
看護師として働きながら保健師へのキャリアチャレンジを叶えたい方もいるでしょう。保健師は看護師免許があれば目指せる資格ですが、養成学校への進学を伴うので仕事量の調整が必要なことも。この記事では、看護師が働きながら保健師になる方法や、働きながら転職するメリット・デメリットを解説します。看護師をしながら保健師になるためのポイントや転職の体験談も紹介しますので、ぜひご覧ください。
保健師になるには保健師国家試験合格が条件であり、看護師は働きながら保健師の資格を取得可能です。厚生労働省「保健師国家試験の施行」によると、保健師国家資格は年1回実施され、保健統計学や疫学、公衆衛生看護学などが出題されます。厚生労働省「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験及び第115回看護師国家試験の合格発表」によると、第112回の保健師国家資格の合格率は87.1%です。保健師の資格は夜間や通信制では取得ができず、養成学校や短大、大学、大学院で実習を含めた指定単位の履修が必要です。
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これから保健師免許を取得予定の方は、まず保健師養成学校や大学などに入学が必要です。指定の教育機関で最短1年履修し、保健師国家試験に合格することで保健師免許が得られます。
働きながら保健師を目指すには、保健師課程のある学校で学んで国家資格に合格する必要があります。ここでは、「保健師」の受験資格を得るための選択肢について解説します。
働きながら保健師を目指せる道の一つが、1年制の保健師養成所や大学専攻科に進学して受験資格を得る方法です。取得までの期間や費用を抑えながら、短期間で集中して保健師を目指したい方に適したルートといえます。
看護師が働きながら保健師を目指すには、保健師課程のある4年制の看護系大学の3年次に編入する道もあります。看護系短大や専門学校を卒業した方が、保健師教育課程を持つ4年制看護大学の3年次に編入し、2年間学んで受験資格を得るルートです。大学卒業資格(看護学士)も同時に取得でき、キャリアの幅が広がるでしょう。
保健師課程のある大学院で2年間学ぶのも、働きながら保健師を目指せるルートの一つです。看護大学などを卒業後に、大学院の修士課程(2年間)に進学して保健師課程を履修する方法です。保健師資格と同時に「修士号」の学位も取得できます。
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すでに保健師免許を取得済みの看護師は、働きながら保健師への転職を目指せます。一般的に、保健師としての就業先には以下のような職場があります。
保健所や保健センターなどの行政機関へ応募する場合は、公務員試験に合格する必要があります。事前に試験対策が必要なので、看護師として働きながら準備を進めておきましょう。
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看護師として働きながら保健師になるには、「保健師になる動機や目的を明確にする」「資格取得までに必要な費用を見積もっておく」などの視点が大切です。
これから保健師を目指す方は、「目指したい保健師の種類」「深めたいスキル」など、保健師になる動機や目的を明確にしましょう。動機が曖昧なままだと、転職後に「やっぱり自分には向いていなかった」と後悔しやすくなります。保健師になりたい理由がはっきりしていれば、熱量を持って転職をスムーズに進められるほか、面接や履歴書などの選考対策にも役立ちます。
保健師免許を取る予定の看護師は、資格取得までにかかる期間や費用を計算しておくことをおすすめします。1年制の養成学校や短期大学の場合、入学金(20万円〜40万円)、授業料(50万円〜160万円)のほか、施設費や実習費など合わせると100万円〜200万円程度かかる場合が多いです。費用は学校によって異なるため、出願期間や試験日程なども含めて、学校のWebサイトで確認しておきましょう。
看護師として働きながら保健師になる際は、学校・自治体・病院の奨学金支援制度の利用も検討してみてください。
雇用保険の加入期間が通算2年以上あり、教育訓練の対象となる保健師学校であれば、ハローワークで所定の手続きを行うことで学費の補助を受けられます。自治体によっては、看護師や保健師を目指す人向けの奨学金制度があります。免許取得後に貸与元の自治体で一定期間就業することで返還が免除される場合もあるようです。
保健師の学校は全日制が多く、以下のように平日は講義や実習があります。授業の空き時間に仕事をいれると、学業と業務を両立しやすいでしょう。
| 月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 | 土曜 | 日曜 | |
| 朝~夕方 | 講義、実習 | 講義、実習 | 講義、実習 | 講義、実習 | 夜勤専従パート | 勉強 | |
| 夕方~夜 | 夜勤専従パート | 勉強 |
看護師が働きながら保健師を目指す際は、「実習の時期はいつか」「週何日の登校が必要か」といった点も、シラバスで事前に確認しておきましょう。入学試験の対策が必要な場合は、逆算して計画的に準備を進めてみてください。社会人入試は秋口(9〜11月頃)が多いので、「受験の半年前である春頃から備える」といった自分なりのプランを立てておきましょう。
保健師課程のある学校への入学が決まったら、このまま仕事を続けられるかできるかどうかを検討する必要があります。フルタイムや日中での仕事は、学業に支障が出る可能性があるので、必要に応じて仕事量や働き方を調整しましょう。
デイサービスや訪問入浴のパート・アルバイトなど、週1~2日の勤務に変更するのも一つです。場合によっては、学業に専念するために退職や休職する必要があるかもしれません。無理なく生活と資格取得を両立できるよう、最適な道を模索してみましょう。
