
「専門看護師の資格を取ってキャリアアップしたい」と考えている看護師さんもいるでしょう。専門看護師とは、専門看護分野における高度な知識・技術を有すると認められた看護師です。
この記事では、専門看護師の役割や分野の種類、取得方法や認定看護師との違いを解説します。資格を取るメリット・デメリット、向いている人の特徴も紹介しますので、参考にしてみてください。
専門看護師とは、特定の看護専門分野において高い水準の看護を行える知識・技術を有すると認められ、日本看護協会の専門看護師認定審査に合格した看護師のことです。CNS(Certified Nurse Specialistの略)と呼ばれることも。
以下では、専門看護師(CNS)の役割と、専門看護分野の種類について紹介します。
日本看護協会が定める、専門看護師の役割は「実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究」です。以下の表に、専門看護師が果たす6つの役割を一覧にまとめました。
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専門看護師が果たす6つの役割 |
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実践 |
個人、家族および集団に対して質の高い看護を実践する。 |
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相談 |
看護師を含むケア提供者に対し相談・協議を行う。 |
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調整 |
必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間の連携・調整を行う。 |
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倫理調整 |
個人、家族および集団の権利を守るため、倫理的な問題や葛藤の解決を図る。 |
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教育 |
看護師のケアを向上させるための教育的役割を果たす。 |
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研究 |
専門知識および技術の向上、開発を図るために実践の場における研究活動を行う。 |
参考:日本看護協会「専門看護師」(2024年10月30日参照)
専門看護師は、患者さんやご家族に起きている問題を、総合的かつ広い視野でとらえて判断し、各分野の専門性を発揮しながら役割を果たして、施設や地域の看護の質を向上させる活動を行います。
専門看護分野とは、看護領域において独立した専門分野として認められた14種類(2022年12月時点)の特定分野のことです。ここでは、専門看護分野とそれぞれの分野の特徴を一覧にしています。
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専門看護14分野一覧 |
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がん看護 |
がん患者さんの身体的・精神的な苦痛を理解することが求められる分野。患者さんやご家族に寄り添い、生活の質の向上を目指した看護を提供する。 |
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精神看護 |
精神疾患がある患者さんへ水準の高い看護を提供する。精神科以外の場面でも患者さんやご家族の心のケアを行う「リエゾン精神看護」の役割を担う。 |
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地域看護 |
産業保健、学校保健、保健行政、在宅ケアのいずれかの領域における看護を提供する。地域の保健医療福祉の発展に貢献する。 |
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老人看護 |
高齢者の認知症や嚥下障害といった複雑な健康問題をふまえ、生活の質を向上させるための看護を提供する。 |
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小児看護 |
療養生活中の子どもたちが、健やかに成長・発達していけるように支援する。ほかの医療スタッフと連携して水準の高い看護を提供。 |
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母性看護 |
周産期の母子とご家族への支援や、女性のライフサイクル全般の健康を援助する。 |
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慢性疾患看護 |
生活習慣病の予防をはじめ、慢性的な心身の不調がある患者さんに対する慢性疾患の管理や健康増進、療養支援などの役割を担う。 |
