手当、当直手当等を含む。(時間外勤務の手当および新型コロナウイルス感染症に係る危険手当等は除く)
※夜勤をした場合には、当該の月に三交代で夜勤8回(二交代で夜勤4回)と想定。
病院の規模や所在する地域により差はありますが、転職の際は病院の運営母体も参考にすると良いでしょう。
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日本看護協会の「2023年病院看護実態調査報告書(p126)」によると、病床数が多く規模の大きい病院であるほど基本給や給与が多い傾向にあります。99床以下と500床以上の病院の平均基本給与額の差は3万円ほど。一年を通して考えると、約36万円もの差が出ます。
【病床規模別・勤続10年・31~32歳の非管理職看護師の月額給与】
(平均税込給与総額は、夜勤手当や通勤手当などの諸手当を含んだ額です。)
| 病床数 | 平均基本給与額 | 平均税込給与総額 |
| 99床以下 | 23万8,939円 | 31万2,151円 |
| 100~199床 | 24万2,411円 | 32万2,341円 |
| 200~299床 | 24万7,792円 | 32万6,827円 |
| 300~399床 | 25万8,928円 | 33万9,992円 |
| 400~499床 | 26万3,266円 | 34万6,317円 |
| 500床以上 | 27万610円 | 35万8,465円 |
引用:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書(p126)」
病床数の少ない病院に勤務している場合、病床数の多い病院へ転職することで給料アップが期待できます。ただし、夜勤の負担が増える可能性があるため、「夜勤が辛いから転職したい」という方には向いていないかもしれません。
手当が多く支給される病院へ転職することで、給料アップが期待できるでしょう。手当とは、基本給のほかに支払う賃金のことで、法律で定められている「時間外手当」「休日手当」「深夜手当」のほか、任意の「通勤手当」や「夜勤手当」「資格手当」「役職手当」などがあります。看護師の職場によっては、「特殊業務手当(救命救急センターなど)」「手術室勤務手当(オペナース)」「危険手当(精神科・放射線科など)」といった手当が支給されるところもあるようです。
ただし、これら任意の手当は必ずしも支給される訳ではなく、上記の職場に勤務していたり、専門看護師や認定看護師の資格を持っていたりしても手当が支給されないケースがあります。転職の際は、「自分が受け取れる手当はあるのか」「自分が保有している資格に手当は出るのか」を求人票でしっかり確認しておきましょう。
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給料交渉をすることで基本給が上がったり、手当が多く付いたりすることがあります。転職で年収や給料を下げないために、転職時に給料交渉をするのも一つの手段です。ここでは、転職の際に給料交渉をするコツをご紹介するので、参考にしてみてください。
知識やスキル、経験がある分野であれば給料交渉に応じてくれる可能性が十分にあります。認定看護師や専門看護師の資格があれば、知識やスキルがあることの証明になるので、しっかりアピールしましょう。
ただ、「俸給表によって給料が決まっている公立病院」や「高いスキルを必要としないクリニック」などは、給料交渉が難しいことも。一方で、給料設定を病院・事業所内で判断でき、一定の看護スキルが必要とされる訪問看護や高齢者施設、療養型病院は給料交渉に応じてくれるケースが多いようです。志望先の病院の傾向を見極めてから、給料交渉をする必要があります。
なお、レバウェル看護をはじめとした転職エージェントサービスでは、キャリアアドバイザーが給料交渉もまるごと担当します。「自分から切り出しにくい」「緊張して言えない」と感じる方はぜひ転職エージェントをご利用ください。
給料交渉は、「最終面接もしくは面接時に給料の話が出たとき」か「内定連絡を貰ったタイミング」で行います。内定承諾書にサインすると、掲示された雇用条件に承諾したことになるので、内定承諾書を提出した後の給料交渉はできないと考えましょう。
また、メールでの給料交渉は基本NG。内定連絡がメールや郵送で来たとしても、電話で直接、給料交渉するのがマナーです。
給料交渉する際は、事前に志望する病院や地域、同等のスキルを持つ看護師の給料水準を調べておきましょう。あまりにも現実離れした額を提示してしまうと、採用担当者からマイナスイメージを持たれてしまうので注意が必要です。
給料の額は前職の年収から+20%まで、志望病院から明示された給料+1~2万円を目安に交渉します。また、「給料は○○円を希望します」といったピンポイントな伝え方は、交渉が上手くいかないことも。「○○円~○○円程度」と幅を持たせて伝えるのがポイントです。
