看護師になって早7年くらいたちました。
社会人になってから26歳で看護学校に入学。
看護師を志したあの日が懐かしい。
実際に看護師として数年働き、
看護師になってよかったなーと思うこともあれば、
悪かったと思うこともたくさんあり・・。
この記事では、看護師経験7年目のわたしが思う
「看護師になってよかったこと・悪かったこと」
あれこれをご紹介。
これから看護師を目指す人たちにぜひ知っておいてもらえれば幸いです。
わたしってこんなに性格悪い女だったっけ???
良くも悪くも、医療現場はシビアな世界。
看護師になるまではさほど気性は荒くなかったわたし(たぶん)。
それでも、看護師になってからというもの、やっぱり気が強くなった気がします。なんとなく以前より怒りっぽくなった。
あれ、こんなに性格悪かった?わたし。
なんというか、日常でイラっとすることが増えた(笑)。
緊急の場面では、「わからなかった」とか「しらなかった」とか言い訳は済まされない。
看護師って知ってて当たり前、できて当然。そういう世界で必死に勉強しながらやってきたので、いつの間にかなにかできない人に対して、
「もっとがんばれよ!」みたいな「厳しい精神」がどっかに宿ってしまったのかしら。
スポ根精神が身についてしまい、気が強くなってしまうのよね。
で、たとえ患者が苦しみのなかにあっても、それを割り切って治療をすすめていくのも看護師のしごと。
怖がる子どもを押さえつけて注射もするし、
死と向き合って情緒不安定になる患者に、延命治療をすることもある。
看護師が患者をかわいそうとか、辛そうとか同情してたら看護なんてできないし、どっかでシビアに「でも治療しないといけないからね」みたいな、いつのまにか冷徹になっている自分がいたりする。
それがいいのか悪いのかわからないけど、
看護師をしていると気性が荒くなったり、優しさがなくなっていく
のはあるよね。
世の中お金じゃない。
お金じゃないよ。
といいつつ、求人の給料の部分をこれでもかってくらい凝視して吟味する。
お金じゃないといいつつも、給料明細はその労働者のモチベーションを左右すると思う。
看護師さんって、忙しい病院だと新人のときから一般的なOLよりお給料が多かったりするし、年収も働き盛りな男性に近しいものがある。
夜勤手当もあるし、それなりに1人で好きなことして生きていけるくらいの収入はある。
私の場合、初めて働いた病院は、地域で破格にお給料のいい病院だったの。
いざ転職しようとすると、他の職場の年収の違いが受け入れられない。
一度給料の高い病院で働くと、なかなか安い給料で働けなくなってしまうの。
むかし読んだ論文で、
夜勤をしている女性は女性ホルモンバランスが乱れる
ことが証明されたっていうのを読んだことがあります。
夜勤ってほんと体に悪いんですよ!とくに女性には。
夜勤明けの顔のプラス10歳肌。
鏡見て誰これ!ってなる。
あれ、わたしこんな老け顔だったっけ?っていうくらい老けてる。
患者とわたしどっちが病人かわからんし、なんか顔ドロドロだし。
現役ナースさんならこの夜勤明けの老け顔の恐怖、分かってくれるはず。
働き方にもよるけど、一般的な病院に勤めていると、
人の生死にかかわる緊張感とか、
張り詰めた環境での人間関係のストレス、
昼夜逆転の生活とかで
ほんとハードワークが身に染みる。
精神的にもしんどいし、肉体的にもしんどい。
如実に自分の見た目コンディションや健康状態に表れる。
お金と引き換えに、健康と美容は失われる職業、
それが看護師。
看護師になってよかったことといえばこれ。
ほんと、どこにいっても仕事がある。
選ばんかったら、仕事に困ることはそうそうない。
女性であってもそれなりに一定のお給料が保障されていることがほとんどなので、食べていけるんだよね。それなりに。
看護師が働く先って病院だけじゃないのね。
学校だったり、保健所、企業、保育園とか、いろんな場所がある。
けしてハードなばかりの職場ばかりでもないの。