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急性・重症患者看護 |
緊急度や重症度の高い患者さんに対して、集中的な看護を行う。適切な医療を提供できるよう、患者さんとご家族への支援や医療スタッフ間の調整をする。 |
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感染症看護 |
施設や地域での感染予防と、感染症が発生した際に適切な対策を行う。感染症の患者に対して水準の高い看護を提供。 |
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家族支援 |
身体的・精神的・社会的に支援することで、患者さんとご家族のセルフケア機能を高め、主体的な問題解決を目指す分野。 |
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在宅看護 |
在宅で療養する患者さんとご家族の、日常生活と在宅療養を支援。在宅看護における新たなケアシステムの構築と、既存のケアサービスとの連携・促進を図る。 |
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遺伝看護 |
遺伝的な課題を見極め、診断・予防・治療に伴う患者さんの意思決定や療養生活を支援する。世代に関わらず必要な医療・ケアが受けられる体制づくりと、ゲノム医療の発展を目指す。 |
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災害看護 |
災害の特性をふまえ、限られた人的・物的資源の中での、心のケアを含む看護の提供を目指す。平時から多職種や行政との連携・協働に努め、減災や防災につながる体制づくりと災害看護の発展に貢献する。 |
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放射線看護 |
放射線が身体・心理社会的にもたらす影響の特性をふまえ、放射線事故・災害に備えた体制づくりと、放射線による健康課題を有する患者さんへ長期的な看護を提供する。職業被ばくを減らすための方策や施設における体制づくりを目指す。 |
参考:日本看護協会「専門看護師」(2024年10月30日参照)
上記に紹介した14種類の専門看護分野は、時代によって変化する看護ニーズをもとに、独立した分野として、知識・技術に広がりと深さがあると認められたものです。専門看護師は、特定の専門看護分野における高度な看護実践能力を有し、水準の高い看護ケアの提供に努めます。
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レバウェル看護のインスタレバウェル看護【公式】Instagram (@levwell_kango)では、看護師資格にプラスして取ってみたい資格についてアンケートを行いました。アンケートの結果は、以下のとおりです。
【看護師さんに質問「プラスで取ってみたい資格は?」】
| 選択肢 | 割合(回答総数493票) |
| 認定・専門看護師 | 43% |
| 助産師・保健師 | 22% |
| ケアマネ | 19% |
| カウンセリング系 | 16% |
参考:レバウェル看護【公式】Instagram (@levwell_kango)
アンケートでは、43%の人が、プラスの資格として「認定看護師」もしくは「専門看護師」の資格を取ってみたいと回答しました。「認定・専門看護師」を取ってみたいと答えた人の割合は、4つの選択肢の中で最も多い結果です。
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日本の専門看護師の登録者数は、3,316人です。(2023年12月時点)
厚生労働省「令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況(1p)」によると、現在就業している看護師は全部で131万1,687人。看護師全体の人数の中で見ると、専門看護師の割合はまだ多くはないといえます。
ここでは、専門看護師の登録者数を分野別でまとめています。14種類の分野の中で、登録者数が最も多いのは「がん看護」、次に「精神看護」「急性・重症患者看護」となっているようです。
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分野別の専門看護師登録者数 |
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がん看護 |
1,090人 |
感染症看護 |
110人 |
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精神看護 |
436人 |
母性看護 |
94人 |
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急性・重症患者看護 |
405人 |
家族支援 |
94人 |
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小児看護 |
