
学歴が転職に影響するのか気になる看護師さんもいるのではないでしょうか。看護師の転職では、臨床経験や技術が重視される傾向にあります。一方で、学歴によって年収に差が出たり、就職に影響したりする場合もあるようです。
この記事では、学歴が看護師の転職や給料に与える影響について解説します。転職のポイントや、履歴書や職務経歴書の学歴の書き方も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
看護師は、学歴によって給料に差が出ることがあり、転職先によっては大卒の方が採用に有利になる場合もあるようです。この項では、看護師の学歴による給料の差や、転職の傾向について解説します。
日本看護協会の調査によると、看護師の平均初任給(2024年)の基本給は、看護3年課程卒が21万2,077円、大卒が21万7,934円と約6千円の差があります。さらに、諸手当を含む平均税込給与総額は、高卒が27万4,840円、大卒が28万2,453円となっており、差は約8千円です。

引用:日本看護協会「2024年度看護職員の賃金に関する実態調査結果(6p)」
※税込給与総額には、通勤手当・住宅手当・家族手当・夜勤手当・当直手当・看護職員処遇改善等事業に基づく手当などを含む。(夜勤がある場合は、3交代で8回、2交代で4回したものとする。)
初任給で学歴による差があったとしても、専門卒の看護師は今後ずっと大卒よりも給料が低いことはありません。職場によっても異なりますが、資格を取得したり役職に就いたりすることで、学歴関係なく給料アップは目指せます。
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新卒採用の場合は学歴で採用を判断されることもありますが、看護師の転職は、学歴よりもスキルや資格、臨床経験が重視される傾向にあります。大卒の看護師でも、病院が求める技術や経験がなければ、採用が見送られてしまうこともあるでしょう。
ただし、病院ではなく治験コーディネーターやフィールドナースなどの求人で一般企業に就職・転職する場合は、大卒の方が有利になりやすいようです。一般企業へ転職したい看護師は、「看護師は一般企業に転職できる?資格・経験を活かせる仕事やメリットも解説」の記事をご覧ください。
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看護師の転職は学歴よりも、これまでの経験やスキル、保有資格などをアピールすることが大切です。採用選考で自分の強みを十分に伝えられるように、あらかじめ今までの経験を洗い出しておきましょう。
また、応募先の病院のニーズに合わせて自己PRや志望動機を書いた方が、採用担当者により良い印象を与えられます。転職前に公式Webサイトや求人票などから、応募先の病院を調べることが大切です。看護師の転職における自己PRのポイントは「看護師の自己PRの書き方は?転職で強み・経験をアピールする例文を紹介」の記事を参考にしてみてください。
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臨床経験やスキルを重視される看護師の転職では、履歴書や職務経歴書でしっかりアピールすることも大切です。ここでは、看護師の履歴書や職務経歴書の基本的なマナーを解説します。転職活動の前に、履歴書や職務経歴書の書き方のマナーをしっかり押さえておきましょう。
履歴書の学歴欄は、西暦と和暦の書き方は全体で統一するようにし、省略せずに記載しましょう。学校名や学部、学科も同様に、省略せずに正式名称で記入するのが基本です。

学歴は新卒の就活時や記入欄に余裕がある場合、中学卒業から書いても問題ありませんが、社会人の転職では高校卒業から記入するのが一般的です。学校名や学部名が長くて1行におさまらない場合は、2行に改行して書いても問題ありません。採用担当者が読みやすいように、考慮しながら記入しましょう。
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学歴から1行開けて、中央に「職歴」と記入し次の段から職歴を書きます。学歴と同様に、病院名や部署名は省略せずに正式名称で記入するのが基本です。また、一般企業の場合は会社に入って働くことを「入社」と記載しますが、看護師は「入職」となるので注意しましょう。
| 職歴 | ||
| 平成○年 | ○(月) | 医療法人○○病院 ○○病棟 入職 |
| 平成○年 | ○(月) | ○○病棟へ異動 (まだ退職していなければ「在職中」か「現在に至る」と記載する) |
| 平成○年 | ○(月) | 一身上の都合により退職 |
| 以上 |
職歴欄の最後には、現在の状況を記載します。すでに退職していれば、「一身上の都合により退職」と記入するのが一般的ですが、閉鎖などの病院側の都合で退職した場合は「病院都合退職」と記載しましょう。まだ、退職していなければ「在職中」もしくは「現在に至る」と書きます。すべて書き終えたら、最後の行に右詰めで「以上」と記入するのが履歴書の基本的なマナーです。
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看護師の職務経歴書とは、「どのような臨床経験やスキルを持っているのか」「入職後、どう活かせるのか」をより分かりやすく採用担当者に伝えるための書類です。下記は、看護師が職務経歴書を書く際の例です。

職務経歴書に記載する主な項目には、「経歴概略」や「職務経歴」「保有資格・免許」「自己PR」などがあります。応募先の病院が求める人材に合わせたアピールを意識すると、より効果的な職務経歴書になるでしょう。看護師の職務経歴書の書き方は「看護師の職務経歴書の書き方を例文付きで紹介!自己PRのコツも解説」をご覧ください。
初めて転職する看護師は、転職エージェントを活用するのがおすすめです。転職エージェントは、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策も行っている場合もあります。応募先の病院が求める人材を把握したうえで、添削や面接のアドバイスをしてもらえるため、効率的に選考対策が行えるのも魅力です。
ここでは、看護師の学歴が転職に影響するのか気になる方によくある疑問について、Q&A形式で紹介します。
一般的に就職の際の学歴は、小学校を省略して中学校から記載します。社会人から転職する看護師は、高校の学歴から書いても問題ないようです。看護師の学歴の書き方は、記事内の「看護師の好印象を与える履歴書・職務経歴書の書き方」で確認してみてください。
一部の大学病院では、付属大学の卒業生や卒業生の子・孫の採用枠が設けられている場合もあるようです。条件が限定されている枠のため、一般で応募するよりも採用されやすい可能性もあるでしょう。気になる方は転職したい大学病院の募集要項で確認してみてください。
看護師の転職では、学歴よりも臨床経験や技術の方が重要視される傾向にあります。そのため、転職活動では応募先の病院のニーズに合わせて、経験やスキル、強みを重点的にアピールした方が採用担当者の印象に残りやすいかもしれません。また、看護師の初任給を学歴別に見ると、大卒の方が高卒よりも高くなっています。とはいえ、大卒でなくても資格を取得したり、役職に就いたりすることで、将来的には学歴関係なく給料アップが期待できるでしょう。
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