看護師の職場はいじめが多いのって本当?要因や対策を紹介

2015.1.24

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看護師の職場はいじめが多いと聞いたことがある人もいるでしょう。看護師の職場すべてでいじめがあるわけではありません。しかし、いじめが起こりやすい環境であるのは事実です。このコラムでは、看護師の職場でいじめが起こる要因や、いじめを行う看護師の特徴を紹介します。また、いじめのターゲットにならないためにできることも解説。このコラムを参考にして、気持ちよく働けるようになりましょう。

目次

看護師の職場でいじめが起こりやすい要因

看護師の職場は、ミスが許されない環境だったり、激務によるストレスが貯まりやすかったりという要因からいじめが起こりやすいようです。以下で詳しく説明するので参考にしてください。

現場の行き過ぎた指導

医療現場はどのような小さなミスも許されない環境のため、指導が厳しくなりがちで、エスカレートしいじめに繋がることがあるようです。。なかには、業務に慣れていない新人の看護師や准看護師に対して、つい強い口調で指示したり、ミスをしたときに過剰に責めたりしてしまう先輩看護師もいます。また、「昔はもっと厳しかった」といって必要以上に強い指導をされることも。あくまで指導という名目があるのでいじめとの区別が付きにくいですが、人格を否定したり、私情が入ったりする指導はいじめといえるでしょう。

希望通りの配属になりにくい

クリニックや単科の病院といった環境ならまだしも、さまざまな診療科がある総合病院では、希望の科があっても、配属されないこともあります。そのような場合、仕事に集中できず、いじめや仲間はずれなど業務と関係ない事柄に気を取られてしまう看護師もいるようです。対して、皆が前向きに仕事に向き合っている職場は人間関係が良好になりやすいでしょう。

激務によるストレス

看護師は夜勤と日勤が組み合わさるハードな勤務形態のうえ、医療事故を起こさないよう細心の注意を払って業務を遂行しています。また、患者一人ひとりの容態を把握し、適切な処置を行わなければなりません。また、中堅看護師ともなると、新人看護師の指導も業務に含まれます。そのような忙しく緊迫した環境が続けばストレスがたまり、看護師同士の雰囲気は悪くなりがちです。その結果、いじめの標的になる看護師も出てきます。

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看護師の職場で起こりやすいいじめの内容

仕事をを教えなかったり、無視をしたりといったいじめは、看護師の職場でよく起こり得ます。また、強制的な残業もパワーハラスメントに当たるでしょう。

分からない事を聞いても教えない

分からないことを聞いても教えない先輩看護師がいます。看護の現場ではゆっくり指導ができる状況ではないときもあるでしょう。しかし、十分指導ができるタイミングでもわざと仕事を教えないのはいじめといえます。そのような行動をする看護師の心理は、教えるのが面倒との気持ちのほか、「仕事を分からないままにして困らせよう」との考えがある場合も。ほかの先輩看護師に聞ければ良いですが、プリセプターが仕事を教えてくれない場合は、業務に多大な影響がでます。

陰口を言う

自分の知らないところで陰口を言われ、仲間外れにされることで、いじめを受けていることに気が付く人も多いでしょう。陰口は集団で言われることが多くため、いじめられている看護師は周りに助けを求めにくくなってしまいます。陰口を言われていると自分で認識すると、話しかけるのに抵抗を感じて必要な情報が伝達できず、業務に支障が出ることも。それによってミスが起きるとさらに非難され、いじめがエスカレートしてしまうことも考えられるでしょう。

性格など仕事以外のことまで口出しする

容姿や人格など、仕事とは直接関係ないことにまで関与するのは立派ないじめです。仕事の姿勢ややり方に関しての指摘は指導の範囲内ともいえますが、容姿や人格の否定はいくら職場の先輩とはいえ、許されるものではありません。しかし、よくあるいじめの内容であるのも事実です。

存在を無視する

話しかけても無視をしたり、挨拶をわざとしなかったりするいじめもよく聞かれます。直接厳しい言葉を投げかけられるよりも、存在を無視される方が辛いという人も多いようです。友人同士ならまだしも、職場での無視は業務にも大きな影響がでるので、許される行為ではありません。

同僚や患者の前で人の評価を下げるような言動をする

ほかの職員や患者がいる前でわざと𠮟責するのはいじめといえます。なぜなら、指導が目的ではなく、人前で𠮟責することで「恥ずかしい思いをさせよう」との思惑があるからです。特に看護師同士の場合、患者の目の前での過度な𠮟責は信用を失いやすくマイナスにしかなりません。それでも行うのは、立派ないじめになります。

余計な指摘が多い

小さいミスをいちいち指摘してくる行動もいじめの一つです。起こしたミスが、重大なインシデントに繋がるのであれば指摘する必要はあります。しかし、今指摘する必要がないような細かいことまで指摘するのは、「困らせたい」「嫌な思いをさせたい」などの思惑があるのでしょう。

不要な残業をさせる

退勤できないような雰囲気を作り、必要ないのにも関わらず強制的に残業させられるのも立派ないじめといえます。特に、残業の届け出も出させず、サービス残業を強いられた場合は注意しましょう。ただの嫌がらせだけではなく、法律にも違反する悪質なケースです。

看護師同士の会話に参加させない

看護師同士の会話に参加させずに孤立させるのは、悪質ないじめです。周囲の人を巻き込み、嫌がらせをするのは相手に大きな精神的ダメージを与えるため、許される行為ではありません。そのような状況を良くないと思う看護師がいても、自分がいじめのターゲットにされるのを恐れて、犯行できない場合もあるでしょう。