314人 |
災害看護 |
40人 |
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慢性疾患看護 |
276人 |
地域看護 |
32人 |
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老人看護 |
268人 |
遺伝看護 |
24人 |
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在宅看護 |
127人 |
放射線看護 |
6人 |
参考:日本看護協会「分野別都道府県別登録者数(日本地図版)」
一覧で見ると、専門看護師の登録者数は分野ごとで幅が大きいことが分かります。「がん看護」「急性・重症患者看」の分野は、規模が大きい病院で知識を活かしやすいため、登録人数が多めになっているといえるでしょう。
専門看護師は、さまざまな場所で専門性を発揮して活躍しているようです。この項では、専門看護師が働いている勤務先と、病院内で専門看護師が所属している部署について紹介します。
専門看護師は、病院やクリニック、介護施設などの医療・介護現場に加え、看護学校や大学といった教育機関でも活躍しています。
以下の表は、日本看護協会の「2019 年度 専門看護師活動実態調査結果(第1報)(2p)」をもとに、専門看護師の勤務先とその割合をまとめたものです。
| 就業している専門看護師の勤務先 | 割合 |
| 病院 | 78.8% |
| 教育研究機関 | 13.2% |
| 訪問看護ステーション | 4.4% |
参考:日本看護協会「2019 年度 専門看護師活動実態調査結果(第1報)」
就業している専門看護師の勤務先で最も多いのは「病院」でした。次に「教育研究機関」「訪問看護ステーション」という順番で多いようです。およそ8割の専門看護師は、病院で高度な専門性を活かして働いているといえます。
同資料(7p)より、病院で勤務する専門看護師の所属部署とその割合について、以下の表にまとめました。
| 専門看護師(病院勤務)の所属部署 | 割合 |
| 病棟 | 64.4% |
| 一般外来 | 39.3% |
| 教育部門 | 30.1% |
| 緩和ケアチーム | 27.3% |
| 看護専門外来 | 25.5% |
| ユニット(ICU等) | 16.6% |
| 地域連携室/在宅支援部門 | 15.7% |
| 化学療法室 | 12.8% |
参考:日本看護協会「2019 年度 専門看護師活動実態調査結果(第1報)」
病院で働いている専門看護師は、6割以上が「病棟」に所属していることが分かります。また、専門看護師の役割の1つである、看護スタッフの教育を担う部門に所属している人も。
緩和ケアチームやICU、地域連携室で活躍する専門看護師もいることから、病院内での活躍の場は、専門分野によっても異なるといえるでしょう。
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専門看護師(CNS)は現場での実践にとどまらず専門分野全体で活躍する仕事であるのに対し、認定看護師(CN)は専門分野の熟練した看護実践を活かし、現場で活躍する仕事という違いがあります。どちらも日本看護協会が認定を行っている資格です。
ここでは、それぞれの資格の違いについて解説します。
専門看護師に6つの役割(実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究)があるのに対して、認定看護師には3つの役割(実践・指導・相談)があります。専門看護師は、教育と研究といった看護学の向上を目指すための役割も担っているのが大きな特徴です。
専門看護分野には14種類の分野があり、それぞれの分野で他職種や地域と連携しながらより幅広く活躍します。一方、認定看護分野には19種類の分野があり、より細分化された各分野において、熟練した看護技術・知識が求められます。
専門看護師と認定看護師は、資格を取得するための条件にも異なる点があります。専門看護師は大学院修士課程の修了が必要であるのに対して、認定看護師は所定の教育機関に入学しカリキュラムを修了することが条件です。
大学院の修士課程は修了まで最低でも2年かかりますが、認定看護師のカリキュラムは6ヶ月〜1年程度で修了できるといわれています。取得までにかかる時間の違いも確認しましょう。また、どちらの資格も一定の実務研修が必須です。
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専門看護師になるまでには、以下の3つのステップをクリアする必要があります。
1.実務経験の条件を満たす
2.大学院で養成課程を修了する
3.専門看護師認定審査に合格する
満たすべき条件と専門看護師認定審査の受験方法について、詳しく見ていきます。
まず、専門看護師の認定審査を受験するためには、以下の3つの条件を満たすことが必要です。
最も確認すべきなのは、実務研修の要件です。看護師として通算5年以上働いており、そのうち通算3年以上は、該当の専門看護分野において実務研修を行っていることが求められます。