「転職すると後悔するのでは?」と不安に思う看護師さんもいるでしょう。ここでは、転職を後悔しない、転職のポイントを解説します。「転職したいけど、後悔しそうで転職に踏み切れない」という方は参考にしてみてください。
転職をする際は、「なぜ転職したいのか」を明確にすることが大切です。「とりあえず職場を早く変えたい」という方もいるかもしれませんが、焦って転職活動を進めてしまうと、同じような条件の病院に転職してしまい後悔することも。
転職理由が「夜勤の負担が大きい」であれば、夜勤が少ない・日勤のみの職場、「キャリアアップが見込めない」のであれば資格取得支援や研修に力を入れている職場、というように、転職理由をもとに応募先を検討することで入職後のミスマッチを減らせます。
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転職前に、「給料」「業務時間」「業務内容」などの条件の優先順位を決めることで、自分に合った職場の求人が見つけやすくなります。自分が求める条件を、すべて満たした求人はなかなか見つからないもの。「給料が多少下がっても職場環境を変えたい」もしくは「夜勤などの負担が増えても良いから、給料を上げたい」のか、転職先の病院に求める条件の優先順位を明確にしてから転職活動を始めましょう。
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看護師の転職の失敗事例を紹介!原因や職場選びで後悔を防ぐコツも
転職を後悔しないためには、応募前の事前調査が重要です。給料や待遇のみを重視し過ぎて、業務内容や勤務時間を十分に調べないで転職すると、「思っていたのと違う」といったミスマッチに繋がってしまうことも。転職先に求める条件の優先順位が低い内容も、十分に調べて理解しておくことが大切です。たとえ、転職後の年収や給料が低くても、それを分かったうえで転職すれば入職後のミスマッチが防げます。
とはいえ、求人票だけで転職先の職場環境を把握するのは難しいため、病院見学に行くのがおすすめです。求人票に「残業少なめ」「休日出勤なし」との記載があっても「実際に働いてみたら違った」というケースがあるので、志望する病院に勤務する看護師に直接会って話を聞くことで後悔のない転職ができるでしょう。転職活動の際に何を調べるべきなのか分からないという方は、「看護師の病院選びにおけるポイントとは?転職先探しの注意点やコツもご紹介」の記事の「看護師が病院選びで重視する13個のポイント」を確認してみてください。
ここでは、「転職すると年収は下がる?」と不安な看護師によくある質問を紹介します。
看護師が転職時に給料交渉することは可能です。ただし、給料交渉に応じてもらえるかは応募する職場次第といえます。また、アピールできる知識やスキル、経験の有無も重要です。認定看護師や専門看護師といった資格があると、説得力を持たせられるでしょう。詳しくは、この記事の「転職で年収を下げないための給料交渉のコツ」をご覧ください。
看護師のボーナスは勤続年数の影響を受けやすい傾向にあるため、転職によって支給額が下がることもあるでしょう。現職と同等の年収を得たい場合は、病床数が多い病院や各種手当の支給額が高い病院を選ぶのがおすすめです。基本給の水準が高ければ、高いボーナス額も期待できるかもしれません。この記事の「給料アップが見込める看護師の転職先」も参考にしてみてください。
看護師が転職時に給料交渉する際は、「誠に恐れ入りますが、現職と同等の額でご検討いただけないでしょうか?」というように謙虚な姿勢で伝えることが大切です。現職の源泉徴収票を持参して納得できる理由を示せば、希望を考慮してもらえるかもしれません。また、うまくいくか不安な場合は、転職エージェントに代行を依頼するのもおすすめですよ。
看護師の給料は、夜勤手当や深夜手当などの手当の割合が大きい傾向にあります。そのため転職先の勤務時間によっては給料が下がってしまうケースも。転職で給料が下がるのが不安な方は、「給料設定が高い病院」「病床数が多い病院」「手当が多く付く病院」への転職を検討するのがおすすめです。
ただ、給料や待遇のみを重視して転職すると、入職後のミスマッチに繋がってしまう可能性も。「転職したい理由」や「職場に求める条件」を明確にすることが、転職を成功させるポイントです。
とはいえ、転職理由や職場に求める条件を明確にしたとしても、条件に合った求人を見つけるのは難しいもの。自分に合った職場へ転職したい方は「レバウェル看護」がおすすめです。レバウェル看護では、看護業界に詳しいアドバイザーが求職者の悩みや不満をヒアリングして、希望に合った求人をご紹介。さらに、レバウェル看護のスタッフが直接、求人先に話を聞いて情報収集しているので、悩みや不満を解消できるか検討してから転職できます。また、給料交渉もアドバイザーが代行するので、年収や給与も妥協しないで転職先を探せるのが魅力です。
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