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保健師へ転職して後悔する理由は?仕事を辞める基準や転職成功のポイント
ここでは、看護師が働きながら保健師に転職するメリット・デメリットを解説します。働きながら保健師を目指す看護師は、ぜひ参考にしてみてください。
看護師として働きながら保健師を目指すメリットには、以下が挙げられるでしょう。
収入が継続してあることで、焦らず転職活動を進められる点は大きなメリットです。職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「保健師」「看護師」によると、有効求人倍率は保健師が1.02、看護師が2.41。保健師を目指す際は、すぐに転職が決まらない可能性があると知っておきましょう。
看護師として働きながら保健師を目指すデメリットには、以下が挙げられます。
働きながら保健師を目指す際、日中に1~2ヶ月の臨時実習があり、思うように仕事のシフトに入れない可能性も。社会人入試の倍率は高くなる傾向にあるので、下調べや準備をしておくのがおすすめです。行政保健師は公務員試験の対策も必要です。看護師から保健師を目指す際に後悔しないよう、注意点も頭に入れて計画を立ててみましょう。
Dさんは、幼いころから保健師になりたいという夢を持っていました。新卒時は保健師として就職活動するものの、未経験が壁となり就職が上手くいかず、ひとまず看護師として働き始めます。しかし、勤め先で新しい患者さんが入院してくるたび、「病気になる前にもう少しこうしていればよかったのに」ともどかしくなるDさん。保健師になることをもう一度決意したDさんは「引越ししても構わないので、未経験でも保健師として働ける事業所を紹介してほしい」と、レバウェル看護に相談してくださいました。ここでも未経験者の壁がありましたが、アドバイザーが実際に事業所へ電話をかけて事情を説明し、県をまたいで4つの事業所から会ってみても良いと回答をもらえました。
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未経験だけど保健師になりたい!夢を諦めなかったから見つけられた転職先
ここでは、働きながら保健師を目指す看護師によくある質問をQ&A形式で紹介します。
「自ら学んでいく意欲がある人」「相手の立場に立った指導が得意な人」などが、保健師に向いている人といえます。保健指導を行う保健師は、相手の状況に合わせたアプローチが必要です。生活習慣なども含めて対象者を深く理解し、相手に寄り添ったアドバイスが求められます。保健師に向いている人の特徴は、「保健師に向いている人は?職場別の適性や仕事内容、キャリア例も紹介」でも紹介していますので、ご一読ください。
保健師は将来性のある仕事です。日本では、健康寿命を伸ばすことを目的の一つとして、「健康日本21」の取り組みが進められています。健康寿命とは、病気などにより日常生活の制限を受けず生活できる期間です。疾病を予防し、健康寿命を延伸するために重要な役割を担う保健師は、今後もなくてはならない存在といえるでしょう。
職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「保健師」「看護師」によると、保健師は約551万円、看護師は約525万円です。保健師には、企業に勤める「産業保健師」といった、日勤のみでも高給与を得やすい職場もあります。保健師の給与事情については、「保健師の平均給料を年齢・職場規模別に解説!看護師や助産師との年収比較も」をご覧ください。
企業の保健室などで働く「産業保健師」は、保健師免許を必須とします。ただし、「産業看護師」は看護師免許のみで応募可能です。実質的な業務内容はあまり変わらず、企業の保健師と一緒に、社員の健康管理業務に従事します。産業看護師を目指す方は、求人内容を十分にチェックしましょう。産業看護師が気になる方は「産業看護師とは?企業の仕事内容や保健師との違い、転職のメリットを解説」の記事も、ぜひご覧ください。
保健師になるには保健師国家試験合格が条件であり、看護師が働きながら保健師の資格を取得することは可能です。しかし、保健師の資格は夜間や通信制では取れないので、短大・大学、大学院や養成学校に進学する必要があります。
看護師が働きながら保健師になるには、まず保健師について学べる教育機関で最短1年履修し、受験資格を得たうえで、保健師国家試験に合格する必要があります。これから資格を取得する場合は、「看護大学・短大の専攻科や保健師養成学校」「看護系大学の3年次編入」「大学院」といった進学ルートで保健師を目指しましょう。
看護師として働きながら保健師になるためのポイントとしては、「保健師になる動機や目的を明確にする」「資格取得までに必要な費用を見積もっておく」などが挙げられます。保健師の学校では実習も行われるため、仕事量や働き方を調整したり、スケジュールを管理したりする工夫も必要です。保健師養成学校に進学する際は、学校や自治体、病院にある奨学金・支援制度を活用することで、費用面の不安を軽減できます。
とはいえ、「保健師資格を取れたとして、転職が成功するか不安」といった方もいるかもしれません。そうした方は、レバウェル看護にぜひご相談ください。レバウェル看護では、キャリアアドバイザーが丁寧なヒアリングを基にした求人情報を提案いたします。保健師を含め、自分1人で探すよりも条件に合った求人を紹介してもらえるでしょう。応募先との面談日を代行して調整することも可能ですので、在職中の方もお気軽にお問い合わせください。
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