
今回は、医療現場でのKYT(危機予知トレーニング)についてまとめました。正しい知識を身につけて実際の現場での危険を回避できるようにしましょう。
以下について書いています。
KYTトレーニングを行うときの参考にしてください。

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職場や作業にひそむ危険な要因を見つけ、解決策を考える能力を高めるため、元々は産業・工学界で誕生したものです。その後、医療事故防止のために医療界でも取り入れられるようになりました。医療現場の中にひそむ危険を予測し、あらかじめ対策を立て、それを実践するトレーニングを行うことで、危険を察知する能力の向上と、医療事故防止につなげることが目的です。
それぞれ2つの事例について見ていきましょう。

このイラストからどんな危険が予知できるでしょうか。

このイラストから4つの危険を予知できます。
①分注時の針刺し
採血後に分注を行うときは、手元から目を離さないようにして、分注用ホルダーや試験管立てを使用するようにしましょう。
②止血が十分に足りず内出血を起こす
採血後は5分の止血が必要です。抗凝固剤を服用している患者さんは、10分以上の止血が必要です。必要に応じて止血バンドを使用するなどしましょう。
③針を床に落とすことによる針刺し
針を床に落とすと、自分の足に刺さったり、気づかずほかの人が踏んでしまう危険性があります。針捨て容器はすぐに捨てられる場所に置くようにしましょう。また、オーバーテーブルの上は食事をする場所でもあります。不潔になるので置かないようにしましょう。容器の中に針が一杯に入っていると、飛び出した針が刺さる恐れもあります。容器の8割入っていたら事前に交換しましょう。
④採血スピッツの患者さん間違い
採血スピッツが患者さんごとにまとまっていないと、間違えてほかの人のスピッツで採血や分注をしてしまう恐れがあります。必ず患者さんごとにトレイなどに分けましょう。

このイラストからどんな危険が予知できるでしょうか。

このイラストから5つの危険を予知できます。
①点滴スタンドの転倒
輸液ポンプやシリンジポンプをスタンドの上部に固定すると不安定になり転倒しやすくなります。床から90cm位の高さに固定しましょう。また、点滴スタンドの脚の真上に設置することも大切です。
②シリンジポンプからの薬液の急速投与
シリンジポンプが点滴ルート刺入部よりも高い位置に設置されていると、何らかのトラブルでシリンジが外れた場合、重力により薬液が急速投与されるサイフォニング現象を起こすことがあります。シリンジポンプは輸液ラインの患者側接合部と落差がないように高さを合わせるようにしましょう。
③車椅子移乗時の転倒
車椅子のブレーキをかけ忘れていると、移乗時に車椅子が動いてしまい転倒する恐れがあります。慌てているときこそ忘れがちです。必ずかかっているか確認するようにしましょう。また、患者さんの様子を観察して、1人での移乗が危険と判断した際は、応援を呼ぶようにしましょう。
④衣服による転倒
衣服がきちんと着れていないと引きずってしまい転倒する恐れがあります。排泄後ににきちんと着れているか、ずれがないかを確認するようにしましょう。
⑤手すりバーの下げ忘れ
手すりバーが上がったままになっていると患者さんの立ち上がり時に力が入りません。立ち上がる前に手すりが下がっているか確認しましょう。
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危険を予知して事前に対策を講じることは、医療現場において患者さんの安全や命を守ることに繋がります。KYTトレーニングを行い、危険を察知する能力の向上と、医療事故防止に勤めましょう。
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看護師から寄せられる“よくある質問”
Q. 現役看護師が一番稼げる科はどこ?
一般的に、高度な医療を提供する診療科や収益の多い診療科・クリニックは、高収入を得られる傾向にあります。病院だと救急救命科やICU(集中治療室)など、クリニックでは美容クリニックや人工透析クリニックなどが挙げられます。「看護師が一番稼げる科はどこ?高年収のクリニック・病院や転職のポイント」では、看護師が稼げる科を、詳しく解説しています。規模別の平均給与や、高収入な職場へ転職する際のポイントも紹介しているので、求人探しの参考にしてください。
Q. 看護師がのんびり働ける勤務先は?
病院であれば緊急対応や体力を消耗する業務が少ない外来や回復期・慢性期病棟。病院の外来やクリニックであれば重症患者の処置が少ない診療科は比較的落ち着いた環境といえるでしょう。自身のペースを大事に働きたい方は、現職の悩みを解決できるような環境・働き方を選ぶことがポイントです。「のんびり働きたい看護師向け!おすすめの職場や病院以外の仕事を紹介」では、のんびり働ける勤務先の条件や、おすすめの職場・診療科、のんびり働ける仕事のメリットやデメリットも解説しています。職場探しの参考にしてください。
Q. 看護師1年目で転職しても大丈夫?
1年目であっても転職は可能です。新卒として入職後3年以内に転職する「第ニ新卒」を歓迎する求人も多数出ている状況です。心身に不調がある場合や、職場でハラスメント・法律違反が横行している場合は、無理せず環境を変えたほうが安心です。「看護師1年目で転職しても大丈夫。病院以外の職場や好印象の退職理由を紹介」では1年目の看護師が転職したくなる理由や、仕事が辛いときの対処法、 おすすめの職場などをまとめています。新人看護師が転職に成功するコツや退職の際の注意点も解説しているので、参考にしてみてください。
Q. お礼奉公中でも転職は可能?
お礼奉公の途中でも、看護師が仕事を辞めることは可能ですが、途中で退職してトラブルに繋がるケースもあるので、辞める場合は注意が必要です。「お礼奉公中だけど辞めたい看護師へ!奨学金に関する疑問に答えます」では、「お礼奉公中の看護師は仕事を辞めても良いか」「途中で辞めると奨学金の支払いはどうなるのか」といった疑問や不安にお答えしています。また、奨学金の一括返済を求められたときや、退職を拒まれたときの対処法についてもご紹介しているので、お礼奉公がネックで前に進めずにいる方は、ぜひ参考にしてください。
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