いじめのターゲットになりがちな看護師の特徴

いじめのターゲットにされる傾向にあるのは、経験が少なくミスの多い新人看護師です。新人看護師は分からないことが多いのは当たり前といえます。しかし、先輩看護師からすれば気に入らずいじめの標的にされやすいのです。また、言い訳が多くミスを真摯に受け取められない看護師も人間関係を悪くさせます。

経験の少ない新人看護師

新卒で入社した看護師や、年齢の若いスタッフは経験が少ないため、いじめに遭いやすいようです。新人看護師は業務に慣れていなかったり、知識不足によって質問が多かったりします。同じ質問を繰り返してしまうと、先輩看護師の業務を止めてしまうだけでなく、覚える気がないと思われ、冷たい態度を取られることも。質問した内容はメモに書き留めておき、いつでも見直せるように対策を取っておきましょう。また、積極的にコミュニケーションを取ることで人間関係が良好になりいじめに発展する可能性を減らせます。

何に対しても言い訳をしてしまう看護師

言われたことに対して言い訳をしてしまう看護師は、いじめに遭いやすい傾向があります。注意されたことに対し「でも」「いや」「だって」のように、一言目に否定的な答えをしてしまうと、相手に良い印象は与えません。その結果、「自分の非を認めたくない人」と思われてしまいます。言い訳が癖になってしまっている場合は、意識せずに発言してしまっている可能性があるので、発言に注意しましょう。

ミスが多い看護師

何回もミスを繰り返す看護師は、いじめの対象になりやすいでしょう。ミスの指摘をしても「気を付けます」の一点張りで、同じミスを繰り返していると仕事を任せてもらえなくなることも。さらに陰口を言われる原因にもなります。指摘は素直に受け取り、ミスを繰り返さないように対策を考えて行動すると良いでしょう。対策が見出せないときは、ほかの看護師にどのようにしてミスを回避しているかアドバイスを貰うのも一つの方法です。

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看護師がいじめに遭わないためできる対策

いじめはいくら本人に原因があっても許されません。しかし、いじめに遭わないための対策をあらかじめ取り自己防衛するのも一つの方法です。ここでは、看護師がいじめられないためにあらかじめできる対策を紹介します。

控えめなメイクや服装を心掛ける

控えめなメイクや服装を意識すると、いじめに遭いにくくなります。本来、どのような見た目をしていても本人の自由ですが看護師の職場に関しては、派手なメイクはふさわしくありません。悪目立ちしいじめに繋がる可能性があるため、ナチュラルメイクを心掛けると良いでしょう。また、仕事中はユニフォームになりますが、通勤時の服装にまで口出しをしてくる人もいるので注意が必要です。過度な露出や、通勤にそぐわない洋服は避けましょう。

ミスを減らす努力をする

業務内容だけ覚えるのではなく、自ら知識を身に付けるよう努力をしましょう。専門的な知識が身に付けば、業務をスムーズに進めることができ、インシデントやミスの防止にも繋がります。また、指摘された部分を改善しようする前向きな姿を示すことができれば、与える印象も変わってくるでしょう。

相手の意見や指示をきちんと聞く

指導する立場の先輩看護師の指導や意見を真摯に受け止め、常に素直な姿勢でいることもいじめをふせぐためには有効です。先輩看護師の指導に反抗したり、よく話を聞いていなかったりする態度はいじめのターゲットにされやすいでしょう。メモを取ったり、目を見て相槌を打ったりするとより効果的です。

いじめで職場が嫌な看護師はどうする?

自分が気を付けていたとしても、いじめが起こってしまう可能性はあります。そんなとき、対処法を知っておくと思い詰めずに済むでしょう。下記では、看護師同士のいじめで職場が嫌になってしまった場合の4つの対処法を紹介します。

転職を検討する

いじめがどうしてもなくならない場合は、転職を視野に入れましょう。たまたま、その職場が合わなかったということもあります。看護業界は人手不足でどこにいっても必要とされる存在です。どうしても馴染めない環境なら、思い切って転職を検討しましょう。

職場の見直しや改善など働きかけてみる

職場の見直しや改善を自ら働きかけるのも状況を変えるきっかけになります。職場の上司や、職場内の相談窓口に相談してみましょう。なお、相談する際は、いじめを受けた証拠を残しておくとより効果的です。一人で抱え込まず、誰か相談するだけでも気持ちが楽になる場合もあります。

異動を申し出る

特定の人からのいじめが辛いときは、系列の病院やほかの病棟への異動願いを出すのも一つの方法です。退職するよりはリスクも少なくて済みます。なお、研修や会議などのタイミングでいじめた人と会ってしまう可能性もあるので、注意が必要です。

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いじめが起こりにくい看護師の職場

単科クリニック

単科クリニックは働く看護師の人数が少ないので、人間関係がこじれにくいのが特徴です。一緒に働く人の人数が多いとその分、トラブルが起こりやすいといえます。ただし、少ない人数のなかにいじめを行う看護師がいると、常に顔を合わせて仕事する必要があるため、より辛い状況になる可能性もあるので注意が必要です。

訪問介護ステーション

訪問看護ステーションは、基本的に一人で患者宅に訪問し業務を行うため人間関係の煩わしさはありません。ただし、豊富な知識と高いスキルが求められるのでプレッシャーは感じやすい仕事といえるでしょう。

社会福祉施設

社会福祉施設では、生活を営むうえで援助が必要な方たちの看護処置を行います。社会福祉施設はグループ化されていることも多く、環境が合わない場合は異動を申し出ることも可能です。また、看護師の数は病院ほど多くないため、人間関係がこじれにくいでしょう。

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