実務研修におけるフィールドは、それぞれの専門看護分野によって規定されています。資格取得を希望する分野の実務研修の要件について、日本看護協会「専門看護分野の実務研修におけるフィールドについて」であらかじめ把握しておくのがおすすめ。
専門看護師になるには、看護系大学院修士課程(およそ2年間)で、日本看護系大学協議会(JANPU)が定める専門看護師教育課程の所定の単位(26単位または38単位)の取得も必要です。
2024年度現在、専門看護師教育機関・課程は、全国に109大学院327教育課程あります。専門看護師の教育課程がある看護系大学院は日本各地にありますが、開講している大学院が数校しかない専門看護分野もあるので、注意が必要です。専門看護師を目指す際には、自分が進む分野のコースを開講している大学院について事前に調べましょう。
専門看護師の認定審査は、日本看護協会により毎年1回実施されています。認定審査受験の手順は以下の表をご覧ください。
| 1.申請手続き | 1.「資格認定制度 審査・申請システム」でWeb申請をする 2. 審査料(51,700円)を振り込む 3. 審査書類を提出する(オンラインで提出するもの) 4. 審査書類を提出する(郵送で提出するもの) |
| 2.審査 | ・書類審査 ・筆記試験(論述式) →事例問題・総合問題、試験時間120分 |
| 3.合否発表 | 「資格認定制度 審査・申請システム」で合否が発表される〇合格の場合、専門看護師登録手続きに進む |
| 4.登録手続き | ・認定料(51,700円)を振り込む ・「資格認定制度 審査・申請システム」で登録情報の確認、公開情報の登録をする |
参考:日本看護協会「専門看護師」(2024年10月30日参照)
※審査料・認定料の金額は2024年10月現在のデータです。
筆記試験の試験会場は47都道府県に設置されており、登録した住所によって会場が指定されます。申請期間や筆記試験の日程は、日本看護協会Webサイトの「専門看護師」ページに掲載されていますので確認しましょう。
手続きや合否発表の確認の際に必要な「資格認定制度 審査・申請システム」は、パソコンやスマートフォンで使用が可能です。
専門看護師認定審査に合格した後も、5年ごとの更新審査に合格する必要があります。2025年度から、更新審査制度に変更される点がありますのでおさえておきましょう。変更後の更新審査の要件は以下のとおりです。
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2025年度からの更新要件 |
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1.看護実践の証明 |
看護実践時間(2,000時間)の要件を廃止、証明書提出は不要 |
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2.実践報告書の提出 |
実践報告書を廃止、提出不要 |
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3.研修実績・研究業績 |
下記のいずれかを満たす必要がある |
参考:日本看護協会「専門看護師 専門看護師・認定看護師・認定看護管理者の個人審査の変更について」
2025年度以降は、研修実績と研究業績の申告書と必要書類の提出のみ求められ、書類審査によって更新審査が行われるようになります。審査料は30,800円、合格後に認定料20,900円の振込が必要です。
更新できずに1度資格を喪失した場合も、条件を満たし、再認定審査に合格すれば再度登録が可能となります。
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大学院修士課程を修了するには、入学金と2年間の授業料、諸経費などを合わせて150〜300万円ほどの費用がかかるといわれています。
助成金や奨学金制度を使えば費用負担を抑えられるため、活用するのも良いでしょう。下記は、資格取得の際に利用できる可能性がある助成金・奨学金の一部です。
ここで紹介したほかにも、お住まいの地域や病院独自で行っているものや、それぞれの専門看護分野を専攻する人を対象とした奨学金もあります。
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看護師は資格取得で給料アップできる?手当や昇給の実情を解説!
ここでは、専門看護師に向いている人の特徴を紹介していきます。「自分は専門看護師に適性がある?」と気になる方は参考にしてみてください。
専門看護師は、病院全体・地域といった広い視野をもち、看護の質の向上を目指す役割があります。システムや体制の構築という、より幅広い観点から看護をとらえ、他職種との連携も考えながら病院と地域の医療の発展に貢献したい人は、専門看護師として専門性を発揮できるでしょう。
専門看護師の役割の1つが「教育」です。専門看護分野のプロとして、専門知識と技術に基づいて看護師へ教育を行い、組織・地域全体の看護ケアの向上に貢献したいという人に向いているといえます。医療現場の教育部門に携わる人や、看護師の教育機関で働く人もいるようです。
