
人手不足を理由に「仕事を辞めたい」と思う看護師もいるでしょう。ギリギリの人数で対応している職場の看護師は、疲労から人間関係が悪くなったり、休みを取りづらくてストレスを感じたりすることがあるようです。この記事では、人手不足の職場で働く看護師の悩みと対処法を解説します。また、看護師が人手不足の職場を辞める際の退職意思の伝え方や、おすすめの転職先も紹介するので参考にしてみてください。
厚生労働省の「職業情報提供サイト:看護師」によると、看護師の有効求人倍率は全国で2.41倍(2024年時点)です。看護師は求職している人に比べて求人数が多い傾向にあり、人手不足の状況だといえるでしょう。
厚生労働省「看護師等(看護職員)の確保を巡る状況(14p)」では、看護職員の退職理由について、結婚・出産や転居といったライフスタイルの変化や、心身の健康、夜勤の負担の大きさが挙げられています。
生活との両立の難しさや心身の疲労にも繋がる「業務の多忙さ」「超過勤務や夜勤の多さ」「休暇の取りづらさ」は、職場の人手不足も一因になっているかもしれません。看護師はやりがいのある仕事ですが、人手不足を理由に「辞めたい」と思うことは少なくないようです。
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ここでは、人手不足の職場で働く看護師が不満に思うことをまとめています。「人手不足でストレスを感じている」という看護師の方は確認してみましょう。
看護師の人数が少なく人手不足の職場では、1人にかかる負担が大きくなります。そのため、疲労やストレスが溜まってしまい、職場の雰囲気がピリピリしてしまうことがあるようです。
特に、小規模な職場では人間関係が固定されるため、改善が難しいかもしれません。人間関係の悩みがある看護師の方は、「看護師の転職に人間関係の悩みはつきもの?その原因や職場での改善方法とは」をチェックしてみてください。
人手不足の病院の看護師は、夜勤や残業が多かったり、休暇を取りづらかったりする場合があります。休みが少ないと、なかなか心身の疲れが取れないため、「仕事を辞めたい」と思うこともあるでしょう。
看護師は、患者さんの命と向き合う、責任重大な仕事です。そのため、人手不足で十分な教育を受けられないまま看護業務を行うことになると、技術に自信がなく不安を感じる可能性があります。
人手不足で業務量が多い職場の看護師は、今の給料では割に合わないと感じることがあるようです。たとえば病棟の看護師は、ナースコールの対応で院内を駆け回ることも珍しくありません。また、患者さんの排泄や入浴、移動のサポートも行います。人手不足の職場で働く看護師は体力的な負担が大きいため、「重労働なのに給料が低い」という不満を抱えやすいでしょう。
「忙しい職場を辞めたいけど、人手不足だから辞めづらい…」と悩む看護師の方もいるようです。業務量の多さを負担に感じているものの、辞めたらほかの看護師にさらに負担がかかるため、辞めると言いづらい場合があるでしょう。また、辞めたら患者さんに迷惑がかかると思って退職できない看護師もいるようです。
人手不足が原因で転職された看護師さんのお話を紹介しています。
ここからは、人手不足で看護師を辞めたいときの対処法を紹介するので、「今の状況を改善したい」という方は参考にしてください。
労働環境が悪くて仕事を辞めたいと思ったら、まずは上司に相談してみましょう。人手不足によって「夜勤の負担が大きい」なら日勤を増やす、「人間関係が良くない」なら異動を検討するなど、対応してくれる可能性があります。また、相談することで、自分の気持ちを整理できる場合もあるでしょう。
仕事を辞めたいと思ったら、退職する前に休暇を取ってみるのも方法の一つです。友人に話を聞いてもらったり、体を休めたりすることで、気分がリフレッシュして頑張ろうと思えるかもしれません。また、実際に退職する場合も、時間をかけて冷静に考えてから決めたほうが、後悔する可能性は低いでしょう。
人手不足で身体的・精神的なストレスが大きく、限界を感じている看護師の方は、転職を視野に入れましょう。心身の健康は大事なので無理は禁物です。ただし、少し悩んでいるという段階で、転職しても状況が改善しないと感じるのであれば、急いで退職しない方が良いかもしれません。
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「看護師を辞めたい」と思う理由は?退職の判断基準と悩みを解消する対処法
ここでは、看護師が人手不足の職場を退職するときのポイントを紹介するので、「転職の準備がしたい」という方はチェックしてみましょう。
退職する前に、どんな職場で働きたいのか、やりたい看護はなにか、整理しましょう。転職を成功させるためには、目標を明確にすることが大切です。転職後に今と同じ悩みを抱えないように、職場選びで重視するポイントを決めておきましょう。
仕事を辞めると決めたら、看護師長といった直属の上司に、退職の意向を伝えましょう。退職を申し出る期日は、就業規則によって設定されている場合が多くあります。円満に退職するためには、就業規則を確認し、余裕をもって早めに話してみましょう。
また、上司に退職理由を聞かれたときは、キャリアアップのためといった前向きな理由を伝えるのがおすすめです。職場の愚痴や悪口を言うのは、トラブルの原因になる可能性があるので避けましょう。
