奥さんは看護師
2021.9.6
まず初めに、みなさまコロナ感染再拡大下におきましてお疲れ様です。そして心よりありがとうございます。
さまざまな立場、責任、職務の中で本当にギリギリな状態かと思います。能天気な行動やイベントが開催されるたびに助走をつけてビンタしたい衝動にかられますが、サラリーマンの私でも昨今の状況については憂いております。感謝と共にみなさまのご健康を陰ながら祈っております。
そんなコロナ禍の大変な状況ではありますが、ブラック職場にありがちなことと、それを見てきた私なりの解決策をあげてみましたので興味がありましたらぜひ。
ありがちなことについては、以前Twitterでこんな投稿をいたしました。それぞれ細かく説明させていただきます。
心当たりがある方も多いと思いますが、やたらと周囲を威圧する雰囲気の人や、「その人が言ったら何も文句言えない」みたいな人いませんか?
こういう人がいる場合、そもそものマネジメントが機能しないためブラック化していきます。
かの有名なピーター・ドラッカー(日本では『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」で有名ですね)は、著書の中で「マネジメント=人である」と言っています。
こういったパワープレイをするのが好きな人や、常態的にその人の言うことが通ってしまう職場は害悪でしかありません。
組織において「効率」はとても大切であり、当然意識していかなければならないことでもあります。ところが、「効率」という毒リンゴにもなり得るものの取扱いは注意しなければなりません。なぜならば「みんな同じではないから」です。
右も左もわからない新人もいれば、復職して間もない人もいるでしょう。臨床経験が少ない人もいるでしょう。
そういったさまざまな人がいるなかで、十分な教育もせず、一緒に苦労することもなく「効率」を追う行為。万死に値します。
働いているとその組織(病院、クリニック)の色があると思いますが、異物を徹底的に排除しようとする自浄作用を持つ組織は、文字通り黒です。真っ黒、ブラック。
こういった環境が何を起こすか?というのは想像に難くないのですが、どんどん組織が固定していきます。つまり「こうあるべき」からもっと凝り固まり、「こうしなければならない」が多い職場になります
経験ある方もいらっしゃるかもしれませんが、そうなると声を上げられなくなり、どんどん働くのが窮屈になっていきます。万死です万死。
続いてですが、もう説明する必要もないですね。弱みを見せられない、弱音が吐けない=「職場にクソの役にも立たない評論家がいる」です。
本質的な話ではなく、ネタや噂を探してるようなゴシップ好きな評論家がいて、ミスやトラブルを起こそうものなら喜び勇んでくるような人。仕事をする上で害しかない人たちですね。
最後の5つ目ですが、改めてドラッカーの言葉を借りましょう。「マネジメント=人」です。もう一度言います。組織を強くする、建設的に業務遂行していくのは「人」なんです。
人は誰しもミスをしますし、思い通りにもならない。感情がありますし、気分もあるでしょう。家庭に問題を抱えているかもしれません。
そういう相手が見えない職場、組織は私たちが思う以上に多いです。害をもたらすのも、職場に良い雰囲気をもたらすのもすべて「人」です。
人が働くことを理解しない、あるいは軽視する組織はすべからくクソです。私の経験上でも間違いありません。看護師のみなさんの世界も同じかもしれませんが、この環境を変えられるのはあなたかもしれませんし、新人かもしれません。
ブラックな職場が淘汰されることとコロナが落ち着くことを心から願い、結びとさせていただきます。
▼連載はバナーをTAP!【奥さんは看護師 バックナンバー】
vol.1 ~コロナウイルスの影響~
vol.2 ~同一労働同一賃金~
vol.3 ~失業時・育休時の給付制度~
vol.4 ~看護師業界のココを変えたい~
vol.5 ~看護師の夫としての心得~
vol.6 ~結婚相手に大切なこと~
vol.7 ~男の結婚へのマインド~
vol.8 ~我が家のお金の話~
vol.9 ~子育てのルール~
vol.10 ~看護師の家族としての心得~
vol.11 ~親になって感じたこと~
vol.12 ~看護師の人間関係と採用の話~
vol.13 ~子育てと時短制度~
vol.14 ~求人票の見方のポイント~
vol.15 ~共働き夫婦の実態~
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