専門看護師は、看護実践を行うとともに、専門看護分野の領域における研究も行います。看護の問題を提起し、より質の高い看護を提供するにはどうすれば良いかを考えていきたい人は、専門看護師が向いているかもしれません。
専門看護師の資格を取得すると、資格手当の支給やキャリアアップ、専門性の証明になり転職が有利になるといったことが期待されます。
専門看護師の資格があると、専門的な看護知識や高い技術をもっていると自信をもって示せるため、活躍の場が広がります。専門分野における教育や研究に携わる機会もあり、自分の働きがより良い看護につながるというやりがいも感じられるでしょう。
専門看護師の資格を取得すると、昇進や資格手当による収入アップが期待できます。
日本看護協会「2022年度 専門看護師・認定看護師に対する評価・処遇に関する調査結果(27p)」の報告書によると、資格手当で支給されている看護師ついて、支給方法は「毎月支払われる」が89.5%と最も多く、その場合の平均支給額は11,279円でした。資格手当が支給される職場であれば、毎月の基本給にプラスで支給される可能性が高いといえます
専門看護師の資格は、高いレベルの専門的な看護知識・技術をもつと認められた証になるため、もっていると転職に有利です。専門看護分野に関連する職場や部署で、専門性を発揮し活躍できることをアピールできれば、採用されやすくなるでしょう。
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専門看護師の年収はどのくらい?認定看護師との違いや働くメリットを解説
専門看護師を目指すための条件である、大学院の修学が壁になる場合もあるでしょう。なぜ専門看護師の資格を取りたいのか、取った後はどう働きたいのか、キャリアプランをしっかりと見据えることが重要です。
メリットでも紹介しましたが、資格手当の支給の有無は職場によって異なります。資格を取得し
ても、給料が上がらなければモチベーションを維持するのは難しいかもしれません。また、勤務している病院・施設の形態や所属によっては、資格を活かした活躍ができない場合もあります。資格の取得と共に、キャリアアップを見据えた転職も検討しましょう。
実務をこなしながら大学院に通うのは、時間的にも体力的にも大変です。職場の状況によっては、休職・退職をして大学院に入学することになる可能性もあります。勤務状況による収入の変動と、入学金や授業料といった支出の兼ね合いを考える必要も出てくるでしょう。
必要な情報を集め、資格取得の準備を前もって進めておくことをおすすめします。
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キャリアアップしたい人必見!資格取得支援のある病院とは?
ここでは、専門看護師に関するよくある疑問に対して、Q&A形式でお答えします。
専門看護師とは、専門性の高い看護知識・技術を有すると認められ、認定審査に合格することで得られる資格です。専門看護師は、特定の分野において専門性を発揮し、施設や地域の看護ケア向上に貢献します。詳しくは、「専門看護師(CNS)とは」をご覧ください。
現状(2024年10月時点)では、廃止されていません。現在発表されているのは、認定看護師の「旧制度」の廃止です。認定看護師の資格は、旧制度の教育を2026年度に終了し、2020年度から開始した新制度に移行されます。認定看護師の旧制度の廃止については「認定看護師はなくなる?2020年度開始の新制度と資格の取得方法を解説」の記事から詳細をご覧ください。
日本看護協会「専門看護師」の「分野別平均年齢一覧」によると、専門看護師全体の平均年齢は46.7歳(2023年12月末時点)です。分野別の平均年齢は、日本看護協会「専門看護師」データで見る専門看護師「分野別平均年齢」に掲載されています。これから専門看護師を目指す方は、参考までにチェックしてみると良いかもしれません。
専門看護師とは、専門的な知識・技術で、幅広く質の高い看護を行えると認められた看護師の資格です。現場での実践だけでなく、他職種や地域との連携、教育・研究の役割を担います。混同されやすい「認定看護師」とは制度や役割が異なる資格です。専門看護師になるには大学院の修了が必要で、資格取得までに年数と費用がかかります。昇進や資格手当の支給、より幅広い活躍ができるようになるといったメリットがあるのに対して、職場によっては資格を活かせない可能性も考慮しましょう。
専門看護師としてキャリアアップを目指す方は、資格が活かせる職場への転職を検討するのも手です。
「今の職場環境で資格を取るのは難しい」とお悩みの方は、「レバウェル看護」に相談してみませんか?「レバウェル看護」は、看護師に特化した転職支援サービスです。
キャリアアドバイザーが、あなたのキャリアプランをふまえ、資格取得サポートや資格手当制度が整っている職場の求人を紹介します。今すぐ転職する予定がない場合、相談のみの利用も可能です。「専門看護師を目指したい」と考えている方は、ぜひ「レバウェル看護」にご相談ください。
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