人手不足の職場を退職するのは、申し訳ないと感じる場合もあるでしょう。しかし、問題があるのは無理な人員配置なので、自分を責める必要はありません。退職の意思が固まったら、情に流されずに話を進めましょう。
上司から引き止められたときは、職場への感謝を示したうえで、退職する意思は変わらないことをはっきりと伝えましょう。「患者さんや同僚のため」と情に訴えかけられた場合も、雰囲気に流されずに意思表示をすることが大切です。
また、引き継ぎを十分に行う旨を伝えて、「退職したら業務に支障が出るのでは?」という病院側の不安を払拭しておきましょう。
直属の上司に退職を受け入れてもらえない方は、さらに上の立場の上司に相談してみましょう。伝える相手を変えることで、承諾してもらえる可能性があります。もしも、それでも退職するのが難しいという場合は、労働基準監督署への相談も視野に入れてみてください。
転職エージェントは、転職のサポートだけではなく円満退職に向けた協力も行っています。「辞めたいのに辞められなくて困っている」という看護師は、一度登録して相談してみるのも一つの手段です。引き止められている場合でも、エージェントからどう対処したら良いかアドバイスをもらうことができるので、1人で悩まないようにしましょう。
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人手不足を理由に転職する場合は、今と同じ不満を感じない職場を選ぶことが重要です。以下では、おすすめの転職先をご紹介するので確認してみましょう。
夜勤が多くて負担だと感じている看護師には、日勤のみで働けるクリニックがおすすめです。たとえば、美容クリニックは人気がありスタッフが多いので、無理のないシフトで働ける可能性が高いでしょう。また、耳鼻科や眼科などは、身体介助の必要な患者さんが少ないため、体力的な負担が軽い傾向にあります。
クリニックは日勤のみで働けるので、生活リズムが安定しやすいです。しかし、小規模なクリニックは看護師の数が少ないため、急な休みや育休などを取りにくい場合があります。
人手不足による忙しさで悩まないためには、人員配置を事前に確認しておくと良いでしょう。クリニックの働き方の詳細は、「看護師で転職先にクリニックを選ぶメリットは?仕事内容や平均年収も解説」の記事を参照してください。
介護施設で働く看護師の主な業務は、利用者さんの健康管理です。そのため、病院やクリニックに比べると医療的な処置を行うことは少ないでしょう。介護施設では、介護職員と協力して業務を行うため、利用者さんの対応で困ったときには相談しやすい環境にあります。
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職場の人間関係に悩んでいる看護師には、訪問看護ステーションがおすすめです。訪問看護で一度に対応するのは、一人の利用者さんのため、同時に呼ばれて対処できないということはありません。また、訪問看護はシフトの融通が利きやすいので、仕事とプライベートを両立させやすいというメリットもあります。
ただし、訪問看護は基本的に一人で利用者さんの家に行って看護を行うため、スキルに不安がある場合は働くのが難しいかもしれません。
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人手不足によって教育が不十分なことや、給与が割に合わないということに不満がある場合は、規模の大きい病棟への転職がおすすめです。今と同じように「忙し過ぎる」と悩まないためには、事前のリサーチが重要となります。福利厚生が充実していたり、離職率が低かったりする職場は、働きやすい可能性が高いでしょう。
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ここでは、人手不足で辞めたい看護師によくある質問に回答します。「人手不足の職場から転職したい!」という方はご覧ください。
今後の活躍を期待して採用する職場はあるため、新人看護師も転職は可能です。ただし、「すぐに辞めるのでは?」と思われてしまう場合もあります。新人看護師が「仕事を辞めたい」と思ったら、まずは理由を整理してみましょう。もしも、業務が忙し過ぎて体調を崩してしまったり、パワハラを受けていたりする場合は、早めに転職した方が良いといえます。新人看護師の転職事情については、「新人看護師が転職活動を行う際のコツって?成功のカギは「第二新卒」の求人」を参考にしてください。
人手不足で業務に負担を感じている看護師におすすめの転職先は、クリニックや介護施設、訪問看護などです。福利厚生が整っている職場は、働きやすい可能性が高いでしょう。詳しくは、「人手不足の職場を辞めたい看護師におすすめの転職先」をチェックしてみてください。
職場の人手不足を理由に「仕事を辞めたい」と思う看護師は少なくありません。退職したいと思ったら、まずは上司に相談してみましょう。相談しても業務量の多さが改善されない場合は、転職を視野に入れると良いかもしれません。
看護師が円満に仕事を辞めるためには、早めに退職の意向を伝えることが大切です。引き止めに合った場合も、妥協せずにしっかりと意思表示をしましょう。なお、人手不足に悩む看護師におすすめの転職先は、クリニックや介護施設、訪問看護ステーションなどです。
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