だから、選ばなければ仕事には困らない。
ほんとこれって、看護師免許のありがたいメリットだと思う。
求人を見たら、数の多さや条件の良さはやっぱり他の業種と比べても良いものがある。「あぁ看護師免許とっててよかったー」って思います。
家族の急病や自分の体調不良でも、たいていのことは医療的判断ができる。
救急車を呼ぶべきか、自家用車で病院にいくべきか。
もう少し様子を見るべきか。
一般の人なら戸惑うようなことでも臨機応変に判断。
だってそれが普段の仕事だもの。
これはもう職業病ですね。
薬の飲み合わせからチョイスも任せて。
なんなら処置とかも出来ちゃう。
皮膚トラブルとか普段はないけど、アズノールやゲンタシンは家に常備してるし。
特に親になると、子どもの病気がわかるので、すごくよかったなーって思う。
医療に詳しくなかったら、子どもの急な体調不良にすごく焦るんだろうけど、看護師で大きな病気を診るのは慣れているから、落ち着いて判断できるんだよね。子育てにもプラスな影響。
子どもは、
「ママは看護師だから、病気のときそばにいてくれたら安心する」
ってよく言ってました。
仕事で覚えた技術や知識が生活にも子育てにも使えるっていう。
こういうときもやっぱり「看護師しててよかったー」って思うよね。
やっぱりこれかな。
看護師になってよかったこと。
患者さんが本心から言ってくれる、うれしそうな「ありがとう」。
これが一番、「あー、看護師やっててよかったー」って思う瞬間。
患者の笑顔、プライスレス。
子どもの体調不良で不安な顔だったお母さん、
体調が回復して帰るときには満面の笑みで言ってくれた「ありがとう」。
突然の交通事故で動けなかったけど、
なんとか歩いて帰ることが出来た女性の「ありがとう」。
家族が病院で亡くなっていろいろあったけど、
家族が帰り際いってくれる「看護師さん、本当にありがとうございました」。
いろんな患者さんが帰るときに言ってくれた感謝のことばにはいろいろ思い出があるけど、どれだけ仕事がしんどくても、がんばってよかったと思える瞬間。
患者の「ありがとう」は、プライスレス。
看護師のこころの栄養剤です。
看護師って職業はいろんなメリット・デメリットがあるんだけど。
でも結果、
総合的に看護師の仕事を選んでよかったなーって思います。
けして自分が看護師に向いてるとも思わないけど、看護師をしてなかったら知ることができなかったことってたくさんある。もしやめたとしても、資格は残るしね。
これから看護師を目指そうとしている人がいるなら、わたしはぜひお勧めしたい。
大変なこともあるけど、看護師は、
「やっててよかった!」って思うことが意外とたくさんある職業だから。
マリアンナさんの公式ブログもぜひ読んでみてくださいね。
〈マリアンナさん公式ブログ『看護師になったシングルマザーのブログ』〉
https://nurse-singlemother.jp/?page_id=11
【バックナンバー】
■ナースが物申す【第1回】マリアンナさんのプロフィールを紹介しています。
■ナースが物申す【第2回】~ナースの有給休暇義務化~
■ナースが物申す【第3回】~新人ナース時代を乗り越える~
■ナースが物申す【第4回】~子育て「小1の壁」~
■ナースが物申す【第5回】~児童虐待と向き合う~
■ナースが物申す【第6回】~お局様を大解剖~
■ナースが物申す【第7回】~看護師の老後と年金問題~
■ナースが物申す【第8回】~医療事故~
■ナースが物申す【第9回】~病院退職~
■ナースが物申す【第10回】~困ったドクター対処法~
■ナースが物申す【第11回】~ブラック病院~
〈イラスト:Kaoll〉
https://kaoll0719.wixsite.com/illustrator

記事の制作について
「レバウェル看護 看護師さん向けお役立ち情報」では、
記事の制作・公開にあたってのポリシーを定めています。
詳細は下記よりご確認いただけます。
キャリア
働く場所
選考対策
資格
その他
読みもの
連載